思い出の九州リベンジツーリングを誓う
今年5月に福島へツーリングに行ってきましたが、本当は九州・四国へツーリングに行くつもりでした。
けれど、直前の天気予報があまりにも悪く、九州・四国はずっと雨予報だったので断念。急遽福島ツーリングに行先を変えたのでした。
その時から「秋にもう一度リベンジするぞ!」と思っていました。
九州へは学生の頃に一度ツーリングに行き、熊本 阿蘇を走ってものすごく感動した覚えがあります。なのでぜひもう一度行きたい!とずっと思っていたのですが、さすがに関東からは遠く(学生の時は大阪から)、費用も時間もかかるので、なかなか実現できませんでした。(仕事で九州へは何度も行ったので、それで満足してた、というのもあります。)
ちなみに、学生の時は大阪から熊本まで、ずっと下道を走って行きました。若さって素晴らしい (笑)。
今回こそは絶対に行くぞ!という強い思いを胸に有休を確保し、綿密に計画を立て、おこづかいも貯めて(小学生か?w)その日に備えました。
旅の目的を絞る
せっかく九州へツーリングに行くので、あれもこれもと行先を考えたのですが、限られた時間と費用なので、確実に達成したい旅の目標を絞ることにしました。(僕としては珍しいことです。いつもは行き当たりばったりの旅なので。)
決めたミッションは4つ。
①は大学の先輩と再会し、博多で飲むこと。別にツーリングの途中でなくてもいいのですが、バイクで遊びに行くと約束してからもう10年以上経つので、これを機になんとか会って旧交を温めたいのです。
②は前述の通り。仕事の際にも阿蘇へは何度か行ってるのですが、やっぱりバイクで走ったあの時の感動は得られず。ぜひ再びバイクで阿蘇を走りたい。
③もリベンジ。四国へは二度ツーリングに行っているのですが、二度とも四国カルストを目指したものの、たどり着けずに断念しました。すぐ近くまでは行ったのですが、方向音痴の僕は道に迷いたどり着くことができず、結局時間切れでカルスト見らませんでした。今回こそは何としても四国カルストを見たい!
④は定番ですね。今の時代、全国どこでもカツオのたたきは食せますが、なぜか高知のカツオ、特に現地で食べるカツオのたたきは他とは一味も二味も違っていておいしいんです。時はまさに戻りガツオの季節。これは外せません。
この4つのミッションをクリアし、無事帰ってくるのを今回の旅の目的に、旅程を計画しました。
いきなり計画が狂う
九州までは自走も考えたのですが、今回は何としてもミッションを遂行したく、確実な方法をとることにしました。つまり九州までフェリーで向かうことにしたのです。とはいえ、往復だと金もかかるしつまらないので、帰りは自走して帰ってくる計画です。
横須賀発、新門司行きのフェリーは23:45発。仕事が終わってからでも十分間に合います。そこで金曜の夜発の便を予約。土曜の夜21:00には福岡 新門司に到着できます。
早々に船の予約を抑え、これに合わせて九州での宿を押さえました。先輩にも連絡し、日曜の夜に飲む約束をしました。これで準備万端です!!
ところが・・・
出発の直前に、乗船手順を確認しようとフェリー会社のホームページをみたところ、僕の乗る予定の船が「欠航」と書かれていました。
ん?欠航?どういうこと??
船の機材に異常が見つかり、急遽修理のため欠航が決まったとのこと。(フェリー会社からメールも届いてました。)
ガーーーーーン! なんてこった・・・
幸い翌日の便は問題なく出航するらしいので、慌てて予約を取り直し、なんとか確保することができました。
ただし、九州上陸後の予定はすべてやり直し。予約していた宿はキャンセルを入れ、あらたに探しました。先輩にも連絡したところ、わざわざ平日に休みを取って付き合くれることになりました。
いや、それにしても早めに欠航に気づいてよかった。知らずに当日港へ行ってたらどうなっていたことやら。
出発前から前途多難な旅となりました。
横須賀港出航は23:45
ツーリング初日。もともとは金曜日出発の予定が一日延び、土曜日出航の便になりました。横須賀港出航は23:45。港までバイクなら2時間もかかりません。
朝ゆっくり起き、昼間は家族と買い物に出かけ、家で晩御飯を食べてから出発です。ツーリング初日というのに家で晩飯を食っているというのは、なんとも不思議な感覚でした。
22:00頃、横須賀港に到着。バイクもけっこう集まっていました。

