綺麗になった日光東照宮を見に仲間とツーリング
いつもの仲間とまたツーリングに出かけてきました。
今回は僕の希望で日光へ。
ずいぶん昔(多分20世紀)に一度ツーリングで行った記憶があるのですが、さほど印象に残っていませんでした。
ところが、TVニュースで「修復工事を終え、きれいになった」という東照宮映像を見て、おお、キレイ。これは一度見てみたい! と思っていました。(これも既にずいぶん前のことなのですが。)
ただ、日光って日帰りで行くには結構遠いんですよね。
今回は気の置けない仲間が一緒なことと、一年で一番日の長い時期なので、日没までに帰ってこられるだろう、ということで、がんばって日光まで走ることにしました。
前日まったく眠れず・・・
当日は東北自動車道の蓮田SAにAM08:00集合。家からは首都高経由で1時間ぐらいですが、まあ渋滞も見越して6時ごろ出発しようかなと思っていました。
早起きしないといけないので、前日は早めに就寝。ところが季節外れの熱帯夜で3時ごろに目が覚めてしまい、その後は全く眠れず。
やばい、今日も猛暑日に迫る予報なのに、寝てないと倒れるかもしれない・・・
寝なくては! そう思えば思う程、全然眠れず。
とうとう目覚まし時計をセットした時間になってしまったので、あきらめて準備をし、AM06:00に家を出ました。
出発したときの気温は25℃ほど。バイクで走るには快適な気温だったのですが、首都高3号線、大橋ジャンクションから始まる日本一長い「山手トンネル」の中は、なんと気温38度!
暑いのなんの。こんなのが続いたら、寝不足でなくても倒れそうです。
これで渋滞してたら、バイクはマジで死ぬな、と思いました。

AM06:55。蓮田サービスエリアに到着。クルマはそこそこ多かったものの、渋滞はなく、集合時間の1時間前に着いてしまいました。

仲間が到着するまでの間、ベンチで仮眠をとることに。うつらうつらしつつも、熱さとバイクの音でやっぱり眠れず。
東照宮を目指すも、ちょっと寄り道
AM08:00 仲間が揃い、蓮田SAを出発。一路日光東照宮を目指します。
東北道をひたすら北上。宇都宮から日光宇都宮道路へ。この日東京は35℃の猛暑日予報でしたが、北へ向かう高速道路上は25℃~28℃。すっきりしない曇り空でしたが、気温的にはツーリングに最適な気候でした。
もうすぐ東照宮だと思っていたら、先頭を走っていた仲間がコースアウト。時間もまだ早いので、途中の道の駅へ立ち寄ることにしました。

道の駅 日光 日光街道ニコニコ本陣。(長い名前)作曲家 船村徹の記念館がありました。でも僕以外の二人はい船村徹を知りませんでした。ぼくも名前ぐらいしか知りませんけどね。

日光市今市の秋のお祭り「今市屋台まつり」でお目見えする「屋台」。彫刻屋台6台と花屋台4台があるそうですが、この日展示されていたのは、春日町一丁目の彫刻屋台。

ニコニコマルシェ。道の駅らしく、地元の特産品が沢山並びますが、ぱっと見た感じは高級スーパーのよう。
仲間のひとりはライダーのお約束、ソフトクリームを食べたりしてましたが、僕は昼飯が近いので必死に我慢しました。(笑)
今後こそ日光東照宮・・の前に腹ごしらえ
道の駅を出て、いよいよ日光東照宮を目指します。
道の駅から東照宮までは12分ほど・・・のはずだったのですが、直前で大渋滞。どうやら東照宮の駐車場待ちのクルマの列のようです。まだ時刻は11時前ですが、既にこの状態。この時間、まだ帰る人も少ないでしょうから、なかなか列が進みません。
で、ようやく日光東照宮・・・ではなく、その手前の駐車場へ
AM11:00。日光詣での前に、仲間の勧めで「西洋料理 明治の館」でランチを食べます。

長い車の列を耐え、ようやくレストランの駐車場にたどり着きました。日光東照宮の駐車場のすぐ隣にあります。

広々とした敷地内に立派な西洋建築の建物が。蓄音機を日本に初めて紹介したアメリカの貿易商F.W.ホーンの別荘として建造された建物なんだそうです。

全員が選んだハンバーグステーキ。¥1900。ふっくらしていてボリューム満点。

本日のスープ ¥600 今日のスープは僕の大好きなパンプキンスープ。甘い!

