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ハーレー用バイクジャッキを改造する

ハーレーのメンテナンスに必要不可欠なバイクジャッキ

バイクのメンテナンスには何かと欠かせないのが「バイクジャッキ」。特にハーレーのようにセンタースタンドを持たないバイクのメンテナンスには必要不可欠と言えます。

ぼくが我が愛車、スポーツスター(XL1200CX ロードスター)のメンテナンス用に購入したのはこんなタイプのバイクジャッキです。

バイクジャッキ

購入したときの記事はこちら ↓↓↓

あらためてハーレー用バイクジャッキを購入

比較的リーズナブルながら、500kgまでのバイクを持ち上げられる優れもの。ハーレーのメンテナンス用としては非常にポピュラーな製品です。

重量が15kgもあって持ち運びが大変、という問題はありますが、おおむね満足できる商品です。

アダプターの位置合わせが面倒

このジャッキ。コスパの高い、良いジャッキなのですが、重い以外にもちょっと使いづらいところがあります。

それは、バイクを支える部分であるアダプター(=リフトアーム)が動くようになっているのですが、その位置合わせがかなりシビアで、かつ取り付け自体も意外と面倒、という点です。

バイクジャッキ

丸で示した部分が車体を支えるリフトアーム。ベース部分を天板に横から差し込んでボルトで留める構造なので、自由な位置にアームを持ってこられます。ただ、天板の側面にボルトで押し付けているだけなので、かなりしっかりボルトを締めこまないと、ジャッキアップしている時に簡単にズレてしまいます。

バイクジャッキ

スポーツスターの場合、フレームのアンダーループの部分をリフトアームで支えます。左右の幅はフレームに合わせてぴったりと調整する必要があるのですが、車体を垂直にした状態で合わせないといけません。一人だと左手でハンドルをもって車体を支えつつ、右手で位置合わせし、ボルトを締めることになります。この作業は正直ちょっと危険です。※取扱説明書では、必ず2人でジャッキアップするよう指示されています。

バイクジャッキ

ガレージがあって、組み立てたジャッキをそのまま保管しておける方なら、一度しっかり位置調整すればいいのですが、僕のように屋外駐車で、使い終わるごとに片付ける必要があると、毎回位置調整をしなければいけません。同じ位置にできるよう天板にマジックで印をつけているのですが、ジャッキアップのリフトアームがズレたりするので、どうしても微調整が必要になります。

まあ面倒なだけならいいのですが、左手でバイクの車体を垂直に保ちつつ、右手でリフトアームの位置を調整し、ボルトを締める、という作業はバイクを倒しそうで危険だし、気を使います。

まあ、タイヤを持ち上げる必要のある整備の時はこのジャッキを使うのも仕方ないのですが、ちょっとホイールを磨きたい程度なら使いたくない、というのが正直なところです。

リフトアームの無いタイプのジャッキもある

実はこのポピュラーなバイクジャッキには、リフトアームの無いタイプもあります。

toolsisland(ツールズアイランド) ジャッキ バイクジャッキ リフトジャッキ モーターサイクル リフト用

リフトアームがない代わりに、天板には薄いゴムシートが貼られていて、天板全体でバイクの車体を支えるようになっています。

フラットな天板でバイクを支えるので、バイクの底面がフラットなバイクでなければ使えません。フレームのアンダーループがないバイクやアンダーカウルの付いたバイク、エンジンの下にマフラーが通っているバイクなどは使えません。(というか、使えるバイクの方が少数派でしょうね。)

ただ、ブログなどを見るとハーレーの場合はコチラのジャッキを使っている方の方が多い気がします。

パンタグラフジャッキ

これはタイヤショップ GRIFFさんでの作業して頂いた時の様子。使っているジャッキは連結式のパンタグラフジャッキですが、天面がフラットという点ではリフトアーム無しのジャッキと同じです。

パンタグラフジャッキ

こちらは「スピード☆スター」さんでタイヤ交換していただいた時。やはり天板の平らな2連パンタグラフジャッキを使っていました。(この時は併せてフロントを吊り上げてました。)

僕も今のジャッキを購入するとき、アーム有無どちらのタイプにするか悩んだのですが、スポーツスターのアンダーフレームにはサイドスタンドを抑えるための突起があるので、リフトアームが無いと使えないんじゃないかと思ってリフトアーム付を購入しました。

