WESTCOバッテリーを選択
とうとう寿命を迎えた僕のスポーツスター(XL1200CX ロードスター)のバッテリー。
いよいよ新しいバッテリーを購入しないといけないのですが、純正は結構な高値。
いろいろと悩んだ結果、純正バッテリーと同じ工場で作られているという「WESTCO」のバッテリーを選びました。
このバッテリー、バイク用品店で売っているのを見たことがなかったので、通販で買おうかとも思いましたが、古いバッテリーを引き取ってもらう必要もあるし、できれば店で購入したいところ。
「WESTCO」で検索すると、パインバレーさんに在庫があることがわかりました。
パインバレーさんには「FP3」を購入するため、以前の店舗へは一度伺ったことがありますが、移転されてからは行ったことがありません。
そこで見学がてら行ってみることにしました。
パインバレーさんを訪問
バイクで乗りつけて現地でバッテリー交換、ということも考えましたが、今回は素直に車で行くことに。
古いバッテリーを外して持っていくつもりでしたが、あいにくこの日は雨。
屋外駐車ではバッテリーを外す作業もできないので、後日あらためて持ち込むこととして、とにかく店へ向かいます。
新しいパインバレーさんの店舗は、” 横横 ”(横浜横須賀道路)の幸浦 出口からほど近いところにあります。
都内からでもアクセスの良い場所ですが、幹線道路沿いではなく、道一本入った会社や倉庫が並ぶ一角に店舗があるので、事前に場所を調べてから行ったほうが良いと思います。
金沢シーサイドラインに沿った道から一本内に入ると、やがて大きくてちょっと派手な倉庫が見えてきます。
取付前にバッテリーを充電する
ということで、無事WESTCOバッテリーを購入して帰ってきました。
いよいよバッテリー交換・・・ところが問題発覚!
補充電も済んで、いよいよバッテリー交換です。
バッテリーの付け外しは何度もやっているので、サクサクっと作業を進めます。
バッテリーの外し方はこちら↓↓
シートとサイドカバーを外し、バッテリーを抑えているステーを外したら、バッテリーを抜きとります。
早速WESTCOバッテリーを我がスポーツスターに積みます。純正バッテリーのあった場所にピタリとはまります。(当然ですけど。)
続いてケーブルを接続。バッテリーをつなぐ際の大原則は「つけるときはプラスから、外すときはマイナスから。」というわけで、先ずはプラス端子にケーブルをつなぎます。
が、ここで問題が発覚。
WESTCOバッテリーは純正バッテリーと違い、端子がバッテリーケースの側面から僅かに奥まっています。そのため、電源ケーブルの丸端子をバッテリー端子に繋ごうとすると、ケースと段差があるために、ボルトの座面がバッテリーの側面に当たってしまい、最後までボルトを締めこむ事が出来ません。
えー何でこんな形になってんの?と一瞬驚きましたが、ここは慌てる必要はありません。
例の赤い端子カバーについていた真鍮のワッシャーを挟んでネジを締めればバッチリ。このためについているんですね。
(そもそも何故純正バッテリーと端子の形が違うのか不思議ですが。)
真鍮ワッシャーを挟み、あらためてケーブルを繋ごうとしたその時です。
ネジがどうしても斜めに入ってしまい、締め込む事が出来ません。
バッテリー端子の穴の位置と、ケーブル端子の穴の位置とが微妙にあっていないのです。
え、何で???
よくよく見ると、バッテリー端子のネジ穴の位置が、純正バッテリーとWESTCOとでは僅かに違っていたのです!
