純正「サイドカバーマウントキット」は一長一短。
バッテリー上がりを防ぐため、冬場は乗るたびにバッテリーの配線を外している我がスポーツスター(XL1200CX ロードスター)。そのたびにサイドカバーを開け閉めするのですが、何度も開け閉めするので、だんだんとハマり方が緩くなってきたような気がします。
スポーツスターで走行中にサイドカバーが開いてしまう、というのは”あるある” らしく、ネットで調べるといくつか対策が紹介されていました。
そのうちの一つが、新しい年式のスポーツスターについている留め具を使う、というもの。
早速購入して付け替えてみたのですが、がっちりはまって外れそうにはないものの、今度は外すのに一苦労することがわかりました。
結局、度々サイドカバーを外すには不向き、ということで、この作戦は失敗に終わりました。
(あくまで僕の場合は、です。普通にはいい製品です。笑)
そこで、作戦その②を実行することにしました。
トランプサイクル製 サイドカバーマウントキットを購入
作戦その②は大阪の有名なスポーツスターカスタムショップ、トランプサイクルが発売する「サイドカバーマウントキット」を装着することです。
トランプさんのホームページには、
「年間に何十台とカスタムやメンテナンスをする中で、自分たちか必要に迫られた部品です。」
と書かれていました。
http://trampcycle.com/shop/?p=9807
![]() |
価格:3,190円 |
見た目は非常にシンプルなステーですが、どこにどう取り付けられるのか、ホームページをみただけでは良くわかりません。
果たして本当に簡単に取り付けが出来るのでしょうか。
早速購入してみました。
![トランプサイクル サイドカバーマウントキット](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_165656.jpg)
これが届いたサイドカバーマウントキットです。ステンレス製のポリッシュ仕上げ。ピカピカです。(これが重要。)ブラックもあるようですが、売り切れでした。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_165735-2.jpg)
TX-15のトルクスと4mmのヘックス(六角レンチ)、そしてプラスドライバーを使います。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_165833.jpg)
まずシートを外します。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_170333s.jpg)
純正のサイドカバーマウントステーのうち、車体前方の一つを外します。バッテリーを外さなくても取れるかもしれませんが、作業しやすいように外しました。
サイドカバーの留め具の外し方は前回のブログをご参照ください。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_170813.jpg)
次に、サイドカバー側の留め具を外します。こちらも前方の一つだけを外します。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_170931-rotated.jpg)
裏側にトルクスねじがあるので外します。(サイズはT15)
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_171049-2.jpg)
トルクスねじを外したら、あとは力業で外します。指が痛い。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_171135-2.jpg)
トランプサイクル製のステーはこの穴に固定します。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_171510.jpg)
フレームの内側からステーをあてがい、4mmのヘックスでネジを締めます。後で位置調整するので、落ちない程度に締めます。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_172453.jpg)
取り付けました。こんな感じ。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_171919.jpg)
サイドカバーを取り付けるとこうなります。純正の取り付け金具を外した後の穴にステーのネジ穴が来るように、ステーの位置を調整します。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_172048.jpg)
サイドカバーが傷つかないように、ナイロン製のワッシャーを噛ませてからネジを締めます。(プラスネジ)
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_172824.jpg)
フレーム側のネジを増し締めして完成です。(ちょっとネジ穴の位置がズレてますが、まあ良しとします。)
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_172930.jpg)
ピカピカのプレートがサイドカバーとフレームの隙間から見えるので、「やっぱりブラックのヤツがよかったなあ。」と思ったのですが、シートを取り付けてみるとこの通り。プレートが鏡面なのでシート裏を写すと真っ黒で見えなくなります。なるほどね。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_172957.jpg)
ところが、ここで一つ、重大な問題(?)に気が付きました。シートを付けると取り付けのネジが上から見えません。ということは、サイドカバーを脱着するには、いちいちシートを外さないといけないということ。純正の取り付けだとシートをつけたまま手ではずせましたから、これは面倒です。うーん。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220402_173053.jpg)
・・・と思ったのですが、このロードスターのシート、サイドの部分はシートベースが無くて柔らかいので押すと凹みます。なので、なんとかシートを付けたままでもサイドカバーステーのネジを開け閉めできることがわかりました。
使い勝手は?耐久性は?
という感じで、無事装着が出来ました。
「構造上、フレーム側のネジに力がかかってすぐ緩むんじゃないか?」とか、
「純正なら道具なしでサイドカバーを外せるのに、面倒なだけじゃないの?」とか、
「板を曲げただけのステーなのに3000円もするの?」
なんていう意見もありそうですが、ねじ止めになることで安心感はあります。
まあ、使い勝手とか耐久性とかの部分は、しばらく使ってみてまたレポートしたいと思います。
サイドカバーが開いて困っている人には、確実性と安心感が得られる良い商品だと思います。
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価格:3,190円 |
04年式~09年式のスポーツスター用はこちらです。
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価格:2,827円 |
コメント
プラスネジでなく、六角ネジにすると、
レンチで回して外せるので良いかもしれませんね!
ドライバーが入らなくてもレンチは
横からアクセスできるのでよいと思います。
ヨウヘイさん
こんばんは。コメントありがとうございます。
ナイスアイディア、ありがとうございます。それいいなあ。
六角ネジだとちょっと武骨な感じなので、ヘックスネジにしてもいいかな、と思っています。ボールポイントのレンチを使えば、少し斜めでも回せますし。
ただ、プラスネジだと、ドライバー一本でバッテリー端子を外すことも出来るので便利なんですよね。
もう暖かくなったので、とりあえず次の冬まではバッテリー端子を外さないと思いますから、ゆっくり考えたいと思います。