これが問題の突起。まあ、これを避けて支えればいいんでしょうけれどね。

でも結果的にはリフトアーム無しのほうが良かったのかもしれません。

リフトアーム無しのタイプに改造する

そこで、今のジャッキをリフトアーム無しのタイプに改造してみることにしました。

「改造」と言っても単にリフトアームを外し、天板にゴム板を貼り付けるだけです。

(もともと購入したときも、もしダメならこうやって改造するつもりでした。)

用意したのは3mm厚のゴムシートとコニシボンドの「G17 速乾 合成ゴム・皮革・金属用」。ゴムは薄いと使っているうちに破れそうですが、逆に厚過ぎるとバイクがグラつく可能性もあります。実際使ってみた感じからするともう少し薄くてもよかったかもしれませんが、特にグラつく感じもしませんでした。

接着面をパーツクリーナー(の代わりのチェーンクリーナーだったりしますが)で脱脂します。

ボンドを塗り・・・

付属のへらで塗り広げます。

ゴムシートの側にも接着剤を塗り、指に着かない程度に表面が乾いてから貼り合わせます。

ゴムシートを密着させるため、ハンマーでたたいていきます。(果たして意味があるかどうかはわかりませんが・・・)

更に天地をひっくり返し、上に乗って重量を掛けます。

1時間程度放置したのち、はみ出した余分なゴムシートをカッターで切り落とします。

完成です!

これでアーム無しジャッキの完成です。

実際に使ってみると・・・

では早速使ってみます。

この突起(サイドスタンドストッパー)を避けるようにジャッキを当てます。

ラチェットハンドルを使ってジャッキを上げていきます。(ジャッキ付属のハンドルより、ラチェットハンドルを使う方が圧倒的に使いやすいです。これから購入する方は必ずラチェットハンドルが使えるジャッキを選ぶことをお勧めします。)問題なくジャッキアップ出来た、と思ったのですが・・・

反対側に回ってみると、マフラー(僕のはノーマルではなくDRIVE製の2in1チタンマフラー)の根元部分が接触しているように見えます。

やはり微妙に当たっている様子。マフラーに力が加わると、エキパイのフランジボルトやシリンダーのボルト穴を傷めたりするかもしれません。

後でゴムシートをよく見ると、やはりマフラーと接触したような傷が見えます。うーん。リフトアームを使わない場合も、位置合わせは慎重に行う必要がありそうです。

残念ながら、僕の愛車の場合は気をつけないとマフラーと干渉してしまうようです。

前よりは使い勝手が良くなったものの・・・

改造した結果、リフトアームの取り付け作業が要らなくなった分、以前よりは気軽に使えるようになりました。

とはいえ、やはり位置合わせは慎重に行う必要がありそうです。

正直、ホイールを掃除程度でこのジャッキをいちいち引っ張り出すのはかなり面倒です。

なんかいい方法ないですかね?

ともあれ、これからスポーツスターのバイクジャッキを購入しようと思われている方には、アーム無しの方をオススメします。マフラー形状にもよりますが、ノーマルマフラーやスリップオンマフラーなら問題なく使えると思います。

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コメント

  1. あらあらかしこ より:

    通りすがりのものです。
    フォーティーエイトです。

    同じようなジャッキの上に
    幅5cm厚み1cmくらいの木材をかましてます。

    お試しあれ。

    • kento-yoshida より:

      あらあらかしこさん
      はじめまして。書き込みありがとうございます。
      ナイスアドバイスありがとうございます。

      実はもう木材を買ってあったりします。
      近々試してみるつもりです。

  2. ヨウヘイ より:

    はじめまして。

    私の行くバイク屋は、V-RODなどやる時は、
    ジャッキ+厚めのタイルみたいなゴムの板をつけてあげてます。
    また、リアをジャッキアップの際はフロントに、
    フロントをジャッキアップの際はリアに、輪止めを必ずかましています。
    またスポーツスターはフレームが細いため、
    紐などで、縛って転倒防止策をしています。

    • kento-yoshida より:

      ヨウヘイさん
      はじめまして。書き込みありがとうございます。
      そうなんですよ。スポーツスターのジャッキアップはアンダーフレームが一番下に来るのでジャッキを選ばないのですが、フレーム幅が狭いので思った以上に不安定ですよね。
      念を入れて安全対策するのはさすがプロ。見習いたいと思います。
      いい情報をありがとうございました。また遊びに来てください。