もはや乗らないのが一番なのかも
昨年に引き続き、今年の夏も猛暑です。まだ7月だというのに、連日35℃を超える猛暑日が各地で記録されています。
しかも、日本中どこもかしこも暑い。東北や北海道の気温を見ていても、関東とあまり変わりません。もはや逃げ場がない感じです。
正直、以前は「夏はバイクに乗らない」という人の意見を見ると、
「なにをもったいないことを。暑けりゃ朝早く出ればいいだけのこと」
と思っていたのですが、ここ数年の暑さに、ぼくも少し考えが変わってきました。なにしろ朝7時過ぎでも、既に30℃を超えるような状況です。朝早く走ると言っても限度があります。
夏は暑いから乗らない。もはやそれが一番の暑さ対策と認めざるを得ない感じです。
それでも乗りたい!
それでも乗りたい!というのがバイク乗り(僕だけ?)。せっかくの休みだし、空はピーカンなんだから。乗れるなら少々暑くても走りたい。
とはいえ、下手をすればマジで命にかかわります。
先週も午前中だけバイクに乗ったのですが、めちゃくちゃ暑く、家に帰って来てからもしばらく何もする気になれませんでした。
そこで、どうすればこの時期でも熱中症にならずにバイクに乗れるのか。あらためて考察してみたいと思います。
猛暑を乗り切るツーリング対策
対策① 前夜早く寝る
小学生か・・・という感じですが、睡眠不足は確実に熱中症のリスクを高くするそうです。
まあ、なんとなくわかりますよね。
熱帯夜で寝つけず、でも頑張って早起きして出発する・・・これは危険です。
対策② 早朝に出発する
やはりこれが夏のツーリングにおける暑さ対策の基本です。
では何時に出発すればいいか。暑さを避けるには、いかに渋滞を回避するかがポイントになります。
ツーリングの道程を眺めてみて、一番渋滞するポイントを、高速道路であれば朝6時、一般道なら7時までには通過できる時間から逆算して出発する、というのが理想だと思います。
東名高速下りなら横浜町田IC~海老名JCTの間。特に大和トンネル付近。中央高速なら相模湖インターチェンジですね。
対策③ 涼しくて空いているところを走る
涼しいところを走る。まあ、これは当たり前と言えばあたりまえ。標高の高いところとか、海沿いということになりますが、夏の海沿いの道は渋滞がつきもの。となると、やはり目指すは山ということになります。
早朝涼しいうちに街を抜け、すずしい山を目指す、というのが夏の定番です。
対策④ マメに休憩し、マメに水分と塩分をとる
これも熱中症対策の基本ですが、水分は思っている以上にこまめに取るということが大事なんだそうです。
それと、何を飲むかも大事。やはり基本は水ですね。スポーツドリンクもいいかもしれませんが、かなり糖分が多いので余計に喉が渇く気がします。またコーヒーは利尿作用があるので、水分補給という意味ではあまり適していません。(といいつつ、大好きなのでつい飲むんですけどね。w)
あと、汗で塩分も流れてしまうので、こちらも適宜とる必要があります。
最近は「塩を補給できる飴」なんかも売ってますが、僕のおすすめは梅干し。最近はコンビニなんかでも手軽に食べられるお菓子感覚の梅製品がいろいろ売ってます。
対策⑤ 顔を洗う。水をかぶる。
熱中症を防ぐには頭を冷やすのが有効。なので、水で顔を洗ったり、首回りにかけたり、思い切って頭からかぶることで頭を冷やすことが出来ます。
コンビニで水を買えば、飲むだけでなく、顔や頭にかけて冷やせます。
対策 早く帰る。または遅く帰る。
朝涼しいうちに街を抜け、涼しいところを走るのですが、帰り道が昼前後になれば、結局猛暑の中を走るはめになります。
対策は、欲張らず、暑くなる前に帰ること。ちょっと山を走って、お気に入りの店で朝ご飯でも食べて、早々に帰る感じですかね。
もし、たとえば涼を求めて(関東から)信州ツーリングなんかに行っても、日帰りなら帰路は高速で大渋滞必至です。この場合は、いっそ夜まで時間を潰し、渋滞が解消してから一気に帰ってくる方が、かえって疲れなかったりします。
対策 冷感グッズを使う
最近、猛暑に耐えるためのいろいろな冷感グッズが売られています。
日中外で働く人たちには必需品となりつつある空調服ですが、バイクで利用している人も案外いるようです。バイクは走っていれば風を受けるので、あんまり意味が無いように思えますが、信号待ちや渋滞などでは案外効果的らしいです。
ただ、空調服は風を通さない素材なので、メッシュジャケットとの併用は出来ません(やったことないですけど、多分)。そこがちょっと微妙じゃないかなあ、と思います。
その他、ペリチェ素子で体を冷やすウエアや、背負った氷水をポンプで体中に循環させる「アイスマン」など、かなり売れているものもあるようです。
手軽なものだと、水を染み込ませるタイプのネックタオルや、僕も愛用しているクールネックリングなども、ある程度有効です。
これらの商品は毎年いろいろと新しいものが出てきます。逆に言えば、まだ決定打に欠ける、ということかもしれません。
高速道路は要注意!
暑い都会を一気に逃げ去り、涼しい高地を目指すには、高速道路走行は欠かせません。が、猛暑の中、バイクで高速道を利用する際は、十分な注意が必要です。
たとえ暑くても、信号で止まることなく駆け抜けられる高速道路は走っている限りはそれなりに快適ですが、ひとたび渋滞やマシントラブルに見舞われると、逃げ場がないからです。
また、走っていると風を受けているので、それなりにやり過ごせますが、熱風のなかヘルメットを被っている状態で、かつ水分補給もできないので、本人も気づかないうちに脱水症状に陥ってしまうことがあり得ます。
なので、高速道路を利用する場合は、事前に情報を集め、渋滞していないかを確認するとともに、マシントラブルの可能性がないか(ガス欠やタイヤの空気圧不足、荷物の落下など)を確認すること。万一を考えて飲み物を持っておくこと。乗ってからはマメにサービスエリアで休憩し、水分補給すること。などが必要です。
実戦 僕の夏の定番ショートツーリング
というわけで、今回も猛暑日予想のなか、熱中症を避けつつショートツーリングへ行ってみます。
行先はいつもの道志みちです。

