独特な構造を持つスポーツスターのタンクキャップ
我が愛車、ハーレー スポーツスター(XL1200CX ロードスター)に標準装備の純正タンクキャップは、鍵付きでいたずらの心配がなく、その点は良いのですが、そのせいか非常に厚みがあり、ボテッとしています。
レトロな感じで、旧車風のカスタムやチョッパーなんかには似合うと思うのですが、倒立フォークをおごられたスポーティーな我がロードスターにはちょっと違うよなあ、という気がします。
更にこのタンクキャップ。鍵付き(以前は日本向けのオプションパーツだったらしい)なのは良いのですが、この鍵が曲者で、開け方が独特です。
しかもこのタンクキャップ。どうも造りがチープなのか、時々開かなくなったりします。
まあいったんキーを抜き、再度キーを刺し込んでゆっくり回すと無事開くのですが、「いつか壊れて開かなくなるんじゃないの???」という気がして心配になってしまいます。
たかがガソリンタンクのキャップですが、もし壊れて出先で開かなくなったら、レッカー車で運んでもらう以外に方法が無くなります。それってちょっと怖いですよね。
そんなこともあり、いつかはもっとカッコイイやつに交換したいなあ、と思っていました。
以前ヤフオクで買った社外品のタンクキャップは装着できず
実際、一度スポーツスター用というタンクキャップをヤフオクで購入してみたことがあるのですが、届いたタンクキャップは何故か傷だらけ。
しかも、取り付けようとするとタンク給油口のベントパイプに当たってしまい、装着できませんでした。
まあ、わずか3000円の見るからに怪しげなタンクキャップでしたから仕方ないと諦め、結局もとのノーマルガスキャップに逆戻りとなりました。
(結局返品しました。ちゃんと返品対応してくれる出品者さんでよかったです。)
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性懲りもなく、またポチっと・・・
その後もめぼしいものがないかと、時々ネットを探していたのですが、コレといったものが見つからず。
ずっとそのままとなっていました。
以前は純正のポップアップガスキャップが欲しかったのですが、あまりに高い(およそ2万円)し、人気がありすぎてみんな着けているので、新鮮味を感じなくなりました。
「もっと安くていいのがあるんじゃないの」、と思って探すもののなかなか見つからず。結局純正キャップを使い続けていました。
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先日、ビールを飲みながらスマホで某オークションを眺めていると、なにやら良さげなタンクキャップが。
お、RSDじゃん。しかも安い。
RSD(ローランドサンズデザイン)のガスキャップが3000円で出品されていました。並行輸入の新品で、3000円で「即決」となっています。
(この時点でおかしいと気づけよ。オレ。)
初めて見るデザインでしたが、シンプルでカッコよく、良さげです。
これ、いいじゃん!
まあ、送料込みでも4000円だし、ダメ元だぁ、と酔った勢いでポチっとしてしまいました。
届いたタンクキャップは・・・
入札=落札から数日後、ポチッたタンクキャップが届きました。
ローランドサンズデザインといえば人気のアメリカンブランド。そのパーツはカッコよく、信者も多い。
それだけに「ニセモノ」も多いらしいです。
これはやっちゃったかな?
しかし、いかんせん僕はローランドサンズデザインの ”本物” を見たことがありません。
(ひょっとしたらロードスターのオーナーズクラブミーティングでRSDのパーツを付けたロードスターを見たかもしれませんが、まじまじと見た記憶はなし。)
これは似て非なるニセモノなのか、そもそも本物もこの程度の「アメリカンクオリティー」なのか。
判断のしようがありません。
どちらにせよ、ちょっとがっかり、でありました。(3000円のパーツに期待する方が、、、なのですが。)
洗って磨いてみたら・・・
このままお蔵入り、ということも考えたのですが、せっかく買ったことだし、ちょっと足掻いてみることに。
まずは汚れているの洗ってみます。台所用中性洗剤を付けて歯ブラシでゴシゴシ。
少しはマシになった気もしますが、大して変わりません。
そこで、荒れた地肌を整えるため、コンパウンドで磨いてみることにしました。
まずは粗目で地肌が荒れているところを中心にひたすら磨きます。ただし文字やロゴの部分は印刷(?)が落ちてしまうかもしれないのでほどほどに。
ある程度きれいになったら細目、極細と番手を上げていきます。
磨くほどにきれいになるのですが、ブツブツに荒れた地の部分はなかなかきれいになりません。本来ならもっと粗いコンパウドから始めるべきなのかもしれませんが。
ひたすら無心で磨いていたのですが、ふと気が付くと、なんとなく色が薄くなってきている気が。やばい、アルマイト(かな?)が落ちてきてる。
気が付くとブラックだったタンクキャップは色味が落ち、黒というより「濃紺」と言えるほど色落ちしていました。(涙)
ともあれ、最終的にはこんな感じになりました。
色味がちょっと変わってしまいましたが、質感はグッと上がったと思います。
(まあ、自己満足、ということで。)
実際に取り付けてみました。
さて、では実際に取り付けてみましょう。果たして無事取り付くかどうか。
「磨くまえに試せばよかったかな。これでもし付かなかったら磨き損だ~」なんて思いつつ、ドキドキしながら給油口にねじ込みます。
やった!ついた!
今回は無事装着!!
でも、あれ??
よく見るとロゴマークが逆です。
純正のタンクキャップは締め付けてロックされると、キャップ自体は空回りするので、どの向きにでもできますが、社外品のタンクキャプは単なる「ネジ」なので、最後まで締め付けたときの向きを変えることは出来ません。
ガーン。だめじゃん。コレ。
一瞬、あーあ、またやっちゃった~と思いましたが、タンクキャップを裏返してみると、なにやらヘキサゴンボルトが見えます。
これを緩めればなんとかなるんじゃないか・・・
オススメはしませんが、自己満足です。
というわけで、なんとか無事(?)装着することが出来ました。
ちょっと色が薄くなってしまい、ブラックのはずがブルーのキャップになってしまいましたが、これはこれでカッコよく、自分としては満足できる結果になりました。
純正キャップのように目立ちませんし、横から見ても高さが抑えられているのでスマートです。
純正のガスキャップは大切に保管し、しばらくはこれを使ってみようと思います。
コメント
こんにちは、私も安いキャップを購入して同じ事態に陥っています。2個目で上手くハマったとのことですが、どこのサイズをみて購入すれば良いか教えて頂けないでしょうか
有名ショップに問い合わせてもベント管に個体差があり使える保証はできないとの回答で購入を躊躇しています。
officehatさんこんにちは。コメント有り難うございます。同じようにハマる方はやっぱりいらっしゃるんですね。
ご存知の通り、これは給油口横のベント管がキャップのスクリューに当たって締め込めないのが原因です。
ただ、どこが当たるかは購入されるキャップの形状にもよると思うので、ここを測って何ミリならOK、みたいなことはなかなかわかりません。おっしゃる通りベント管の寸法も個体差があるようですし。
僕も2個目を測って購入したわけではなく、買ってみたらたまたま大丈夫だっただけですので。
やはり確認して購入出来る店、または駄目なら返品を受けてくれる通販ショップで購入されるしかないんじゃないでしょうか。
お役に立てず申し訳ありません。