まあ、始動は出来るのですが・・・
こんなことばっかり書いていると、ハーレージャパンから「営業妨害だ!」って怒られそうですが・・・。まあ、いろんな事が起きますよね(笑)
***
先日、仲間と千葉へツーリングに行った時の事。
途中でガソリンを入れ、さあ出発しよう、と思ったところ、セルが回りません。
「ん?あれ?なんで?」
仲間は気づかずそのままスタート。焦る気持ちを抑えて再度セルボタンをON!
・・・
ウンともスンとも言いません。
「げ!なんで!?また壊れたぁ!!?」
(いや、前回は僕のミスでバッテリーを上げただけで、「また」じゃないですが。)
一瞬青くなりましたが、落ち着いてみると、ギアがニュートラルになっていません。
カチャカチャとギアをニュートラルにし、セルボタンを押すと、あっさりエンジンはかかりました。
ははは、なーんだ。ニュートラルにし忘れてただけか~。相変わらずボケてるなあ、オレ。
と思いつつ、仲間に追いつくためにロケットスタート(気分だけ。)。
・・・が、30秒程経って、ふと気が付いた。
いや、まてヨ! このバイク。ギアが入ってても(クラッチを握っていれば)セル回るんじゃなかったっけ?
やっぱり何かが壊れてる!という事に改めて気が付いたのでした。
クラッチレバーのスイッチはどこ?
(全てのハーレーがそうかどうかは知りませんが)僕の愛車、XL1200CXはクラッチを握っていればギアが入っていてもセルは周り、エンジンを掛ける事ができます。逆にクラッチを握らないと、ニュートラルの時以外はセルが回りません。これはギアが入ったままセルを回してしまい、車体が動き出すことを防ぐため。
クラッチを握ってさえいればセルを回せるのは、クラッチレバーにスイッチがついていて、クラッチを切るとセルが回るようになっているからです。今回の故障は、このクラッチレバーのスイッチが何らかの理由で壊れたからでしょう。
まあ、ニュートラルにしてからセルを回せばエンジンはかかるので、急いで修理しないといけない故障ではありません。でもこのまま放置して、万が一ニュートラルスイッチまで壊れたら(ハーレーでは割とよく聞く故障です。)、全くエンジンがかけられなくなります。出先で壊れたりしたら大変です。
そんなに壊れやすいスイッチなのかなあ?と思ってクラッチレバーの根本を探しますが、一体どこにスイッチがあるのか?見つける事が出来ません。
そこで今日、またまた購入したハーレーディーラーへ行ってきました。
ディーラーでチェックしてもらうと・・・
ディーラーでメカニック氏に状況を説明すると、
「クラッチスイッチの故障でしょうね~。ちょっと見てみますので店内でお待ちください。」
と想像通りの返事。そのまま店内で20分位待っていると、
「やっぱりクラッチスイッチですね。壊れていたのでセルが回りませんでした。スイッチの押すところが折れてました。」だそう。
折れていた!・・・そりゃあ見つからないハズです。
「スイッチの交換になりますが、在庫がないので取り寄せます。今日は一旦お帰りいただいて、部品が入庫したらご連絡します。」との事。さらに、「今回はクレーム修理扱いになると思います。」と言われました。
実は近々、ウインカーを押し易くするための「ターンシグナルスイッチエキスパンダー」を取り付けようかと思っていました(部品はすでに購入済み)。ですが、もし交換の為にスイッチボックスを自分で分解していたら、今回の修理はクレーム扱いにはならなかったかもしれません。(その時に自分でスイッチを壊してしまったのでは?という疑念を拭えなくなるから。)
という事で、当面ウインカースイッチの改造はお預けです。まあ、スイッチの故障がカスタム前に起きたのは、不幸中の幸い(?)だったかもしれませんね。
2018/1/27 追記
ロードスターの行く手を阻むものは・・・
「パーツが入荷したのでご来店ください」とディーラーから電話があったので、早速出かける事に。
ただ、訪問時間を予約した後でちょっと後悔した。先日振った大雪がまだあちこちに残っているからだ。僕の家からディーラーまではわずか2kmほど。大きな通りはほぼ除雪されているが、ちょっと細い道に入ると溶け残った雪がここ数日の寒波で凍結し、アイスバーンのようになっている。さらにこのあたりは坂道が多い。坂道なんかで凍結していたら最悪だ。
しょうがないので、まず車に乗って、ディーラーまでの道を確認する事に。雪が残る道を避けながら、凍結していないルートを探す。ちょこっと遠回りをしながらも、なんとか走れそうな道順を覚え、いったん家に帰ってからハーレーを走らせた。
修理を待っている間に・・・
なんとか無事ディーラーに到着。
「スイッチをはんだ付けしたりしないといけないので、修理に一時間ほどかかります」とサービスマン氏に言われ、店内で待つことに。
僕の行くディーラーはハーレーだけでなく、国産車も扱うショップだ。修理を待つ間、並んでいる国産車を眺めて歩く。
最近のバイクはどうも派手というか、ガンダムチックというか。バイクらしいシンプルな機能美をもつバイクが少ないように思え、もうひとつ食指が動かない。
そんな中、一台のバイクが目に付いた。
カワサキ「Z900RS」だ。
先の東京モーターショーでも実写を見たが、これだけ近くでまじまじと見るのは初めてである。
正直言ってモーターショーで火の玉カラーのZ900RSを見たときは、
「なんかタンクがボテッとしててかっこ悪いなあ」
と思っていたのだが、ここにあるブラックは全体が引き締まって見え、カッコイイ。
僕が舐めるようにZ900RSを見ていると、「跨ってみます?」と店員さんが声を掛けてきた。
どうせ暇だし、お言葉に甘えて跨ってみる。
「お~! 軽い!!」
ガソリンも入っていない状態なので、まあ軽いのは当然なのだが、重いハーレーに比べると雲泥の差である。
足つき性は良い方だとは言えないが、チビで短足の僕でも両足のつま先が何とか届く。ハンドルも結構手前にあり、上半身はかなり立つ。軽さも含め、
ツーリングにも良さそうだ。
「まだあるんですね。Z900RS。『人気あるので年内分はほぼ完売!』と聞いていたのだけれど。」
と僕が尋ねると、店員氏曰く
「火の玉カラーは年内生産分はほぼ完売。ブラック単色も後、数台だと思う。」
との事だった。
僕はどちらかというとアンチカワサキなので、このバイクに食指を動かす事はないと思うが、このZ900RSだけは、ちょっとうらやましく思えてしまった。
クラッチスイッチ無事修理完了
一時間ほどで修理は完了。覗き込んでもいまひとつクラッチスイッチの存在は良くわからないが、クラッチさえ握れば無事セルが回るようになった。
今回もメーカー保証という事で、請求はなし。助かった。
それにしてもいろんなことが起きるハーレーダビッドソン。これだけちょこちょこいろんなことがあると、やっぱりディーラーとの付き合いは大事だなあ、と思わざるを得なかった。