AM06:15 自宅を出発。予定を15分オーバー。前夜は早く寝たんですが・・・寝坊しました。

首には愛用のネックリングを装着。冷たくて気持ち良し。

6時台にもかかわらず、下道は既に渋滞が発生。先週まではこの時間ならスイスイ走れたのに。夏休みが始まったからかなあ。ちなみにこの時点で東名高速下りは渋滞8kmの表示。

AM07:04で既に気温は30℃。ふー。

幹線道路を離れ、いちものスタバで一服。朝07:00から開いているスタバ(店舗によります)は早朝ツーリングの強い味方です。

ついたら先ずはお水を一杯いただきます。そして朝食。熱中症対策に牛乳が良い、という話があるので、いつもはアイスコーヒーなのですが、アイスカフェラテにします(笑)。ヘルメットはいつもは持ち歩くのが面倒なので、バイクの車体にロックして置いてくるのですが、この時期は店内に持ち込みます。屋外に放置すると被る時に地獄を見ます。
牛乳は「熱中症」を防いでくれる強い味方です!:一般社団法人 Jミルク HP

AM08:15 道志みちに到着。水分補給してから涼しい高地を走ります。

涼しいはずの道志みちですが、なんと気温は30.5℃。以前はまず30℃を超えることはなかった気がするんだけどなあ。涼しい木陰で一休み。自販機で水を買って顔にバシャバシャ。気持ちいい~。

AM09:30 道の駅 どうし。みなさんお暑いのにこの盛況ぶり。

かわいい売り子の女の子に惹かれて桃を購入。「冷えた桃をカットしてお渡しします」と書いてあったので、こんなかわいい子が剥いてくれるのか、と思って注文したら「ありがとうございます! じゃあお願いします!」と女の子が言うなり奥からオジサンが出てきて「ハイよ」と言って桃をカットしてくれました。(笑)

コンビニに立ち寄って、水と氷を調達。梅干しは自宅から持参したもの。塩分補給に最適で、甘すぎず口の中がスッキリします。ロックアイスはどうするかというと・・・・・

ジップロックにロックアイスを入れ、そこにネックリングを入れます。涼しいところを走っている間に、ネックリングを再度凍らせよう、という作戦です。

ちなみにネックリングを裏面(透明になってます)から見るとこんな感じ。白く見えるところがまだ凍っているところ(このネックリングは23℃で凍ります)。この凍っている部分が完全に溶けてしまうまでは冷たさが続きます。

まだAM10:00ですが、帰り道では気温35℃を超えているでしょう。ここは一気に走り切るべく、高速道路を使って帰ることに。念のため高速に乗る前には給油します。

道端の温度計は36℃! ひ~。

ワープして帰るべく、高速道路へ。でも最初のサービスエリアでまた小休止。

ここで氷漬けにしていたネックリングを再度装着。冷やしていたのはわずか30分ほどですが、入れておいた氷はほぼ溶けてしまったのに対し、ネックリングはこの通り白く凍りました。
氷で冷やして置いたネックリングを再び装着します。いや~冷たくて気持ちイイです。この冷たさが消えないうちに、高速道路をカッ飛んで帰ります。
高速道路上の気温は36℃を超えていましたが、ネックリングと走行風のおかげで、なんとかへばることなく自宅に着きました。

およそ30分ほど高速道路を走って、自宅まで帰ってきた時のネックリングの状態がこれ。冷たさはもう感じませんが、白い凍った部分がおよそ半分ほど残っています。

手で凍った部分を握り、白い部分をこのように首の後ろに当たる部分へ移動させました。首に当たるところへ凍った部分を寄せることで、再び首元を冷たく感じることが出来ました。
これからも「サマーツーリング」を楽しみます。
自宅に帰り着いたのは AM11:30。気温は36℃を優に超えていました。しかしなんとか、こうして無事、猛暑日のショートツーリングを終えることができました。
ネックリングを冷やしながら使ったことで、走行後の体は同じようなコースを走った先週より明らかに軽く、楽に走ることが出来ました。
とはいえ、油断は禁物。
これからも無理をせず、工夫&マイペースを守って、猛暑のツーリングを楽しんでみたいと思います。