当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています

ハーレーロードスター XL1200CX セカンドインプレッション (その1)

8か月、4800km乗ってのセカンドインプレッション

XL1200CX(ハーレースポーツスター ロードスター)に乗り始めて8か月余りが経ちました。
この間ETC装着以外は敢えて一切カスタムをせず、”どノーマル” で乗り続け(イジるお金がないだけですが。涙)、走行距離も4800kmを超えました。

このロードスターのインプレッションは以前記事にしましたが、5000km近く付き合ってきて、当初の印象とは変わってきた部分、変わらない部分があります。

そこで今時点でのインプレッション=セカンドインプレッションを書いてみたいと思います。



1.ポジションについて

ロードスターのポジションは「独得」です。
ステップ位置はいわゆる「ミッドコントロール」と呼ばれるもので、フットレストは国産ネイキッドのように尻の下ではなく、やや前。

ちょうど椅子に腰かけたようなポジションになります。

XL1200CXサイドビュー

対して、ハンドルはかなり幅が広く低くやや遠い

最初は幅の広さが気になりましたが、ステップ位置の関係で足がかなり開いた形になるため、手もこれぐらい開いた方が自然と言えます。

(椅子に座ってやってみてください。足のヒザの間隔が狭ければ前に伸ばした手の間隔は狭く、ひざの間隔が広がれば手の間隔も広くなるのが自然だと思います。)

ロードスター (XL1200CX)のフロントビュー

すり抜けも慣れれば結構いけます(決してお勧めしませんが)。

問題はグリップ位置が低くて遠いこと。

同じくイスに座ったまま足を肩幅ほどに広げ、ハンドルをイメージして両手を自然に前に伸ばしてみてください。その位置から両手を5cm前に、10cm下に下げてみましょう。
これがロードスターのポジションです(あくまで感覚ですよ!)

かなり腰に負担を感じませんか?

実際、僕はこのロードスターに乗り始めてしばらくしてから腰を痛めました。(ToT)

まあ、医者曰く「疲労などが溜まって一時的に症状が出た」との事で、日ごろのデスクワークなど、複合的な要因があったと思いますが、このバイクのポジションも少なからず影響があったと思っています。

峠道などを少々飛ばすと、このポジションが良かったりもするのですが、やはりちょっとハンドル位置を手前にするか、バックステップにしたくなります。
(実際僕は高速道路を延々走るときは、タンデムステップに足を乗せて走ってたりします。こうすると格段に腰が楽です。)

ただバックステップをつけるとなると、ものによってはマフラーも変える必要があります。

(純正の「カフェレーサーパッケージ」のバックステップは純正マフラーのまま装着可能ですが、位置はまさしくタンデムステップ。個人的にはいくらなんでも後ろ過ぎじゃないかと思います。)

それにニーグリップできないスポーツスターでバックステップにするのが果たして正しいのか、という気もしますし・・・。

純正の「カフェレーサーパッケージ」

ハンドルを変えるのは割と簡単そうですが、あのハンドルだからこその良さもあるし・・・悩ましいところです。

追伸:後日、ハンドル交換しました。↓

2.エンジンの熱さはハンパなし

ハーレーのエンジン、とんでもなく熱いです。
一度大渋滞にはまった事があったのですが、時は11月の夜7時。かなり気温が低かった(10℃前後?)にもかかわらず、なんて熱いんだろう!と驚きました。

これが真夏だったら・・・。

購入するときディーラーの方が

「ハーレーのオーバーヒートは心配ありません。バイクより先に人が耐えられなくなりますから。(笑)」

と言っていた意味がよくわかりました。

排ガス規制の関係で、混合気をかなり薄くしているのが一因らしく、インジェクションチューンするとマシになるらしいのですが・・・。

夏本番までに何らかの対策を考えたいと思います。

XL1200CXエンジン

追伸:後日「FP3」を購入。快適です。↓

ちなみに、エンジンだけでなく、それにつながるエキパイやマフラーとんでもなく熱くなります。
一度リアシートの荷物を括っていたゴムベルトがエキパイのヒートガードの上からちょっと触れただけで、一瞬にして焼き切れました。(ToT)
革パンを履いていてすらかなり熱を感じますから、僕はジーンズでは怖くて乗れそうにないです。

3.ミッションタッチ

最初は全くニュートラルが出ず泣きそうになったミッションですが、800kmの慣らしが終わるころにはかなり(ニュートラルを)出しすくなりました。

今では全く問題ありません

信号停止直前にニュートラルを出して止まる事も出来ます。

シフトストロークはかなり大きく、音も”ガッシャン”という感じですが、それはそれでフィーリングとしては思ったほど悪くはありません

ローからセカンドへかき上げる時は、気持ちゆっくり目にクラッチをつないだ方がスムーズですが、セカンド以降は普通にギアチェンジできます。

4.ブレーキフィールとブレーキペダルの問題

慣らしで変わるかな、と思っていたフロントブレーキの利きですが、相変わらず初期制動が甘く、握りこまないと効いてくれません

ただ、フロントの倒立フォークは非常に踏ん張りが利き、接地感もわかりやすいですし、ABSも付いていますから、しっかり4本指で握れば不安なく止まれます。(ただし、雨の日は結構怖いです。)

でももうちょっと初期から効いて欲しいよなあ。
マスターを変えればかなり良くなる」という情報もありますが・・・。先の楽しみにしたいと思います。

問題はリアブレーキです。

ブレーキペダルが遠いうえに、ステップよりかなり内側にあり(というかステップが外過ぎ)、足の小さな(25cm)僕には非常に踏み辛い。

しかもこのステップ、位置を下げるため軸部分と段差になっていて、そのため内側を踏むことができません。よってかなり足先を内側へ向けないとブレーキが踏めません。
信号でリアブレーキで止まるとき、時々踏み外して慌てたりしています。

ステップにかかとを乗せればいいんでしょうけれど・・・。

今、このバイクで最も不満に思っている点です。

追伸:今はかかとでステップを踏んで、つま先でブレーキペダルを踏む、という作業が無意識に出来るようになりました。このあたりは「慣れ」ですね。

右ステップ&ブレーキペダル

5.振動と排気音

ツーリング先で仲間から「隣で見ているとエンジンがブルブル動いていてヘン。」と言われますが、ラバーマウントのおかげで乗っている人間にはさほど振動は伝わってきません

ハンドルグリップも極薄にもかかわらず、手がしびれるようなこともありません。

もちろん四気筒のようなスムースな感じではありませんが、振動で極端に疲れるようなことは無いと思います。

排気音は非常に静かだとファーストインプレッションで書きましたが、走行5000kmに近づき、少しいい音になってきた気がします。(慣れただけでしょうか?)

ヨーロッパ仕様と同じマフラーという事で、従来の国内仕様のハーレーよりは元気な音・・・と雑誌には書かれていますが、まだまだ静かです。

ダダダダッっというような勇ましい感じではありませんが、ドルルル・・・とスムーズな音がして疲れません。

もう少し明瞭な音でもいいと思いますが、まあご近所の迷惑も考えるとこのくらいが妥当かな、と思います。
気に入らなければマフラーを変えればいくらでも爆音にできますし。(笑)

*****

長くなってきたので、「その2」に続きます。↓



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする