関東でも積雪でバイクに乗れず
この週末、何度目かの ”今季最強寒波” がやってきて、関東の平野部でも雪が積もりました。
寒波よ、来るなら来い!せっかく買った電熱ジャケットが今度こそ大活躍するぞ、と思っていたのですが、さすがに雪になってしまうと、残念ながらバイクには乗れません。

朝起きたら銀世界でした。連日の大雪で苦労されている東北の皆さんから見れば、チリのような量の積雪なのでしょうけれど。

うちの近所にポツンと一本だけ立っている河津桜。ちょっと芽吹き始めているのですが、今日は雪化粧でした。

わがバイクもこのとおり。

雪を払い、カバーをとって湿気を払います。念のためバッテリーの電圧をチェックしとこうと思ったのですが、キーをオンにするとこんな表示が。しかたい。今日は家でのんびりすることにします。
午後は雪も止み、路面も乾いてきたので、ちょっと乗ろうかなとも思ったのですが、どこで凍結してるかわからないしなあ、と思い、再びバイクにカバーを掛けて、大人しく家に帰りました。
山川健一のバイク小説
こんな日は家でのんびりYoutubeでも見ようかと思ったのですが、ふと思い立ち、久々にバイク小説でも読んでみることにしました。
その昔、夢中になって読んだ山川健一さんの本が、今は電子書籍で読めるようです。
いい時代だなあ。
いくつかご紹介してみます。
山川健一(やまかわ・けんいち)
千葉県千葉市出身。千葉県立千葉高等学校、早稲田大学商学部卒業。
ローリング・ストーンズ、フェイセズ等のロックやレゲエ、ブルースを愛好し、音楽に影響を受けた作品を発表する(『壜の中のメッセージ』『星とレゲエの島』『ロックス』など)。オートバイ・フリークであり、オートバイを題材とした小説も数多く手がけた(『ライダーズ・ハイ』『サザンクロス物語』『追憶のルート19』など)。
(引用:ウキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B7%9D%E5%81%A5%E4%B8%80)
風に洗われた路。陽に灼かれた路。雨にうたれた路。そして電飾の森に埋もれた路――。幾つもの路が肩ごしに通りすぎてゆく。恋も歌も夢も友情も、そして痛みも、鮮やかなる風として心を突き抜けてゆく。バイクにうち跨った時、そう、我々は少年に還るのだ。奇妙な恋と友情の虚無と輝やきを、疾駆するバイクの高揚感とクロスさせて爽やかに描く表題作を含む、煌めきのバイク小説8編。
オートバイは、スペックのなかになど存在しない。オートバイは、陽光と風のなかに、あるいは、たたきつける雨のなかだけに存在するのだ。ライダーたちは、光を受け、風に頬を愛撫され、激しい雨に打たれながら、いつもコーナーの向こう側を見つめている。スピリチュアルな、長編オートバイ小説。
愛について語ることから物語は始まる。バイクショップのオーナー・本間陽一は、今も別れた妻を愛している。彼女が仲間とビーチに建てた黄色の家。やがて彼は宇宙の意志に導かれオーストラリアへ向かう。海と砂漠。1発の銃声。ふたつの組織。〈サザンクロス〉の謎を追う、長編冒険オートバイ小説。
短い直線を、フル加速した。タコメーターの針は、震えながらレッド・ゾーンへまわりこむ。ミラーに映る暗闇には、二本のマフラーから吐き出されるガスが溶け込んでいた。風の音と、マシンの音だけが聞こえている。他には何もない。彼らはマシンになり、マシンは彼らになる。(「追憶のルート19」より。)ほか5編収録。
ぼくの腰に回した腕に、菜穂子が力を込めた。ロードは濡れて光りながら、この世界のどこへでもつづいている。ぼくと菜穂子とマシンは、今ようやく、同じひとつの夢を見始めようとしているのだ……。長編オートバイ小説でありながら、著者自身が「鏡の中のガラスの船」の続編とも位置付ける作品。
バイク小説と呼ばれるものはいろいろあるけれど、小説として面白い、楽しめるものを書いている作家は決して多くは無いと思います。山川健一さんは、そんな稀有な小説家のひとり。ばいくだけじゃなく、クルマを題材にした小説も沢山書かれています。
冬の寒い日、バイクに乗れない日は、こんな小説を読んですごすのもいいんじゃないでしょうか。




