サンダンス『フェザータッチパワーレバー』
ネオガレージさんで購入してきた 『サンダンス フェザータッチパワーレバー』。
家に帰ってきて、早速開けてみました。
![サンダンス フェザータッチパワーレバー](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200711_103300.jpg)
’14年以降のXL用。スポーツスターは14年式以降、レバーとマスターシリンダーとの位置関係が変わっているのでそれ以前の年式用のレバーとは互換性がありません。
![サンダンス フェザータッチパワーレバー](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200711_104649.jpg)
じゃーん!!サンダンス フェザータッチパワーレバーセット。無塗装のポリッシュです。
![サンダンス フェザータッチパワーレバー](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200711_104059.jpg)
クラッチレバー
![サンダンス フェザータッチパワーレバー](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200711_104054.jpg)
ブレーキレバー
![サンダンス フェザータッチパワーレバー](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200711_104208.jpg)
フライス盤?マシニングセンター?(←よくわかっていません )の削りあとが、いかにも削り出しパーツという感じでカッコイイです。これが見られただけでもポリッシュにして良かった!(取り付けたら見えませんが。)
![サンダンス フェザータッチパワーレバー](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200711_104124.jpg)
『SUNDANCE』のロゴ入り。レバー本体と同系色なので目立ちすぎず、さりげなく入っている感じが渋いです。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200711_104151.jpg)
指がかかる部分。純正に比べて細身なうえに、上下の角が落とされなめらかにつながっています。実はこれがこのレバーの”肝”な気がします。
削り出しのレバーは美しく、形状も握りやすそうです。そしてなにより、あの『SUNDANCE』のロゴがかっこいい!
これは装着して走るのが楽しみです。
スポーツスターのレバー交換作業
早速装着作業を行います。この作業のためにスナップリングプライヤー(サークリッププライヤー)も購入しました。
![スナップリングプライヤー](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200705_194914.jpg)
取り付け作業開始。まずはクラッチレバー。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200712_093908_s.jpg)
クラッチレバーはこのピンだけで止まっています。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200712_093930_s.jpg)
下側から見たところ。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200712_093930ss-1024x701.jpg)
ご覧の通り、スナップリング(サークリップ)で止まっています。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200712_102034.jpg)
先ずはこのスナップリングをスナップリングプライヤーでさくっと外します。
このスナップリング。非常に小さいのでうっかりすると外す際に飛ばしてなくしてしまったり、勢い余って折ってしまったりすることもあるそうです。
高いモノじゃないし、予備を買って、今回外す純正レバーと一緒に工具箱に入れておこうかなあ。
NEOファクトリーさんのHPより
クラッチ/ブレーキレバー用 スナップリング 04y- XL用
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スナップリングが外れたら、このレバーを止めているピンを下から押し上げて上から抜きます。
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続いて、クラッチレバーのケーブルを外すため、クラッチケーブルのアジャスターを緩めます。アジャスターはこの蛇腹の中。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200712_094112.jpg)
アジャスターを緩めるために、クラッチケーブルをフレームに固定しているクランプ(黄色い丸印の部分)を外します。ところが、下側の黄色い丸の部分を外そうとすると、先に下側の水色の丸で示したクランプを外す必要があります。
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このように黄色い丸印を付けたクランプを外すには、水色のクランプ(ABSへつながるブレーキオイルラインを支えるステー)を外さないと外れません。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200712_094304.jpg)
クランプはハマっているだけなので、手で(あるいはプライヤーなどで)引っ張れば外れます。結構硬いですが。プライヤーで引っ張るときはウエスなどを挟まないとキズが付くので注意です。(僕はやっちゃいました。涙)
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ケーブルがフリーになりました。(後で思えば上側のクランプを外すだけでもよかったかも。)この蛇腹を上にずらします。
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クラッチケーブルのアジャスター。アジャストナット②が動かないように固定しているロックナット①をまず緩め、続いてアジャストナット②を緩めます。
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緩める前に、アジャスターを元の位置に戻せるよう、寸法を測っておきます。本来はクラッチケーブルの遊び量で調整するのですが、遊び量ってどこで見るのかわかりませんでした。(どなたか詳しい方教えてください。)
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ロックナットは9/16インチ
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アジャスターナットは1/2インチです。
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ロックナットを一番上まで持ち上げて(ゆるめて)・・・・
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アジャスターナットも一番上まで緩めます。
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すると、こんな風にクラッチケーブルの遊びが最大になります。この状態でレバーごとケーブルを手前に引くとレバーホルダーから外れます。
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外れました。
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クラッチケーブルは赤い丸で示したピンで止まっています。このピンは刺さっているだけなので手で簡単に抜けます(もし抜けないなら潤滑不足。)。水色の円で示したパーツはレバーのガタを抑える板バネです。これは外して新しいレバーに移植します。
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右が純正のクラッチレバー。左がサンダンスフェザータッチパワーレバーです。
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サンダンス製の方がレバーが長く、握る部分がフラットでグリップに近いのがわかります。
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レバーを外した後のレバーホルダーを覗くと、クラッチスイッチが見えます。(黄色い丸印)破損しやすいパーツなので注意が必要です。(僕のバイクは昔一度スイッチが壊れました。ディーラへ持ち込むとスイッチのピンが折れてたとのこと。レバーを外したわけでもないので原因不明。クレーム修理してもらいました。)
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クラッチケーブルを新しいレバーにつけ直し、もとどおりレバーを装着します。クニペックスのスナップリングプライヤーは使いやすく、無事スナップリングも装着できました。
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クラッチケーブルアジャスターを戻します。アジャスターナットを締めこみ、もとどおりの位置に戻したら、ロックナットを締めこみます。その時、アジャスターナットが動いてしまわないように、スパナで押さえながらロックナットを締めます。
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寸法を確認。僕のバイクは16.0mmでした。(←あくまで数字は自分のための備忘録です。それぞれ個体差があると思うので数値は参考程度に。)
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アジャスターはさびやすいらしいので、錆防止にシリコングリスを塗っておきます。
無限ループ(?)に四苦八苦
これでクラッチ側は終了・・・と思ったのですが、さすが!不器用なわたくしはそんな簡単には終わりません。(笑)
クラッチケーブルを止めるクランプをはめ直すのに悪戦苦闘しました。
クランプを止めるアンダーフレームとこのフィンのついたパーツ(レギュレーター)との間隔が狭く、クランプをはめるとクランプとこのレギュレーターとが干渉してしまいます。
しょうがないので一度レギュレーターを外し、クランプをはめてから再度レギュレーターを取り付けようとすると、こんどはネジ穴が合わずレギュレーターが取り付けられない!
