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ウラガミワークスのホイールリムステッカー貼りに挑戦!!

地味なデュークに色を差したい!

黒一色という、KTMらしからぬカラーリングの我が 890 duke。よく言えばシック。悪く言えばとっても地味です。

この色を選んだのは、もう一つのカラーリングであるオレンジ/ブラックモデルの配色が今一つ気に入らなかったから(オレンジは好きなんですが、タンクがオレンジというのがちょっと・・・)。

今あらためて見るとこれはこれでカッコイイな・・・

もう一つの理由はいずれステッカーチューンしてみたいと思ったからです。(ベースが単色の方がステッカーの選択肢が増えるだろうと思うので。)

KUNGFU GRAPHICS(カンフー グラフィックス)SPORTS BIKEスポーツバイク カスタムデカール フルキット ビニールステッカー (オレンジ) 適合 KTM デューク890R 890 R デューク 890R 890 R DUKE 890R 890 R DUKE890R 890 R 2020 2021 2022 (シートカウルステッカーを含める), デザイン番号 KTDK7917N003-KO-SC

まあ、車体全体のステッカーチューンは、今のブラック一色に飽きたらでいいかな、と思っているのですが、リムステッカーぐらいは貼ってみたいな~と思っていました。

【GP STYLE jp】ローテーション リムステッカー リムライン デカール ヤマハ ホンダ スズキ カワサキ ドゥカティ (レッド)

ただ、あまり気温の低い時期はステッカー貼りには適さないので、暖かい季節になるのを待っていました。(15℃~25℃が最適だそうです。)

桜も散り、いよいよゴールデンウイーク。ただ今年のGWはずっと天気が今一つの予報だったので、こりゃあーいじるならこのタイミングしかありません。

というわけでリムステッカーを購入し、貼ってみることにしました。

選んだのは ”ウラガミワークス”

リムステッカー(リムデカール)はホイールのリムにラインを入れるためのステッカーです。本来はペイントでピンストライプを入れるものなんでしょうが、ホイールを外して持ち込む必要があり大変ですし、費用も掛かります。

ステッカーなら手軽にリムラインを入れられますし、気に入らなければ張り替えも簡単です。

リムステッカーは国内外の大小いろんなメーカーから販売されています。

値段も1000円以下から1万円近くのものまで、ピンキリです。(だいたい3000円前後が多いみたいですね。)

ストライプテープデカール For Ka-wa-sa-ki オートバイ 17 インチホイールハブデカール装飾忍者 125 250 300 400 650 ZX-6r 10R 14R リム反射ステッカー (Color : J)

いろいろ探した結果、今回僕が選んだのは、ウラガミワークスさんのリムデカールです。

URAGAMI WORKS

安心の国内メーカーで品質も良さそうですが、なにより気に入ったのは「初めてでもシワなく貼れるデカール」というコンセプト。とにかくだれでも失敗なく貼るためのノウハウがいろいろ盛り込まれています。

なにせ自他ともに認める不器用なわたくしが自分で貼ろうというのですから、まずは貼りやすいことが最優先です。

ホイールリムデカール

ウラガミワークスさんのリムデカールはデザインはもちろん、デカールの幅(8mmと13mm)やリム角度(0°と15℃)、表面仕上げ(マット仕上げ=艶無しとグロス仕上げ=艶有り。オプション)などが選べます。

ウラガミワークスさんのリムデカールには8mm幅13mm幅があります。HPによると『KTMミドル~ビッグクラスには「8mm」が、125~390DUKE、RC125~390、690SMC Rには「13mm」がおすすめです。』とありました。大排気量車の方が細く、中小排気量車の方が太いステッカーということになるのですが、これはホイールのリム形状によるものなのか、全体のバランスによるものなのかはわかりません。ただし、ステッカーの幅が広いとリム幅に対する余裕がありませんから、13mmよりは8mmの方が貼りやすいのではないかとは思います。

さらにはオプションでカラーオーダーオーダーテキスト(文字列と色の変更)なんかもできます。

ただし受注生産となるので、納期は少し長くかかるようです。(注文から1ヶ月程度)

ですが、今回僕が選んだ仕様はかなりポピュラーな仕様だったようで、在庫があったらしく、注文から4日ほどで手元に届きました。無事GWに間に合ったのでラッキー!です。

リムステッカー貼りに挑戦!