僕はライスを頼んだのですが、あとの二人は一番人気というオムレツライスを頼んで二人でシェアしてました。¥1800。

ちょっと贅沢なランチになりましたが、一人じゃ絶対行かない店だし。たまにはいいかな。
ようやく 日光東照宮へ
PM12:30。お腹も満腹になり、ようやく日光東照宮へ向かいました。

いよいよ東照宮へ。三つ葉葵が燦然と輝きます。奥に見えるのが石鳥居です。

実は拝観料がいるって知りませんでした(僕だけ?)。ひとり1600円なり。宝物館入館券とのセットは2400円。結構なお値段です。

表門をくぐります。左右には仁王像が安置されています。

きらびやかな三神庫(さんじんこ)。

三神庫の向かいにあるのが神厩舎(しんきゅうしゃ)。ご神馬をつなぐ厩(うまや)です。

そして馬を守るとされている猿が描かれています。あの有名な「みざる・いわざる・きかざる」です。さるは全部で8匹描かれていて、人間の一生を表現しているそうです。

鳥居の奥。階段の上に見えているのが陽明門(ようめいもん)です。

おー。かっこいい!

平成の大修理によりきれいに修復され、黄金色に光り輝いています。(金箔24万枚が使われたんだそうです。)

門の守護神。随身像

内側から見た陽明門。

逆柱。陽明門の12本の柱のうち一本だけが、模様がさかさまに描かれているんだそう。完ぺきな状態にはすぐに魔が差し始める、と考えられていることから、意図的に文様の形が変えられているらしい。この理屈で行くと、僕には一生魔が差すことはないな。(笑)

あの有名な「眠猫」。

なぜこの彫刻だけがこんなに有名なんでしょうか。
眠り猫の下を潜り抜けると、そこから長くながく続く階段があります。必死になってそれを登りきると、奥宮(おくみや)です。

徳川家康のお墓所、奥社宝塔。説明書きを読むと、昭和40年(1965年)に東照宮350年祭を機に公開されたとあるので、それまでは非公開だったよう。

御本社(ごほんしゃ)の入り口にある唐門(からもん)。全体が白く胡粉で塗られていて、凄く細かい彫刻がびっしりと彫られてます。これも改修できれいになったんでしょうね。

日が当たると光り輝いて見えます。
神社仏閣というと、わりと地味な建物を想像しますが、ここはさすが徳川家康。豪華絢爛な建物に圧倒されます。(建てたのは二代将軍秀忠でしょうけれど)
綺麗に修復された東照宮を満喫いたしました。
霧降高原の牧場を目指す
東照宮をでた後、もう少し走りたいよね、ということで、近くの霧降高原にある大笹牧場を目指すことに。
東照宮から霧降高原を目指す道はずっとワインディング。それも厳しすぎない道で、軽く流すのが楽しい道です。
標高が上がるにつれてどんどん気温が下がり、ついには20℃を下回り、山頂付近では18℃。涼しいを通り越して凍えそうです。
更には霧降の名のとおり霧が出はじめ、一番すごいところでは、前を走るクルマのテールランプは見えるものの、そのもう一台前のクルマは全く見えない、という状態。ゆっくりこわごわ走りました。
30分ほど走り、大笹牧場に到着。

大笹牧場に到着。

駐車場は広大。バイクも沢山とまってました。

画面奥の霧が見えますか? その向こうに見えるハズの山が全く見えません。あの中を走ってきました。

建物の表には、牧場の牛乳を使ったソフトクリームをもとめて大勢のお客さんが並んでました。

奥のレストランにはジンギスカンが。うーん、次回はここで食べたい!

