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スポーツスター 車検対応マフラーの実力は?(その1)

ヤフオクでポチッとしちゃいました

ある日に仕事帰り。通勤電車の中でスマホを弄っていたら、ヤフオクの広告が。

そこには何故か魅力的なハーレーパーツの数々が並んで居ました。

(もちろんそんなサイトばっかり見てるからなのですが。)

思わずクリックすると、そこには様々なスポーツスター用のマフラーが出品されていました。

いいなあ、マフラー。

*****

ハーレーの、スポーツスターのカスタムパーツとして、誰もが真っ先に交換を考えるのがマフラーでしょう。

まあ、あのノーマルのショボいの排気音を聞いたら、そりゃあ交換したくもなりますよね。

以前、ロードスターズ(XL1200CXのオーナーズクラブ)の全国ミーティングに参加しましたが、40台ほど集まった中でノーマルマフラーだったのは、たぶん、僕のバイクだけだったと思います。(涙)

でも月々の小遣いからコツコツとバイクローンを払っている身としては、なかなか手の出ない高価なパーツでもあります。

いいなあ、マフラー。

・・・と思いながらヤフオクを眺めていると、一本の虹色に輝くマフラーが目に留まりました。

※イメージ図

ん?これ、安くないか?

そこには僕が前から欲しかったマフラーが出品されていました。

殆ど新品同様(に見える)にも係わらず、価格はなんとか手が出るライン。

え、これいいじゃん!

まあオークションですから、徐々に値段は釣り上がっていくんでしょうけど。

うーん。けどもうすぐボーナスも出るし(出るのか?)、とりあえず入札しとくか。

入札ボタンをポチっと押したら、”おめでとうございます!”の文字が。

入札価格は『即決価格』だったのでした。

うれしいような、やっちまったような・・・

マフラーを換えたかった理由

バイクのマフラーを変える理由は人それぞれいろいろあると思います。

  • ノーマルの野暮ったいルックスを変えたい。
  • ハーレーらしいドコドコ!という排気音が欲しい。
  • 押さえこまれたパワーを開放し、ハーレー本来のパフォーマンスを味わいたい!

・・・などなど。

けど、僕はノーマルマフラーのルックスも案外気に入っていました。

他のスポーツスターと違い、ロードスターのマフラーはテールエンドがテーパーになっていなくて、個人的にはスポーツスターシリーズの中で一番カッコイイマフラーだと思っています。

まあ、あの排気音だけは”あまりにもしょぼい!”ですが、早朝のマンションでも気兼ねなくエンジンをかけるには、それも仕方ないかな、と納得していました。

じゃあ、なぜマフラーを換えたかったのか。

それは(ゆくゆくは)バックステップをつけたかったから。

オーヴァーレーシング(OVER RACING) バックステップ レブル250 Rebel250 4ポジション アルミ製 シルバー 51-13-02

バックステップ!? ハーレーなのに、なんで?

  • もっと峠を攻めたいから?
  • かっこいい前傾姿勢で乗りたいから?
  • すぐに路面を擦るノーマルステップをなんとかしたかったから?

いえいえ、そんなカッコイイ理由ではありません。

*****

年々(徐々にではあるものの)確実に悪化していっているのが僕の腰

一日中走り回ると、次の日には結構辛い状態になります。

フォワードコントロール(両足を前に投げ出して乗るタイプ)のハーレーほどではないにしても、椅子に座ったかのようなロードスターのポジションは、乗り心地の固いサスペンションと相まって、かなり腰に負担がかかります。

高速道路を走るときはタンデムステップに足を乗せたりして、腰への負担を軽くしたりしていますが、下道を走るときはそうはいきません。

このまま乗り続けて更に悪化すると、そう遠くない将来、バイクそのものに乗れなくなるかもしれません。

そこでバックステップです。

国産ネイキッドに比べノーマルのステップ位置がかなり前なスポーツスターは、むしろバックステップの方が一般的なバイクのステップの位置に近く、腰への負担がグッと減ります。

なので、バックステップをつければ将来の腰への不安を少しでも払拭することができると思うのです。

けれどノーマルのマフラーではリア側のエキパイが邪魔で、ほとんどのバックステップは取り付けることが出来ません。

トランプ製のバックステップ。ノーマルマフラーは非対応です。

ハーレー純正のバックステップならノーマルマフラーでもつけられますが、あれはいくら何でもちょっと後ろ過ぎじゃないかと。

なにしろ、ほぼノーマルのタンデムステップの位置ですから。

(セパハン仕様ならいいと思いますけど。)

しかもめちゃくちゃ高価です。

純正バックステップ

ハーレー純正のバックステップ。ノーマルのタンデムステップに近い位置です。

そこでアフターパーツメーカーのバックステップを着けるには、純正マフラーを交換する必要があるのです。

今すぐではなくても、いつかはバックステップ。

これが、僕がマフラー交換をしたい理由です。

(・・・にしても、なんかカッコ悪い理由だなぁ。)

僕がマフラーに求める条件

今回、衝動買い(落札?)してしまった感じのマフラーですが、いつかは買いたいと思っていました。そして、もし買うならこのマフラーと決めてはいました。

それが、DLIVE製のマフラーです。

ドライブ ストリートライン&ステップキット セット(14~) タイプ:チタン/チタンヒート

僕がマフラーに求める条件は・・・

  1. 2 in1のフルエキ集合マフラー
  2. 車検対応
  3. サビない素材
  4. 軽量
  5. (出来れば)燃調不要。
  6. 手ごろな価格

といったところ。

1. 2 in1のフルエキ集合マフラー

これはスポーティーなスタイルが好みだから、という理由もありますが、僕のマフラー交換の目的である”バックステップをつけるのに必要な形状”だからです。

スポーツスター用のバックステップは、リアシリンダー側のエキパイが一度フロント側に出てから後ろへ延びるこのタイプのマフラーでないとつけられないものが多いです。

Vance&Hines(バンスアンドハインズ) フルエキゾースト マフラー COMPETITION SERIES (コンペティションシリーズ) 2-1 スポーツスターファミリー(04-16) 1800-1659 75-118-4