早速届いたリムデカールを貼っていきます。

届いた段ボールケースがこれ。右上と左上の隅に下向きの矢印が手書きされて、右下には「OPEN」と書かれています。これはココからテープを剥がせばきれいに剥がれるからカッターを使うな、ということ。梱包一つにも非常に気を使われているのがわかります。

蓋を開けたところがコレ。見えないと思いますが、箱の中でデカールが動かないよう、マスキングテープで台紙に止めてあります。見た目にも美しく、テンション上がりますよね。

貼り付けに用意したものがこれ。左はフクピカ。その右はシリコンオフシート。オレンジの布はマイクロファイバーの布です。

貼り付けに際し用意したものは、まずいつもの「フクピカ」。ホイールの汚れはまずこれで拭き取ります。(汚れがひどければ洗剤+水洗い)

次に「シリコンオフシート」。塗装の下地処理などに使われるもので、貼り付け面の油分を除去し、デカールの接着力が弱まるのを防ぎます。(デカール購入時にウラガミワークスさんのHPでも注文できます。)

パーツクリーナーで代用してもいいかな、と思ったのですが、パーツクリーナーの中には塗装を傷めるものもあるので、ここはケチらず専用品を購入しました。

最後にマイクロファイバーの布です。デカール貼り付け後、空気を抜き、密着させるのに使いました。今回は布を使いましたが、本来は「スキージー」という専用の道具を使うそうです。

貼り付ける前にデカールの長さをカットして調整します。これは、同じホイールサイズでも、リム幅に対して内側寄りに貼るのか、外寄りに貼るのかによって必要な長さが違ってくるからです。この辺はウラガミワークスさんの製品の取扱説明書に詳しく書かれています。

説明書の指示に従って長さ調整のためにカットします。出来るだけ切れ味の良いカッターを用意したいところ。

カットし終えたらいよいよ貼り付けます。

貼り付ける前に、まずはホイールを綺麗に清掃し、シリコンオフシートで油分が残らないようにリムの貼り付け部分を拭きます。

ホイールがきれいになったらデカールを貼り付けますが、ここでウラガミワークスさん独自の「秘密兵器」(付属)が登場です。

ホイールの曲線に合わせて簡単にデカールを貼ることが出来るツールです。

ウラガミワークスさんのホイールリムデカールに付いてくるツール。これがめちゃくちゃ優れもの。これがあるからウラガミワークスさんのデカールを選んだと言っても過言ではありません。

台紙からリムデカールを一枚づつ切り離し、このツールを使って貼っていきます。

台紙からこのように1まいづつステッカーを切り離すことが出来ます。自分でハサミで切る必要がありません。裏紙が着いたままで切り離せるので、落として汚したり、ひっついたりといったトラブルがありません。この辺も非常に親切です。

ツールはこのように台紙ごと通して使います。

ちょうどいい取り付け位置になるようにツールを折り曲げ、ホイールの内側に沿って動かしつつ貼っていきます。(これは位置を確認しているところで、実際に貼り付ける時の手の置き方や指の使い方などは違います。)

ツールの使い方はウラガミワークスさんのHPに詳しい動画があるので、そちらをご覧ください。

リンク先:ウラガミワークスHP

ウラガミワークスのリムステッカーは独自の貼り付けツールを使うので、リムのエッジからの距離は一定に貼りやすいのですが、貼り始めと貼り終わりはこのツールが使えないため、自分で目視しつつ貼り付ける必要があります。

この時に貼り始めが内側に入りすぎたり、外側に行きすぎたりすると、最後張り合わせの時にうまく合いません。

更に、ホイールのバランサーウエイトが付いているところはウエイトが邪魔でツールが使えません。

ツールを使わない部分も他のところと同じ曲率で貼らないと(そこだけ直線的なラインになりやすい)、やはり貼り終わりの時にうまく重なりません。

なお、貼り始めと貼り終わりはどちらにせよツールが使えないので、ウエイトのところに重ね張り部分が来るよう、ウエイトの部分からデカールを貼り始めるのがいいと思います。

ツールを使う事でリムに沿ったきれいな曲線でステッカーを貼ることが出来ます。ただし、貼り始めと貼り終わりはツールを使えません。そこは目視で一定の曲線に保ちつつ合わせるのですが、これが僕には難しい。この写真でも継ぎ目が少しホイールの内側へ曲がってしまっているのが分かると思います。

ホイールのバランスウエイトが付いている部分もツールを使うことが出来ません。ここも目視で貼った結果、ちょっと曲がってしまっています。残念。

1枚貼り終えたら、しっかりとリムに密着させるため、デカールの上から布で空気を追い出すようにしごきます。ウラガミワークスさんのデカールはそれなりに厚みがあり、しっかりしているのでしわにならず、”ペキッ” という音とともに空気が押し出されます。

今回はスキージーは使いませんでしたが、特に問題は感じませんでした。面積の大きいボディーのデカールを貼る時なんかは使った方がいいんでしょうね、きっと。

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1枚目を貼り終えたあと、2枚目を貼るときに疑問が。1枚目と同じ向きに貼ろうとするとデザインが合わないのです。

