決してブログのネタが欲しくてわざとやっているわけではないのですが・・・。
ついにやってしまいました(涙)。
ハーレーのウインカースイッチに慣れず。
国産車からハーレーに乗り換えると誰しも悩むのがウインカースイッチの使いづらさ。
ハーレーのウインカースイッチは国産車や多くの外車とは異なり、ウインカースイッチ(ターンシグナルスイッチ)が左右で独立していて、左折の時は左の、右折の時は右のウインカースイッチを押します。
一方、消す時はオートキャンセル機構がついていて、右左折をすると自動でウインカーが消えます。このオートキャンセルはなかなか良くできて、意外に(?)ちゃんと消えてくれるのですが、さすがにレーンチェンジ程度では消えず、結局もう一度スイッチを押して消す事になります。
実際ハーレーに乗り始める前は「まあ、右折は右、左折は左ってわかりやすいから、すぐ慣れるだろう」と思っていたのですが、さにあらず。
左のウインカースイッチは(やや遠いものの)問題ないのですが、問題は右。アクセル操作をしつつ、右手親指でウインカースイッチを押すというのは思いの外難しく、たとえば高速道路のレーンチェンジで右車線へ移る時、アクセルをあけたまま親指でウインカースイッチを探すのは結構難しかったりします。
一番難しいのは路地で右左折が連続する場合。僕の家の駐輪場へ続く道はクランクになっていて、右折→左折→右折が数メートルの間に連続します。最初の右折はいいのですが、左折してすぐ右折するためにアクセルをオフしつつ右ウインカーを出そうと親指を伸ばすと、意図せずアクセルを開けてしまい急加速!思わず体がのけぞってしまい、怖い思いをしたことが一度や二度ならず。こればっかりは慣れそうにありません。
「こりゃあなんとかしなきゃなあ」とずっと思っていました。
ウインカースイッチの交換は大変!?
世界中でたくさんのオーナーがいるハーレーだけに、不便に思う事には大抵の場合、解決策が用意されています。ウインカースイッチについてもしかり。
国産車のスイッチボックスを流用して、左右一体型のプッシュキャンセル式ウインカースイッチに改造してしまう人もいますが、もうすこし容易な解決方法として、ウインカースイッチ自体を大きくして、指が届きやすくするパーツが売られています。
そのなかでもより簡単なのがノーマルのウインカースイッチの上に貼り付けるタイプのパーツ。両面テープなどで貼り付けるだけなので、手軽さで言うとこれ以上のものはないのですが、多少なりとも力が加わる部分なので、やがて剥がれてしまったり、夏になると粘着テープが熱でデロデロになってしまったりといった事があるようです。
一方、ノーマルのスイッチと交換するタイプのスイッチもあります。これだと剥がれてくる心配はなく、見た目もスマートです。
先輩ハーレー乗りからも「とっととあれに換えた方がいいよ。全然操作が楽だから。」と言われていたのですが、どうしようかずっと悩んでいました。なぜかというと、意外に高い上に、交換工賃がかなりかかるからです。(ネットで見る限り、8000円~1万円位かかるようです。)
自分で換えられないかなあ、とネットでいろいろと情報を調べたのですが、「非常にめんどくさい」「サービスマンでも嫌がる作業」「二度とやりたくない」などの文言が並んでいます。不器用な自分には無理でしょう。
気にはなりつつも、結構コストがかかるし、まあ、多少ノーマルの操作にも慣れてきたしなあ、、、とずっと先送りにしてきました。
現行機のウインカースイッチ交換、実は簡単!?
