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リターンライダー(?)への険しい道のり その2

バイク購入はいつも一目惚れ・・・なのですが

愛車 ハーレーダビッドソン スポーツスターを事故で失い、次期愛車を探すも、新車は入手困難、中古車は価格高騰で八方ふさがりの状態が続いてます。

でも諦めるわけにもいかないので、もう少し候補車を広げて探してみることにしました。

僕のこれまでの愛車選びを振り返ってみると、ほぼ全てがルックス重視というか一目惚れ。それも実車ではなく、バイク雑誌で紹介記事を見て ”ビビッと来た!”(古いな w)・・・で購入というパターンが多い。ロードスター(XL1200CX)しかり、Bandit1200しかり、その前のXJR1200しかり。

しかもほとんどは試乗もせず購入を決めていて、購入前に試乗して買ったのはロードスターのみ。Bandit1200なんて一度も実車を見ないで購入しました。(当時「神奈川県納車第一号」だと言われました。)

これはカウル付きのBandit1200S。

そういう意味では雑誌やカタログだけでもバイク選びが出来てしまうのですが、一つ問題なのは足つき性。ちび&短足の私にとって、バイクの足つき性は重大な問題です。

それでも昔は「まあ最悪シートのあんこ抜きとかすればなんとかなるべ」と思って実車を確認せずに購入したりしてましたが(1100カタナやXJR1200は買ってから苦労しました。笑)、最近のバイクはやたらと車高が高いモデルが多いので、さすがに実車を見ないで購入するのは躊躇してしまいます。

なのでやっぱり実車を見て決めたいですね。

最近の一目惚れバイクは・・・

そんな僕が最近一目ぼれしたバイクは、前回書いた「ホンダ CB1100RS」と「CB650R」。

そして実はもう一台。それが BMWの「R nineT」です。

BMW R nineT, Scrambler Pure, Racer & Urban '14-'17: Haynes Service & Repair Manual (Haynes Powersport)

伝統の空冷ボクサーツインエンジンを、倒立フォークの付いたシンプルでスポーティーな車体に乗せたネオクラッシックモデルです。

出始めたころはあまり気にならなかった(あまり好きではなかった)のですが、ある日、ツーリング先で前を走っている姿を見て、ひとめぼれしました。(リアビューがカッコイイんです。)

Vance&Hines(バンスアンドハインズ) スリップオンマフラー HI-OUTPUT ステンレス R NineT/R NineT Urban[G/S]/Pure/Racer

正直、完全に予算オーバーなのですが、長く飽きずに乗れそうなバイクなので、長期ローンを組めばなんとかなる?・・・かも。

とにかく、先ずは実車があるか見に行ってみようと、BMWディーラーへ行ってみました。

バイクとはいえ天下のBMW。ちょっと緊張しつつ入店すると、店員さんが笑顔で出迎えてくれました。

ところが「R nineTが欲しいと思ってる」と言ったとたんに顔が曇ります。

「あー。R nineTですよね。うーん。なかなか入ってこなくて、当店でも何人かのお客様に待っていただいているような状況で・・・」

そうかあ、やっぱりなあ。

「まあ、一時期よりはお待ちになっているお客様も少なくなったので、お待ちいただけるなら・・・」

「それって、予約みたいなかたちなんでしょうか?」

「いえ、ご契約いただくかたちになります。」

・・・ですよねぇ。でもいつ入荷するかわからないバイクを契約するのもなあ。

どうしても R nineTが欲しい!どれだけ待ってでも手に入れたい!!というくらい思い込みがあるならそれもアリかもしれませんが、あれだけ高価な買い物をおいそれと決断はできません。

仕方なく、そそくさと引き上げてきました。

ならば中古車は?と調べると、近くの大型中古車センターに実車があることがわかりました。早速見に行ってみます。

そこにあったのは走行わずか1500kmの 「R nineT」。走行距離は短いですが、年式は2017年と既に5年落ちです。

5年で1500kmって!? と思いましたが、見せてもらった実車は「1500kmでどうやったらこんなにヤレるんだろう?」という感じの一台でした。

やはり中古車は怖いです。

BMWのバイクはディーラー以外で中古を買うと、メンテナンスにもひと苦労するという話も聞きます。状態をチェックし、ディーラーのコンピューターに登録してもらう(しないとメンテしてもらえない)だけでもウン十万とか。

中古に手を出すのはちょっとリスクが高そうです。

僕のバイク選びの基準

気になっていたバイクはことごとく撃沈。バイク選びは白紙に戻ってしまいました。

そこであらためて、僕なりのバイク選びの基準を整理してみることにしました。

(読んでる皆さんにはどうでもいいことですよね。すいません。よければもう少々お付き合いください。)

1)デザインがカッコイイこと

なんか頭の悪い中学生みたいでお恥ずかしいのですが(笑)。結局趣味で乗る以上、やっぱりカッコイイことが最重要。多少乗りにくくても、カッコよければ乗り続けようと思えるんですよね。

