ヒントその103.バイクの長期保管作戦!「ワコーズ フューエルワン」

春なのに・・春なのに・・溜息またひとつ

桜

新型コロナウイルスの感染拡大で自粛要請。一年で一番いい季節なのに・・・まあ仕方ないですよね。

バイクは「3密」とは無縁。ただ走り回っている分には感染することも、感染させることもないと思いますが、道中どこかに立ち寄ったり、食事をしたり、複数で出かけて仲間とコンビニの駐車場で談笑したり(楽しいですが)するのはやっぱりちょっとマズイようです。

リスクを避けるため、どこへも寄らず、だれとも話さず、ヘルメットも脱がないで、ただひたすら走って帰ってくるならいいんでしょうけれど・・・

まあ大手を振って乗れる状況ではないようです。

バイクの長期保管に向けての準備

いつまでこの状況が続くのかはわかりませんが、長期戦も覚悟する必要があるかもしれません。

そこでバイクの長期保存(長期保管)に備え準備することにしました。

バイクの長期保存に必要なことは、、、

① タンク内の錆防止と中のガソリンの劣化対策。
② バッテリー上がり対策
③ 各部の錆防止
④ タイヤの変形防止

といったところだと思います。

幸い時間はたっぷりあります。やれるところからやっていきたいと思います。

ガソリンは満タン?それとも空にするのが正解?

メルテック ガソリン携行缶 10L 縦型 消防法適合品 KHK UN [亜鉛メッキ鋼板] 鋼鈑厚み:0.8mm Meltec FK-10

上記の対策のうち、もっとも重要だと思うのがガソリンの処理です。

昔から、雑誌なんかの記事によく書かれていたのは「ガソリンは常に満タンで保管しろ」というもの。これはガソリンタンク内を空にしておくと、寒暖差による結露でタンク内に錆が発生するから、というのが理由です。(さらに、乗り始める時はそのガソリンを抜いて新しいガソリンを入れろ、と書いてありました。)

ただ、ガソリンは長期保管すると劣化します。「ガソリンが腐る」なんて言いますが、ガソリンの成分が揮発したり、変質したりして、最終的にはドロドロした塊になって燃料系統を詰まらせたりします。(更に劣化が進むと最後にはカチカチになるらしい。)

ガソリンに含まれる『アルケン』が酸素に触れて酸化し、酢酸やギ酸に変化してしまったり、揮発成分が抜けてしまったりして劣化が起こるそうです。・・・すいません、化学弱いんで、よくわからずに書いてます。(笑)

こうなってしまったら復活させるのは相当やっかいで、最悪の場合燃料系総バラシ or 総とっかえ。いったい幾らかかるやら。

では、ガソリンはどのくらいの期間で腐ってしまうのでしょうか?

ガソリンの使用期限は保存環境によって異なるそうで、一概に何か月とは言えないようですが、ENEOSでおなじみのJXTGエネルギー株式会社のホームページを見ると、

「燃料油に関して、品質保持期限(保証期間)を設けておりません」と断ったうえで、

「一般的には気温の変化が少ない冷暗所の保管であれば、ガソリン・灯油・軽油は半年程度

としています。

https://www.noe.jxtg-group.co.jp/faq/gasoline/より引用)

僕のような屋外駐車のバイクのタンクの中のガソリンだと、上記保存条件より劣化が早いと思われます。つまり半年はもたないかも・・・という事ですね。

そう考えればガソリンはすべて抜いておく、キャブレター車ならキャブ内のガソリンもドレンから抜いておく、というのが正解なんだと思います。

ただ、それはそれでガソリンタンクの錆止めの処理が必要でしょうし、抜いたガソリンの処理も面倒。それに復活させる時にはガソリンを買ってこなきゃいけない。

とりあえずガソリンを抜いて家のクルマに入れるという手も考えましたが、揮発性の高いガソリンの扱いというのはかなり気を付けないと危険です。適当な容器に入れると静電気で引火なんてことも。

できれば触りたくありません。

う~ん、さてどうしましょうか。

ガソリン添加剤を試してみる

とりあえず今回の「自粛」はそこまで長期化しないだろうと考え、ガソリンは満タンのままにしておくことにしました。

ただ少しでもガソリンの変質を遅らせるために、「ガソリン改質剤」(あるいはガソリン変質防止剤)を試すことにします。

あまり販売店では見かけないガソリン変質防止剤ですが、ネットで探すといくつかの商品が出てきます。

ただ、どちらかというと発電機や草刈り機、あるいは長期備蓄用の燃料に使っているレヴューが多く、バイクでの使用例はあまり多くありません。量も多くて価格も高い。モチュールやリキモリの製品はバイクにも向いてそうな気がしますが・・・

