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ヒントその45. ツーリングでの「雨雲レーダー」活用術

帰省ついでに伊勢まいり

帰省を兼ねて和歌山までバイクでツーリングに行ったのですが、途中、伊勢神宮へ立ち寄る事にし、三重県 鳥羽のホテルに宿泊しました。

三重県に入ってから、高速道路のSAでスマホを使いホテルを検索。当日の宿泊、しかも男一人。平日とはいえ結構難易度が高い検索条件ですが、高台にあるオーシャンビューのホテルの、海の見えない狭い部屋が格安でとれました(笑)。いやあ~便利な世の中になったものです。

雲行きが怪しかったので早めにチェックインすることに。直前にちょっとだけ雨に降られましたが、本降りになる前になんとかホテルへたどり着きました。

露天風呂で疲れを癒し、至極の湯上りビールを飲みつつ、ホテルの料理に舌鼓。海の幸山の幸を堪能し、満腹で上機嫌になって部屋へ戻ってもまだ夜の8時。途中のSAで買ったつまみを食べつつ再び缶ビールを開け、持ち込んだ単行本など読みつつ、一人旅の夜を満喫しました。

ここまではよかったのですが・・・。

豪華な夕食(これでも一部)

部屋で一人の晩酌

布団には素敵なメッセージが

記録的短時間大雨情報

翌日は朝から雨。早起きして景色を楽しむべく露天風呂につかるも、しとしとと雨は降り続いています。

でもまあここまでは想定の範囲内。レインウエアを着て伊勢神宮を歩くのも蒸し暑いから、どこかでビニール傘でも買おうかなあ、などと思いつつ朝食を食べていると、雨の勢いはどんどん増していきます。

朝食を終えて出発の準備をしつつ、部屋でテレビを見ていると、ついに三重県に大雨洪水警報が。更にはこれから通り抜ける奈良県には「記録的短時間大雨情報」まで出る始末。

同じ紀伊半島ではあっても、ここ鳥羽から和歌山の実家までは約280km。いくらレインウエアを着るとはいえ、何十年に一度という記録的大雨の中を何時間も走り続けるのはさすがに気が引けます。体が濡れるのは我慢するとしても、ナビとして使っているスマホは防水仕様とはいえ、USBケーブルをつないで給電しながらの使用だと、いつ浸水して壊れてもおかしくはありません。

さて、どうしたものか。

とにかく情報収集しようと、いろいろなサイトの天気予報をみるも、サイトによって結構予報がバラバラです。こんなに雨が降って警報もでているのというのに、天気予報の午前中の予想降水量はたったの1mmだったり、多くても3mmだったり・・・。でも外はドシャ降り。一体どうなっているのでしょうか?

ツーリングルートのピンポイント天気予測が出来る「雨雲レーダー」

最近の異常気象によるゲリラ豪雨は、非常に狭い範囲に集中して雨を降らせることが多く、県東部/西部といった大まかな範囲の予報では全く役に立たない事も多々あります。ツーリングでは天気の替わりやすい山間部を走る事も多いのでなおさらです。

こんな時役に立つのが「雨雲レーダー」の情報です。数百メーター四方という非細かい範囲ごとの雨の様子が、約5分毎にリアルタイムで地図に表示され、今現在の雨の範囲と、これからの雨雲の動きの予測が非常にわかりやすく把握できます。しかもこれらの情報が、スマホのアプリを使って、どこにいても簡単にゲットできるのです。まさにツーリングする上で最強の気象情報ツールです。

スマホでレーダー情報を睨みつつ、ホテルのロビーで粘る

ホテルのチェックアウト時刻である午前10時前には、滝のような雨が降っていました。車でも前が見難いと思われるほどの雨です。ロビーはチェックアウトを済ませたものの、外に出るのを躊躇する宿泊客であふれていました。しかしなかなか雨はやみそうにありません。やがてあきらめたように宿泊客たちが、路線バスやマイカーに乗り込んで出ていきました。

