こんな夜にオマエに乗れないなんて・・・
雨、雨、雨でもう3週間バイクに乗れず。
さすがにバッテリーがあがってしまうかも・・・
今週土日も雨の予報だったので、どうにも我慢できず、金曜日仕事から帰宅した後、雨が振りだす前にナイトランする事に。
平日の会社帰りにバイクに乗るなんて、バイク屋にバイクを持ち込むような時以外では、はじめての事かもしれない。
スーツを脱いでバイクウエアに着替え、「夜中までには帰ってくるから」、と家人に言い残して家を出る。
まだ雨のしずくが残るバイクカバーを引っぺがし、我がバイクに跨ると、キーを回す。
「シュコォォォォォォ!」
しばらく乗っていないと、このバイク(ハーレーXL1200CX)はガソリンポンプがタンクに加圧する音がびっくりするくらい大きく鳴る。その音は夜の住宅街に断末魔の叫びのように大きく響き渡った。
音が鳴りやむのを待って、セルボタンを押す。
「きゅるきゅるきゅるきゅる・・・。」
かかりそうな雰囲気はあるのだが、エンジンは始動しない。
「あれ?」も一回。
「きゅるきゅるきゅるきゅる・・どっ・・・・。」
やっぱり始動せず。
3週間も乗らずに放置したため、やはりバッテリーの電圧が下がったのか?
と思うものの、祈るような気持ちで、もう一度。頼む!と思いつつセルボタンを押す。
「きゅるきゅる・・・ガッ!、ガガガガガガ」
ギア同士がたたき合うような異様な音が響いた。
「これ、やばいかも・・・・・」
バッテリー上がりか? でも異音が・・・
3週間も乗らなかったので、バッテリーが弱まっている可能性は当然ある。
でも、まだ新車で1年しか乗っていないこのバイクのバッテリー。たった3週間で上がってしまうのか? それよりこの音は一体なんなのか?
バッテリーが弱り、エンジンを回しきれなくなったセルモーターが空転しているような音に思えなくもない。
バイクショップに電話してみると「確かにバッテリーが弱まると、セルが空回りする場合もあります。」との返答。
だとすれば、バッテリーを外して充電さえすれば、すべて問題解決となる可能性もある。だが、あまりに異様な音だったので他に原因が無いとも限らない。
そこで任意保険のロードサービスを利用してレッカー車を手配し、バイクショップへ運ぶことにした。こんな経験は、約30年バイクに乗っていても初めてである。
本当にバッテリーが弱っているだけならいいんだけれど・・・(ToT)
明日レッカー車が来る。充電だけで済めばいいんだけどなあ。