そんな中、バイクでの使用者が多く、評価も総じて高いこちらの商品が目につきました。

WAKO'S NEWフューエルワン F-1 FUEL-1 200ml 3本セット 2018.01発売

この「WAKO’S FUEL1(フューエルワン)」はガソリンの変質防止をメインにうたっている商品ではなく、『燃焼室・吸排気バルブ・インジェクターなどに堆積したカーボン・ワニス・ガム質などを除去し、新車時のエンジン性能を取り戻す』という商品ですが、『燃料の酸化劣化や燃料タンクの腐食を抑制』という効果もあります。

和光ケミカルホームページより引用

https://www.wako-chemical.co.jp/products/recommendation/Fyuel.html 

Amazonでの口コミ評価も高く、価格も手ごろ。量もバイクでの使用に最適です。なにより信頼のWAKO’S製で安心。

長期保存後に詰まりが心配なインジェクターも洗浄してくれるなら一石二鳥かもしれません。

というわけで、このWAKO’S FUEL1(フューエルワン)を購入してみました。

ワコーズ フューエルワン

ワコーズ フューエルワン ¥1600(税別)200ml入り。これ一本でガソリン20~60リットル分です。

清浄系燃料添加剤 WAKO’S FUEL1(フューエルワン)

ワコーズ FUEL1

WAKO’S FUEL1(フューエルワン)は正式には「清浄系燃料添加剤」。

ガソリンに混ぜてエンジンをかけるだけで、燃焼室・吸排気バルブ・インジェクターなどに堆積したカーボン・ワニス・ガム質などを除去しきれいにしてくれます。

さらに燃料の酸化劣化や燃料タンクの腐食を抑制してくれるので、長期保存前のバイクに入れるのにも最適だと思われます。

ガソリン20~60リットルに1本入れるのですが、バイクなどの小さなガソリンタンクに入れる場合はガソリン量の1パーセントを超えない範囲で添加するようにとのこと。多く入れればいい、というものでもないようです。

我がハーレースポーツスター(XL1200CX)のタンク容量は12.5リットル。その1パーセントだと125mLということになりますが、これが上限。このフューエルワンは1本が200mLですから、まあ半分の100mL入れておけばいいだろうと思います。

ということで半分を投入。この容器はアルミ製で外から入っている量が見えないので、あくまで目分量です。

本来なら給油直前に投入し、そこへガソリンを給油すればより良く混ざるのでしょうが、既にほぼ満タンだったので、ちょっと車体を前後にゆすっておきます。(適当でスイマセン。)

これで完了。

残念ながら次に乗るのは(多分)少し先なので、これを添加したことによるエンジンフィーリングの違いはおそらく感じられないだろうと思いますが、これで無事エンジンがかかってくれれば万々歳です。

バッテリー上がり防止対策

ただでさえ上がりやすいスポーツスターのバッテリー。室内保管のバイクであれば、常時接続(トリクル充電やフロー充電)に対応したバッテリー充電器をつなぎっぱなしにしておけばいいのですが、僕のような屋外保管の場合それは無理。

仕方ないのでバッテリーを車体から外し、室内保管、、、というのが定石ですが、作業しようと思ったら雨がパラついてきたので、とりあえずメインヒューズを抜いておきました。

スポーツスターのメインヒューズ(オレンジの大きいヤツです)。

近々バッテリーを外すつもりですが、純正バッテリーを「WESTCO」製に換えてから、取り付けがとっても面倒になったので、ちょっと躊躇しています。

ハーレーのバッテリー交換 (WESTCOバッテリー取付け編)
WESTCOバッテリーを選択 とうとう寿命を迎えた僕のスポーツスター(XL1200CX ロードスター)...

もうちょっと付け外しが楽になるように、何らかの対策を考えたいと思っています。

各部の錆防止

雪国の越冬など本当の(?)長期保管の場合、あらかじめサビ止め対策を施しておくことは非常に重要だろうと思います。

例えばワイヤーや可動部に注油しておくとか、錆びそうな部分にシリコンスプレーなどの防錆材を吹いておくとか。

ワックスは普通は塗った後薄くのばし、からぶきして仕上げますが、復活させる時に拭き取るのを前提にあえて厚く塗り、そのまま拭き取らないで保管しておく、というのも錆防止にはいいかもしれません。

※ただしタイヤワックスは使わない方がいいようです。ダンロップのHPより→ https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/products/tyrecheck/keeping.html

特にフロントフォークのインナーチューブやリアサスのインナーロッドなんかは絶対錆びさせたくないところなので、しっかり防錆対策をしておきたいです。

もちろん、今回の ” 巣ごもり保管 ”の場合も防錆対策をすべきですが、まずはいろんなところに浮いてきているサビを落とすのが先。

まあ時間はたっぷりあるので、おいおいやっていきたいと思います。(なんて言ってるとまた放置することになってしまうのですが。)

『バッテリーを外すと車体がさびやすくなるので外さない方がいい』という話を聞いたことがあります。確かに車やバイクはマイナス側をボディーアースという形で車体に流しているので、電源OFFでも微弱な電流が流れており、それが車体の錆を防ぐ、、、という説はなんだか信ぴょう性があるような無いような・・・。実際のところはどうなんでしょうかね?

