スポーツスターにブリジストン T32を装着(前編)

フロントタイヤのハンドリングに違和感が・・・

最近、我がスポーツスター(XL1200CX ロードスター)で交差点を曲がると、少しハンドルが内側に切れ込むようになりました。

タイヤの空気圧が減ってるのかな?とも思い、(測ったら少し減っていたので)規定量を入れても改善しませんでした。

ちなみにXL1200CXのタイヤの空気圧は フロント:248kPa リア:290kPaです。
春になって気温が上がってくるにつれ、すこしマシになった気もするのですが、それでもやはりタイヤが切れ込みます。
(気温の上昇でマシになったということは、冬場にフロントフォークのエアが抜けたせいかもしれないのですが、温かくなっても完全に解消はしませんでした。)
タイヤがそろそろ寿命なのかも。
表面を眺めてみたところ、リアはスリップサインが出始めていました。

リアのスリップサイン。溝の中の浅い部分が表面と面一になったら寿命です。

一方フロントは、まだ溝は十分ありますが、手でトレッド面を触ってみると、どうも段べりしているような感触。おそらくフロントの切れ込みの原因はこのフロントの段べりと思われます。

フロントタイヤ。手で触ると分かるのですが、断面がきれいな丸を保っておらず、溝の左右で減り方が違っているのが分かるでしょうか? まだヒゲものこっているんですけどね。

フロント:9,814km リア:13,427kmで交換。

いままで履いていたタイヤは純正の「ダンロップ GT502」。今のが2セット目です。

前回はリアが先に減ったので、まずリアを交換し、フロントタイヤは半年後に交換しました。なので2セット目のタイヤの使用距離はフロントとリアで違っています。

この時走行距離はフロント9,814km、リアは13,427km。最初のタイヤはフロント18,800km、リアは15,200kmで交換したので今回はちょっと早めの交換になりました。

最初の頃より峠道を走る機会が増えたからかもしれません。

まあ、これだけ重いバイクに履かせて1万キロ以上もつのですから、純正はかなりのロングライフタイヤといっていいと思います。

ハイグリップじゃないかもしれませんが、癖もなく長持ちするいいタイヤだと思います。

今回、タイヤ交換をお願いしたショップは・・・

当初はいつも通り、世田谷の超有名タイヤショップ「スピード☆スター」さんにタイヤ交換を依頼するつもりでした。

スピードスター

ところが、ここのところ土日に予定が立て込んでいて、なかなか交換に行く時間が取れません。

「スピード☆スター」は確かな技術と格安の価格でタイヤ交換してくれる、文句なしのタイヤショップなのですが、唯一の欠点(?)は人気があり過ぎて待ち時間が長いこと。

しかも作業の予約が出来ないので、タイヤ交換に行くと、朝一番で訪れても、なんやかんやで半日以上潰れることになります。

もっとも交換作業を眺めているのも飽きませんし、すぐ裏には同店が運営する「スピードスターカフェ」があって美味しい食事やコーヒーを飲みながら待つことも出来るので、待ち時間も全然苦ではないんですけどね。

