今は昔? 純正流用カスタム
純正流用カスタム。
他のバイクの純正パーツを転用してするカスタムの事ですね。
その昔、カスタム黎明期には今ほどアフターパーツが多くなかったため、盛んに用いられた手法です。
ゼッツーなどに、FZRなど最新型(当時)のレプリカマシンの足回りを移植するとか、刀にGSX-Rの油冷エンジンを載せるとか、すごいカスタムが雑誌を賑わせていました。
しかし、この流用カスタム。当然のことながら他のバイク用に設計されたパーツを他社に付けるのですから、簡単に取り付けられるわけもなく、高度な知識と慎重な検討、大幅な加工が必要なカスタムでした。
今は汎用のパーツや車種別の専用アフターパーツがたくさん出ているので、昔ほどは行われていないですよね。
純正流用がオススメのバックミラー
規格がかなり統一されている自転車のパーツと違って、バイクのパーツは殆どがその車種専用であり、加工無しに他社転用できるパーツはほとんどありません。
ですが、例外的にかなり転用が効くのがバックミラーです。
バイクのミラー(特にネイキッドタイプの)も、アフターパーツメーカーから沢山の種類が発売されていて、パーツショップの店頭に何種類も並んでいます。
ただ、なんとなく質感や実用性の点で、ノーマルパーツに比べて今一つ、という製品が多い気がするのは私だけでしょうか?
デザイン優先のあまり、肝心の鏡面が小さかったり、ミラーの角度を変えるためのジョイント部分が金属剥き出しで安っぽかったりする商品が多い気がします。
(最近は保安基準で鏡面の面積が小さいモノは車検に通らなくなったので、以前よりは実用的なモノがおおいですが。)
# 平成19年1月1日以降に製造された全ての車両、及び
平成17年1月1日以降に型式を認定された全ての車両については鏡面の大きさなどの
基準がみたされていないと保安基準をクリアできない事になっています。
※詳しくはタナックス(株)さんのHP参照
http://www.tanax.co.jp/motorcycle/safe.html
そこでお勧めしたいのが、他社用純正ミラーの流用です。
カウル付バイクのミラーは取り付け部分に共通性がないので、基本流用は出来ない(なかには出来るケースもあるようですが)のですが、ネイキッドタイプのバイクのミラーは、大抵10mm(小型車は8mm)のネジで取り付けられており、流用できるケースがほとんどです。
また、ステーとミラーのジョイント部分も、同じ10mmのネジで止まっているものが多いので
ステーとミラー部を別々の車種用から転用出来るケースもあります。
ステーを選べば、ミラーの高さや幅など、好みに合わせていろいろと調整が可能です。
↓ これはミラーがYAMAHA R1-Z、ステーがホンダスティード(黒く塗装)からの流用
実用性と質感にすぐれる純正ミラー
純正のミラーはさすがにある程度の視野は確保すべく、鏡面は大きめ。ステーも防振の為か、しっかりした太さのあるものが多いです。
(個人的には車格に対し、あまり小さなミラーはかっこ悪いと思うのですが・・・・)
自分の車種以外の純正パーツはパーツショップなどで購入できますし、
WEBでも扱っているSHOPがあります。
(バイク屋さんでもパーツナンバーが判れば売ってくれると思いますが・・・)
↓ 僕がよく利用する純正部品ディーラーさんです。
株式会社 佐藤部品
最近のネイキッドバイクはミラーも凝ったデザインのものが多いですし、ミラーでずいぶん愛車のイメージも変わります。
手頃な流用カスタム。あなたもチャレンジしてみませんか?