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スポーツスターのフロントフォークからオイル漏れが・・・

ツーリング後にフロントフォークからオイル漏れ

先日、富士山の五合目まで走った日の事。家について、いつものようにフクピカでバイクを磨いていたら、フロントフォークにオイル漏れの跡が見られました。

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右側のフロントフォークからのオイル漏れはずいぶん前から気付いてました。最初に気づいたのは去年の北海道ツーリングの時です。

北海道上陸初日。小樽のコンビニでカフェラテを買って暖を取っているときに右のフォークにオイルが滲んでいるのに気づきました。

とはいえ、最初はこんな感じ。フォークにオイルの輪が出来る程度でした。

ふと見ると、右のフロントフォークのインナーチューブに、薄っすらとオイルの輪が付いていました。

「え~!北海道ツーリング初日なのに~」と暗雲立ち込める思いでしたが、ウエスで拭き取った後は更に漏れてくる様子はありませんでした。

その後も長距離を走ったあとは薄っすらとオイル漏れしたりしていましたが、ひどくなるという事もなく、ツーリングから帰ってきたらフクピカで拭くだけで、とくに何もしていませんでした。(漏れるのはなぜか右側のフォークだけで、左はまったく漏れません)

ところが、今年に入ってからすこしづつ漏れ方がひどくなり、200~300kmぐらい走るとアクセルシャフトの辺りまで漏れたオイルが付着するようになりました。

そして先日、富士山を五合目まで走って帰ってきたら、漏れたフォークオイルがフロントディスクのインナーローターにまで飛んだ跡が見られました。

さすがにこれはマズイよなあ~。

というわけで、ようやく重い腰を上げることにしました。

前回のオイル漏れはクレーム修理

実は今のバイク(ハーレー スポーツスター XL1200CX ロードスター)がフロントフォークのオイル漏れを起こしたのは今回で2度目です。

前回は新車購入から3年目の時、ディーラーの定期点検で指摘されました。

このときも右のフロントフォークからのオイル漏れ。どんどん漏れてくる、という感じではなく、多少滲む程度でした。なので、「そのうち修理しなきゃなあ」程度に考えていたのですが、メカニック氏から「もうすぐ無償保証期間が切れますし、この際なので直しましょう」と言われ、結局、クレーム扱いで無償で修理してもらいました。

3年も乗れば、フロントフォークのオイルも交換時期なので、正直「ラッキー」と喜んでいました。

それからさらに3年。ちょうど交換のタイミングといえばタイミングです。

cof

倒立フォークのオイル滲みは不良品?

余談ですが・・・

昔、とあるサスペンションチューナーさんに伺った話。

市販車の初期の倒立サスペンションはとにかく動きが悪く、レーシーなのは恰好ばかりで、性能的にはロクなものがなかったそうです。

なぜか?

倒立フォークはチューブの上側にオイルが入っているので、少しでもオイルシールが緩むとオイルが滲んできてしまいます。かといってガチガチに固めれば抵抗でサスペンションとしての動きが悪くなる。

レーサーであれば作動性優先。とにかくスムーズに動かなければ話にならず、多少オイルが滲もうが拭けばOK、なのですが、これが市販車となれば全く逆。

とにかくオイルが少し滲むだけでも不良品だ、リコールだと大騒ぎ。なのでとにかくオイルシールはギチギチ。まともに動かないものばかりだったそうです。

もちろん今ではオイルシールの材質や形状が改良され、オイル漏れを防ぎつつも作動性のよい倒立フォークが作れるようになっているわけですが、こういう話を聞いていた僕としては、

「多少インナーチューブにオイル滲みの輪が出来る程度は許容範囲なんじゃないの?」

って思ってしまいます。

でも、実際は我がバイクのインナーチューブにオイルの輪が出来ているだけで

「おいおい、オイル漏れてるじゃん」

と何度言われたことか。

(実際はオイル漏れではなく、インナーチューブに吹いたシリコンオイルだったりするんですけどね。)

逆にインナーチューブがいつもカラカラっていうのも問題だと思うんですけどね。

星野輪業さんへ修理依頼

前回のオイル漏れの時はディーラで修理してもらったわけですが、今回はもう保証期間も過ぎています。そこで今回は先日も点検をお願いした星野輪業さんへ修理を依頼することにしました。

店主の星野さんに症状を説明し、修理をお願いしたところ

「SKFっていうフォークシールがあるんですが、それ入れてみますか?」とご提案いただきました。

「SKFって、あのミドリのですか?」

「そうです。オイルが漏れることも少なくなりますし、動きも良くなりますよ」

ちまたで評判のフォークオイルシール。以前からその存在は知っていて、機会があれば使ってみたいパーツだなと思っていました。

どうせオーバーホールしてもらうなら、それいいかも。

というわけで、SKFのフォークシールを使ってフロントフォークをオーバーホールしていただくことになりました。

SKFフォークシール

SKF 高保護フォークシールとワイパー (48mm) 03-19 KTM 250SX用

SKFはスェーデンに本社のある、ベアリングやシール、潤滑剤などの世界最大級のメーカーなんだそうです。

SKFのフロントフォークシールは、その素材自体が非常に高い潤滑性をもち、オイル漏れを防ぎながらも非常に低フリクションという特徴があります。ヨーロッパではあらゆるレースシーンでトップチームが採用し、最近ではあのKTMが純正採用してるそうです。

