冬用ジャケットを新調することに
新しい愛車を注文し、ようやく再スタート出来そうな僕のバイクライフ。
再び走り出す前にいくつか準備が必要になりました。
その一つが冬用のバイクジャケットです。
バイク探しをしている間に秋は過ぎ去ってしまい、気付けば季節はすっかり冬。しっかりしたウインターウエアを着なければとてもバイクには乗れそうにありません。
もちろん、今まで着ていたウインタージャケットがあるにはあるのですが、長年の使用でもう限界。今年こそは買い替えようと思っていたところでした。
僕がこれまで愛用していたのは、RSタイチの「ソフトシェル オールシーズンパーカ」です。
いつ購入したか覚えていませんが、少なくとも5、6年は着ていると思います。
ぱっと見はまだ着れそうなのですが、一番の問題はフロントのファスナーがダメになっていること。走っていると知らないうちに開いてきてしまうのです。これはウインタージャケットとしては致命的。高速道路で開いてしまうと閉じられず寒いのなんの・・・
開いても締め直すとしばらくは大丈夫なので、騙し騙し使ってきたのですが、それももう限界です。
衣服の修繕をしてくれるところへ持ち込んで直してもらおうかとも思ったのですが、やはりそれなりに修理費がかかる(僕が見たところでは8000円ぐらいでした)ようです。
それによく見ると、フロントファスナー以外の部分もけっこうヤレてきています。
お気に入りの一着でしたが、そろそろお役御免です。
実は去年も買うつもりだったのですが・・・
実は去年も「もう限界!買い替えよう」と思って、バイク用品店に探しにいったりしたのですが、いまひとつ気に入ったのが見つからなかったり、いいなと思ったウエアは既にサイズがなかったりしました。
いろいろ悩んだ末に最後に残ったのは・・・
「ソフトシェル オールシーズンパーカ」と
「モトレック ウィンターパーカ」
でした。
さて、どちらにするか。
両者の違いをご紹介してみます。
「ソフトシェル オールシーズンパーカ」と「モトレック ウィンターパーカ 」の違い
違いその1.表面素材
「ソフトシェル オールシーズンパーカ」と「モトレック ウインターパーカ」。
どちらもパーカスタイルのバイクウエアで、シルエットは良く似ています。どちらもインナーウエアを備えていて、それを付けたり外したりすることで、冬を中心に幅広いシーズンに対応できるという点も同じです。
そのふたつのウエアの一番わかりやすい違いは表面の素材です。
「ソフトシェル オールシーズンパーカ」はその名のとおり「ソフトシェル」素材で出来ています。
「ソフトシェル」とはどういう素材なのか?と思って調べてみたのですが、一般的には
『柔らかな素材感を活かした「伸縮性」と「透湿性」をもち、素材表面は「撥水性」があって多少の雨水は弾き飛ばす』
という素材です。
ただ、特定の材質を指すというより、そうした機能性をもつ素材のことをソフトシェルと称しているようです。
「ソフトシェル」に対する「ハードシェル」というのもあって、その特徴は
『張りと硬さのある素材で、伸縮性を追求しない代わりに非常に強靭。そして、ただ水を弾くという意味の撥水性ではなく、雨に強い防水性を備えている』というもの。
登山用ウエアなどで多いのはこちらですね。
そして、「モトレック ウインターパーカ」も「ハードシェル 」を持つウエアといえそうです。比較的ごわごわとした硬めの素材で風を通しにくく、表面は防水加工がされています。
違いその2.インナーウエア
この「ソフトシェル オールシーズンパーカ」と「モトレック ウインターパーカ」。どちらもインナーウエアを備えているところは同じなのですが、このインナーウエアが両者でかなり違います。
まず、「ソフトシェル オールシーズンパーカ」のインナーウエアはかなり厚い中綿を持ったウエアで、アウターとは完全に独立したウエアになっています。
一方で「モトレック ウインターパーカ」のインナーは比較的薄く、外側のジャケットにファスナーで取り付けるようになっています。インナー単体で着ることは考えられておらず、完全にアウターウエアの内張りという感じです。
エリは無く、首元のボアはアウター側のエリに付いています。
どちらが温かいかと言えば(実際に着てバイクに乗らないと断言できませんが)、おそらく「ソフトシェル オールシーズンパーカ」の方でしょう。
ソフトシェル自体厚みがあり、風を通さず断熱性も高いうえ、インナーウエアも厚みがあって中綿がしっかり入っているからです。
一方、「モトレック ウインターパーカ」のほうはハードシェルで厚みが薄く、インナーも「ソフトシェル オールシーズンパーカ」ほどは厚みがありません。
ただ、その分インナーを付けた状態でも薄く、インナーとアウターがファスナーで一体化するので、脱ぎ着しやすく、さらに内側に厚手のウエアを着込むことも出来ます。
なので、単体でより暖かいのは「ソフトシェル オールシーズンパーカ」の方でしょうが、インナーを付けた状態で更に内側に着込む(例えば薄手のダウンインナーなど)と「モトレック ウインターパーカ」の方が暖かいということになるかもしれません。
「ソフトシェル オールシーズンパーカ」はインナーが厚いので、さらに内側に着込むというのは厳しそうだからです。
僕の場合、冬の一番寒い時にはインナーにダウンを着こむことにしているので、そういうレイヤードで着るには「モトレック ウインターパーカ」のほうが向いている気がします。
ダウンウエアについてはコチラ ↓↓↓
結局今回選んだのは・・・
で、ぼくが今回選んだのは・・・・
「ソフトシェル オールシーズンパーカ」です。
ダウンとの組み合わせなら「モトレック ウインターパーカ」じゃないの? なぜこっちを選んだの???
