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XL1200CXのブレーキパッド交換・・・する?(その1)

そろそろブレーキパッドの交換時期!?

今回の内容は、ブレーキの整備について書いていますが、言うまでもなくブレーキは最重要保安部品であり、誤った整備を行うと重大な事故につながる恐れがあります。今回の記事の内容を参考に作業された結果について、当方は一切責任を負えません。少しでも不安があれば、バイクの整備は信頼できるバイク屋さんに依頼する事をお勧めします。

MYハーレー XL1200CX ロードスターに乗り始めて約2年。走行距離は15,000kmを超えました。僕としてはかなり早いペースで走行距離を伸ばしています。これまで交換した消耗品はエンジンオイル&オイルフィルターのみですが、そろそろいろいろな消耗パーツが交換時期を迎えてもおかしくない距離です。

特に気になるのがブレーキパッド。交換時期を超えると危険極まりないのはもちろんですが、パットの摩材の部分がすり減って無くなると、ベースプレートがブレーキディスクを削ってしまい、ブレーキディスクも交換になってしまいます。そうなるととても大きな出費を招きます。

ハーレーの純正のブレーキパッドは「とんでもなく長持ちする」という噂を聞いたことがありますが、どのくらい保つものなのでしょうか?

データから推察すると・・・

以前、ディーラーで12か月点検を受けた際の整備データによると、、、

新品のブレーキパッドの厚みがそれぞれ、6.5mm(フロント)7.0mm(リア)。この時点での厚みはそれぞれ4.9mmと4.0mmでした。

走行距離(7264km)から単純計算すると、パッドを使い切るまでの走行距離は、、、

   F:7264km÷(6.5mm-4.9mm)×6.5mm=29,510km 

   R:7264km÷(7.0mmー4.0mm)×7.0mm=16,949km

・・・となります

ブレーキパッドの消耗具合は、走行距離だけでなく、走り方や荷物を含めた重さなどによって大きく変わるため、こんな単純計算は必ずしも当てはまりませんが、一つの目安として考えると、”リアブレーキのパッドはそろそろやばいかも?”、という事は言えそうです。

バイクのブレーキパッドは消耗が進んでも、クルマのように警告音(キーキー鳴り出す)が出たり、アラートが出たりする事は(僕の知る限り)ありません。そのため、ブレーキパッドの消耗具合を調べるには、実際に目視するしかないのですが、バイクのブレーキは(ディスクブレーキの場合)車と違ってキャリパーが露出しているので、まあ、そのままでも見られなくはないものの、車種によっては非常に見づらいものもあります。

我がロードスターもライトで照らすなどすれば、一応見えることは見えますが、あまり目の良くない僕には決して見やすいとは言えません。

(ハズキルーペでも買おうかなあ。(笑))

フロントのブレーキパッド。暗いとどこがどうなのか、よくわかりません。

マグライトで照らすと見易くなります。

矢印で示した厚みの部分がブレーキパッドの摩耗材ですね。

リアはいっそう見づらいですね。

リアキャリパーは背面に点検用の窓(?)があります。パッド抑えの板バネを外してやれば見やすいかもしれませんが、どうやらこの板バネはパッドを外さないと取れないようです。 ※2018/11/10追記:ディーラーのメカさんに聞いたところ、この板バネは真ん中のピンを抜いてやれば外せるそうです。再度はめる時、パッドを押し込んでしまってパッドピンが刺さらなくなったりしないのでしょうか?

リアキャリパー自体、奥まったところにあって、真上から目視しづらいので、小さなデジカメを差し込んで撮ってみました。・・が、うまくピントが合わず(笑)

そこで、この機会に一度キャリパーを外してみて、直接ブレーキパッドを確認してみる事にしました。

ただし、リアキャリパーを外そうと思うと、一度リアサスを外す必要がありそうです。リアサスを外すには車体を持ち上げる必要があり、ジャッキが必要になりますが、残念ながら僕は(ハーレー用は)持っていません。

ひとまずリアはあきらめます。

この2つのボルトを外せばキャリパーを外せそうですが、後ろのボルトを外すにはリアサスが邪魔になります。(ピンボケごめん。)

という事で、今回はフロントキャリパーを外してみる事にしました。

素人によるブレーキパッドの交換作業は合法?

ところで、僕は単なる「バイク好き」なので、整備士免許などは持っていません。自分のバイクとはいえ、最重要安全機能であるブレーキの整備を、一般の素人が行ってもいいものなのでしょうか?(あくまで法的に、ですが。)

たしか、以前、自分のバイクでも、整備士資格のない人間がブレーキ整備を行ったら、あらためて検査場で検査を受けなければならない、といった記事を読んだ記憶がありました。

そこであらためて調べてみました。

ブレーキキャリパーを外す行為は、「道路運送車両法施行規則」の中の「分解整備」に該当します。

分解整備の定義(道路運送車両法施行規則第3条)

(分解整備の定義)

第三条  法第四十九条第二項 の分解整備とは、次の各号のいずれかに該当するものをいう。

 ~中略~

 五  制動装置のマスタ・シリンダ、バルブ類、ホース、パイプ、倍力装置、ブレーキ・チャンバ、ブレーキ・ドラム(二輪の小型自動車のブレーキ・ドラムを除く。)若しくはディスク・ブレーキのキャリパを取り外し、又は二輪の小型自動車のブレーキ・ライニングを交換するためにブレーキ・シューを取り外して行う自動車の整備又は改造

この分解整備は整備士資格を持った人が行わなければなりませんが、自動車(バイク)の使用者本人が分解整備を行った場合は、点検整備記録簿に記入し、2年間保存しなければなりません(道路運送車両法第49条2、自動車点検基準第4条2)。

言い換えると、使用者本人なら、(ちゃんと点検整備記録簿に記入する前提で)整備士資格を持っていなくても分解整備作業できる、という事です。

以前は、使用者本人が分解整備をしたときは、国の検査場での分解整備検査が義務付けられていたそうですが、平成10年11月に廃止になったそうです。

ただし、あくまで「使用者本人なら」ということですから、いくらバイクに詳しいからといって、友達のバイクをメンテしてあげる、というのはダメです。(たとえお金をもらわなくてもダメ。)

という事で、大手を振って(?)キャリパーを外してみたいと思います。

(この話、続きます。)

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