今年の稲妻フェスティバルの舞台はお台場
アメカジを中心としたファッションアイテムやクルマ、雑貨などのショッピングが楽しめる国内最大級のイベントが稲妻フェスティバル。
昨年同様、今年もお台場で開催となりました。
![稲妻フェスティバル](https://bikelife-tips.com/wp-content/uploads/2023/12/PXL_20231210_011543717.jpg)
お台場で開催された稲妻フェスティバル。開場の直後の10時過ぎには入場を待つ大行列がで出来ていました。
とにかくすごい行列。そして各店舗ブースは実際に買い物する人でごった返してました。もう歩くのも大変。品物を見るのはもっと大変。
どの店もかなりのディスカウントでお買い得商品を並べていますが、正直言ってどの品も決して安いものではありません。
とにかく安く、ではなくて、良いものが安く買えるのが稲妻フェスティバル。みなさん、この日のためにお金を貯めて、ここぞとばかりにお目当てのブランドの品を買っている、という印象です。
ステージにはダチョウ俱楽部の寺門ジモンさんが登壇して盛り上げて(?)いました。
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ジモンさんとアメカジ大好き芸人の みなみかわさん。(アメカジのショップで長年バイトされているそうです)
ハーレー?いや、アメリカ最古のバイクメーカー インディアン
今回もハーレーのみならず、最古のアメリカンバイクメーカー インディアンがブースを出していました。
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INDIANのテントブース
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フラットトラッカー FTR1200。カラーリングのせいか、よりレースマシンっぽいですね。
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あのMOONEYESによる SPORT CHIEFのカスタムペイントマシン。まるで彫金のようなゴールドのラインをイエローの車体に組み合わせているのがカッコイイです。
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Yokohama Hot Rod Custom Showでも展示された、HUMONGOUS CUSTOM CYCLES の小松勇仁氏による スポーツチーフをベースとしたカスタムマシン「FORGED TOKYO」
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インディアンっていうとこういうイメージですよね。「FOR SALE」って書いてありました。いくらするんだろう。
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これはノーマルに近いチーフですね。ちょっとヤレた感じのサドルバッグがいい雰囲気を出してます。
本物のミリタリー 自衛隊も参戦
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なぜか自衛隊のクルマが。アメカジと言えばミリタリーということでしょうか。本物の自衛官が説明してました。子どもたちは運転席に乗せてもらって大喜び。
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35mm2連装高射機関砲「L-90」の後継機として陸上自衛隊に配備され、高機動車の車体をベースとして、91式携帯地対空誘導弾8発を装填できる発射機を搭載している。低空域目標の撃墜を主とした地対空誘導弾である・・・・と書いてあります。よくわからんが凄そうです。製作は東芝、車体はTOYOTA(メガクルーザー)なんだそうです。
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バイクもあります。偵察車なんだそうです。オフロードバイクは詳しくないのでベース車両はよくわかりませんが、KAWASAKI車です。(調べたところKLX250がベースらしいです。)
いよいよハーレーダビッドソン テントブース
さて、お目当てのハーレーダビッドソンコーナー。やっぱりすごい人だかりです。
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シャシーダイナモ上で実際にエンジンを掛けてタイヤを回せるコーナー。送風機が置いてあるものの、あまり連続稼働させるとオーバーヒートしそうな気がします。(笑)
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2年前の稲妻フェスティバルでは主役の扱いだったナイトスター。今回はなぜか目立たず、ひっそりと(?)置いてありました。
話題のハーレー X350、X500に跨る
今年、ハーレーダビッドソンが発売した新しいバイクがX350とX500。350ccと500ccの水冷並列2気筒エンジンを積む、全く新しいハーレーです。
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ジャーン!出ました。ミドルクラスのハーレー。まずはX350。これはハーレーのファクトリーダートトラックレーサーであるXR750をイメージした形をしています。素直にカッコいいと思えるバイクです。