それは、最終的にデザインで選んだからです。(身も蓋もない答えですが。)(笑)
「モトレック ウインターパーカ」のカーキーと散々悩んだんだけどなあ。
ハーレーだったらこっちを選んでいたと思うんですが、今度はKTMなのでちょと派手目の方がいいかと。
・・・って、結局選んだのって前のウエアの色違いじゃん。(笑)
「ソフトシェル オールシーズンパーカ」
ではあらためて「ソフトシェル オールシーズンパーカ」のご紹介を。
アウターはソフトシェル。高い防風性能があり風を通さないのでバイクのアウターとしては最適。生地に厚みがある(表面の下にポリウレタンの層がある)のでそれ自体保温性があります。
また、表面が撥水加工されているので、多少の雨なら防げます。
さらに撥水加工で汚れが染みつきにくいので、汚れても濡れた布で拭き掃除すればキレイに保てます。
また、今や業界標準ともいえる胸部プロテクター取り付け用ボタン「CPS(=チェスト プロテクター システム)」を装備していて、対応の胸部プロテクターを簡単に装着できます。
もちろんRSタイチ製の胸部プロテクターが付けられます。
左右分割タイプもあります。
CPSは他社にも採用例が広がっています。なので他社製でも規格が合えば装着可能です。
こちらもそうですね。
もちろん、胸部プロテクター以外のプロテクターも充実しています。
インナーウエアはそれ単体でも使用可能なもの。旅先でアウターだけ脱いでインナーで過ごす、という使い方もできそうです。
先に書いた通り、アウターとの接続は肩口のベルトのみ。アウターと一緒に脱ぎ着すると袖が抜けてしまったりして、あまり使い勝手は良くありません。アウターだけ脱いでインナーは着たまま、という使い方を重視してるんでしょうね。
ただ、その視点でみるとデザイン的にはもうひとつかなあ~。
僕は「ダウン最強論」者なので、おそらくアウターのみを着て、インナーにはダウンジャケットを着込むことになると思います。(今までもそうしてきました。)
僕がバイク用ジャケットで重視するのが、襟元と袖口。
襟元は「風が入ってこないようにきっちり締められるものがいい」と言われます。それはその通りなのですが、サイズが合わなかったり形状が悪いと首が苦しかったり、肌触りが悪かったり、ヘルメットの動きを妨げたりします。
このRSタイチのジャケットの場合、エリの部分は高さがあってしっかりとした硬さがあります。ただし、調整機構やベルクロ止めがないので、そのままでは首元から風が入ってきます。けれどインナーにしっかりしたエリのあるものを着たり、ネックウォーマーを使用したりすることを考えれば、これくらい余裕があって、しかもしっかりと高さのあるエリの方が、トータルでは風の侵入を防ぎやすく、首も苦しくないので僕は好きです。
袖口も同様で、インナーウエアや使用するグローブとの相性も含めて考える必要があります。僕はゴムで絞られていたり、ドット止めのものよりは、このようなしっかりとしたベルクロで締められる袖口の方がいいと思っています。
このへんはやはり実物を着てみないと良し悪しがわかりません。ウエア、特にウインターウエアを選ぶときはバイク用品店へ行って、それも出来ればバイクウエアを着て行って、試着してみるのがベストだと思います。
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ということで、無事ウエアもゲットしました。
後は納車を待つばかり。
あー早く着て走りたいなあ。