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DOT4?DOT5? バイクのブレーキフルードについて学ぶ

ハーレーからブレーキフルードに関するリコールが・・・

8/21 ハーレーダビッドソンジャパンから発表されたリコールが、Yahooニュースになりました。

『ストリートグライド』など21車種1万3704台のブレーキに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た、との事。

国土交通省HP

幸いなことに、我がスポーツスター(XL1200CX ロードスター)はリコール対象外のようですが、さすがは Yahooニュース。普段バイクに等全く関心を示さないうちの嫁や、会社の上司からも

「おい、ハーレーリコールらしいな?大丈夫か?」

などと声を掛けられました。

もっとも、心配しているというより、なぜかニヤニヤと笑みがこぼれていましたが。

実際、ハーレージャパンのホームページをみると、結構いろんな不具合報告が乗っているのですが、なんで今回だけこんな大々的なニュースになったのでしょう?

ブレーキという非常にセンシティブな箇所が対象だったからか、それとも台数が多かったからでしょうか。

今回はどんなリコール?

今回のリコールですが、

不具合箇所:
ブレーキフルードの成分が不適切なため、経年劣化により大気中の水分を吸収しやすくなるものがある。そのため、ブレーキフルードがゲル状に変化し、ABSユニットの加圧バルブに詰まり、加圧バルブが戻りきらないことによりキャリパーへのブレーキ液圧が上がらず、最悪の場合、ブレーキが効かなくなるおそれがある。 引用:国土交通省HPより

・・・だそうです。

対象の車両のブレーキフルードはDOT4のようで、確かに水分を吸収しやすいですが、『成分が不適切』という、”その程度の事”で、ABSユニットが詰まったりするんだ、と思うと、結構怖い気がします。

当然、今回のリコール対象のブレーキフルードはハーレーの純正品ですが、DOT4であれば、国産車にも使われている一般的なフルードなので、ハーレー純正以外のフルードを使う人も決して少なくはないだろうと思うからです。

(まあ多分、今回リコールは、「(相当長い期間)フルードを交換せず使い続けた場合」みたいなケースなんだろうなあ、とは思いますが。)

ハーレー用ブレーキフルードは他のバイク用とは違う?

「ハーレーのブレーキフルードはDOT5で、国産車に使われるDOT4とは成分がちがうので、間違えると大変なことになる」

みたいな話はよく聞きます。

けれど最近は国産車用でも高性能なフルードとして「DOT5」が売られていたりするので、実に紛らわしいです。

さらに、最近のハーレー(大体2005年位から以降)は「DOT4」が指定だったりします。でもハーレーだからより高性能な(?)「DOT5」を入れてもいいのか?

このあたり、ネットで見ても結構いいかげんな記事も多かったので、ここであらためて僕なりに調べたことを整理してみたいと思います。

DOT4とDOT5とDOT5.1

まず、理解しておきたいことは、ブレーキフルードのDOT(アメリカの交通省)規格には

DOT3(グリコール系。ドライ沸点205℃以上。)
DOT4(グリコール系。ドライ沸点230℃以上。ほとんどのバイクや最近のハーレーはこれ。)
DOT 5 (シリコン系。ドライ沸点260℃以上。古いハーレーはこれ。)
DOT5.1(グリコール系。ドライ沸点260℃以上。)

があり(※)「DOT5」と「DOT5.1」は全然成分の違う別物、という事。(結構混同している場合あり。)パソコンソフトのようなマイナーバージョンアップ版ではありません。

※DOT規格はドライ沸点だけでなく、ウエット沸点、100℃/-40℃での粘度、ph値など、多くの基準があります。

そして、このうち「DOT5」だけが別の成分(シリコン系)であり、他のグリコール系と混ぜると危険だという事です。

実にややこしいですね。

ハーレーに「ハーレー用」を入れてはいけない??

さらに、最近のハーレーはDOT4が指定フルード。という事は「ハーレー用」として売っている「DOT5」を入れてしまうと、グリコール系とシリコン系が混じる事になり、ダメという事になります。

↓DOT5

↓DOT4

DOT4指定にDOT5.1はOK?その逆は?

では同じグリコール系のDOT4指定のバイクにDOT5.1のフルードを使ってもいいのか?

これは基本的にはOKです。上位互換で、より耐熱性能が上がる事になるわけですから。

ただし、DOT4と混じってしまうと中間ではなく、下位のDOT4程度の性能になってしまうそうなので、メリットを出そうと思ったら古いフルードは綺麗に抜く必要があります。

また、高性能な分、DOT5.1はDOT4より吸湿しやすい=劣化しやすい、という話があるので、交換サイクルはDOT4より短くする必要があるかもしれません。

その逆にDOT5.1指定のバイクにDOT4のフルードを使ったらどうか? これは避けるべき

「おれはそんなに飛ばさないし、ハードブレーキングしないから、DOT4で十分! だいいち、国産のスーパースポーツだってDOT4だったりするし。」

という人がいるかもしれませんが、DOT5.1はDOT4より高温時に強いだけでなく、低温時の粘度も低く抑えられています。そのため、特に低温時のABSの作動に影響が出る場合があり、そのために DOT5.1を指定しているケースがあるらしいので注意が必要です。

シリコン系とグリコール系、まぜるとどうなる?

「シリコン系(DOT5)とグリコール系を混ぜてはいけない!」のですが、もし実際にDOT4とDOT5を混ぜるとどうなるのでしょうか?

これについては「混ぜると固まるorドロドロになる」という意見と、「分離してしまう」という意見がありました。いったいどちらが正解なのでしょう。

おもしろそうだから、実験してみようかなあ、と思ったのですが、家にはDOT4とDOT5.1のフルードしかなく、DOT5のフルードはありませんでした。

僕のハーレー(XL1200CX)はDOT4指定だし、わざわざこのためにDOT5買うのもなあ・・・。

どなたか実験した人がいたら教えてください(笑)

※もちろん実際のバイクでやらないでくださいシリコン系はシールなどのゴムに対する攻撃性が強いらしいので、DOT4指定のバイクにDOT5を入れるのは非常に危険です。

わがロードスターもDOT4指定です。「密封容器に入ったDOT4フルードのみ使用」とあります。空気に触れると吸湿するので、密閉保存されているフルードを使えという事なんでしょうね。

補足:シリコン系のメリットは?

今ではハーレーも使わなくなったシリコン系のフルードですが、そのメリットはというと

①グリコール系のように水に溶けない(分離する)。よって吸湿して沸点が下がる事がない。

②グリコール系のように塗装を侵さない。

という事だと理解していたのですが、実は①は吸湿して沸点ば下がる事はないけれど、分離した水分が先に沸騰してしまうので、メリットにならない、のだそうです。

今回はフルードについてあらためて調べてみました。やっぱり車両指定のフルードをちゃんと守って使う、というのが一番のようです。

結構誤って覚えていた部分もあり、いろいろ勉強になりました。

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