我がハーレーの必需品 モバイルジャンプスターター
バッテリーがしょっちゅう上がる我がスポーツスター(XL1200XCX ロードスター)。そのため、ジャンプスターターとして使えるモバイルバッテリーは僕の必需品となっています。
駐車場所に電源がある人は、バッテリー充電器を常時接続しておく、というのがハーレー乗りのお約束になっている感じですが、僕のように屋外駐車でコンセントがないケースは、乗らない日が続くとすぐにバッテリーがあがってしまいます。
時間があるときはバッテリーを外して家で充電するのですが、仲間とのツーリングや泊りがけツーリングの時に限ってバッテリーが上がるので、そのたびにこのジャンプスターターでエンジンを掛けて、なんとか難を逃れてきました。
寿命?愛用のジャンプスターターが充電できず
今年の春先。しばらくバイクに乗れない日々が続いたので「またバッテリーが上がってるかもしれないなあ・・・」と思い、念のためジャンプスターターを充電しておくことにしました。
ところがUSB充電器につないでも全く充電されず、充電器につないで1分もたたないうちに勝手に電源が落ちてしまうようになりました。
あちゃー。このバッテリー寿命かな??
バッテリーをよく見ると、わずかながらボディーが膨らんでいます。
こうなると破裂や発火の危険もあって危ないので、すぐに充電をやめ、あきらめて廃棄することにしました。
購入してから約2年ちょっとで寿命となりました。
” わずか2年ちょっとで使えなくなるなんて。工業製品としてどうなの? ”
という声もありそうですが、ジャンプスターターとして使うのはモバイルバッテリーにとってかなり負荷の高い使い方でしょうから、まあ致し方ないのかなあ、と思います。
僕自身はこのジャンプスターターに10回近く助けられているので、もう充分に元はとったといえるでしょう。
再度、僕の考えるジャンプスターターの選び方とは・・・
というわけで、本格的な冬が来る前に、新しいモバイルバッテリーを購入することに。
以前も書きましたが、僕が考えるバイクのジャンプスターター選びのポイントをあらためて記すと・・・
といったところです。
①必要十分な「最大電力」があること
モバイルバッテリーのパワーを示す値としては「容量」と「最大電力」があります。
「容量」はセルを回せる回数。一方で「最大電力」はセルを回す力と言えます。
最大電力が小さいと、小排気量車のセルはまわせても、大型バイクやクルマのセルは回せない、かもしれません。
じゃあ何アンペアの製品を選ぶといいのか?は難しいところですが、僕が今まで使っていた GOOLOOの「GP100」という製品のピーク電流は最大450Aだったので、それ以上のものから選びたいところ。
ただ、数字が大きければ大きいほど良いかというと、まあそうなのですが、容量の大きいバッテリーは大きく重いので、それとの兼ね合いになります。
②家に置いておく、あるいは車に積んでおくなら大きく重くてもいいんですが、万一に備えてバイクでも持ち歩くとなると、できるだけコンパクトで軽い製品がいいですよね。
③クリップが大きいと持ち運びの時に邪魔、ということもありますが、バイクのような小さなスペースに押し込まれたバッテリーは、クリップが大きいと端子を挟むことができない場合があるからです。
ただ、このクリップの大きさというのは製品仕様をみてもほとんど書かれていません。本体の写真と見比べて判断するしかありませんが、本体の大きさもいろいろなので、そこが難しいところ。
④大容量のモバイルバッテリーは充電にも時間がかかります。出来るだけ充電にかかる時間は短いに越したことはありません。
⑤ジャンプスターターを使うのはあくまで非常用。なので、いざ使う時に「不良品だった」なんてことになったら目も当てられません。とはいえ、初期不良のない(少ない)製品を見つけ出すのはなかなか難しいですよね。せいぜいAmazonなどの購入者レヴューを参考にするくらい。
まあ、モバイルバッテリーとしてちゃんと使えてるなら、ジャンプスターターとしても正常に機能する可能性が高いでしょうから、普段からモバイルバッテリーとしてマメに使う、というのが寿命を延ばす意味でも重要だと思います。
二台目のジャンプスターター選び
上記①~⑤を基準にAmazonでジャンプスターターを探してみましたが、やはり僕のおすすめジャンプスターターのNo.1は、前回購入したのと同じ、こちらの商品だと思います。
GOOLOOの「GP-100」です。
大きさは 13.1 x 7.5 x 2.5 cm で、重さはわずか300g。コンパクトで軽いのに、最大電流は450mA (容量は10000mAh)。クリップはそんなに小さくはありませんが、スポーツスターのバッテリー端子にもなんとか繋げられる大きさです。
でも、今回も同じものを選ぶのはちょっと面白くありません。
そこで、今回はコチラを選んでみました。
同じGOOLOOの「GP80」です。
大きさは15.8 x 8.7 x 2.6 cm、重さは350gと「GP100」より一回り大きく、50gほど重いです。
ただ、製品一式を収めるポーチは同じモノなので、持ち運びという点ではほとんど差がありません。
大きさは新しいGP80のほうが若干大きく、若干重い。その点ではGP100の方が良いのですが、最大電力はGP100が450Aなのに対し、GP80は最大800A。と大幅にパワーアップしています。
450Aでも問題なくスポーツスターのエンジンをかけられましたが、800Aあればより力強くセルを回せると思います。
これは使ってみるのが楽しみです(・・・・いや、使う機会はないに越したことはないのですが。)
秘密兵器発見?
モバイルバッテリーを使ってのジャンプスタートは非常に簡単で、基本的にバッテリーの端子にクリップをつないでエンジンをスタートするだけなんですが、スポーツスターの場合、いちいちシートを外さないいけないのが結構面倒です。
特にツーリングに行こうとしている時にバッテリーが上がると、シートを外す為にいちいちシートに括り付けたバッグを降ろしたり載せたりしないといけません。
早朝出発のときなど、エンジンが掛かってからまごまごしていると、近所迷惑甚だしい事態になります。(まあ、僕のバイクは車検対応マフラーなので、そんなにうるさくはないですが。)
ジャンプスターターを使う機会はそうそうないとはいえ、なんとかなんないかな~と思いつつ、Amazonでジャンプスターターを検索していると、偶然こんなものを見つけました。
片側はバッテリーにつなぐ丸端子。もう片方はモバイルバッテリーに直接つなげるEC5メスコネクタになっているケーブルです。
これをバッテリーにあらかじめつないでおけば、EC5メスコネクタをジャンプスターターにつなぐだけでジャンプスターターとバッテリーがつながります。
更に見つけたのがこちら↓↓↓
片側はEC4のジャックですが、反対側はSAEプラグになっています。
これをハーレーの充電用端子につなげれば、直接バッテリーにつながずとも、非常時だけ簡単につなげてジャンプスタートすることが出来る?・・・・気がします。
しかもワニ口クリップを使う必要がなくなるので、非常にコンパクトに持ち運ぶことが出来ます。ジャンプスターター本体より、クリップやケーブルの方が大きくて場所をとるからです。
ただ、EC4のジャックに直接接続するということは、付属のジャンプスターターケーブルを使わないことになります。付属のジャンプスターターケーブルには安全回路やブーストキーがついていますが、これが無くなるということです。
あらかじめバッテリーにケーブルを繋いでおけば、接続ミスやショートなどのトラブルが起きる心配は少なくなるでしょうが、何かあったらバイク本体の電子回路が飛ぶことも考えられます。
そこまでいかずとも、充電ケーブルはヒューズがつながっていますあkら、ジャンプスタートした瞬間にヒューズが飛ぶ可能性は高いと思われます。
果たしてこれ使えるんだろうか? 使って大丈夫なんだろうか?