タイヤの変形防止策

長期間止めっぱなしにすることにより、タイヤの一部だけが常に荷重を受け続けた結果、そこが変形する場合があります。(フラットスポットというそうです。)
センタースタンドのある車両ならセンタースタンドをかけ、フロントも浮かせればベストでしょうが、僕のような屋外駐車だと前後タイヤを浮かせて保存するのは、安定性の点でちょっと不安があります。
空気圧をちょっと高めにしておく、という方法も聞きますが、ゴムに負荷をかけるという面もあるみたいです。↓↓
時々ちょっと動かしてやるのが一番いい方法ですかね。

ブルーシートを使ったバイク保管

長期保存対策。どうせやるならトコトンやってみよう、と思い、バイクの下回りもカバーをかけることにしました。
使うのはブルーシートです。
アズワン ブルーシート 厚手 アルミハトメ数8個 1枚 / 2-9755-02
下からもブルーシートでくるむことで、地面から上がってくる湿気を防ぎ、タイヤを直射日光の紫外線から完ぺきに守ることができます。
ただ、かなり面倒くさいです。
僕がとめているバイク置き場は床がコンクリートで、かつ傾斜があり水はけがいいので、正直なところここまでやる必要性はあまり感じないのですが、こういう機会なので一度やってみようと思います。
(逆に雪の積もる地域や、地面が土だったり、砂利だったりする場合の長期保存には必須でしょう。できれば地面の上にベニヤ板を一枚敷いて、その上に置いたバイクを下からブルーシートでくるめば完ぺきです。)
ブルーシートは100均なんかでも売ってたりしますが、薄いものが多いので、出来れば厚手で防水性のしっかりしたものを用意したいとこです。
ブルーじゃないけれど、これなんかよさそうですね。↓↓↓
ブルーシート

以前購入したブルーシート。確かホームセンターで800円くらいだったと思います。

ブルーシート

うちの場合バイクをバックで止めないといけないのですが、押し歩く(引き歩く?)時にブルーシートを踏んづけて滑ると怖いので、あらかじめ端っこ(足をつくところ)を巻いておきます。

ブルーシート

サイドスタンドをそのまま掛けるとブルーシートが破れるかもしれないので、サイドスタンドプレート(サイドスタンドホルダー、サイドスタンドパッド)を敷くとよいと思います。これはたまたま家にあった懐かしのロードライダーの付録。

ブルーシート

ハトメの穴があいているので、そこにビニールひもを通して車体に結びます。ちょっとでもエンジンが熱いと簡単に溶けるので、完全に冷えている状態で作業します。

ブルーシート

初めてやった作業なのですが、左右前後のバランスがいまいち、、、というか、まぁかなり適当です。W

バイクカバー

ブルーシートの覆い方が多少いい加減でも、上からカバーをかぶせてしまえばわかりません。

保管前後にオイル交換はするべきか

それ以外にも「長期保管する前にはオイル交換をしておいた方が良い」ということもよく言われます。

もちろん汚れたオイルを入れておくよりは、新しいオイルを入れておいた方が、エンジン内の防錆という点でも、復活時のドライスタート※を少しでも避ける意味でもベストです。

※ドライスタート=エンジンオイルが下に落ち切った状態でエンジンを掛けること。

けれど、どのみち復活させる時にはオイル交換が必要。だとすると、全く走らないのに新しいオイルをいれるというのはちょっと財布に厳しいなあ、と思ってしまいます。

では、もし保管前と保管後、どちら一方でオイル交換をするならどっちがいいんでしょうか?

僕は保管前に交換した方がいい気がします。

確かにエンジンオイルは空気に触れることで劣化するので、保管前にオイル交換してしまうと保管期間中に劣化が進むでしょうが、1年程度は大丈夫なはずです。(バイクメーカーの推奨オイル交換時期はたいてい1年だから。)

ヒントその67.オイル交換 半年3000km毎は正しい?
バイクのオイル交換のタイミングについては昔から半年または走行3000kmの早い方、と言われてきました。でもメーカー指定のタイミングはもっとずっと長いサイクルです。果たして何が正解なのでしょうか?

一方、古いオイルを入れておいたまま保管しておくと、復活させる際、劣化しきったオイルでエンジンをドライスタートすることになり、非常に良くないような気がします。

(特にドライサンプのハーレーは、一度エンジンを回さないとオイルタンクにオイルが戻らないのでオイル交換できません。)

となるとやっぱり保管前にはオイル交換した方がいいような気がします。

・・・オイル交換しようかなあ。

※注:これはあくまで素人である僕の個人的な考察です。セオリーは保管前後でオイル交換です。

明けない夜はない

世の中大変な状況ですが、明けない夜はなく、やまない雨もありません。

バイクに乗れなくても楽しめることはあるはず。

早くまたツーリングできる日を心待ちにして、今できることをやっていこうと思います。

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