メンテナンススタンドの掛け方を学ぶ。
センタースタンドを持たない KTM 890DUKE のチェーンメンテナンスをするために、はじめてメンテナンススタンドを購入することにしました・・・というのが前回の話。
ところが、どれを買おうか?といろいろ考えてみたものの、よくよく考えてみれば実際にメンテナンススタンドを使ったことがないので、どうやって使うのかすら分かっていません。(笑)
使い方も知らないのに選べませんよね。
そこで、こちらもネットでいろいろと勉強させていただきました。
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最もわかりやすかったのは、やはり専門メーカー、J-TRIPさんの動画です。
こちらはショートスタンドの場合↓↓↓
解除方法↓↓↓
これを見て「おー、ちゃんと手順を踏んでやれば、案外簡単に出来そうだ」と思った反面、「これひとりでやるの、結構怖くない!?」と思った場面がありました。
スタンドを立てる手順を列記してみると・・・
①フロントブレーキを掛けた状態で固定する(輪ゴムやタイラップ、専用の道具などを使う)
② ハンドルを左一杯にきる。(こうすると必ずバイクはサイドスタンド側に倒れる)
③バイクの後端、ナンバープレートの横に立つ。
④リアシート(リアカウル、グラブバーなど)を持ってバイクを起こす。
⑤「これ以上いったらやばい(反対側に倒れる)な」というところまで起こし、左手でバイクを支えながら、右手にスタンドを持つ。
⑥スタンドのV字金具を両方のスタンドフックに確実に掛ける。
⑦リアカウルを持ち上げつつ、手でスタンドを押し下げ、最後は足で踏む。
⑧完了
となります。
問題は⑤⑥⑦の手順。これ、怖くないですか!?
左手一本でバイクを直立させながら右手でスタンドを持ってフックを掛ける、、、なんて。
フックを掛ける作業に気をとられていると、バイクを倒してしまいそうです。
おー。くわばらくわばら。(←古いなあ。)
二人だと全く問題なさそうですが、ひとりでやるとなると結構怖そうです。(まあ、そのうち慣れるんでしょうけれど、なにせ私、不器用なもんで。)
ひとりでも楽々なメンテナンススタンドを探す
この怖い手順をなんとか簡単にする方法はないものか?
・・・あるんです。
それはJ-TRIPさんの「はじめてスタンド」を購入すること。
前回も書きましたが、この「はじめてスタンド」。リアタイヤのアクスルシャフトに鉄の棒(ロッド)を通し、それでバイクを持ち上げる構造になっています。
ロッドはあらかじめ通しておくので「車体を起こした状態でメンテナンススタンドをセットする」というあの恐怖の工程がありません。すばらしい!!
ただ「V字受け」や「L字受け」と違い、リアホイールを外す必要のあるメンテナンスは出来ません(タイヤ交換とか、チェーン交換とか)。あと、値段が少々お高いというのもデメリットです。(その分品質は間違いないですが。)
うーん。いいんだけどちょっと高いしなあ。他にはないの?
・・・あるんです。(笑)
同じく J-TRIPさんのアイディア商品に「お助けラバー」という商品があります。
これを使えば、普通のV字受けのメンテナンススタンドでも、一人で簡単に持ち上げられるようになります。
http://www.j-trip.co.jp/products/prd_rearstand.html
この「お助けラバー」。ゴムであらかじめスタンドフックと V字受けをつなげておくというもの。
車体を立てる前にスタンドをセットしておけるので、「はじめてスタンド」と同様、左手一本で車体を支える、というあの怖い瞬間がありません。
このゴムは消耗品(=ゴムなのでいずれ切れる)ですが、5枚で1166円とかなりお手頃です。
ただ、とはいえ、本体はJ-TRIPさんのスタンドなので、モノは間違いないですが、価格はやっぱりお高いです。
うーん。いいんだけど、値段高いし。他にはないの?
・・・あるんです。(笑)
Amazonを探していると、似た発想で使いやすくしているメンテナンススタンドを見つけました。
ふんふん、よくある格安メンテナンススタンドね。これがどうした?
よく見てください。V字受け部分になにやら輪っかが付いています。
この輪っかはステンレスのワイヤーで、これをあらかじめスタンドフックに引っ掛けておけば、手でスタンドを支えなくてもセットすることが出来るのです。
(上記リンク先=Amazonの商品説明に動画があります)
J-TRIPさんに似たアイディアですが、こちらは本体も格安です。
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うーん。コスパはいいんだけど、やっぱり中華製はちょと・・・他にはないの?
・・・あるんです。(笑) もういいか。
コレ↓↓↓
デイトナのリアスタンドでしょ?知ってるけど、これがどうしたの?
実はこのスタンドはV字受けの部分が特殊な仕様になっていて、スタンドフックをバネで挟み込んで固定できるのです。
だから、バイクを立てる時にスタンドを持つ必要がなく、片手で車体を支えるというステップがなくなるのです。
おーすばらしい!!
品質は安心の日本企業 デイトナだし、値段もJ-TRIPよりは安い。イイトコ取りではないですか!!
真打登場!デイトナ製で決まり!?
これはもう、デイトナで決まりでしょう! 色はKTMカラーだし。(笑)
というわけで、僕の初めてのリアスタンドはデイトナを買うことに・・・・は
ならないんだなあ、これが。(笑)
・・・というわけで、この話、もう少し続きます。
ヒントその111. はじめてのメンテナンススタンド選び(その3)