横須賀フェリーターミナルには軽食コーナーやちょっとしたお土産屋さんなどがあり、出発までの時間を快適に過ごせます。


23:10。バイクの乗船が始まりました。
旅が始まるわくわくと、船に乗り込む緊張感がたまりません。

係員の皆さんによりバイクが素早く固定されていきます。


バイクの固定はこんな感じ。シートをまたいだタイダウンベルトで床のチェーンに固定されます。いろんな船にバイクで乗りましたが、これは結構簡易的です。大型船で揺れが少ないからこれでいいんでしょうね。
船が出航すると、この車両デッキへは出入りできなくなるので、必要な荷物はバイクからおろし、船内へ持っていく必要があります。乗船前から、どの荷物を持っていくのかを考えておかないと、この段階で結構まごつきます。パニアケースを3つ積んでいるような人は要注意です。(笑)
この船でおもしろいのは、バイク置き場の前の壁に棚があって、そこにヘルメットを置いておけること。航行中使わないヘルメットは船内にいる間結構じゃまになるので、これはありがたいサービスです。

はまゆう 船内はこんな感じ

船室は4~6階。4階には小さな売店と自販機コーナー。5階はレストラン。6階には大浴場とトレーニングルーム、スクリーンルームなどがあります。

僕が泊まった「ツーリストS」というタイプの部屋。区分としては「大部屋」ということになっていますが、それぞれのスペースに鍵付きのドアがあり、いちおう個室風になっています。

部屋はいたってシンプル。小さな机と椅子(バッグを置いてあるところ)、ベッドとテレビがあります。

TVがありますが、沖へ出ると電波が届かず、受信出来ません。また音声はイヤホンのみ(貸出あり)。TVの下にはタオル掛けがあります(写っていませんが、左右の壁面には小さなフックがあり、ジャケットなどは掛けられます)。部屋の鍵はQRコード式のオートロックキー。スマホ忘れて室外へ出ると入れなくなるので要注意です。

コンセント×2個とUSB充電端子(TYPE-A)。TV用イヤホンジャックの上にHDMI端子があったので、PCとか繋ぐとTVに映るんでしょうね。
ぼくが今回泊まったのは「ツーリストS」という部屋。大部屋を区切ってそれぞれに鍵付きのドアが付いているタイプで、使い勝手としては完全に個室です。壁は薄いんでしょうが、今回隣の物音とかは聞こえませんでした。(そもそも船内はそんなに静かじゃないので。)装備はミニマムで窓がなく、閉塞感はありますが、プライバシーが確保できます。
部屋にはバストイレはもちろん、洗面台もないのでちょっと不便ですが、このひとクラス上の部屋になると急に料金が跳ね上がるので、このあたりが妥当なランクかなと思います。(この下になると二段ベッドタイプ)

大浴場は案外広くて清潔で快適。露天風呂やサウナもあります。朝風呂が最高! https://tqf.co.jp/cms/wp-content/uploads/2023/01/8.png https://tqf.co.jp/cms/wp-content/uploads/2023/01/10.png https://tqf.co.jp/cms/wp-content/uploads/2023/01/11.png

6階にはちょっとしたジムがあり、ランニングマシンとバイクが置いてあります。その外にはデッキが・・・

広大なデッキスペースが・・・なのですが、この日は海が荒れていたので船外へ出ることは出来ませんでした。残念。天気の良い日はここでバーベキューも食べられるらしいです。

同じく6階にはスクリーンルームがあり、プラネタリウムが投影されます。子供向けアニメ上映も。(この時は鬼滅の刃をやってました)

スクリーンルームの室内。中にはビーズクッションが並べられ、寝そべりながら天井に投影される映像を眺めます。ただ、内容は「ゆったり映像を見ながらリラックスして寝ましょう」という感じですね。

船前方にある「フォワードサロン」という部屋。船の進行方向の景色をゆったり眺めて過ごすことができます。

この位置ですね。

この日は海が荒れ気味。でもずっと波を眺めているのもリラックスできてよかったです。
ビール片手にタブレットで動画三昧
乗船するとすでに深夜。夕食も済ませているので寝るだけです。
すぐに風呂に入ろうかと思いましたが、乗船直後は混んでいると思われるので、翌朝入ることにしました(夜の入浴は深夜1時まで)。
早速売店に行き、缶ビールとポテトチップスを買って部屋で一人酒盛りします。
海上では電波が届かず、そのままではインターネットをつなげることができませんが、スタリンクを使えばつなげることが出来ます。便利な世の中です。
ただし、auユーザーは無料ですが、それ以外は1500円/24時間 かかります。僕はdocomoユーザーなので、ちょっと悩みましたが、たまにはデジタルデトックスもいいだろうと思い、今回は見送りました。