ある日、某ショップのネットサイトで例のスイッチ(「ターンシグナルエクステンションキャップ」)のページを見ていると、不思議なことが。
この「ターンシグナルエクステンションキャップ」にはハーレー純正品のほかに、サードパーティー製の商品もいくつか出ていて、見た感じは純正と全く変わりはありません。(まあ、簡単なパーツですからね。)
ところが、交換工賃をみると、サードパーティー製の交換工賃は「¥10,800」と書かれているのに、純正は「¥1,080」と書かれています。
でも、”これはきっと誤植で、実際は¥10,800なんだろうなあ”、とずっと思っていました。
ところがある日、別の物を買いにこのショップへ行った時、この件について聞いてみると
「いや、今の純正のは(交換工賃)¥1,080だよ。あのサードパーティー製は古い年式用なので高いんです。途中からスイッチの形状が変わって、現行車用のパーツは簡単に交換できるんですよ。」との事。
「え、そうなんですか?」
帰ってから再度ネットで調べまくると、そのショップの方が言うとおり。ある年式(たぶんXLは’14年式以降)からのウインカースイッチは、簡単に換えられる構造に変わっているようです。
おお、これは朗報!早速換えてもらおう。いや、そんなに簡単なら自分で換えてみよう、と思い、ネットでパーツをポチッとしました。
これがのちに大惨事(?)を招く事になろうとは・・・・・
ターンシグナルエクステンションキャップを購入
素直に純正を購入してもよかったのですが、どうせ自分で交換するなら、安い方がいいし、その方がブログネタとしても面白いだろう、と思い、今回はDRAG Specialties製を購入しました。
早速取り付けようかと思ったのですが、その前に気になる事がありました。
前回のツーリング時から、クラッチレバーを握ってもセルが回らず、エンジンが掛けられなくなっていました。(ニュートラルならセルは回る。)
おそらくクラッチレバースイッチが壊れたんだろうと推察。この修理を先にしないと(その前に自分でスイッチボックスをいじると)クレーム修理してもらえなくなるかも、と思い、先にこの修理をディーラーにお願いしました。
(この経緯はこちら↓)
無事、メーカークレームでクラッチレバースイッチを交換してもらえたので、いよいよ作業開始です。
やってしまいました・・・(ToT)
以前のスイッチは回り止めの為、スイッチをはめる軸が多角形になっていて、バネも入っていたため外すのもはめるのもかなり難しく、下手をするとスイッチ部分を折ってしまう危険性がありました。
けれど現行品は単に丸い軸にスイッチの丸穴部分がハマっているだけで、その軸を中心にスイッチ(実際はスイッチカバー)がシーソーのように動く構造になっています。その奥に白い本当のスイッチ(小さなボッチ)があり、これを押すとスイッチが入ります。スイッチカバー自体にはバネもなく、ただハマっているだけです。
早速取り付け開始。トルクスネジを緩めてスイッチボックスのカバーを外し、小さなマイナスドライバーでこじってスイッチカバーを外します。上の軸は難なくはずれ、下の軸も、、、、
「パチン!」
ポロっっとスイッチカバーが外れましたが、その時、何かが飛んでいきました。
「ん?」
なんか変です。
「えっ!ゲッ!げげーーーー!」
スイッチカバーを支える下の軸が、その根元部分から折れています。
(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)
・・・・やってしまいました。
今思えば、あまりにも外気温が低く、プラスチックが固くなっていたのかもしれませんが、もっと慎重に事を進めるべきでした。
けれど後悔先に立たず。(涙)
幸い(?)中の白いポッチを指で押せばウインカーは作動します。なので乗って乗れない事はありません。グローブをはめた手では無理なので、素手で運転することになりますが。
とりあえずディーラーまでは乗って行けそうなので、恥を忍んでディーラーへ走りました。
驚愕の事実
素直に事情を話し、サービスマン氏に修理見積もりをお願いしました。ちょっと(大いに?)不安が頭をよぎってはいたのですが・・・
パソコンでパーツリストを確認していたサービスマン氏は非常に言いづらそうでしたが、「やっぱりスイッチ部分は基板一体のアッセンブリーですね。」と一言。
「やっぱりそうですか。いくらです?」
「・・・5万2900円ですね。」
「!!!!!」
工賃も含めると、おそらく6.5万円位になるでしょう、との事。
覚悟はしていましたが、あまりに高い授業料です。
たとえ高額でも修理しないわけにはいかないので、いったんは「お願いします」と言ったものの、やっぱり6.5万円は高い!
少ないおこずかいからローンを払っている身としては厳しすぎる金額です。(もちろんディーラーには何の問題もありません。ハーレーパーツが高いだけ。)
どうしても諦められなかった僕は、
「なにかちょっと方法を考えたいので、スイマセン。申し訳ないですが。」と頭を下げて、とりあえず今日のところはそのままバイクを引き上げてきました。
サービスマン氏も「いえ、わかりました。気を付けて帰ってくださいね。」と暖かい言葉を掛けてくれました。(涙)
さて、どうしようか。
中古パーツを探すか、それとも・・・。
結局最終的にはディーラーにお願いする事になるかもしれませんが、ちょっとだけあがいてみようかと思っています。
コメント
初めまして。FP3の検索をしていて辿り着きました。
私もこれを付けましたが、夏場だったので事なきを得たのかもしれません。
ハーレーってちょっとしたカスタムも色々決まり事みたいなのがあって難しいですね。
画像を拝見しましたが、パーツは接着剤でくっつけて内周にエポキシパテかプラリペアで補強してはどうでしょう?
初めまして。Kentoです。コメントありがとうございます。
はい。僕もプラリペアを一度試してみたいと思いまして。使ったことは無いんですが。
早速ポチッとしました。ただ、屋外での修理なので、この寒さのなか、ちゃんと硬化してくれるのかが不安です。
来週末にでもトライしてみようと思います。