2.車検対応

大きな声では言えませんが(?)多くのハーレー用のマフラーは公道仕様ではなく、そのままでは車検に通りません。したがって、車検を受ける時には一旦ノーマルマフラーに戻すことになります。

まあ、その是非はさて置くとしても、車検の度にノーマルマフラーに付け替えるのはあまりに面倒です。

しかもマフラーだけならまだしも、(ノーマルマフラーを取り付けるために)バックステップもノーマルステップに戻さないといけないとなると、とても自分ではやる気がしません。

といってその都度プロに作業を頼んでいたらいったい幾らかかるやら。

そう考えると車検対応のマフラーが不可欠なのです。

3.サビない素材

マフラー用の素材としては、鉄(塗装やメッキ)やステンレス、チタンなどがあります。

僕は(過去の愛車で)鉄・ステンレス・チタンのマフラーを使ったことがありますが、鉄はすぐサビが発生(最近は塗装技術がすごいので昔より錆びにくいかもしれませんが)。ステンレスは錆びない素材・・・のハズですが、高温になるマフラーでは結構サビます。

その点チタン製マフラーは、だんだんと輝きを失ってはくるものの、サビはまったく発生しません。しかも手入れも簡単(洗剤&水洗い)です。

なので、出来ることならチタン製のマフラーが欲しいです。

4.軽量

純正のマフラーは耐久性重視でかなり重いものが多いです。なので四気筒バイクなどは軽量なマフラーに交換するだけで10kg以上の軽量化になります。

スポーツスターは二気筒ですが、純正マフラーは前後を連結するパイプでつながっていたりして、こちらもかなり重いので、チタンなどの軽量マフラーに交換れば、やはり10kg以上の軽量化を図ることが出来ます。

ただ、250kgを優に超える車体のハーレーで、10kgの軽量化が果たして体感できるものなのか? そこは実際にやってみるしかありません。

5.燃調が不要

僕のロードスターはFP3で燃調をしてはいますが、FP3による燃調は簡易的なもので、あまりノーマルとかけ離れた仕様のマフラーには対応しきれない事もあるようです。

いずれは本格的なインジェクションチューニングも受けてみたい、とは思っていますが、結構お金がかかります。当面ノーマルで(あるいはFP3で)乗れるのであれば、それに越したことはありません。

6.手ごろな価格

もちろん値段は安いに越したことはありません。この点、海外製のマフラーは案外リーズナブルですよね。(作りがシンプルですもんね。)

*****

これらの要件を満たすスポーツスター用のマフラーというと、もう「DLIVE」しかないんじゃないか、と思います。(”手ごろな価格”という点だけは引っかかりますが。)

  • シンプルでスタイリッシュな”2in1”スタイルのショートタイプマフラー。
  • チタン製で超軽量
  • 基本的に燃調のリセッティングが不要
  • その上、車検対応
  • ただし、スポーツスター用マフラーとしてはかなり高価。

いつか買うならコレ!と決めていました。

届いたマフラーには一つ問題が・・・

ボーナス払いでカード決済すると、翌々日には大きな段ボールが我が家に届きました。

DLIVEマフラー

取扱説明書と車検時に必要な「自動車排出ガス試験結果証明書」。

DLIVEマフラー

太いサイレンサー

DLIVEマフラー

車検対応だけにエンドパイプはかなり絞られています。

DLIVEマフラー

車検対応の証。JMCAのプレート。

DLIVEマフラー

やけど防止のヒートガードが付いていました。(社外品)

DLIVEマフラー

もちろん触媒入り。

これといった目立つ傷もなく、なかなかキレイな状態のマフラーです。

車検に必要な書類もちゃんと付いていました。

買わなきゃと思っていたヒートガードも最初からついています。

これ、アタリかも!?

そう思っていたのですが、取扱説明書をじっくり読んでいると、一つ問題が・・・・

インジェクション仕様のスポーツスターには空燃比(空気とガソリンの比率)を測るためのO2センサーがマフラーのエキパイについています。

ところが、2013年以前のスポーツスターと、2014年以降のとでは、そのO2センサーのサイズが違うのです。

2014年式より前のスポーツスターについているO2センサーはネジ穴径が18mmなのに対し

2014年式以降のスポーツスターのO2センサーは12mmと細くなっているのです。

DLIVEのマフラーは18mm径のO2センサーが取り付けられるネジ穴が開いているのですが、12mmのセンサーにも対応出来るように「O2センサー変換ボス」というアダプターが付属しているようなのです。

それが、それが見当たらないのです。

残念ながら落札した商品のオークションには、「付属品は写真に写っているものが全てです。」というお約束の一文が書かれていて、欠品はクレームの対象外です。

とは言え、落札前には取説なんて確認出来ないですし、わざわざ

「付属品の欠品につきまては出来る限り確認し、表記するようにしています」

とまで書かれていたのに、パーツが足りないなんて。

ちょっと納得いかない気もしますが、まあ仕方ありませんね。

*****

いろんな調べてみると、O2センサーのサイズ変換アダプターはいくつかのメーカーから汎用品が販売されていました。

NEOファクトリー O2センサーアダプター 12mm-18mm

これらを購入すれば、おそらく取り付けは出来るだろうと思いますが、専用品じゃないので100%大丈夫とは言えません。

さて、じゃあどうしましょうか・・・。

というわけで、この件、次回へ続きます。

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