船内でネットがつながらないことは想定済みだったで、今回はタブレットにamazonプライムで動画をダウンロードして持ってきました。(全然デジタルデトックスじゃないなあ。w)
VIVANTのシーズン1と映画「国宝」を制覇しました。(いまごろかよ!w)
一切ゲームをしない、せいぜいYoutubeや楽天マガジンを見る程度の僕にとって、Amazon Fire HDはコスパ最強のタブレットです。
今回の旅では、楽天マガジンでツーリングマップルをダウンロードして持って行ったので、旅の途中でルートを検討するのにもとっても役に立ちました。(※楽天マガジンで見られるのは、ツーリングマップルの2025年版です。)
ちょっとかさばるからツーリングにもっていくのはどうしようかと少し悩みましたが、持参して大正解でした。
この日はかなり海が荒れていて、波が高いので揺れると館内アナウンスで言われていました。びびって売店で酔い止めの薬を買ったりしていたのですが、船が大きいためかそれほどは揺れず、立っているとほとんど感じないレベル。とはいえ、さすがにベッドに横になっていると常に揺れているのを感じます。船のエンジンの音も響いているので、神経質な人は寝られなかったりするのかもしれませんが、僕は気にならず、ぐっすり眠れました。
翌朝は大浴場で朝風呂
翌朝、まずは大浴場へ。予想通り人も少なくてのんびり入れます。浴室は窓も多くて明るく開放的。さらには露天風呂で海を眺めながら湯船につかっていると最高!です。(曇天だったのがちょっと残念でしたが)
風呂から上がったら、レストランで朝食。がっつりメニューもありましたが、僕はライトなモーニングセットをいただきました。海を眺めながらいただくコーヒーは最高です。

朝食後はフォワードサロンに本を持ち込み、読書したりぼーっと海を眺めたりして過ごします。なぜか波を眺めているだけで全く飽きず、1時間以上海を見つめていました。(病んでる?私 w)
昼になりましたが、ほとんど動いていないせいか、あまり腹が減らず。そこで昼食は船内の自販機で売っているカップラーメンで済ませました。(自販機横に給湯器があり、お湯も使えます)
午後はスクリーンルームでプラネタリウムを見たり、エントランスで本を読んだり、部屋で動画をみたりしてひたすらのんびり過ごします。退屈するかなあと思いましたが、たまにゆったりのんびり過ごすのも船旅の醍醐味だなと感じました。
ただ心配だったのが天気。午後になってから徐々に雨脚が強くなり、四国沖を抜けるころには本降りの雨になっていました。到着地、福岡県の天気予報を見ると雨は降らないようですが、果たしてどうなのか。(ネットがつながらないので細かい情報が取れず。)

夕食も船内で
やがて夕食の時間になりました。レストランのディナータイムは18:00-19:00とちょっと早め。下船してから食べることも考えましたが、船の到着は21:00。すでに飲食店は閉まっているかもしれないと思い、船内で食べることにしました。
夕食に選んだのは「熊本馬肉 ネギたっぷり丼」。¥1,500也。馬肉はマグロの中おちのように、ミンチ状になっていて、食べた感じはまるでマグロの中おち丼そのもの。言われないと馬肉とは気づかないかもしれません。おいしかったですが、もうちょっと量がほしかったかな。

下船。そしてチェックイン
食後、まったりしていると、あっという間に下船の時間が近づいていきました。
広げた荷物を整理して、シートバッグにぎゅうぎゅうに詰め込みます。
ウエアを着こみ、スマホナビもセットして下船準備完了。
下船直前にどうやら雨は上がったようです。よかった。
着岸のアナウンスがあったら、急いで車両デッキへ。バイクにシートバッグを固定し、スマートモニターとナビをセット。やることがいろいろあって、からりあわただしく準備します。

やがてハッチが開き、順番に下船開始。夜の新門司港は明かりも少なく、真っ暗です。港付近の道は広く、ほとんど店もなく、信号や案内板も少ないので、もしナビがなければどこをどう走っているのか、全くわからなかったでしょう。
下船して走ることわずか3分。今日の宿、HOTEL AZ 北九州新門司港店に到着です。
駐車場にバイクを停め、無事ホテルにチェックイン。 部屋に入ると、ついさっきパッキングしたばかりの荷物をほどきます。
およそ21時間の船旅のあと、3分走って、またホテル。うーん。(笑)
ついに九州上陸!遠路はるばるやってきました! なのですが、家を出てここまでの総走行距離は53km。
なかなかツーリングの実感がわかない初日&二日目でした。
この話、続きます。




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