2)カッコよすぎないこと

逆に、カッコいいけど、あまりにデザインが完成され過ぎたバイクっていうのも飽きる気がするんです。

たとえばホンダ CB1300SF。(例えに挙げてすいません。)

<復刻版>ハイパーバイク Vol.39 HONDA CB1300SF No.2 (バイク車種別チューニング&ドレスアップ徹底ガイド)

さすがホンダ。スキのないデザインのカッコイイバイクですが、それゆえにカスタムが難しい。マフラーやリアショックを高性能品に替えるのはいいんですが、ミラーだ、レバーだってやり始めると、どんどんカッコ悪くなってしまう・・・そんな気がします。

機能性パーツだって難しいですよね。ホンダのバイクなんて完成度が高いですから。高価なカスタムパーツを入れて本人はご満悦だけど、実はノーマルの方が乗りやすかった、みたいなことが起きがちだと思います。このへんが手を入れるほど(大抵は)良くなるハーレーなんかと違う点ですね。

なので”ノーマルもカッコいいんだけど、ちょっと手を入れると更にカッコよくなる” っていうバイクが理想です。

3)ネイキッド(ノンカウル)

僕が歴代乗ってきたバイクの中でカウルが付いていたのは、カタナと1986年式のインパルス(GSX400XS)だけです。

シルバーのほうがGSX400XS。

カウル付きも嫌いじゃないのですが、これまで乗ってこなかった理由は、

理由① こけたときに高くつく(たちごけでもカウルが割れるとウン十万円。)

理由② エンジンノイズが大きく聞こえる。(風切り音が抑えられる分、エンジンのメカノイズがカウル内で反射して耳につく。)

理由③ ハンドルを切ってもミラーやメーターが動かない。(慣れの問題なんでしょうけれど、す●抜けの時に怖いんです。)

・・・などの理由で、ついノンカウルのバイクばかり選んでしまいます。

4)リアシートバッグが似合うこと

僕は旅のイメージがわくバイクが好きです。旅バイクといってもアドベンチャーやツアラーではなく、リアシートにドラム型のバックを括り付けた姿が様になる、シンプルなバイクを見ると萌えます。(笑)

そういう意味ではスポーツスターは理想的だったなあ。

5)いじりやすいこと(整備・カスタム)

メンテは全て自分でやるわけではありませんが、自分でやれることはやりたいと思っています。なので、フルカバーされたバイクや、何をやるにもタンクを降ろして・・・みたいなバイクよりはシンプルなモデルの方が好きです。

ノーマルでもカッコいいけど、気に入らないところはパーツを換えてみたりして、長く飽きずに楽しめるような旅バイクが好き、という事です。

とにかく実車を探してみる

他に良さそうなバイクはないか。Webでいろいろ検索したり、YouTubeでバイク動画を見たりしまくりましたが、なかなかコレというバイクにはめぐり逢いません。

そんなある日。クルマで走っていてたまたま目に入ったのがカワサキプラザ。

カワサキかあ。

僕もこれまでのバイク人生においていろんなメーカーのバイクに乗ってきましたが、カワサキだけは一度も乗ったことがありません。たまたまほしいバイクが無かっただけですが、” 僕は「漢カワサキ」っていうキャラじゃないしなあ” と思ってました。

でも最近発売になった「Z650RS」はちょっと気になる存在です。いかにもバイクという丸いヘッドライトをもつそのバイクはコンパクトで軽く、前述の条件にもピッタリな気がします。

THE PHILOSOPHY OF KAWASAKI ZAPPER (サンエイムック バイクシリーズ)

ゼッツーやザッパーに興味はありませんが、このバリバリの新型車であるZ650RSは小型・軽量でいかにも乗りやすそうです。

それに、兄貴分のZ900は大人気で納期待ち、中古価格も新車越えと聞いてはいましたが、二気筒のZ650RSなら、そこまでの人気は無いんじゃないか・・・。

ものは試しと立ち寄り、「Z650RS」置いてませんか?と尋ねると、

「あるにはありますが・・・見ます?」

***

二階に案内されると、チェーンで区切られた一角に5,6台のバイクがおいてあって、その一番奥にZ650RSが隠すかのように置かれていました。

聞くと予約待ちのお客様に明日納車する1台だという。

「僕も予約できますか?」と聞くと、今は予約も受け付けていないんだそう。

「今年ウチの店に入ってくるのはたった3台です。なのにそれを待っているお客様が約30人もいらっしゃいます。やっと入荷しましたが、納車は抽選になりました。でも抽選で外れたお客様がまだまだ待っていらっしゃる中で、新たに予約を受け付けて、次回はその中で抽選というわけにはいかないですから。」

そりゃそうだ。でないといつまでも引き当らないお客が出てきてしまいます。

結局 お目当てのZ650RSは遠目に見ただけ。もちろん触ることも跨ることも出来ませんでした。納車前のバイクですから当然ですよね。

あーあ。実車を見て、跨ることさえままならないのが現状です。

ドカティーモンスター

他に良さげなバイクは無いか。バイク雑誌をパラパラ見ていると一台のバイクが目にとまりました。

ドゥカティーの モンスターです。

DUCATI Magazine(ドゥカティーマガジン) Vol.84 2017年8月号[雑誌]