上から順番に1st、2nd、3rdとなっていて、順番に貼っていくのですが、1stを時計回りに貼った後、2ndを貼ろうとすると、黒から赤へのグラデーションとはならず、いきなり黒から赤になってしまいます。したがって、2ndは1stの左端から反時計回りに貼り付けます。そのあと3rdは1stの右端から再び時計回りに貼ることになるのです。

つまり、3枚のデカールをこのように交互に逆向きに貼る必要があります。

どうやら2枚目は1枚目と反対方向に貼る必要があるみたいです。

なんでこうなってるんだろう?と思い、ウラガミワークスさんに質問してみたところ、丁寧な返信をいただきました。

順番が異なる理由としては、デザインを優先しているためです。①にメインロゴとなる「READY TO RACE」を配しており、多くの方がそのデザインをホイールのどこに持ってくるかを最初にお考えになるかと思います。また、メインロゴ周辺に重なり部分が来るのを避けるために、②と③の間に重なりを持ってきた結果、①の左右からそれぞれの方向に重ねずつなげる方法が最良と判断して設計いたしました。
また、「貼る方向を一定にしたければ、ステッカー台紙に記載の 2nd→1st→3rdの順に貼ればぐるっと同じ方向に貼れる」ということも教えていただきました。
こんな質問が出来るのも、国産の専門メーカーならではかな、と思います。

やっぱり苦戦!!

なんとか貼り終えましたが、やはりところどころにアラが目立ちます。ツールが使えるところは一定の曲線で綺麗に貼れますが、貼り始めや貼り終わり、バランスウエイトのある部分など、ツールが使えないところは目視で曲線を合わせてやる必要があります。

でもどうしても一定の曲線を保つのは難しく、直線的に貼ってしまったり、内側に入ってしまったり。するとどうしても最後の重ね合わせの部分でうまく重ならなくなります。

貼り直しはできるだけ避けたかったで、仕方なくデザインカッターではみ出した部分を切り取ることにしました。

最後の重ねがうまくいかず、はみ出してしまいました。ここだけ剥がして貼りなおす手もありますが、うまく剥がせなかったり、のり面が汚れたりしたら取り返しがつかなくなります。そこではみ出した部分はアートカッターで慎重に切り取ることにしました。

これがはみ出て部分を切り取った後。少しはマシな見た目になったでしょうか。

重なる部分を目立たない黒にしてくれればいいのに・・・と思いましたが、よく考えるとKTMのホイールはオレンジ色の機種が多く、だからオレンジ色の部分でデカールを重ねる方が目立たないのですね。

うーん、マイナーカラーはつらいです。

***

というわけで、かなり苦戦しましたが、なんとか貼り終えることが出来ました。(苦戦したのは僕が不器用なだけで、器用な方なら30分もかからないんじゃないでしょうか。)

こんな感じで仕上がりました!

仕上がりはこんな感じです。

フロントホイール側

リアホイール側

全体。どうでしょうか。遠目に見る分にはきれいに貼れているように見えますよね。(笑)

正直、近くで見ると重なり部分がはみ出したり、うまく曲線にならずそこだけ直線的になったりしています。まあそこはなんとか妥協できるレベルで仕上がりました。

これがもし、ウラガミワークスさんのデカールじゃなかったら、ウラガミワークスさんのツールが無かったら、きっと悲惨な仕上がりになっていたんじゃないかと思います。

正直なところウラガミワークスさんのデカールは少々お高いです。

今回の仕様(グロス仕上げ。幅8mm)で6,000円+送料(僕の場合は1050円)でした。

でも結局綺麗に貼れないと、また買って張り直しになってしまいます。そのことを考えると決して高くはないと思います。

(すくなくとも不器用な僕が自分で貼る前提においては。)

耐久性は今後使用してみないと判りませんが、見た感じからしてかなり丈夫そうな気がします。

***

貼り終えたときは「ちょっと派手になっちゃったかな」とも思ったのですが、しばらく眺めている間にイイ感じに思えてきました。

シュラウド部分に入った唯一のオレンジカラーとホイールリムの色が合っていて、統一感があります。全体のシックな感じは保ちつつ、すこしスポーティーな感じに仕上がったんじゃないか、と自画自賛しております。

ボディーのデカールは車種によって合う、合わないがあると思いますが、リムステッカーは比較的いろんなバイクでマッチすると思います。

手間や費用も手軽なわりに、結構イメージが変わります。

お手軽なカスタムとして、ぜひみなさんも試してみてくださいませ。

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