S&S ステルスエアクリーナー インプレッション
何とか無事装着した S&Sのティアドロップエアクリーナー(ステルスエアクリーナー)。
車検対応のマフラー(DRIVE製 チタン2in1マフラー)と、バンスアンドハインズ FP3によるノーマルマフラー用のインジェクションマップとの組み合わせは、果たしてどんな乗り味を見せてくれるのか。それともバランスを崩してまともに走れなかったりするのでしょうか?
エンジン始動!そして走らせると・・・
早速エンジンを掛けてみます。
カシュ、、、カシュカシュカシュ・・ドルゥルルウルルル・・・
問題なく始動。
ややうるさくなるのかな、と思いきや、思いのほか静か、というか、低く落ち着いたアイドリング音がします。エンジンが滑らかに回っている感じ。これは意外でした。
ギアを一速にいれて発進。低速トルクも少し増した感じで発進もスムーズ。アクセルを開けて回転を上げても、なめらかに回り、ガサついた感じがなくなりました。
へぇーこんなスムーズになるんだ。
街中を車の流れに乗って走っている分には、なんのネガも感じません。
やがてちょっと広くて空いた道にでたので、アクセルを大きく開けてみます。
すると、”ババババッ!”というか、”ブロロロロロッ”というか、そういう勇ましい音がしてダッシュします。
オー!これが吸気音なのかー。
おもわず頭の中で
” マッハロッドでブロロロロー ブロロロロー ブロロロロー !!!”
という水木しげるさんの歌声が響きました。(齢がばれるなぁ)
といっても騒がしいほどではなく、ちょっと加速の元気良さを音で演出してる、という感じです。
これ、気分が盛り上がるなあ~。
高速道路にも乗ってみましたが、印象は変わりません。
エンジンはなめらかさを保ったまま、スムーズに回り、アクセルをワイドオープンすれば勇ましく加速します。これは楽しい!
***
劇的な変化、というほどではありませんが、オーナーならはっきりと分かる違いです。
そしてネガが一切なし。下が痩せることも、クセが出ることも、振動が増えることも一切ありませんでした。
むしろ回転域が滑らかになったので、いままでは2500回転ぐらい回さないと気持ちよく走れなかったのが、2000回転ぐらいで問題なく流せるようになりました。これは街中を走るのにとっても楽です。
なんだよー。こんなに良くなるならもっと早く換えておけばよかった。
とニヤニヤしながら走っていました。
インジェクションチューニングは必要なのだろうか
これで、吸排気系(エアクリーナーとマフラー)が両方変わったことになります。
一応、FP3(バンスアンドハインズ Fuelpak3)でインジェクションチューニングしてありますが、ノーマルマフラー用に用意されているマップを入れただけの状態です。(オートチューニングはやってません。)
でも結果、エンジンの気になっていたところは、ほとんど解消してしまいました。(出足のもたつきと2000~2500回転での振動。そしてエンジンからの猛烈な発熱、など。)
ここで新たな悩み?が生まれました。これで更に(ショップによる)本格的なインジェクションチューニングを行う意味があるのだろうか?ということです。
FP3によるチューニングは、いわば簡易的なもので、いずれ吸排気系が固まったら、カスタムショップでインジェクションチューニングをやってもらおうと思っていました。ところが、いまのこの状態でも、かなりバランスよく仕上がっている気がします。
もちろん、プロの本格的なインジェクションチューニングを受ければ、きっと今の状態を超える結果が得られるんだろうとは思います。でも12万~15万円ぐらいはかかります。果たして、それだけの大枚をはたくに値する違いが体感できるのでしょうか。
” あんまり大差ないなあ~ ” なんてなったら悲劇ですからね。
もちろんこれがもっと抜けの良い爆音マフラーだったりしたら、チューニングした方がいいぞと言えるんでしょうが、僕のマフラーはJMCA公認の、ノーマルの燃調を前提としたマフラーなので、チューニングしても大きな性能向上は見込めないような気がするのです。まあ、だからこそ現状でもそこそこバランスがとれているんでしょうけどね。
うーん。
でも、よくよく考えたら別に悩む必要なんてないのかも。
エアクリーナーも買ってすっかり散財したので、どこをどうひっくり返しても、ショップでチューニングしてもらうお金なんて出てこないからです。
お金が貯まってから悩むことにしましょう。(笑)
ツーリング後にチェックしたら・・・
ティアドロップエアクリーナーを付けてすっかり調子よく&かっこよくなった我がスポーツスター(もちろん、単なる自己満足ですが。)。
気をよくして梅雨入り前に二度ほどツーリングに行ってきました。
良い天気に気持ちよく回るエンジン。ほんとに楽しいツーリングでした。
あちこち走り回り、その距離およそ約800kmほど。
でちょっと気になることがあったので、エアクリーナーを外してチェックしてみることに。
すると、ネジロック剤を塗っていたにもかかわらず、後ろ側のブリーザーボルトが緩んでました。
うわ、やべやべ。
「自分でカスタムしたところのネジが緩む」は素人メンテあるあるですが、振動のキツイハーレーはなおのこと。
とりあえず締め直しましたが、やっぱりちゃんとトルク管理して締めないとダメですね。
S&Sティアドロップ やっぱりルックスは最高!です。
というわけで、無事エアクリーナーも交換できました。
ど定番ではありますが、やっぱりティアドロップはハーレーに良く似合います。
ブラックにするかポリッシュかで悩みましたが、やっぱりこの位 主張しててもいいんじゃないか、という気がします。
今回のカスタムでルックス的にも乗り味の点でも更に自分好みになり、あらためて我が愛車に惚れ直しました。
関東は残念ながら梅雨にはいってしまいましたが、晴れ間を見つけ、どんどんツーリングに出かけていきたいと思います。
コメント
大変参考になります。
わたくし、XL1200R 2007年式に乗っていますが、ヨシダさんとまったく同じ組み合わせのマフラー、エアクリーナに交換しました。
しかし、高回転域では面白いように回るようになったものの、アイドリング付近ではバック(アフター?)ファイヤが出るようになり、正直乗っていられないほどひどくなりました。仕方なくFP4を購入し、メーカ推奨の設定で書き換えたところ、驚くほど落ち着きましてノーマルよりも静かなぐらい。が、高回転域は伸びて、巡航速度が20Kmぐらいあがりました。危険です!
せんばさん。はじめまして。コメントありがとうございます。参考にしていただけたようでうれしいです。
XL1200Rというとダブルディスクのやつですかね。いいですね~。
DLIVEのマフラーはそんなに抜けが良いわけじゃないですが、それでもアフターファイヤーが出るということは、相当薄かったんでしょうね。
FP4が効果的だったようで、よかったですね。音もそうですが、エンジンの熱もかなり抑えられえると思います。
巡航速度が20kmアップですか。それは危険だ(笑)。どうぞ気を付けてハーレーラーフを楽しんでくださいね。よかったらまた遊びに来てください。