梅雨前線から逃げるように、二泊三日で福島 磐梯山方面にツーリングに行ってきました。今回はその二日目です。
二日目の宿で悩む
福島ツーリングの二日目・・・の前に。 一日目の夜、ネットで翌日のホテルを探しました。ロングツーリングする際は、最初の宿だけ決めておいて、あとは翌日の旅程を考えながら前日に宿を予約するのが僕のスタイルです。(ただし平日ツーの場合に限る)
一泊目の「コンフォートホテル福島西」はキレイでリーズナブルで、広い無料の駐車場もある良いホテルでした。なので連泊してもいいな、と思っていたのですが、ネット(一泊目同様 「Agoda(アゴダ)」で)で二泊目を予約しようとしたら、一泊目より2000円近くも値上がりしていました。
どうやら明日の分は結構部屋が売れてしまっている様子です。
2000円上がっても十分リーズナブルなので、連泊も考えたのですが、同じところに高く泊まるのもつまらないし、どうせなら違う所に泊まってみたい・・・ということで、別の宿を押さえました。
ウエアでも悩む
翌朝、天気は快晴。気温は日中28℃まで上がる予想です。ただ、今日行く予定の磐梯我妻スカイラインは、最高地点だと標高1622mもあるので、平地とはかなり温度差があります。
そこで、春夏用のジャケットの下には、Tシャツ+極薄のフリースインナー+極薄のウインドブレーカーを着込みました。

出発時点での気温は23℃でした。
磐梯我妻スカイラインを目指す
宿を出て、まずはこの旅のハイライト。磐梯我妻スカイラインを目指します。
「磐梯吾妻(ばんだいあずま)スカイライン」は、福島県福島市の高湯温泉から土湯峠へと抜ける、全長約29km、平均標高1350mの山岳観光道路です。日本初の山岳道路であり、荒々しい火山風景や福島盆地の大パノラマ、紅葉など「日本の道100選」に選ばれた圧倒的な絶景を楽しめます。
北側の始点となる高湯温泉までの道は車が多く、のろのろ運転が続いたのですが、高湯温泉を過ぎると一気に車が居なくなり、快適な走行になりました。
つばくろ谷(不動沢橋)にて
前回来た時には、駐車場待ちのクルマが列を為していたつばくろ谷(不動沢橋)も、今日はなぜか全然車がいません。今日はスルーするつもりだったのですが、せっかくガラガラなので、ちょっと立ち寄ることにしました。

一昨年来たときは駐車待ちのクルマが列を成していましたが、今日は僕のバイクとワンボックスが一台だけ。

昔はつばくろが沢山飛んでいたという「つばくろ谷」。その先に見えるのが「不動沢橋」です。

実際にはなかなかの絶景なのですが、写真じゃその良さが表現できず。皆さんぜひご自分の目で見に行ってください。
二年前とは違い、今日は駐車場に車が居ません。僕のバイク以外には、ワンボックスカーが1台止まっているだけ。
バイクを停めて不動沢橋を一望できる展望スペースへ行くと、犬を散歩中の地元民と思われるご夫婦が一組いらっしゃるだけでした。
「こんにちは」と声を掛けられすれ違うと、そのあとはまさに貸し切り状態。絶景を独り占めしながら堪能しました。
***
さて、出発前にトイレへ行っておこうと、駐車場横の公衆トイレにいくと、こんな貼り紙が・・・

げっ!連日出没! ・・・だから誰も居ないんだ。
駐車場所に駆け戻ると、さっき居たワンボックスカーも既にその姿はなく、駐車場には僕のバイクがポツンと1台あるのみ。
そういえばさっき、”ククククク” という動物の鳴き声のようなものが聞こえたような気が・・・
いそいでバイクに掛け寄り、エンジンを掛け、二度三度と大きく空ぶかし。
あわててヘルメットを被ってバイクを発進しました。
いや、やばかったかも。まじで。
皆さんもどうぞお気を付けください。
駐停車禁止の絶景
不動沢橋を過ぎてしばらくは、新緑の中を走るつづら折りのワインディングが続きます。
ところが「天狗の庭」という絶景ポイントを過ぎたあたりから、先に見える風景が一変します。緑が消え、赤茶けた山肌の山が見えてきます。

作家・井上靖が命名した「吾妻八景」の一つ「天狗の庭」。一昨年来たときはこの辺り一面は紅葉がきれいでした。


天狗の庭をすぎると、急に風景が一変し、赤茶けた山が視界に入ってきます。
このあたりは火山性ガス地帯とされ、有毒ガスが発生しているため駐停車は禁止。「クルマは窓を閉めて通行せよ」という看板が立ち並びます。実際、上の方の山肌をみると、煙が噴き出してたりするのが見えます。
え?じゃあバイクはどうすりゃいいの? と思いますが、そこは特に指示はなし。
ちなみに、いま AIに聞いてみたら 「バイク等の場合: オートバイや自転車で通行する際は、息を止めるなどして速やかに通り抜けてください。」だそうです。(無理無理。バイクでも抜けるのに5分はかかります)
まあ、本当に危ない時は通行止めになるんでしょうけれどね。
ところが今回、その火山性ガス地帯のど真ん中で、なんと道路工事をやってるではありませんか。しかも工事用信号が赤で止められました。表示を見ると青信号まで約1分。
えー!そんなのいいのかよー。こっちはむき出しのバイクなんだけど。
工事作業をしている人を見ると、ガスマスクを着けている人もいます。(着けてない人もいましたが。)
まあ、待つしかありません。というか、まてよ、こんなに合法的に?停車できる機会はめったにないのかも・・・と気づき、あわててスマホを取り出して周りの風景を写しました。



