東京モーターサイクルショーのヴィプロスブースで
今年のモーターサイクルショーに、チェーンオイルのメーカーのヴィプロスさんがブースを出されていました。

そこには僕が愛用している「レイキッシュ」も展示されていました。
説明員の方に
「レイキッシュ使わせてもらっています。これいいですよね。」と言うと、
「ありがとうございます。レイキッシュ気に入っていただいているなら、今度はぜひこちらの『シャンテ』を使ってみてください」と言われました。
実はヴィプロスには「レイキッシュ」の以外にも「シャンテ」と「グレサージュ」というチェーンオイルがあります。
ぼくはたまたまバイク用品店で売っていた「レイキッシュ」を愛用していますが、この三種類のチェーンオイルがどう違うのかは分かっていません。ヴィプロスのホームページも見ましたが、正直よくわかりませんでした。
「この三種類のチェーンオイルってどう違うんですか?」と尋ねると、説明員の方がその違いについて説明してくれました。
三種類のチェーンオイルの違い

まずは僕の使っている「Raykish(レイキッシュ)」
これは防汚性(オイルの飛散や汚れの付着防止)を追及した低粘度タイプのチェーンオイル。
即効性の浸透力があり、チェーンの細部まで素早く浸透。極めて薄い極圧系潤滑被膜を金属表面に吸着。低粘度なのでワイヤーや変速機などの汚れ付着・べたつきを嫌うパーツの潤滑としても使用可能。
グレサージュと同じ成分を使用しているが、グレサージュより油分が少なく、拭き取らなくてもすぐ乾き、そのため飛散が少ない。チェーンやスプロケットをコーティングするイメージで潤滑する。
続いて「Shante(シャンテ)」
レイキッシュに高極圧潤滑性をプラスした、使いやすい低臭タイプの「シャンテ」。
極圧性能と耐久性が高く、レイキッシュの上位版という感じ。
最後に「Graissage(グレサージュ)」
エステル系のベースオイルに極圧添加剤とテフロンを配合し、三層構造の強力な皮膜を形成。金属面に化学吸着してチェーン、ベアリング、スプロケットなどのパーツを金属摩擦から保護。セミウェットタイプ(低粘度)でありながら極圧試験(皮膜強度)で負荷1,000kg以上、水噴霧状態においても負荷900kg以上など、さまざまなシーンで性能を発揮。塩素系の極圧添加剤を使用していないため、金属の酸化を防止。金属摩擦を低減し、発熱、焼き付けを抑制。チェーン、ベアリングなどのパーツの寿命延長に効果を発揮。
ただし、レイキッシュより油分があるので、汚れを呼びやすい。
・・・・・ということなんだそうです。
まとめると
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もっとも高性能なのがグレサージュ。極圧性能、耐久性能にすぐれている。ただし油分が多い分、飛散がやや多め。
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グレサージュをベースに、防汚性を追求したのがレイキッシュ。低粘度なので汚れが付かず、油分が少なくすぐ乾くので飛散しづらい。
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レイキュッシュの極圧潤滑性と耐久性を向上させたのがシャンテ
用途でいうと、汚れなど気にせず、とにかく高性能を求めるレーシングマシン向けなのがグレサージュ。レイキッシュはストリート向け。シャンテはそれの上位版、といった感じなんだそう。
「レイキッシュを気に入っていただいているなら、ぜひシャンテを試してみてください!!」
と力強く言われました。

シャンテを買ってみました
レイキッシュが残り少なくなってきたので、今度はシャンテを買ってみることにしました。
バイク用品店の店頭で探したのですが、シャンテは見つけられませんでした。というか、以前は売っていたレイキッシュも見つからず。
これもホルムズ海峡封鎖の影響?なんて一瞬頭をよぎりましたが・・・実際どうなんでしょうね?
仕方なくネットで購入。「メーカー取り寄せ」だったので心配だったのですが、1週間ほどで届きました。

右が今まで使ってきたレイキッシュ。左が今回購入したシャンテです。容量はどちらも同じ300ml

裏面

レイキッシュの成分は、化学合成エステル化合物、フッ素、極圧添加剤、石油系炭化水素、LPGとなっています。

一方、こちらがシャンテ。成分は 鉱油、ブタン、ヘキサン、非塩素系潤滑添加剤となっています。ブタンはLPG(液化石油ガス:Liquefied Petroleum Gas)のことなんでしょうね。レイキッシュとは中身が全然違うように見えますが、ひょっとすると、ただ表記の仕方が違うだけかもしれません。
シャンテはレイキッシュの極厚潤滑性と耐久性を高めたもの、という説明だったのですが、こうしてみると成分表記が全然違います。合成エステル化合物がベースのレイキッシュに対し、シャンテは鉱油。レイキッシュに入っているフッ素も記載がありません。果たしてこれは実際に材質が違うのか、それとも表記方法が違うのか。でも同じメーカーの製品だしなあ。
試しに、それぞれを立てかけたトレーに吹いてみます。最初(右)がシャンテ。次(左)がレイキッシュです。
見てわかるのは、レイキッシュが無色透明なのに対し、シャンテはやや黄色っぽい感じです。
粘度はあまり違わないように見えます。
そして気づいたのが、レイキッシュは撹拌(かくはん)用に金属玉が入っていて、缶を振るとカラカラと音がするのに対し、シャンテは振っても音がしません。これはレイキッシュのほうが何か混ざりにくいモノがはいっているからだと思われます。やっぱりレイキッシュにはフッ素が入っているから・・・なんでしょうかね。
シャンテはレイキッシュベースに+αで性能を上げたもの、というよりは、全くの別物のなのかもしれませんね。
シャンテを塗布してみました
ではさっそくシャンテを使ってみることにします。

シャンテをチェーンに塗布していきます。最初はチェーンの一コマずつ狙って吹いていたのですが、スプレーのボタンが結構重く、指が疲れてくるので、タイヤを素早く回しながら、びゃーっと吹いてやりました。垂れた部分は無色透明のレイキッシュと違い、黄色っぽく見えますが、チェーンに付着しているオイルは色が付いたようには見えず。どこにオイルがかかっているのか判別できないほどです。

チェーンにオイルが浸透するまで2,3分待ち(まあ気分の問題。w)、余分なオイルをマイクロファイバーの布で拭き取ります。とはいえ、ほぼ透明で粘り気も少ないので、拭き取れているのかいないのかよくわかりません。メーカーの人が言ってた通り、吹いたまま拭き取らなくてもいいかもしれません。
塗布してみた感じでも、今までの「レイキッシュ」と今回の「シャンテ」でなんら違いは感じません。シャンテのほうが多少色がついている?、というだけ。チェーンに塗るとその色の違いは全く分かりません。さらには拭き取りも同様で全く手間いらずです。
実際に走らせての違いは?
では実際に走行して、その違いは・・・と言いたいところですが、塗布後まだ乗ってないのでわかりません。ただ、乗ったところで両者の微妙な違いはきっと僕にはわからないでしょう。
耐久性の高いシャンテのほうが長持ちする・・・となればわかりやすくていいのですが、そこまで定期的にチェーンルブを塗布してきたわけじゃないので、それもハッキリと違いはわからないだろうと思います。
じゃあ今後はどっちを使うのか。
たぶん入手しやすくて、少しでも安いほうにするんだろうなあ、という気がします。
ともあれしばらく使ってみて、もし明確な違いが出たらまたレポートしたいと思います。






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