ハーレーのバッテリー上がりを克服(たぶん・・・)
今まで、何度も泣かされてきた我がスポーツスター(2017年式 XL1200CX ロードスター)のバッテリー上がり。
どうやらバッテリーがすぐ上がる理由は、キーをオフにしている間にも電気を消費しているからのようです。
(我が愛車にはイモビライザーなどは付いていませんが、たとえばキーをOFFにしている状態でもTRIPスイッチを押せばオドメーターが表示されます。つまり通電しているわけです。)
その対策はというと、バッテリーケーブルを外すか、メインヒューズを抜いておくこと。
(もちろん常時充電が出来ればベストですが。)
というわけで、今年から毎回週末に乗り終わるごとに、バッテリーケーブルのマイナス側を外しておくことにしました。(冬の間だけね。)
まあ面倒と言えば面倒ですが、慣れるとものの1分程で済む作業です。
おかげで毎回エンジンは一発始動。冬場の心配事がひとつ解消されました。
(これで100%バッテリー上がりを防げるわけではないでしょうが、間違いなく上がりにくくはなると思います。)
ただ、最近急に温かくなってきたので、そろそろこの作業も終わりかな。
新たな心配事が・・・
こうして、冬場は毎回バッテリーケーブルを外すことにしたのですが、ここであらたな問題(?)が。
まず一つ目は、いちいち時計を合わせてやる必要があること。
これも慣れれば簡単な作業ですが、意外に時間がかかります。
(12h表示 or 24h表示 を選んで「長押し」、時間を合わせて「長押し」、分を合わせて「長押し」、と長押しばっかりなので。しかもこの「長押し」が結構長い。笑)
そのうち小さな時計でも買って、ハンドル周りに貼り付けておこうかな、と思っていますが、小さくて目立たない時計がなかなか見つかりません。(昔はもっと小さな時計があったのになあ。)
もう一つは、サイドカバーの留め具が外れやすくならないか、ということ。
スポーツスターのサイドカバーは、2か所の留め具で留まっているのですが、この留め具は単にもう片方の留め具に挟み込まれているだけです。
留める時も外すときも力づく。
ただ嵌めてあるだけですから、何度も何度もサイドカバーの開け閉めをしていると、留め具の締め具合がだんだん緩くなり、最後には走行中にカバーが外れてしまったりするらしいです。
(SNSでも「走行中にサイドカバーが落ちた!」といった書き込みを見たことがあります。)
スポースターのサイドカバーは鉄製なので、後続車にあたったり、撥ねられて人に当たったりしたら一大事です。
いまのところはまだ走行中に外れそうな気配はありませんが、だんだん簡単に外れるようになってきた気がします。そこで大事になる前に対策を行うことにしました。
サイドカバーの脱落防止方法 2選。
いろいろ調べた結果、スポーツスターのサイドカバーの脱落防止法として見つけたのが次の方法です。
1)最新のサイドカバーマウントキットに取り換える。
スポーツスターのサイドカバーが外れやすい、というのはメーカーも認識しているようで、これまでに何度も形状変更されてます。僕の愛車は2017年式ですが、2018年以降は何度目かの対策パーツに変わっているそうです。これがかなりの優れものらしい。
というわけで、これを購入して付け替える、という方法があります。
2)トランプサイクル製 サイドカバーマウントキットを使う。
スポーツスターカスタムで有名なトランプサイクルから、サイドカバーをボルト止めに出来るサイドマウントキットが販売されています。これを使えば脱落の心配はほぼなくなると思われます。
ただ、ノーマルは道具なしに脱着できるのに対し、このキットを使うとサイドカバーの開け閉めに工具が必要になります。面倒と言えば面倒です。(盗難防止には多少有効かもしれませんが。)
3)その他
こちらもスポーツスター用のパーツをいくつも発売されているワールドウオークさんから、FRP製のサイドカバーが販売されています。
これは社員(社長?)さん自らがスポーツスターのサイドカバーを落として紛失した経験から、安価なリプレースパーツとして開発、販売しているものなのだそうです。
形状はほぼノーマルと同じですが、ノーマルが鉄製なのに対し、こちらはFRP製。しかも取り付け方法はノーマルと違い、ボルト止めになっているので、脱落の危険を大きく減らせます。さらには軽量なうえ、価格もノーマルより大幅に安く抑えられています。(左右セットのほか、左側だけの販売も可。)
さらには折り目の美しいカーボン製(!)もあるようです。
お、これいいじゃん!と思ったのですが、残念ながら対象は2010年までのスポーツスターのみ。ぼくの2017年式には形状が異なるため合わないようです。残念!
その他、カバーにドリルで穴をあけ、フレームにタイラップ止めされている方もいるようです。皆さんいろいろ工夫(苦労?)されているんですね。
最新式の純正対策パーツを購入する。
1)と2)のどちらにしようかと悩んだのですが、工具を使わずに開け閉めが出来るならそれに越したことはありません。
そこで、まずは1)のハーレー純正の最新式対策済みパーツに交換してみることにしました。
購入はハーレーパーツの販売やインジェクションチューニングでおなじみのパインバレーさんから通販で購入しました。
ハーレー純正■スポーツスター用サイドカバーマウントキット 04年以降XL用 [70417-04E]
本来、2009〜2017年のスポーツスターは前後二つとも交換する(2004〜2008年のスポーツスターはリア側のみ交換)らしいのですが、この純正マウントキット。1つ2250円もします。(2個セットで4500円。パインバレーさんでの販売価格。)
「もしも買って気に入らなかったらもったいないしなあ~」と変なところでケチり、まずは1個だけ買ってみることにしました。
対策パーツへの交換作業
実際に開け閉めしてみると・・・
では実際にサイドカバーの開け閉めをトライしてみたいと思います。
旧タイプの場合、サイドカバーを叩いて入れる感じだったのに対し、新型は押し込むとスムーズに入ります。んー いい感じ。
ところが、外す段になると・・・
ん? こ、これ、どうやって外すんだ!? と悩むことに。
やっぱり力づくかなあ~、というわけで、指先で必死にプラスチックパーツを押し上げて外します。
か、かてー! い、痛いー!!!
穴の開いた上の部分を指で持ち上げながらサイドカバーを引くのですが、これが固くて固くて指が痛い!
えー! これを毎回やるの????
そのうち慣れるかもしれませんし、樹脂製のパーツですから、徐々に柔らかくなるのかもしれせん。でも今はとにかく指先が痛くて仕方ありません。
確かに、突起部分をもう片方の穴に入れる形なので、よほどのことが無い限り外れないと思いますし。逆に装着はスムーズです。
でもこれを乗るたびにやるのか。それじゃあ指先が持ちそうにありません。
うーーーーん。
悩むこと3分。
” よし、元に戻そう。” (笑)
というわけで、速攻でもとのパーツに付け替えました。
これでまた「お蔵入りパーツ」決定です。
よかった2つ同時に買わないで。(なんだかなあ~。)
対策その1は僕的には失敗。
というわけで、「サイドカバーの脱落防止対策 その1」は残念ながら不発に終わりました。
(あくまで、乗るたびにサイドカバーを開け閉めする僕の場合は、です。脱落防止という意味では、この改良型のサイドカバーマウントキットは、かなりの優れものだと思います。)
まあ、まだ実際にサイドカバーが脱落したわけでもありませんし、もう少しいろいろやってみるつもりです。
「防止策 その1」がダメなら仕方ない。今度は「防止策 その2」をトライしてみたいと思います。
というわけで、この項 まだ続きます。