今考えると、もっといろいろな角度で写真とればよかった。まあとっさのことで、これが精いっぱいでした。小心者なので(笑)。
浄土平と吾妻小富士
火山性ガス地帯を抜けると、すぐに浄土平レストハウスが見えてきます。
駐車代200円(バイク)を支払って、駐車場にバイクを停め、せっかくなのでと今回も吾妻小富士に登りました。



吾妻小富士(あづまこふじ)は標高1,707mの活火山です。

ふもとからは階段で登ります。体力のある人なら10分ほどですが、普段運動不足の人だと結構大変。途中でへばっている人が大勢いました。(特にバイクウエア&バイクブーツで登ってるバイク乗りはほぼ撃沈します。w)

僕も前回は大汗かいて、肩で息しながら登ったのですが、今回は一度経験しているからか、割りとスムーズに登れました。(事前にウエアは全部脱いでバイクに置いてきました。)

山頂には大きな火口があります。

これ見ると、若干緊張しますね。


直径約500m、深さ約70mのすり鉢状の巨大な噴火口です。
なお、さっきAIで調べたら、こんな風に書いてありました。

ホント? 直径500m=周囲約1500mの火口を15分で回ってこられるわけないと思うんだけれど。
もっとも、ぼくは火口一周を諦めて下山しましたので、実際何分かかるかは定かではありません。悪しからず。(笑)
※ ちなみに陸上競技1500mの世界記録は、男子はヒシャム・エル・ゲルージの 3分26秒00だそうですが。
スカイライン後半戦を楽しみ、喜多方方面へ
吾妻小富士を降りた後は再びバイクに跨り、磐梯我妻スカイラインの後半戦を楽しみました。浄土平からの南側の道は比較的路面も綺麗で走りやすく(北側は結構荒れている)、新緑の中を走り抜けるのが気持ちよかったです。(対向車も多いので要注意)

磐梯我妻スカイラインを走り終えたのが AM10:58。ここ磐梯我妻スカイライン以外にも走りごたえのあるスカイラインがあるのですが、まずは腹ごしらえ。ラーメンを食べに喜多方方面へ向かいます。
GoogleMapで目的地のラーメン屋を入れ、”有料道路を使わない” ”高速道路を使わない” という条件で検索し、いちばんクネクネだった道を選んだ(笑)のですが、この道が素晴らしかった!
磐梯山の北側を走るこのルート。途中、秋元湖や桧原湖(ひばらこ)を抜けるので元々は観光用道路なのでしょう。非常に道幅が広く、路面も綺麗で、それでいて途中適度なワインディングもあり、変化に富んでいて飽きない道でした。(あとで考えたら、これ、磐梯吾妻レークラインだった気がします。)

昼は喜多方ラーメン 食堂 はせ川
昼ご飯は喜多方ラーメン。ここも前回訪問して感動した喜多方ラーメンの人気店「食堂 はせ川」さんに伺いました。

ところが、バイクを停めようと店の裏にある駐車場に回ってビックリ!!

そこには数十台のバイクの列が。しかもどうやら皆さんお仲間の様子。
・・・終わった。
正直そう思いました。
これだけの人数が順番待ちしているなら、いったい僕の順番が来るのは何時になることやら。
内心うなだれつつ、とりあえず列の端にバイクを停めると、となりのバイクの人が話しかけてきました。
いつこちらへ?昨日?なら雨で大変だったでしょ?
二言三言交わしたあと、「みなさん、ご一緒ですか? 食事はこれからなんですよね?」と聞くと・・・
「いや、ちょうど今 食べ終わったところですよ」
え、そうなの? 助かったー!
慌てて店へ走って記名帳に名前を書きました。(笑)

