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道を転がっていたものは・・・

長年バイクに乗っていると、道路にいろんなものが落ちているのをたまに見かけることがあります。

ところが、なぜかここのところ続けざまに、珍しいものが転がっているのを見ました。

そう。落ちているのではなく、転がっていたんです。

いったい何が転がっていたかと言うと、、、

ローリングヘルメット

先日、片側二車線の幹線道路を走っていたら、前から何かが飛び跳ねながら転がってきました。

ガン!ゴン!ゴロゴロゴロ…

よく見ると、それはなんとフルフェイスのヘルメット

「!!!!」

慌てて急ブレーキを掛けて止まりました。

フルフェイスが脱げて転がるような事故なら、ライダーはおそらく無傷ではないでしょう。

通行人もみんなヘルメットをみて指さしている。

この時ばかりは緊張しました。

「どこ?どこ?」とあたりを見回すも、どこにもバイクは見当たりません。

・・・?

不思議に思っていると、スポーツ系のバイクが2台、後ろから走ってきて、僕を追い越して止まりました。

2台のうち、1台のライダーはノーヘルです。

※イメージです。男性でしたけどね。

そのライダーは転がっていたヘルメットを拾った通行人からを受け取ると、頭を下げて走り去っていきました。

?????

どうなってるの?

僕は事態が全く呑み込めず、頭の中は「?」でいっぱい。

例えばそのライダーがヘルメットを被っていたら

「ああ、リアシートかなんかに括り付けていたヘルメットが落ちたのかな?」

と思うところですが、彼はノーヘル。

ということは走っていてヘルメットが脱げた?・・・まさかね。

ということはノーヘルで走っていたんでしょうね。

(持ってるならかぶれよ、ヘルメット。)

次に、ライダーは後ろから来たのに、なぜヘルメットは前から転がってきのか?

これはたぶん、落としたヘルメットを後続の車が跳ね飛ばしたんでしょう。

そして落としたライダーは慌ててUターンして戻ってきた。

というのが僕の推理です。

***

ともあれ、どうやら事故じゃないということがわかってホッとしました。

それにしてもヘルメットを跳ね飛ばしたのが僕じゃなくてよかった~。

あんな硬いモノとぶつかったら、こっちも無傷じゃすまないですもんね。

走り去るタイヤ

片側三車線の大きな道路の交差点での話。

僕は左にウインカーを出し、信号が青になるのを待っていました。

やがて信号が変わり、左折しようとしましたが、女子高生の二人組が横断歩道を渡り始めていたのでその手前で一旦停止。

すると、それまで顔を見合わせてしゃべっていた二人が急に立ち止まりました。

僕の肩越しに交差点を見つめていた二人は、目を大きく見開くと、突然、

” アーーーーーーーー!!”

と叫びました。

な、なんだぁ!?

と振り返ると、そこには交差点の真ん中を倒れることなく、まっすぐに

コロコロコロコロ

と転がるタイヤが見えました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(スマホを横にして見てください)

なんだ?なんでタイヤが、タイヤだけが転がってるんだぁ???

と思った次の瞬間、

ガタン!ガッ ガッ ガガガがガガガガガガーー!!

と大きな音を立てながら、妙にアウト側に傾いたオープンカーが交差点を火花を散らしながら右折しているのが見えました。

まるでルパン三世か『俺たちは天使だ』のオープニングを見ているような・・・

理由はわかりませんが、どうやら右折しようとしたクルマの前輪が一本外れたようでした。

『空飛ぶタイヤ』という池井戸潤の小説がありましたが、まさにあれ。

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

タイヤのハズレたその車は、交差点を抜けたところで止まりました。

乗っているドライバーは呆然。

でもタイヤは倒れることなく、三車線道路の真ん中を堂々と転がっていきました。

まっすぐにどこまでも転がっていくタイヤが妙にかっこよく見えました。

前を走るクルマの下から現れたものは・・・

ある日、ツーリング帰りの高速道路での話。

日曜夕方の中央高速は車が多く、まだ流れてはいるものの、渋滞になるのも時間の問題という感じ。

僕は日が落ちる前には家に帰り着きたいなあ~と思いながら走っていたました。

とはいえ、いい加減疲れていたので車の間を縫って走る気にもなれず、大型トラックの後ろをおとなしく走っていました。

すると突然、前のトラックが ”クッ、クッ” っと何かを避けるかのように、わずかに左右へハンドルを切りました。

” な、なんだ!?”

と思った次の瞬間、トラックの下から現れたのは、なんと50cmはあろうかという大きな魚。

人間不思議なもので、こんな緊急事態になると、ほんの一瞬でいろんなことが頭に浮かびます。

”えーーーーっ! ブリ!?それともカツオ!?”

(・・・この際そんなことはどうでもいいんですけれど。)

”わーーー!避けられる?避けられない?”

避けようとすると転倒するかも。ならいっそ踏んじゃったほうが安全なんじゃ、、、!?

一瞬そう考えて突っ込もうかと思いましたが、

”ちょっとまて、これ、生魚だろうか? 

万一 冷凍だったら・・・踏んづけたらやばいんじゃないの!?”

僕は思い直し、車体を倒してギリギリでなんとか魚をかわしました。

いやー、やばかったあ~。

***

それにしても後から思い返すと、本当に一瞬でいろんなことを考えてたんだなあ、と思います。

(普段からこのくらい頭の回転が速ければなあ~。)

その時、あらためて思ったのは、

”あれ、もし踏んづけてたらどうなったんだろう?” 

、、、ということ。

もしあれが冷凍の魚だったら、ゆうに4,5キロはありそうな”氷の塊”です。突っ込んでたらタイヤが乗り上げて転んでたかもしれない。

そしたら後続車に撥ねられて・・・

いやー!くわばらくわばら。考えただけでぞっとします。

一方、もしあれが冷凍じゃなくて、生の魚だったら、、、

フロントタイヤで ”ぐちゃっ” と踏みつぶして、飛び散ったさかなの内臓がエンジンに飛び散り、ジュー。

その日からエンジンを掛けるたび、辺りに香ばしい焼き魚の香りが・・・

いやー!くわばらくわばら。(笑)

みなさん車の後ろを走るときは、真後ろではなく、左右どちらか寄りを走りましょうね。

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