そうちょうちばショートツーリング・・・早口言葉みたいだなあ。
眠れぬ夜
昨夜、心に引っ掛かるちょっとした嫌な出来事があり、まんじりともせず。
布団に潜り込んでも寝つけないので、あきらめて着替え、クルマで出掛けることに。
まあ今日は休日で、特に予定もないから、マックでも行って読みかけの本でも読もう・・・
そう思ったのですが、最近のマクドナルドって24時間営業やってないんですね。（後で調べてみると、店舗によるようです。）
仕方なく、高速道路に乗って某パーキングエリアにクルマを停めちょっと仮眠をとることに。パーキングエリアも自販機とトイレ以外はすべて閉まっていました。
でも、クルマ多いんですねえ。車中泊ってやつでしょうか。
常連が多いんでしょうか。広い駐車場の、ある一角だけが、びっしり車で埋まっています。どの車も窓はバッチリ目隠しが。どういう理由かはわかりませんが、そこが車中泊するには一等地なんでしょうね。
シートを倒してうつらうつらするも、やはり眠れず。
うーん。どうせ眠れないなら、クルマじゃなくバイクで出てくればよかった・・・
その時、ふとあるアイデアが浮かびました。
たしか、前から一度行きたいと思っていた千葉のハンバーガーショップが早朝営業をやってるって書いてあったな。
調べてみると、早朝営業は夏の間らしく、でも残暑（？）が続く今年は、まだ早朝営業を続けていて、今日が最終日だという。
これは行くしかないでしょう。
急いで家に帰り、ウエアを着替えてバイクを引っ張り出しました。時刻はAM06:00。
早朝ツーリングのスタートです。
千葉の「CAFE BIGONE」へ
目指すは千葉県夷隅郡（いすみぐん）大多喜町にあるライダーズカフェ「カフェ ビッグワン」さんです。
数年前にFacebookで偶然知り、よさげな店だなあと思いつつも、実際にはなかなか訪れることはなく（千葉へ行くとついつい海鮮か勝浦タンタンメンに行ってしまうので。笑)、ずっとフォローだけしていました。
普段は10:30からの営業のようですが、夏の間は「朝ONE」と題し、AM06:00-09:00までの早朝営業をされています。今年のように異常な猛暑が続くと、もはやバイクを快適に走らせられるのは早朝しかないのですが、あまり朝早いと、せっかくでかけても店がどこも開いていません。ツーリングにでかけても、旅先での飯がコンビニでは味気ない・・・そんば我々さまよえるバイク乗りにとって、こういうお店は本当にありがたい存在です。（ただ、もうちょっと家から近いと嬉しいんですけれど。）
ベイブリッジ、アクアラインを経て国道468号線へ
家を出たときの気温は21℃。ついこの前まで朝でも30℃あったのがウソのようです。メッシュジャケットではなく、３シーズンジャケットの下にTシャツとパーカーという格好ながら、ちょっと肌寒くすら感じます。
家を出た
第三京浜から首都高。ベイブリッジを渡り、つばさ橋を超え、東京湾アクアトンネルへ突入したのがAM07:00過ぎ。三連休の最終日でしたが、ややクルマが増えて着てはいるものの、さすがに未だ渋滞は発生せず。快適に走って・・・と言いたいところですが、アクアトンネルの中はなんと29.5℃。あの夏の猛暑に比べれば全然快適ですが、今日は着込んでいるので暑いです。
途中海ほたるへ立ち寄ろうかと思いましたが、早朝営業の時間に間に合わないと嫌なのでスルー。10mの風が吹くアクアブリッジを木更津へ。この時の気温が19.5℃。さっきのトンネル内と10℃も違います。そしてここからどんどん気温が下がっていきました。
千葉へ上陸してからの道はクルマも少なく快適、だったのですが、気温がどんどん下がっていきます。18℃、17℃、16℃。いや、めちゃくちゃ寒いです。おかげで眠気も吹っ飛びます。
市原鶴舞インターで高速を降りた時、気温はなんと15℃。でも一般道に入って速度が落ちたのでようやく寒さが落ち着きました。
大多喜街道（297号）はクルマも少なく、信号もほとんどない道。快走路ですが、あえて飛ばさず、制限スピード以下でのんびり走ります。
大喜多町に入り、横山交差点を右折。県道27号へ。「MacGregor Country Club」という緑のゴルフ場への看板のある交差点を右に曲がり、ここからは山道をどんどん登っていきます。その「MacGregor Country Club」までの道は比較的ひろくてきれいですが、それを過ぎると道は急激に狭く、険しくなっていきます。
ここはまだ広いですが、この先もっと道幅は狭くなっていき、車一台通りのがやっとという感じの道になります。
途中、クルマに轢かれたのでしょうか、ここ数年房総半島で大繁殖しているというキョンの亡骸が。かわいそうですが、こんな道で急に飛び出されたら、こちらの身も危険です。いっそうスピードを落として慎重に走ります。