結局、5分と待たず店内へ。
前回同様、大判チャーシュー麺(醤油)と半熟卵をいただきました。いやー、やっぱり旨かった!
無事食べられて本当によかったです。(笑)
食後は「福島三大ライン」を走破
はせ川で喜多方ラーメンを堪能したあとは、また福島の道を走ります。
ここ磐梯地域には「三大スカイライン」「福島三大ライン」などと呼ばれる有名な山岳観光道路があります。
ひとつは今朝走った「磐梯我妻スカイライン」
あとの二つは「磐梯吾妻レークライン」「磐梯山ゴールドライン」です。
いずれももとは有料道路だったのですが、今は無料で走れます。
ただ、単に道路をGoogle Mapで探すのって、案外難しいんですよね。磐梯我妻スカイラインの浄土平みたいに、わかりやすいランドマークがあれば設定しやすいんですが、「磐梯吾妻レークライン」で検索しても、検索結果の地点を目指せばその道を堪能できるのかがイマイチよくわかりません。
そこで今回はGoogleAIの「Gemini」に「磐梯吾妻レークラインと磐梯山ゴールドラインをつなげて走れるルートを設定して」と頼んでみました。
すると「出来ました!」って出るんですけれど、それが正解なのかどうかと、出来たルートをナビ設定する方法がよくわかりません。
あーでもない、こーでもないといろいろいじって、なんとなくそれっぽいルートがGoogleMAP上に出来上がりました。
ただ、こうして作った地図は再現性が無く、結局、この日走ったルートがどのみちだったのかは、今となっては謎となってしまいました。(笑)

途中立ち寄った「道の駅 ばんだい」

カフェオレ(氷がコーヒーで出来ている)をいただきました。

なぜ ガンダム?

ダジャレ??

まずは磐梯山ゴールドラインへ。磐梯山の西側山腹を通り、猪苗代湖畔と裏磐梯を結ぶ全長約17.6kmのルートです。

後に見えるのは猪苗代湖

次は 磐梯吾妻レークライン。

磐梯高原(裏磐梯)から高山・土湯方面へ抜ける、全長約13.1kmの道路です。

途中立ち寄った桧原湖。

観光船が出ているようです。
ゴールドラインもレイクラインも路面はあまりいいとは言えませんが、交通量も少なく、緑の中を快適に快走できる走りごたえ十分な道路です。こんな道をいつも走れる福島のライダーは正直羨ましいです。
レイクラインを通過後、南下して「道の駅 猪苗代」へちょっと立ち寄り。小休憩してから今夜の宿へ向かいました。

前回も立ち寄った 道の駅 猪苗代

後ろには磐梯山がきれいに見えました。
二泊目の宿はコンテナホテル
二泊目の宿は結局 「HOTEOL R9 The Yard」というコンテナホテルにしました。


コンテナホテルは一度北海道で利用したことがあり、その時の印象が良かったので、ぜひまた泊まりたいと思っていました。
バイクを駐車場に停め、まずは管理棟(これもコンテナ)に向かいます。
女性スタッフから宿泊の説明を受け、部屋に入るための暗証番号を教えてもらいます。あとはチェックアウトまでこの暗証番号で出入り自由です。
歯ブラシなどのアメニティもここで受け取ります。
面白いのは、冷食が一品無料でもらえること。自分の部屋の電子レンジで解凍すれば好きな時に食べられます。これはチェックインまで知りませんでした。


部屋の入口はこんな感じ。ドアについているテンキーに暗証番号を打ち込んで開錠します。

部屋の中はこんな感じ。ちょっと狭めですが、寝るだけなら全く問題なし。とってもキレイで清潔です。テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、空気清浄機装備。もちろん無料Wi-Fiあり。手前にユニットバスがあってトイレはもちろんウォシュレット付き。お風呂はシャワーだけでなく湯船もあります。

敷地内にはコインランドリー&自販機の入ったコンテナもあります。


自販機は1台だけ。でも近くにコンビニもあるので、買い物しておいて冷蔵庫に入れておけば全く問題ありません。

この日晩御飯はどこかに食べに行くつもりでしたが、せっかく冷食をもらったのでこれで済ませることにしました。浮いた分は明日の昼ご飯に贅沢したいと思います。

近所にコンビニと業務スーパーがあったので、ドリンクとつまみ、デザートのアイス。翌朝の朝食を買い込んできました。ネットみながら、明日の予定を考えながらビールで一杯。いや、最高です。(安上りな奴。笑)
コンテナホテルですが、駐車場が敷地内にあるので(全部かどうかわかりませんが)バイク旅で利用しやすいです。
シンプルですが清潔できれい。やや狭いと思いますが、寝るだけなら何の問題もありません。
おそらく断熱性は低く、最初入ったときはムッとしましたが、エアコン完備なので問題ありません。
防音性も決して高いとは言えず、表の道路を走る巨大なトラックの音なんかが結構聞こえてきたりします。ただ、部屋と部屋は独立しているので、隣の部屋の音がうるさい、なんていうことは少ない気がします。そもそもほとんどの利用者は一人で利用してると思われ、あまり騒がしいこともないんじゃないでしょうか。
チェックアウトも部屋番号の札(紙の札)を管理棟のポストに投げ込むだけで完了。早朝の出発でも問題ありません。
コインランドリーもありますし、連泊してあちこちツーリングするときの拠点としてもいいと思います。
こうしてみると、ツーリング、特に僕のような「貧乏ソロツーリング」を好むライダーにはうってつけの施設という気がします。(「貧乏」も「ソロ」も好き好んでやってるわけじゃないですけれど・・・)
こうしてツーリング二日目も無事終了・・・といいたいところなのですが、実はこのときちょっとした(大きな?)トラブルを抱えていました。
というわけで、ツーリングレポートは三日目に続きます。

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