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年末恒例の南伊豆ツーリングへ

恒例の伊豆ツーリング 恒例のバッテリー上がり

年末恒例のバイク仲間3人で行く伊豆一泊ツーリング。もはや何年続いているかさえ定かではないですが、少なくとも10年は続いている恒例行事です。

もともとは職場仲間(上司とも言う)だったのですが、今は会社もバラバラ。この時以外はほぼ会う事もないのですが、なぜかこのツーリングだけは続いています。

ということで、今年はちょっと早いですが、土日で南伊豆へ行ってきました。

ここのところ雨天続きだったのですが、この日は快晴。降水確率はゼロパーセント。朝から絶好のツーリング日和です。

ただし、気温はこの冬一番の寒さ。

この気温で、果たして無事エンジンはかかるのか?

・・・キュル、カシャン、カラカラカラ

案の定エンジンは掛かりません。(涙)

思えば去年もこのツーリングの際にエンジンが始動できず、ディーラーに電話してバッテリーチャージャーを持ってきてもらい、なんとかエンジンを掛けてもらいました。

ジャンプスタート

” やっぱり先週末にバッテリーを充電しておくんだったなあ・・・”

と思いつつも、そこは想定の範囲内。

バッグからジャンプスターター(モバイルバッテリー)を取り出すと、シートの上の荷物をおろし、シートを外してバッテリーにつなぎます。

ジャンプスターターのブーストボタンを押してからイグニッションスイッチをONにし、セルボタンを押します。

キュル・・ブルン!ドドドドドドド。

もはや手慣れたものです。

無事エンジンはかかったものの、早朝の住宅街ですから、暖気で音を響かせるのは甚だ近所迷惑。

大急ぎでシートを取り付け、ふたたびバッグを積みます。こんな時、ハーレーのネジ止め式のシートは面倒です。

(↓こういうのに換えておけば工具はいりませんが・・・↓)

とにかく急いで発進し、広い通りに出てから仲間に連絡。

「おまえまた? いい加減そのバイク買い換えたら?」

という仲間の言葉を受け流し、東名高速へと向かいました。

箱根新道はうっすら凍結

海老名SAで無事仲間と合流。

いつもは御殿場インターまで進むのですが、今、東名高速はリニューアル工事の影響でひどい渋滞が連日起きているらしい、ということで、今回は小田厚(小田原厚木道路)から箱根方面へ向かいます。

ただ、仲間の一人は昨日も箱根新道を車で走ったらしく、

”昨日は新道、凍結してたからなあ。今日は大丈夫だと思うけど。”

とのこと。

まあ、ゆっくり走れば大丈夫だべ?と、気にせず向かいます。

とにかく天気はピーカン。

実に見事な冬の富士山と、小田厚名物(?)の『覆面パトに捕まっているクルマ』を2台ほど横目に見ながら、のんびり箱根を目指します。

箱根新道は我々同様東名の渋滞を避けた人が多いのか、クルマが多くて飛ばしたくても飛ばせない状態。

けれど路面はところどころ白く、橋の上や日陰はなんとなくやばそうです。この時間(およそAM10時半)なので大丈夫ですが、あと1,2時間早い時間帯だったら間違いなく凍結路だったんだろうなあ、という感じ。たとえ車が少なくても、ちょっと飛ばす気にはなれません。

ちなみにこの日は最高気温が10℃。箱根新道の気温計は5℃を示していました。

この日の僕のウエアは、上半身はヒートテックのアンダーシャツの上に薄手のシャツを2枚重ね。その上に高性能ダウンジャケットを着込み、アウターは防風性の高いタイチのウインタージャケット。下半身は厚手のジーンズの下に、風を通さないゴアテックスのインナーウエア、その下にヒートテックを着込んでいました。この状態で気温5℃の箱根新道は「ちょっと寒いけれどまあ耐えられる」という感じ。来年の参考に(?)備忘録として書いておきます。

箱根新道を登り切り、箱根峠から国道1号線へ。峠を越えると景色は一変。峠の西側は穏やかに晴れていました。

三島塚原ICから伊豆縦貫道へ。この道が出来てから、万年渋滞する海沿いの144号線を走る必要がなくなったので、南へのアクセスが便利になりましたが、一車線しかない道は、やっぱり渋滞します。

「道の駅伊豆 ゲートウエイ函南」で小休憩。

仲間の一人の新しい愛車。トライアンフの新型Scrambler 1200。ブレーキ周りは全てブレンボ。リアサスはオーリンズ。アルミのフェンダーやアップタイプのマフラー、フル液晶のメーター回りなど、どこをとっても質感が高く、隙のない作り。ちょっと跨らせてもらいましたが、足つきは結構悪く、チビ&短足の僕だと完全にバレリーナ状態でした。