ソフトクリームを食べるために牧場に来たものの、そこまでの山道ですっかり体が冷えてしまいました。ホットコーヒーでも飲むか、と思ったら、めずらしく ウインナーコーヒーがあったので、頼んでみました。フワフワの生クリームが美味しかったです。

鉄馬じゃなく、本物の馬にも乗れます。
来た道をもどり、再び道の駅へ
コーヒーを飲んでまったりていたら、時刻は15:30。そろそろ帰路へ着きます。
ところが、バイクに跨りキーをオンにすると、なんと液晶メーターにでかでかとガソリンのマークが。
やばい、ガソリンがもう残り少ない・・・
聞くとDUCATI Monsterに乗る仲間のひとりも、もう給油ランプが点灯しているとのこと。
スマホで調べると最寄りのガソリンスタンドまでは5kmほど。ただし帰る方向とは真逆。帰る道のりでしらべると40kmほど先になるようです。
どうしようか・・・
まあ、まだガソリンが切れたわけじゃないので、40kmぐらいなら走れるだろう、と思いそちらのガソリンスタンドへ向かうことに。どうやら最初に立ち寄った道の駅にほど近い場所にあるようです。
というわけで、来た道をそのまままっすぐに戻ります。
途中、ガス欠しまいかとドキドキしましたが、何とか無事にガソリンスタンド到着。ぼくはまだ3.5リットルぐらいガソリンが残っていましたが、Monsterは残り1リットルもなかったようです。あぶないあぶない。

今度は心置きなくソフトをいただきました。じっくり味わいたかったのですが、暑くてすぐ溶けるので速攻でたべました。
せっかく近くまで戻ってきたので、再度道の駅へ。先ほどは昼食前だったので見送ったソフトクリームをあらためて頂きました。甘くてとってもうまかったです。
16:30 ようやく帰路へ
まったりしすぎて、既に時刻は16:30。昼間の長い時期とはいえ、明るいうちに帰ろうと思うと そろそろ帰らないといけません。
一路東京へ、、、と思いつつ。体力のないオジサン三人は途中の羽生パーキングエリアで再び休憩。
羽生パーキングエリアって過去来た記憶が無いのですが、江戸の町のミニテーマパークみたいになってるんですね。
無事帰宅
羽生パーキングエリアを出て、仲間とは流れ解散。首都高を経由して帰ってきました。
首都高では再び山手トンネルの洗礼。帰りは気温はそうでもなかったですが、途中でGPS信号をロストしたスマホナビが動かなくなり、途中で一般道に降りてしまいました。おかげで帰宅時間は大幅に遅れ、20:00前に帰宅となりました。(そのまま高速に乗ってても大渋滞でおなじような時間だったかもしれません。)
走行距離は400km。ぼくとしては結構な距離を走ったツーリングになりました。
暑さが本格化する前に走れてよかったです。
恒例のツーリングプランによる節約金額の確認
今回も例によってツーリングプランを活用しました。利用したのは「東北道・常磐道コース ミニ」です。
https://www.driveplaza.com/etc/drawari/2025_touring/tohoku_mini.html
ツーリングプランを利用しなかった場合(ETC休日割適用)は
東名高速川崎IC→川口JC→宇都宮JCT→今市IC ¥3730 (二輪車 ETC利用)
往復で ¥7460
これに対し、ツーリングプランを利用した場合は
・東名高速川崎IC←→川口JC ¥1500×2
・川口JCT ←→宇都宮IC (東北道・常磐道コース ミニ)¥2500
・宇都宮IC←→今市IC ¥320×2
計 ¥6140 (差額▲¥1320)
あれ?思ったほど変わりませんでした。
これは、首都高の部分(ツーリングプランの対象外)が高いのと、通常の高速料金にも休日割が適用されているから。
ちなみに、平日や休日割対象外の土日だと、4230×2=¥8460 となり、その差は¥2320になります。もちろん、ツーリングプランはミニでも2日間有効なので、一泊二日で出掛けてエリア内で乗り降りすると、その差はもっと広がります。
皆さんも是非うまく活用してみてください。