純正バッテリーに比べ、端子の穴位置がプラスマイナスとも内側へ数ミリ寄っています。
わずか数ミリ。けれどこの数ミリが案外問題なのです。
きちんとボルトを締めれば、いちおう接続はできます。
けれど本来の取り回しではありません。
そして一番の問題は、端子にボルトをとめる作業がものすごくやりづらくなったことです。
ケーブルの端子の穴とバッテリー端子の穴の位置が合わないので、ケーブルを引っ張ってなんとか合わせます。
その状態でボルトを通してねじ込むのですが、なかなかボルトが入っていきません。
しかも真ちゅう牲のスペーサーをかます分、ボルトの長さが足らなくなるので、余計ねじ穴に届きにくく、なかなか捩じ込めません。
更にはこの真ちゅうのスペーサー、バッテリーケースに干渉しないように、円ではなく、下側を削った形になっています。
この削った側がちゃんと下に向いていないと納めるべき位置に収まりません。けれどボルトをねじ込むとこのスペーサーも回ってしまいます(涙)。
ケーブルを引っ張って穴位置を合わせ、真ちゅうのスペーサーが回らないように抑えつつ短いボルトをねじ込みます。その作業をほとんどスペースのないスポーツスターのシート下でやるのです。
ちょっと油断すると、真ちゅうのスペーサーが落っこちたりします。変なところに入ると取れなくなるので、ものすごく慎重に作業をする必要があります。
とってもやりづらく、とっても面倒です。(ToT)
普通のバイクなら問題はありません。そうそうバッテリーが上がることもないでしょうから。
また、自宅ガレージで電源コンセントを用意できる人なら、バッテリーをわざわざ車体から降ろさなくても充電ができるので、やはり問題はないでしょう。
ただ、僕のように屋外駐車で電源がない場合、時々バッテリーを外し、部屋に持ち込んで充電をする必要があります。そのたびに今回のような面倒な作業をしてバッテリーの付け外しをするのかと思うと、かなりうんざりします。
なんとか交換し、試走したら・・・
いままでなら10分ほどでできていたバッテリー交換を、40分以上かけてなんと終えました
正直なところ二度と作業したくありません。(涙)
ともあれ、無事新しいバッテリーが搭載されました。
すでに日没間際でしたが、とにかく試乗してみます。
キーを回し、セルボタンを押すと、
キュル、ドルゥーン!!
気持ちよく一発始動です。
早速跨がって発進します。
心なしかエンジンが静か、というかスムーズに回っている気がします。
「まあ、あれだけ苦労して新しいバッテリーを取り付けたんだから、そりゃあ良くなったように思えるよな~。」
「気のせいというか、いわゆる” プラシーボ効果 ”って言うやつなんだろうなぁ 」
なんて思いつつ走っていましたが、走り続けているうちに、
「こりゃあ、プラシーボなんかじゃないかも!」
と思い始めました。気のせいなんかじゃなく、明らかにエンジンがスムーズで、かつ力強く回ります。
まあ、僅かな差といえばそうなんですが、オーナーならハッキリと判ります。
実に気持ちいい!
やっぱり電気は効くよなあ~、とあらためて思いました。
これだけ違うならまだ寿命を迎えていなくても、1年なり2年なりで積極的にバッテリーを変えてもいいなあ~、と思います。
結局「WESTCO」は買いか?
で、結局「WESTCO」って買いなの?っていう事なんですが、こればっかりはしばらく使ってみないと判りません。
正直、この付け外しの面倒臭さは” 御勘弁 ” なのですが、もし2年間ノントラブルで充電の必要もなく乗れるなら別に問題無いわけです。
逆に2年と持たずにしょっちゅう充電が必要になるようなら、とても付き合いきれないだろうと思います。
果たしてどうなるでしょうか。
純正バッテリーとの価格差はおよそ一万円。車体に載せたまま充電出来る環境なら間違いなく「買い」なんだけどなあ~。
というわけで、今後も折に触れてレポートしたいと思います。
コメント
私も同じような境遇なので端子部分が純正のように取り付け安くてコスパがいいのを探しています、、
ミルさん。はじめまして。コメントありがとうございます。
同じような境遇ですか。やっぱり、みんながみんな屋内保管じゃないですよね。(笑)
端子部が純正と同じって、純正しかないんですよね。なので僕は結局純正にもどりました。
冬の間だけ、乗り終わったらヒューズを抜くようにしたら、バッテリーが上がらなくなりました。(今はバッテリーのマイナス端子を外すようにしてます。)
http://bikelife-tips.com/2021/05/01/post-7359/
良いバッテリーを見つけたら教えてくださいね。