ところがスマホで雨雲レーダーを調べてみると、どうやら三重県内全域で豪雨が降っているわけではなく、こんな大雨が降っているのは、まさにココ、鳥羽だけのようです。非常に狭い範囲でピンポイントで雨が降っています。という事は、しばらくすれば雨雲が流れ、おそらく昼前には天気が回復する可能性が高そうです・・・。

殆どの宿泊客は出発したものの、僕はチェックアウトを済ませた後も、雨雲レーダーの情報を5分毎にチェックしながら、ロビーで粘っていると、だんだんと空が明るくなり始め、やがて予想通り、午前11時ごろに雨が上がりました。

大急ぎでバイクに荷物を括り付け、ホテルを出発。雨が止んだとはいえ、紀伊半島はあちこちで雨雲が発生していて、午後にはまた本格的な雨が降り出しそうです。

そこで、先ずはあらかじめ調べておいた、ホテルにほど近い100円ショップに向かいます。

養生テープで止水対策

5分ほどで100円ショップに到着。大きな(=45リットルサイズ)透明のごみ袋と、養生テープを購入し、早速バイクと荷物に雨対策を行います。

ナビに使うスマホにはUSBケーブルの接続部分に養生テープを貼り、防水対策を行います。荷物の運搬や引っ越しなどの際、床や壁などを傷から保護するために使用する養生テープは、優れた粘着性能を発揮するとともに、不要になればキレイにはがす事ができ、ノリの跡も残りません。

USB接続の部分を養生テープでシール

USBケーブルもシール

一方、サイドバッグにはゴミ袋をかぶせ、しっかりと口を縛り、雨対策をしました。このバッグは中の荷物自体は濡れないよう、防水構造になっているのですが、バッグ自体の外側は当然濡れてしまいます。そこでビニールのゴミ袋でバッグ全体を多い、雨対策を行います。走った後で見ると、路面からの雨の跳ね返りでビニール袋は泥だらけになっていましたが、中身のバッグ自体は非常にきれいなままでした。

ゴミ袋でサイドバッグを防水

数時間もすれば再び雨が降りそうなので、大急ぎで伊勢神宮へ向かいます。

お伊勢参りは初めてでしたが、なんとも荘厳な雰囲気が漂い、やはりなにか神聖なものを感じます。参拝中も時々小雨がパラいてきましたが、それがかえっていい雰囲気を醸し出していた気がします。

伊勢神宮

参拝後は「おかげ横丁」へ。名物の「伊勢うどん」と赤福本店で「赤福氷り」をいただきました。古い門前町かとおもいきや、ほとんどの店は外観こそ古い建物の風情ではあるものの、店内はいずれも新しく、何やらテーマパークを見ているようでした。若い女性がすごく多かったのも納得です。

伊勢うどん「岡田屋」

暑かったので冷やし伊勢うどんを注文

赤福本店

白玉とあんこの入った「赤福氷」

伊勢神宮を手早く参拝し、本降りにならないうちに和歌山を目指します。雨雲レーダーを睨みつつ、できるだけ雨雲を避けるルートを選び、避けられないタイミングはサービスエリアで休憩して雨雲をやり過ごしました。結局、大した雨には遭わず、無事和歌山の実家にたどり着くことが出来ました。

ツーリングに必携!雨雲レーダーアプリ

今回僕が使ったアプリは「雨なう(高解像度降水ナウキャスト)」というアプリです。やや動作が重く、もっさりしているのが難点ですが、市町村の境界線や道路、鉄道などの情報を雨雲と重ねて表示できるので、ツーリング先で現在地の把握や、行先の天気予測が見やすいアプリです。

また、最近よくTVコマーシャルをしている「Yahoo!天気」の中にある「雨雲レーダー」も動作が非常に軽く、スマホで見るには非常に使いやすいのでお勧めです。

こうしたアプリがあれば、天候が不安定な時でも、どのルートを通れば雨を避けられるか、雨宿りしてしばらく待てばずぶぬれになるのを避けられるのか、それとも、今、覚悟を決めて出発するべきなのか、といった判断材料になります。ツーリングに行く前にはこれらのアプリを是非スマホにアプリをダウンロードしておく事をお勧めします!

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