やがて、路肩に「cafe BIGONEはこちら」の看板が。ナビが無いとなかなか判りづらい道ですが、一本道なので途中で迷う心配はなさそうです。
そこからお店までは、さらに100mほど登った先なのですが、その道はかなりデコボコな未舗装路。一瞬ビビったのですが、その未舗装路の脇には幅1mほどの幅で舗装された部分があるので、大型のバイクでも問題ありません。（ただ、たまたまバイクが対向してきたらちょっと焦るかも）
cafe BIG-ONE
カフェ ビッグワンは「風の村」と呼ばれる、キャンプ場などのある施設内にある、山小屋風のお店です。
NO BIKE NO LIFEがキャッチフレーズのお店。この奥にはキャンプ場があります。
カフェ ビッグワンの全景。フェイスブックで写真を見たときは、もっと大きなお店なのかなと思っていたのですが、小さな山小屋（失礼！）という感じのお店です。
店の中にもテーブルがありますが、やはり落ち着くのは屋外のテラス席。この日は既に常連と思しきお客様でテーブル席は埋まっていたので、僕は反対側のテーブルにひとり陣取りました。
僕がオーダーしたのは、ローストビーフのサンドとマンゴージュース。朝ONE＝モーニングタイム限定のメニューです。同店の名物料理であるハンバーガーが食べられないのは少し残念ですが、これはこれで美味。朝の自然の中で食べるその味は最高です。
フェイスブックで見ていた時は、もっと大きなお店なのかなと思っていたのですが、思ったよりはこじんまりとしたログハウスでした。
でも店内へ入ると、様々なアメリカングッズやオリジナルTシャツ、オリジナルグッズなどが所狭しと並び、圧倒されます。楽しいお店です。（なんか緊張してあんまりゆっくり見られませんでした。ｗ）
カウンターでオーダーするとき、「寒かったでしょ？」と気さくにオーナーから声を掛けていただき、ちょっとホッとしました。
食事は外のテラス席でいただきました。常連と思われるお客さんが沢山いて「こんにちは」と声を掛けていただいたので、僕もそちらへ座ろうかと思いましたが、残念ながら席が空いてなかったので、ちょっと離れたテーブルへ。
オーナーは僕の分の料理を作り終えると、常連客の間に座り、バイク談義に花を咲かせていました。
残念ながら、その話の輪には入っていけなかったのですが、人見知りの僕にはちょうど良い距離感でした。ｗ
青い空、澄んだ空気。あちこちで目に入るバイク。うまい朝飯。
心地よい空間です。
今度来るときは名物の100%国産ビーフハンバーガーを食べたいと思います。
道の駅 木更津 「うまくたの里」
ビッグワンを後にし、早々に帰路へ。なにしろほぼ徹夜明けですから、いつ眠気が襲ってこないとも限りません。
アクアラインが渋滞し始める前にと、一気に帰るつもりでしたが、せっかく千葉まで来ながら、このまま帰るのもなあ、と思いちょっと寄り道。
「道の駅 木更津 うまくたの里」は一旦高速道路を降りる必要があるのですが、「ETC2.0なら途中下車しても料金そのまま」という看板があったので、じゃあせっかくだから、と立ち寄ることにしました。
比較的ちいさな道の駅なので、まあそれなりの感じなのかな、と思ったのですが、店内へ入ってビックリ。ひと・ひと・ひと。すごい賑わいです。
入り口に鎮座する巨大なピーナッツのモニュメント。さすがは千葉。そしてその後ろには行列が。何かと思えば、野菜の詰め放題（この日はレンコン）でした。
店内もこの通り、ピーナッツ推しです。
どんなけピーナッツ推しなんだか。(笑)
こちらも千葉の名産、千葉県産の醤油がこんなにたくさん並んでました。
店内にある、のうえんカフェレストラン 「＆TREE」。
美味しそうなメニューが並んでいますが、残念ながら、この時間はまだOPEN前でした。次回はリベンジしたい。
もちろん地元の野菜や果物もたくさん！ とにかくすごい人で身動きできないほどです。
ちょっとコーヒーでも飲みたいな、と思っていたのですが、とにかくすごい人でにぎわっていて、けっきょく何も買わないまま早々に退散しました。今度はもうちょとのんびり見て回りたいですね。
帰宅はAM10:30
「道の駅 木更津 うまくたの里」を出発し、あとはひたすら家を目指します。
けどやっぱりコーヒーが飲みたくなり、海ほたるにも立ち寄ったのですが、やはり人が多く、しかもちょうどリニューアル工事中だったこともあって、まったりする雰囲気ではありませんでした。
結局渋滞に合うこともなく、無事帰宅。時刻はまだAM10:30でした。
10月に入ってさすがに気温も下がり、早朝ツーリングにはちょっと時期外れな感じになってきましたが、クルマが少なく、その日一日が有意義に過ごせるという意味では、真夏以外でも早朝ツーリングはアリなんじゃないかなあ、と思います。
本格的に寒くなる前に、もうちょっと夏の名残を求めて早朝ツーリングを続けようかなあ、なんて思っています。