文字通り怪物の名にふさわしく、マッチョでパワフルなバイクというイメージですが、最新の21年モデルで大きく変わり、随分扱いやすくなっているようです。

いいかも。

というわけで今度はドカティディーラーを訪ねました。

対応してくれた店員さんに「モンスターが見たい」というと、あいにく試乗で出ているとのこと。

へぇー 試乗出来るんだ。

感じのいい店員さんとイロイロ話をしながら店内のバイクを見ていると、ふと目に付いたのが「Super Sport 950S」。

ぱっと見は同社のスーパーマシンであるパニガーレに似た外観なのですが、よく見ればハンドルもセパレートハンドルとしては高く、前傾が緩くて乗りやすそうです。

聞けばそのSS950Sは、乗り換えのお客さんから下取った中古車だという。

カウル付きだけどカッコいいなあ。

なんでもわずか1年ほどで手放したようで、3000kmほどしか走っていません。ようやく慣らしを終え、これからが本番、という感じです。

カウル付きだけど、いいなあ、コレ。

更に店内にあったのが「スクランブラー」。正直あまり興味なかったバイクですが、確かにシンプルな空冷エンジンのノンカウルバイク。アリかもしれません。

うーん。モンスター目当てだったけど、スクランブラーもいいかも。

DUCATI Magazine(ドゥカティ―マガジン) Vol.74 2015年2月号[雑誌]

試乗を申し入れる

いろいろ見ましたが、やっぱり踏ん切りは着きません。

やっぱり実車見てみないと・・・

そこで思い切って店員さんに「試乗させてもらえませんか?」とお願いしました。

「え?あ、はい。是非乗ってみてください。で、乗りたいのはどれですか?」

「あ、モンスターでお願いしたいです。」

「モンスターだけでいいんですか?」

「・・・・・ん?」

どうせ乗るなら、スクランブラーも試乗してみては?と予想もしなかった答えが返ってきました。

「いいんですか? じゃあスクランブラーも。」

「もちろんいいですよ。なんならついでにSS950Sも乗ってみませんか?」

「ええー!?そんなの出来るんですか??」

というわけで、翌週の日曜日に試乗をさせていただくことになりました。

乗るのはなんと3台。「SS950S」に「スクランブラー」そして本命の「モンスター」にも乗せてもらえるとのこと。

これはありがたい!

ワクワクドキドキしながら、翌週末までの1週間を過ごすことになったのでした。

この話つづきます。

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コメント

  1. わかまつ より:

    運命の出会いがありそうで、つづきのお話が楽しみです!

    ちなみに、私の場合も新車は約1年待ちだったので
    BMWの認定中古車在庫検索サイトで探して
    認定中古車の2018年式RnineTアーバンG/Sを購入しました。
    1年間の保証(プラス料金で2年保証も可)が付きますし、
    地元の正規ディーラーで面倒を見てもらえるので。

    http://www.appmc.bmw-motorrad.jp/

    2021年式以降はEURO5対応で排気音が静かになってますが
    EURO4仕様の中古車はノーマルマフラーで充分いい音がしますよ。

    • kento-yoshida より:

      わかまつさん
      こんにちは。
      そうなんですよね。BMWを中古で買うなら正規ディーラー車しかないな、と思ってます。
      僕もディーラーへ行ったときに中古も聞いてみたのですが、そのタイミングでは無いと言われました。こういうサイトがあるんですね。情報ありがとうございます。
      それにしてもハーレーなんかもそうですが、こういう外車の中古車って、年式の割に距離走ってないクルマが多いですね。
      BMWとか買う人って、お金はあっても時間がないような人が多いんですかね。

  2. ときお より:

    初コメントです。4年前にXL1200CX購入してからの読者です。いつもブログが更新されるのを楽しみにしていました。私もつい先日ロードスターを降り、本日がBMWのR1250RS(中古1万km)に乗り換えの初日でした。私のバイクライフだと、乗る機会が少なく、乗るときは高速ロングが多いため、風の疲労、給油頻度、などからツアラーへの乗り換えとなりました。
    事故の記事には心を痛めましたが、またバイクライフへお戻りになるご様子で嬉しいです。
    そういえば私もXL1200CXの購入時はR nine T も候補車でした。かっこいいですよねー。

    • kento-yoshida より:

      ときおさん
      はじめまして。ヨシダです。コメントありがとうございます。
      4年もお付き合いいただいてますか。感謝感謝です。
      愛車はR1250RSですか。と言われても分からなかったので調べました。カッコイイですねー。これ。ボクサーツインがこんなにスタイリッシュなバイクになるんだ。カウルも大き目なのに野暮ったくなくてスポーティーですね。
      これで高速一気乗りのツーリングに行ったら最高だろうなあ。
      僕も早くバイク乗りに復帰したいとは思っております。よかったらこれからもお付き合いくださいませ。