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価格はなんと¥699,800。中型バイクとはいえ、Harleyがこの価格で買えるとは。いいですね。
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オジサンたちが興味深々。(笑)
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跨ってみました。身長165cm、短足の僕でこんな感じ。シート幅が広くてやや足つき性をスポイルしていますが、僕の足つき性は身長160cmぐらいの女性と同じなので、155cm以上ある女性なら問題なく扱える気がします。軽くて支えやすいですしね。
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こちらはX500。あくまで個人的主観ですが、ぼくにはX350の方がかっこよく見えます。X350はフラットトラッカーレーサーを思わせるデザインでしたが、このX500の方はそういうイメージリーダーは無い感じ。 シートが厚く、タンクも大きい分、X350より実用性に振ったのかもしれません。
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スイングアームから伸びたナンバープレートホルダーなど、デザイン的に凝ったところもあるんですけどね。
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こうして見るとシートレールの部分(ストラット)など、スポーツスターを連想させ、ハーレーらしいといえばハーレーらしいんですけどね。
この新しいハーレーについて「あんなのハーレーじゃない」という声を耳にしたりもします。ハーレーらしくないのは事実ですが、全く新しい価値観に挑戦したバイクなので、”らしく”ないのはある意味当然です。
一台のバイクとして見たときに、その価格も含め、非常に魅力的なバイクだと思います。しかもハーレーらしく、”隙のある”デザインだな、と思いました。完成しすぎていないところがハーレーの魅力の一つ。自分で手を加えて完成形を目指す楽しみが、このハーレーにもあると思います。(ホンダのバイクなんて、デザインが完成しすぎていて、カスタムすればするほどカッコ悪くなっていく・・・と感じるのは僕だけでしょうか。)
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会場でアンケートに答えるともらえたノベルティグッズ。ハーレーダビッドソンオリジナルの牛革ポーチ。本革製のポーチはなかなか質感が高いですが、実用的か?と言われると、う~ん何に使えるかなあ~と考えてしまいます。新しい小さくなった車検証を入れたりするといいかも。
ハンバーガーフェスティバルも同時開催
この日、隣の会場ではハンバーガーフェスティバルが同時開催。こちらは入場無料なので、稲妻フェスティバルの会場(再入場可)と自由に行き来出来ます。
大好きなハンバーガー。是非食べたい!と思っていたのですが・・・・
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ハンバーガーのキッチンカーはどれも長蛇の列。まあハンバーガーフェスティバルなのですから当然なのですが、ちょっと甘く見ていました。
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とにかくすごい人。並んでもいつハンバーガーにありつけるのやら。
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仕方ないのでハンバーガーを諦め、そのほかのキッチンカーに並ぶことにしました。ハンバーガー以外にもいろいろと魅力的なメニューが並びます。
ハンバーガーショップはいずれも長蛇の列。すくなくとも1時間ぐらいは待つんじゃないだろうか、という列の長さにめげました。しかたなくハンバーガー以外のキッチンカーから選ぶことにします。
で、僕が選んだのは、〇煮バーガー。写真で見ると美味しそうだったのですが・・・
うーん。やっぱり待ってでもハンバーガーを食べた方がよかったかなあ~。
見ているだけでも楽しいアメカジの祭典、だったのですが・・・
とにかく人が溢れ、出展ブースも多く、魅力的な商品に溢れていた稲妻フェスティバル。なかなか気軽に手を出せる値段の物は少なく、眺めるだけになってしまったのですが、それでも楽しく一日を過ごせました。
ただ正直なところ、ちょっと、以前ほどは気持ちが盛り上がりません。なぜか。
やっぱり自分がハーレー乗りじゃなくなったからなんですよね。
ハーレーはアメリカを象徴するブランド。当然ハーレーに乗っていれば、こうしたアメカジスタイルが絵になります。でもやはりKTMにはあいません。
もちろんバイクに乗っている時以外でもアメカジは楽しめるのですが、「ああ、これを身に着けてハーレーに乗りたかったなあ」と思おうと、ちょっと残念な気がしてしまいます。
ハーレーに乗る、ということは、単にハーレーという乗り物を楽しむだけでなく、ハーレーという文化、アメリカンという異文化を自分のライフスタイルの一部として楽しむことなんだと思うのです。それこそがハーレーにのる楽しみの一つであることは間違いありません。
ハーレーを通じて異文化を楽しむ。それはよく言われる「ファッションでバイクに(ハーレーに)乗る」というのとは全く違います。それを手放してしまったことをあらためて感じ、ちょっと残念な気がした今回の稲妻フェスティバルだったのでした。
でもきっと、来年も参加するんだろうなあ~(笑)