しょうがないので、またクランプを外し・・・・
この無限ループを何度か繰り返し、なんとか取り付けられました。
もともと付いていたんだから、普通につきそうなもんですが・・・。
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クランプの端(赤い丸で示した部分)とレギュレーターが干渉します。何度も付け外ししているうちに、レギュレーターにキズがついてしまいました。涙
悪戦苦闘すること約1時間(涙)ようやくクラッチレバーの交換が終わりました。
(まあ写真撮ったりしながらなので。普通の人だったら10分かからないだろうなあ。)
ブレーキレバーの交換は慎重に
続いてブレーキレバーの交換です。
ブレーキレバーの交換で注意が必要なのはブレーキスイッチの破損です。これはスポーツスターあるあるらしいです。
クラッチレバー側のスイッチも注意が必要なのですが、ブレーキレバー側はもっと要注意。
普通のブレーキスイッチはレバーを握っていない状態がOFF(スイッチに触れていない状態)で、握るとON(スイッチに触れる)だと思うのですが、このスポーツスターのブレーキスイッチは逆で、レバーを握っていない状態でスイッチが押されています。
なので注意して外さないとスイッチを破損することがあるのです。
なにしろイジるのが好きなくせに不器用なわたくし。これが怖いので、本当はプロに作業してもらいたかったんですが・・・。
レバーを購入する際、ネオガレージさんで「スイッチ壊しやすいんですよね?」と聞いたところ、
「まあ、そこにスイッチがあることを認識して外してもらえれば大丈夫なんですけどね。」
とおっしゃっていました。
少しでも破損を防止するため、ブレーキレバーを握った状態にしておくため、レバーとホルダーの隙間に楔を挟んで作業します。(なにせ不器用ですから。)
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ブレーキを握った状態でホルダーとレバーの隙間にモノを挟みます。写真は自作のくさび。家具の耐震固定用のものを適当にカッターで切ったものです。厚紙とか、板切れとか、適当なものでもいいと思います。
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これはレバーを外した後のレバーホルダーを覗いたところ。黄色い丸印がブレーキマスターのシリンダー。赤い丸で示した、白い円錐状のパーツがブレーキスイッチです。ブレーキを握っていない状態で常にレバーに押されています。
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こんなスイッチです。(以前ハンドルを交換した際に撮影)
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ではレバーを外しましょう。ここで再びスナップリングを・・・と思ったらブレーキ側はナット締め。せっかくプライヤー買ったのに、活躍する場面はもう終わりでした。涙 ここのなっとは10mm。こんなとこだけインチじゃなくてミリ。なぜでしょう?
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下のナットを外したら、上からマイナスドライバーでボルトを緩めます。普通は簡単に外れるのですが、ブレーキを掛けた状態でレバーにテンションがかかっているのでなかなか外れません。ボルトをなめそうだったので一度くさびを外し、ボルトを緩めてから再び装着しました。
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左がノーマル。右がサンダンスフェザータッチパワーレバーです。
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組み込む前にグリスアップします。
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もと通り組付けます。スペーサーを挟んだままだと組付けにくい・・・。下手にガシガシやっているとかえってスイッチを壊しそうなので、組むときはゆっくり気を付けながらやれば、スペーサーは不要かもしれません。(責任はとれませんが。悪しからず。)
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無事着きました! 『SUNDANCE』のロゴがさりげなくてカッコイイ!。こりゃあサビさせないように気を付けないといけませんね。
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ポリッシュ。これはこれで良かった気がします。ブレーキスイッチも問題なく作動しました。
![](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_20200712_141543.jpg)
ようやく組み終わりました!こんな簡単な作業になんててこずったことか。(笑)