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バイクのスマホナビ用にタッチペンを自作する

高速道路でパニック

前回も書きましたが、所用があって千葉の野田市まで走りました。

東名高速道路 を東京方面へすすみ、首都高速3号渋谷線→首都高速都心環状線→向島線/首都高速6号→三郷線、そして最後に常磐自動車道 に入って流山ICで降りる、というルートです。

・・・・おぼえられません。

首都高って複雑で本当に走るのが難しいですよね。インターチェンジも右に左に分かれ、車線変更の区間も短く、表示も独特。一瞬の判断ミスで全然違う方向へ行ってしまいます。

もちろん一般道と違い「いったん止まって道を確認」というわけにもいきませんし。

そこで、僕のような方向音痴にとって手放せないのがカーナビ。

バイクでも、スマホを使ったスマホナビはもはやライダーの必需品といえます。

その日も千葉までスマホナビで案内されながら高速道路を走っていると、いきなり画面が変わり「このアプリは応答していません」という表示が。

突然こんな表示が・・・(イメージです。)

えー!なんで?どうして??

応答していないといいながら、どうやらナビソフトは動き続けているらしく、インカムからは道案内の音声が流れ続けています。

「このアプリは応答していません」という表示の下には

  • アプリを閉じる
  • 待機
  • フィードバックを送信

という選択肢が表示されています。おそらく「待機」を押せばこの警告表示は消え、後ろで働いているナビソフトが見られるはず。

でもグローブをはめた指でいくら画面をタッチしても、スマホは何も反応してくれません。とはいえ、停車できない高速道路上では、グローブを取って素手でスマホを操作するのは不可能です。

しかたなく、いったん高速道路を降りる羽目になりました。

とほほ。

グローブを嵌めたままスマホを操作したい

高速道路走行中にこうなったら、もう諦めるよりほかありませんが、一般道なら一旦バイクを停めてスマホを操作することになります。

安全な場所にバイクを停め、スマホを操作するわけですが、僕の普段使っているグローブはスマホ対応ではないため、いちいちグローブを外して操作することになります。

これがメンドクサイ。

夏など、手に汗をかいているとグローブを脱ぐのも一苦労ですし、あせるとグローブを地面に落としてしまったりします。

スマホ対応のグローブに買い替えればいいんでしょうが、今使っているグローブは長年の使用で手になじんでいて、出来れば使い続けたいところです。

***

・・・・と、ここまで書いてから、昔書いたこのグローブの記事を読み返したら、なんとこのグローブ、スマホ対応であることを忘れてました! 長年の使用で指先がすっかり剥げているので、もはやスマホが反応せず、もともとスマホ対応であることを忘れてしまってました。このグローブ、最初は固かったですが、今はすっかりなじんでます。

こちらが今の写真。これだけ剥げたらスマホ画面も動かないよなあ(笑)

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スマホ用タッチペンの使用を考える

そこで思いついたのがタッチペンを使うことです。スマホで絵を書いたり、細かな作業をするときに便利なタッチペン。これさえあれば、グローブを嵌めたままでもスマホの画面を操作することが出来ます。

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ただし、問題なのがこのタッチペンをどこにどうしまっておくか。そしてどうやって取り出すか。グローブをしたままの手でサッと取り出せて、サッとしまう必要があります。そう考えるとなかなかいいアイデアが浮かびませんでした。

バイクでも使いやすいタッチペンを作ろう!

何かいいものないかなあ~。

そう思いながらネットを探しまくった結果。何やら良さそうなものを2つ見つけました。

一つ目がコレです。

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このタッチペン。かなり大きくて平べったい形をしています。ユニークなのは瞬時に丸まること。多分板バネみたいなものが入っているんでしょうね。

丸まるので、ハンドルやミラーなどに巻き付けておくことが出来ます。

まあ、見た目の好みは別れると思いますが、ブラックだと目立ちにくくていいかもしれません。

もうひとつがコレ。

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感想(0件)

タッチペンというよりも、コロナ禍においてタッチパネル操作を直接指でしたくない人向けのキーホルダーです。

これの良いところは普通のタッチペンのように棒状じゃないこと。

これに磁石をつければ、タンクに貼り付けておけるんじゃないか、そう思いつきました。

というわけで早速やってみます。

マルチタッチキーを改良する

材料はこんな感じです。左からハーネステープ、マグネット、マルチタッチキー、両面テープ

Digio2 マルチタッチキー。キー型のタッチペンです。スマホ用というより、銀行のATMなどのタッチペンを直接触りたくない人向けの商品です。メーカーはナカバヤシ。3個入りなのでコスパが高いです。

中身はこんな感じ。ギターのピックみたい。薄くて軽いです。家の鍵などに付けるための輪っか付き。

こちらは100均で買ってきたマグネット。店にはいろんな大きさ、形のマグネットが売っていましたが、小さすぎるとくっつく力が弱くて落ちそうですし、強すぎると外すのに一苦労となりそうです。ひとまず吸着力2.3kgのこの大きさのものを買ってみました。

家に転がっていた適当な両面テープを磁石の形に切り取ります。

裏面にマグネットを貼り付けたところ。このままでもいいのですが、磁石は固いので相手側にキズがつかないようにします。

キズ防止のため、マグネットの上にハーネステープを貼り付けました。ビニールテープでもよかったのですが、熱で接着剤が溶けてくるといやなので、ハーネステープにしてみました。ただちょっと厚すぎたかもしれません。ちょっとカッコ悪いですが、ひとまずこれで完成です。

Duke 890のタンクに貼り付けてみたところ。色合い的にはタンクの色と同じなので目立たなくてgoodです。

我が愛車 KTM 890 Dukeのタンクに貼り付けてみました。ちょうどタンクの色と同じかんじなので目立たずいい感じです。

ただ、ハーネステープが厚すぎたのか、貼り付く力が少々弱いです。簡単にはがせていいですが、走行時の風圧で飛んでいかないかちょっと心配です。磁石に貼るテープをもう少し薄手のものにすれば、もっとしっかり引っ付きそうですが、いったんこれで様子を見ます。

付属のリングに紐を通してハンドルに巻き付けておけば安心ですが、目立たない方が良いのでこのままで使ってみることにします。(もし飛んで行ってしまったら、また作ろうと思います。タッチペンもマグネットもあと2つずつあるので。)

使ってみたら・・・

早速使ってみます。

タッチペンとしての反応ですが、正直なところ鈍いです。指先なら瞬時に反応するところが、このタッチペンだと0.8秒ぐらい押さないと反応しません。画面を立ち上げる時に4桁の暗証番号を押す(顔認証も指紋認証も無理なので)のですが、反応が悪いのでエラーとなりやすく、ちょっとイライラします。でも、まあ慣れればなんとかなるレベルです。

スクロールなどは普通に出来ます。

スマホナビを使っている時は、常に画面が立ち上がっている状態なので、暗証番号を押す必要もなく、比較的スムーズに操作できます。(目的地を打ち込んだりするのはちょっと厳しいですが。)

あらかじめタンクに貼り付けておけば、グローブをしたままでもパッと掴んで使えます。使い終わったらタンクの上に置くだけでいいので、いちいちしまう手間もありません。

普通のタッチペンならもっと反応がイイと思いますが、いちいち出し入れしたり、紐でどこかにつるしたりすることを考えれば、こっちのほうがいいんじゃないでしょうか。

100パーセント大満足!・・・ではありませんが、まあなんとか実用レベルかな、と思います。

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