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ヒントその43.バイク用メガネについての考察

バイクヘルメットを被る時のメガネの問題

日頃メガネを掛けている方も多いと思いますが、このメガネ、バイクに乗る時はなにかとやっかいな存在です。

ジェットヘルだとまだ比較的マシですが、フルフェイスの場合、メガネフレームとヘルメットの相性によっては、ヘルメットをかぶるとメガネが掛けられなかったり、掛けられても顔から浮いてしまって、非常に見えづらい、などという事も起きます。

僕も新しいヘルメットを買ったとき、それまで問題なかったメガネがなかなか上手く掛けられず、苦労した覚えがあります。無理やりヘルメットに押し込んで使っているうちにフレームが歪んでしまったり、ネジが緩んでレンズが落ちてしまったり・・・。
(片眼でもレンズが外れると遠近感が狂い、怖くて運転できません。)

日常掛けているお気に入りのメガネが、そのまま問題なくヘルメットでも使用できれば一番いいのですが、ヘルメット着用時はどうしても掛けられない、というケースもあります。

バイク専用メガネの条件

最近は非常に低価格でメガネをつくれるショップがあちこちの増えてきました。フレームとレンズのセットで、安いモノなら4~5千円から作成できます。そのおかげで複数のメガネを作り、TPOに合わせて使い分ける人も増えてきました。皆さんもバイクに乗るとき用の専用のメガネを作ってみてはいかがでしょうか。

ではバイク用のメガネとは、どういうものが適しているのでしょうか?
僕なりに考えているバイク用メガネの条件は・・・

1)フレームはメタルフレーム

フルフェイスのヘルメットでメガネをかける場合、ヘルメットをかぶってからメガネを掛けますが、この時、顔とヘルメットの内装との隙間にメガネのテンプルを押し込む形になります。
その時、メガネのフレームにはどうしても力がかかるので何度もこれを繰り返していると、フレームが歪んできてしまいます。特にふち無しメガネなど、強度的に弱いものだとすぐ歪みます。
一方、セルフレームだと比較的丈夫なものもありますが、どうしても太いものが多いので、ヘルメットの内装の隙間に押し込むのが難しい。

よって比較的強度があり、比較的細いメタルフレームを選ぶのが無難だと思います。

2)レンズの上下幅が狭くないもの

アメリカンやツアラーなど、前傾の少ないバイクでは問題が少ないですが、レプリカなど、前傾のきついバイクでは、どうしても上目使いに前を見る事になります。
この時、レンズの上下幅が狭いデザインのメガネだと、メガネの上を視線が通ることになり、レンズを通して物を見ることができません。

ある程度レンズが大きいデザインのフレームの方が、視界が切れづらくいいかもしれません。

3)テンプルが短く、細いもの

↓ は僕のメガネです。

右はヘルメット着用OK。左は不可。

デザインはほとんど変わりませんが、右のメガネの方がテンプル(耳に掛ける部分)が短く、薄い(細い)のが分かると思います。

右のメガネはフルフェイスでもOK。左のメガネは掛けられません。テンプルが大きいのでヘルメットの内装にひっかかって奥まで差し込めません。

右はバイクOK.左は不可。

また、右の方がツルが頭の形に沿って円形に曲がっています。

左のメガネだとテンプルが太くてなかなかヘルメットに押し込めない上に、
奥まで差し込めないので、メガネが鼻から浮いてしまいます。

4)UVカット、防眩、防汚(ぼうお)レンズ

野外で使うメガネなので、UVカットや防眩コートは出来ればつけておきたいところです。
またどうしても汚れやすいので、防汚コートをつけると多少なりとも汚れが付きにくいと思います。

また、メガネ用に内装にスリットの入ったヘルメットもあります。そういうヘルメットを選ぶ、というのも一つの手です。
(アライ VECTOR、 ショウエイ QWESTなど。)

さらに、バイク用品店のなかには、購入時にメガネ用にヘルメットの内装を調整したり、加工したりしてくれるところもあります。ヘルメット購入と同時であれば、費用も対して掛からないと思いますので、こういう店でサービスをうけるもの良いと思います。

フルフェイスヘルメット着用時のメガネの掛け方

あと、メガネの掛け方ですが、完全にヘルメットを被ってしまってからだと、メガネのテンプルが入り辛いので、まずヘルメットを浅くかぶり(アゴがヘルメットから出ている状態)、その段階でメガネのテンプルを差し込みます。
(ヘルメット内装の眼鏡のツルが通る部分のスリットが、こめかみのあたりに来るので
メガネを差し込みやすい)
そのあと、完全にヘルメットを被れば、メガネフレームに負担を掛けにくいと思います。

車載の工具箱に精密ドライバーを

最後に・・・
それでもやっぱり何度も掛け外しを繰り返すとフレームに負担がかかるようで、一度ツーリング中にメガネのネジが緩み、レンズが落ちたことがあります。
この時は近くのメガネ屋さんに飛び込んで直してもらいましたが・・・
それ以降、車載工具のなかに、小さな精密ドライバーを入れておくようになりました。
(100円ショップでも売っています。)

でもやっぱりバイクといっしょで、メガネも始業前点検が一番ですね。

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