伊豆ゲートウェイ函南。去年はここで仲間と合流しました。

道の駅を出て伊豆中央道(136号)へ。

ここも料金所前でいつも渋滞します。まあ有料なのは仕方ないにしても、せめてETCゲートにしてほしいよなあ。ちょこちょこ料金をとられるのはバイクでは非常に面倒です。

昼食はいつもの「そば処 橋本」

かき揚げ天ざる。サクサクのかき揚げが絶品。穴子の天ぷらもオススメ。

修善寺を通り越し、月ヶ瀬ICから136号線を西へ。土肥へ抜け、そこからは海沿いを南下します。快晴のなか冠雪した富士山がキレイに見えていました。

堂ヶ島を抜け、松崎で右折すると、そこからは曲がりくねったワインディングです。

国産ネイキッドに乗っていたころは大好きだったこの道ですが、ロードスターでは今一つ上手く走れません。苦手な右コーナーではふくらみ気味で、頑張って寝かせるとすぐステップがガリガリと音を立てます。前を走る仲間のバイクについていくのが精一杯です。

(注:僕はかなり下手くそなので、そう思って読んでください。ハーレーと言えども運動性能の高いこのロードスターは、乗り手の腕さえあれば、かなりのペースで走れ、国産ネイキッドを追い回す走りが出来る・・・んじゃないかなあ、と思います。)

それでも必死に仲間についていくうちに、なんとなくこのロードスターを走らせるコツみたいなものが判ってきます。そのうち恐怖心も薄れ、ワインディングが楽しくなってきました。

下田石廊松崎線「あいあい岬夕陽カフェ」の駐車場にて。

下田石廊松崎線をひたすら走り、海沿いのワインディングを満喫します。

やがて弓が浜に到着。まだ陽も高いうちに、これも恒例のお宿に投宿します。

南伊豆の隠れ家的なこのお宿。小さいながらも清潔な宿ですが、民宿と思えばかなり高価(伊豆の旅館と思えば決して高くはないですが)。

しかし心づくしのもてなしと、シンプルながら感動するほど美味しい料理をいただけば、その値段も納得。いや、非常にリーズナブルに感じます。

リピーター率がとても高いというのも納得の宿です。

翌日はいつも弾丸ツーリング

翌日は南伊豆だけ雨の予報。実際7時ごろから降り出しましたが、東の空は明るく、8時前にはすっかり雨も止みました。

”俺の日ごろの行いがいいからだ” と日ごろの行いが悪い人ほど言いたがるようです。

更に、南から湿った風が入ったせいか、昨日に比べればグンと気温があがりました。

空も明るく晴れ渡り、昨日以上のツーリング日和です。

正しい旅館の朝ごはん。結構ボリュームがあるなと思いましたが、ここに昨晩の伊勢海老の頭が入ったお味噌汁とツヤツヤのご飯が来て、思わずご飯を三杯もお代わりしてしまいました。

9時半ごろに宿を出ると、昨日来た道をひたすら北上します。

ハーレーで走るワインディングにも慣れてきて、かなりのハイペースで北上します。

伊豆縦貫道はやっぱり多少混んでいたものの、あっという間に沼津ICへ。時は既に1時過ぎでしたが、朝から三杯もおいしいご飯をいただくと、なかなかお腹が空きません。

新東名を通って足柄SAへ。ここで仲間とは解散です。

来年もまた、と約束をして家路へ向かいます。

天気に恵まれ、美味しい料理に恵まれた、気の置けない仲間との楽しいツーリングでした。

赤色灯をつけた黒い車と仲良くランデブー

夕方の渋滞が始まるまえにと東名高速を東へ。反対側の下り車線は既に渋滞の長蛇の列が延びていました。

気持ちよく追い越し車線を走っていると、バックミラーに赤い光が。

黒い車の上に、なにやらクルクル回る赤い光を放つ車がグングンこちらへ近づいてきます。

”ん?今流行のあおり運転の車か??”なんておもいつつ、慌てて走行車線へ戻ると、その車が僕の横にピッタリと付けて伴走し始めました。

そして

” スピード 気をつけてくださいね~”とハンドマイクで一言。

一瞬ドキリとしましたが、なんだ、親切なクルマだったのね、と思い、ぺこりと一礼すると、その車はどんどん加速して去っていきました。

やっぱり日ごろの行いがいいと、だれもが親切に声を掛けてくれるものなのですね。(笑)



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