そんなSKFのオイルシールがすごくいいらしい、という噂は聞いていましたが、ハーレーにも使えるというのは知りませんでした。

いくらいいオイルシールといっても、たかだかオイルシール。僕に違いが分かるかどうかは判りませんが、単なるオイル漏れ修理のつもりが、ちょっと楽しみが出来ました。

SKFのフォークシールについてはサスペンション専門店テクニクスさんのHPが詳しいです。

https://technix.jp/product/skf-fork-seal/

グリーン or ブラック?

SKFのフォークシールはその緑色が特徴的です。フォークシールといえば普通は黒。他の色のシールなんて見たことがありません。

全体に黒一色の我がロードスターで使うと、そこだけ浮くかも。。。

ただ、最近のSKFにはブラックのシールもあったはず。

「たしかブラックもありますよね?」

「うーん、このサイズはブラックの設定が無かったような気が・・・、どうします?」

「いや、いいです、ミドリでも。SKFでお願いします。もしブラックがあればブラックで。」

というわけで、スポーツスターを預けて帰りました。

***

家に帰ってから、SKFのシールについて調べまくりました。画像検索するといずれもミドリのSKFシールばかりが出てきます。(まあ、ブラックだとSKFかどうかわかりませんし。)

緑色のフォークシールって、かなり目立ちそうだなと思っていたのですが、色鮮やかな緑ではなく、ちょっとくすんだ感じの色なので、あまり主張するような感じではありません。

うーん、これならミドリでもよかったかな。

もっとも、フォークのダストシール部分のアップの写真ばかりなので、車体全体で見たときにどんな感じになるのかはあまり良くわかりませんでした。

まあブラックが無難なのは間違いありません。

でもなあ、せっかくスペシャル(?)なフォークシールに換えたのに、ブラックじゃ全く違いが判らないし・・・・

悩んだところでお任せした以上、出来上がりを待つしかありません。

***

待つこと2週間。修理完了の連絡を受け、星野輪業さんへ。

「ちょっと待って下さいね。いまバイク出しますから。」

さあ、運命の瞬間です!(・・・てほどのものではありませんが。)

はたして、オイルシールはグリーンか?ブラックか???

え!? レッド??

ブラックでもグリーンでもなく、まさかのレッドです。

「なんかSKFの新しいタイプらしいんですよね。部分ごとに材質を変えているらしくて、ミドリとオレンジのツートン。」

ツートン??

SKFフォークシール

ほんとだ・・・。

「ハーレーカラーなんで、オレンジもいいかと思うんだけど。」

うーん、なるほど。そうかもしれない。

赤と緑のツートンはそれだけ見るとかなり派手ですが、ミドリはかなりくすんだ色なので目立ちません。それに内側の部分なので、目線の位置を下げると見えますが、普通にバイクの横に立って見るとほぼ見えません。

うん、これ、いいんじゃない!

予想してなかった色だったので最初は驚きましたが、見慣れてくるとこれはこれでアリ、というか、ちょっとSPLパーツぽくってカッコよく思えてきました。(我ながら単純。)

せっかく変えたんだから、見た目もちょっと変わってよかったです。

SKFフォークシールのインプレ

さて、では乗ってみての印象はどうでしょうか。

。。。うーん。よくわからん。w

まあそこまで変化するとは思っていませんでしたけどね。

ただ、いろいろと走り回っているうちに気が付いたのは、道路上のマンホールを踏んだ時。

路面より窪んでいるのはさすがに ”ドン” ときますが、ほぼ路面と面一になっているマンホールは前輪が通過してもほとんどハンドルに振動が来ません。

「おお!これ、いいじゃん!」

それからはマンホールを見つけては、片っ端から踏んづけて走ってました。(笑)

あとは路面にある減速帯。カーブ手前にシマシマが書かれているアレですが、フロントタイヤが通過したときの振動がかなり抑えられ、角が取れた感じになりました。

まあ、リアタイヤが踏んだタイミングで結局ゴツゴツするので、不快は不快なんですけど。

もともとロードスターのフロントフォークはかなり出来のいい倒立フォークが付いているので、いままでも不満はなかったのですが、このSKFのフォークシールが付いたことで、それが一層よくなった気がします。

「そんなのプラシーボなんじゃないの?」って??

いいじゃないですか、プラシーボでも。自分のバイクなんだからそれで。(笑)

今回のフロントフォークのシール交換代は交換工賃が3万円(フォークオイルetc.込み)+SFKシールセット(左右で2セット)が 4800×2=¥9600。

併せておよそ4万円也。

工賃は妥当だと思いますが、僕にとっては結構痛い出費。

せめてプラシーボ効果ぐらい得ないとやってられませんから。(笑)

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