そう思ってAmazonのレヴューを見てみると、「これは便利そう」「こんな商品を探していた」という書き込みはたくさんあっても、実際に「使ってみた」、というレヴューはほとんど見られません。
う~ん。
いっそ僕自身が人柱になって、自分のハーレーで試してみる、ということも考えましたが、あまりにもリスクと失敗したときのダメージが大きすぎる気がして踏み切れませんでした。
***
簡単につないでジャンプスタート出来るし、接続の為にいちいちシートを外す必要もなし。その上、持ち運びの際もコンパクトになるので気軽に運べるでしょう。
使ってみたいんだけどな~。
どなたか使ったことがある方がいらっしゃったら、是非感想を聞かせてくださいませ。
よろしくお願いいたします。
コメント
こんにちは、ご無沙汰です。
おそらくですが、そのユニット(ブーストキーなどが入ってるとされるもの)がないと起動しないかと思います。そのユニットにコンデンサーなり入ってて大電流を生み出せる仕組みになってる(バラしてみないとなんともですが)はずです。
また、バッテリーに直接繋ぐ充電器用のケーブルでモバイルスターター用のバッテリーを繋げたとしても(使える前提でも)、数十アンペア流せる線の太さも、それに耐えるヒューズもないかと。もし直結して繋げたとしても、最悪ケーブルが燃えます。EC5コネクター自体もおそらく20A程度かなと。
面倒ではあるのですが、そのユニットからバッテリーに繋がないとセルは回らないでしょうし、トラブルを防止できるかと思います。
まつださん
こんばんは。コメントありがとうございます。(返事が遅くなってすみません。)
取説をみると、バッテリーの電圧がそれなりにあるときはそのまま、低い時はブーストボタンを押せとかかれているので、何らかの蓄電→放電をしているんだと思います。
ただおっしゃられる通り、セルを回すだけの大電流を流すのはやっぱり不安ですよね。
コメントいただいて、やっぱりやめといた方がいいな、とあらためて思いました。アドバイスありがとうございます。
自分の持っているモバイルスターターのバッテリー出力部分をテスターで見たところ、16v弱はあったので、電圧的には足りてはいました。
ユニット付けてその電圧測ってもおなじ程度。ですのでそのユニットは昇圧などはせず、やはり保護回路メインかなと思います。
さて、だからダイレクトに回せるかというと先ほどの電流問題もありますし、自分ならとりあえずもし直結したとしても単なる充電器として、10分程度繋げてから、モバイルスターターを外してトライしてみるかな…。
まつださん。コメントありがとうございます。
16V弱ですか。結構ありますね。モバイルバッテリーの大きなやつ(電圧が高いやつ)をつないで、バイクのバッテリーをチャージするって出来るんですかね。間にダイオードとか入れないとだめなのかなあ。(わたくし電気関係はさっぱりなので。)それが出来ればうれしいんだけどなあ。駐車場所にコンセントが無いので、冬場は定期的にバッテリーを外して充電してるんです。バッテリーの脱着もすっかり慣れましたが、やっぱり面倒なんで。
ごぶさたしてしまいました。
その後自分のスポスタもバッテリーが弱くなってきて同じ問題が…。出先にジャンプスターター持ち運ぶハメになっております。もううちの子も2週間乗らないと再充電です。
モバイルバッテリーが16Vあれば、そのままつなげば電圧は高い方から低い方に流れるので、バイクのバッテリーが12V程度でしたら勝手に流れていきます。ダイオードなどなくても大丈夫です。万一バイクのバッテリーが16V以上あったりすると逆流するのでマズいですが…(リチウムイオンはクセがあるので変なことすると燃えます)。
セルが回らない状態なら大丈夫ですが。また、そのうち電圧が均衡したら流れなくなります。
今回自分もあげてみて、確かにこれは面倒だな…と思いました。充電器あってもあのクソ固いサイドカバーあけるのも面倒ですし…。モバイルバッテリーでやる場合にはシート外すだけなので、そっちでスタートさせましたが。シート外して見えるプラス端子にブースターつなげてもう片方のマイナス側は車体(シートボルト)にクランプしてました。
ロードスターはうちのアイアンとはバッテリーの見えるところが違うのかしら。
しかしながらハーレーのバッテリーの弱さは気になりますよね。新しいの買おうかと思うのですがアイアン手放すかもしれないので悩むところです。3年半使ってるバッテリーなんだから寿命的には十分なのかもしれないですけど。
まつださん コメントありがとうございます。
あらら、ジャンプスターター持ち運ばれてますか。でもまあバッテリーが3年半使えてるならまだいいですよね。僕は5年間で今4個目のバッテリーですから(まあ完全にダメになる前に換えている、というのもあるのですが。)
バッテリー同士の接続ですが、電圧差があればちゃんと低い方に充電されるんですね。その辺に詳しい友人にも聞いてみたのですが、まつださんと同じことを言ってました。
先日、バイクのバッテリー充電にも使えるポータブル電源というのを紹介しているサイトがありました。重さは1.5KG。値段は2万円ほど。買おうかなあ、どうしようかな、とちょっと悩んでます。
というのも、何度もバッテリー充電してるので、もうバッテリーの脱着作業にすっかり慣れてしまったからです。純正のバッテリーなら脱着に5分かからないです(westcoなど、非純正のバッテリーは脱着が面倒でしたが。)。まあそれでも面倒と言えば面倒なんですけどね。
ちなみにスポーツスターは2014年式ぐらいからバッテリーのプラスとマイナスの向きが逆になりましたが、シートを開けて見えるのがプラス端子なら、ぼくのロードスターと同じだと思います。それ以前の時はバッテリーの脱着がとても面倒だったそうですよ。
僕のバッテリーも今回は3年位もってくれるといいんだけどなあ。