スピードスターカフェ

ただ今回は、なかなか時間を捻出できず、ずるずると交換を先延ばしにしていました。

シーズン本番、いや、ゴールデンウイークまでにはなんとか新しいタイヤを履きたかったのですが。

***

ある日のこと。いつもよく通る道を車で走っていたら、なにやら見知らぬタイヤショップの看板が。

「こんなところにタイヤショップが出来たんだ」

どうやらバイクのタイヤショップらしく、何台かバイクが中でタイヤ交換されているのが見えました。

表の看板には「激安タイヤ交換」と書かれています。

ただ、バイクのタイヤ交換の場合(車もそうでしょうけれど)、ただ安ければいいというものではなく、確実な取り付け作業をしてくれる店でないと安心して任せられません。

「まだ出来たばっかりの店みたいだしなあ」と思ってスルーしていました。

***

そういえば、とその店のことを思い出し、Googleマップで名前をしらべ、ネットでホームページを探してみました。

「タイヤ専門ショップ GRIFF(グリフ)」という名前のその店は、2019年9月のオープンなので、まだ開店1年半ほどのようです。

オートバイ・4輪車タイヤ専門ショップ GRIFF

https://grifftire.jp/

ところが、ホームーページを見ていくと、スタッフ紹介ページにあった店主のプロフィールには、なんと

「先輩と2人で東京都世田谷区でオートバイタイヤ専門店スピードスター開業」

と書かれているではありませんか。

そう、このお店はスピード☆スターのスタッフが新たにオープンした店だったのです。

そうと分かれば安心して作業を任せられそうです。

しかもこのお店はネットや電話で作業の予約を受け付けてくれます。これなら丸一日予定をあけなくてもタイヤ交換してもらえそうです。

ということで、今回はこのお店にお願いすることにしました。

今回選んだタイヤは「ブリジストン T32」

早速 グリフさんへ電話し、作業日程と交換するタイヤを相談しました。

「ロードスターはタイヤが選べなくてなかなか難しいんですよね。」と言われ、いくつか候補を教えてもらいましたが、最終的にはブリジストンの新製品「T32」を選びました。

実は以前スピードスターさんにホームページで相談した際にもおすすめしてもらったタイヤです。(スピードスターさん申し訳ありません!)

BRIDGESTONE(ブリヂストン)バイクタイヤ BATTLAX SPORT TOURING T32 リア 160/60ZR17 M/C (69W) チューブレスタイプ(TL) MCR05878

フロントタイヤは純正と同じく「120/70R19」が選べますが、リアは150サイズがなく、ワンサイズ太い「160/60R18」になります。

ところが調べてもらったところメーカーに在庫が無く、入荷を待って交換してもらうことになりました。

その後「入荷しました」と電話をもらったのは4月下旬。なんとかGWに間に合いました。

グリフにてタイヤ交換

電話をもらった際「明日は予約で埋まってるけれど、ちょっと待ってもらえるなら交換しますよ。」と言われたので、翌日夕方伺いました。(結局予約なし 笑)

タイヤショップ グリフ

グリフさん到着。既に日が傾いています。先客がいましたが、20分ほどまっただけで僕の順番になりました。

早速店内の作業場へ。広々した店内です。

吊り下げて作業するのかと思いきや、連結式のパンタグラフジャッキを前後にかけてタイヤを浮かせてました。これなら前を上げたり後ろを上げたり自由自在。

まずはフロントタイヤから交換です。

続いてリア。ノーマルの長いフェンダーが邪魔で、かなりリアを持ち上げないとタイヤが後ろから抜けませんでした。そろそろリアのブレーキパッドが交換時期かも?と思っていたのですが、「まだまだありますよ」とのこと。

最新式(らしい)タイヤチェンジャーでホイールにタイヤを装着。

店員さんが二人がかりで前後同時に交換作業を行います。慣れた感じでタイヤを外していきます。

ホイールを外したら新しいタイヤをタイヤチェンジャーで装着。続いてバランサーでホイールバランスをとっていきます。

途中、リアタイヤのバランサーを動かしていた店員さんが、作業を中断し僕のところへ。

「リアホイールのベアリングが終わってますね。ブレーキディスク側はまだ大丈夫ですが、プーリー側は触るとゴリゴリ。このまま走り続けるといずれバラバラになります。そうなると本当に大変だからこの際交換した方がいいですよ。幸い、ウチにベアリングの在庫もありますので。」

と言われました。

「ほら、かすかにシューって音が聞こえるでしょ?」

店員さんがオートバランサーでホイールを回すと、かすかにシューっという音がしているようないないような、、、。

普段作業し慣れてる方にはすぐ気づくレベルの音なんでしょうが、僕なんかは言われないとわからないレベルです。

不幸にも不具合が発見されたわけですが、こういうのは逆にラッキーと考えるべきなんでしょう。そのまま走っていて高速走行中にベアリングが破損したら、と考えるとぞっとします。

それにこういうタイヤを外した時に交換してもらえば、作業工賃も安くて済むはず。ベアリングの在庫があったのもラッキーです。(ロードスターのベアリングサイズが一般的なものなのかもしれませんが。)

というわけで、二つ返事で交換をお願いしました。

ベアリングの打ち換え作業って初めて見ました。専用の打ち込み工具を使い、少しづつ少しづつベアリングを打ち込んでいきます。もっと「カンカンカンカン!」ってやって終わり!かと思っていたのですが、まっすぐ入っていくように慎重に打ち込んでいくので、案外時間がかかります。ちなみにベアリング交換の工賃はベアリング代をふくめて¥8500でした。

無事ベアリング交換も終わり、新しいタイヤの装着が終わりました。

作業は丁寧でスムーズ。安心してみていられました。(プロですから当たり前なんでしょうけれど。)

最後にウエスでホイールを拭く際、わざわざプレクサスを使ってくれてたのも感激しました。

プレクサス(Plexus) クリーナーポリッシュ 368ml / 専用マイクロファイバークロス付き PL368PLUS

交換作業の間、店内を見回していると、一台のスポーツスターが目に入りました。真新しい1200ccのアイアンです。

聞くとお店の方の愛車だそう。

「すぐサスペンションが底付きしちゃうので、長いサスがほしいんですよね。ロードスターは長いのが付いてていいですよね。」とおっしゃっていました。

ホームページを見ると店長もローライダーを所有しているみたいです。

ハーレーをよく知っている方が触ってくれるというのも安心感が高いですね。

いきなりのウエット走行

作業中、ふと外を見ると傘をさして歩いている人が。いつの間にか雨が降っていました。

「向こうの空が明るいから通り雨でしょう」と店の方がおっしゃったとおり、交換作業が終わるころには止んでいました。とはいえ、路面はハーフウエット。

新しいタイヤ「T32」は特にレイン性能に優れたタイヤらしいのですが、新品タイヤでいきなりレイン性能を試したくはありません。

とは言えいつまでもお邪魔しているわけにもいかず、代金をお支払い(現金値引きしてくれるのもスピードスターと同じ)し、引き上げることに。

「新品タイヤは滑りますからね。タイヤの慣らしはだいたい100kmが目安です。それまで飛ばしちゃダメですよ。ましてやウエットですから。慎重に。」

お約束の注意事項ですが、雨で日も暮れているとなると、いつも以上に緊張します。

お礼を言ってバイクに跨り、スタート。おっかなびっくり走り出します。

本当は最初の交差点でUターンなのですが、怖かったので もう少し走りたかったので、わざと遠回りして帰ることに。

ダンピングに優れ、乗り心地が良く、雨にもめっぽう強いタイヤ、というのが「T32」の売り文句なのですが、それを冷静に分析する余裕はありません。

とにかく慎重に慎重に、と思って走っていたのですが、ものの5分も走ると、すぐに緊張が解けてきて、普通に走れるようになりました。というか、このタイヤ、雨で路面が濡れていることを思わず忘れそうになるほど安心感があります。

ブリジストン T32のインプレは・・・。

というわけで新しくなった我がスポーツスターのタイヤ。

ブリジストンの新しいツーリングタイヤ 「T32」、その性能やいかに!

近いうちに走り慣れた道を走ってみようと思います。

(というわけで、この話、後半に続く)

スポーツスターにブリジストン T32を装着(後編)
新しくタイヤ交換した我が愛車。ブリジストンの新しいスポーツツーリングタイヤ「T32」の性能は如何に?走り慣れた山道で試してみました。

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コメント

  1. 岩崎正宗 より:

    えーっ!
    ビックリしました。
    スピードスターの岡村さん開業したのですね。
    私も何度か(ほぼ全てのタイヤ)スピードスターにお世話になっていましたが、店長が替わっていましたよね。
    グリフ、私の家から近いです(笑)5分

    毎朝の通勤経路でもあるので、「整備工場かプロショップかな」くらいで、素通りしていました。。。

    私のナイトスターもタイヤ替え時です。
    今はH50バトルクルーズですが、後輪なんか四角く減っています(笑)
    H50の前は後輪BT45と前輪BT39を履いていたのですが、次はBT46あたりを狙っています。
    T32どうですか?後編記事に期待します。(^O^)

    • kento-yoshida より:

      岩崎さん
      そうなんです。僕もホームページ見てビックリしました。価格もスピードスターと遜色ないと思うので、お近くでしたらお勧めです。(近くなくてもオススメできますが。笑)
      僕もサイズがあればH50とか履いてたと思うのです、残念ながらロードスターのサイズがありません。早くも絶版車なので、純正もいつまで供給が続くやら、と思い、今回は違うタイヤを選んでみました。
      結論から言うと選んで正解だったと思っていますが、あとはどれくらいもつか、ですね。純正より高い(ディーラーで交換することを思えば安いですが)ので、もし寿命が短いと辛いです。