防水バッグを愛用してますが・・・
僕が現在ツーリングの時に愛用しているツーリングバックはドッペルゲンガーの防水バッグです。
日帰り~1泊のツーリング時は容量24リットルのを、それ以上の時は35リットルの物を使っています。
防水バッグのメリットとデメリット
こういうターポリン素材の防水バッグのメリットは、
①防水性が高く、荷物が濡れる心配がないこと
②容量の割に価格が比較的安いこと
だと思います。
①は急な雨でも荷物が濡れる心配が無いのでツーリングの時には安心です。普通のバッグでも防水カバーがありますが、高速道路を走っている時なんかは、雨が降るとどうしようもありませんからね。
②防水バッグは比較的簡単な構造のものが多く、その分価格も安めです。
例えば同じデイトナ製のシートバッグでも、こんなに価格が違います。
それ以外にも「軽いこと」「折りたたんでしまっておけること」なんかも防水バッグのメリットですね。
一方でデメリットもいくつかありますが、僕が感じる一番のデメリットは開け閉めが面倒なこと。
ほとんどの防水バッグは、口を巻き込んでからバックルなどで留める形になっています。この作業がすごく面倒とまではいいませんが、ジッパーで簡単に開け閉めできるバッグに比べるとやっぱり面倒です。
もう一つは、メインの荷室以外に小物入れが無いこと。ほとんどの防水バッグには、荷物の入れ口がひとつしかなく、ちょっとした小物を出し入れする際にも、いちいちメインの口を開ける必要があります。
たとえば、僕はツーリングの時は帽子を愛用していている(いろいろ髪型が気になるお年頃なので。笑)のですが、バイクを停めるたびにカバンからキャップをとりだして被るのが、この手のバッグだと地味にメンドクサイのです。
前述のとおり、僕が愛用してる防水バッグには、上にフラップが付いていて、ここに帽子を挟んでおくことも出来るのですが、蓋もストラップも伸びないので、荷物にテンションをかけることができず、すぐ抜け落ちてしまいます。
実は先日の福島ツーリングの際、キャップの後ろの調整ベルトのところにカラビナ着けて、防水シートバッグに引っかけて走っていたのですが、高速道路走行中に飛んで行ってしまいました。(涙)
地図を見たいとか、ペットボトルのドリンクを飲みたいとか、ちょっとカバンの中身にアクセスしたい時、とっても面倒なのです。
(ほんとならタンクバッグなどを持てば便利なんでしょうけれど、我が愛車 KTM DUKE890のタンク形状はあまりタンクバッグの取り付けには向かないみたいです。)
温故知新?ツーリングネットを使ってみたらどうなんだろう?
ある日、バイク用品店をうろついていて、ふと目に入ったのがツーリングネットです。
昔からある定番商品で、網目状になったゴムで荷物をリアシートなどに括り付けて使う便利グッズです。
これを上手く使えば、防水シートバッグの弱点を補えるんじゃないかと思いつきました。
ツーリングネットって使いづらい?
ただ、最近ツーリングネットを使っているライダーってあまり見かけなくなった気がします。(僕だけ?)なぜでしょうか。
ひとつはバイク用のシートバッグなどが進化して、バイクに固定する専用のベルトなどが工夫された結果、別にツーリングネットなどを使う必要がなくなったから。
もう一つは、” ツーリングネットって案外使いづらい ” ということがライダーに知れ渡ったからじゃないかと思います。
ツーリングネットって、一見、荷物をガッチリ固定できそうに見えますが、適切にテンションを掛けるのが難しく、荷物の大きさと使うネットのサイズがちょうどよくないと、荷物がグラグラと動いてしまいます。
ネット状なので、どんな形状の物でも支えられそうですが、網目が大きいと広がってしまい、やはり十分に荷物を固定出来なかったりします。
大抵複数のサイズ(M、L、LLなど)が用意されていますが、大は小を兼ねず、積む荷物に合わせないといけないので、買ってみたけど使えない(使いづらい)ということも多いのです。
なので、先ずは大きな荷物をロープなどでしっかりと固定し、その上に小物などを積んで、全体をツーリングネットで覆う、といった使い方が正しい使い方といえます。
ツーリングネットを買ってみた
というわけで、久しぶり(数十年ぶり?)にツーリングネットを買ってみようと思ったのですが、案外高い。店頭で探すと2~3000円位します。なんとなくツーリングネットって1000円もしないイメージだったのですが・・・(数十年前だからね。)
使えるかどうかわからないしなあ・・と見送ろうかと思ったのですが、「2りんかん」の店頭で良さげなのを見つけました。
2りんかんオリジナルのツーリングネットです。
Mサイズで598円也。これならお試しで買ってみるのに最適です。
MサイズとLサイズがありましたが、今回はMサイズを買ってみました。
早速試してみましたが

広げたところ。サイズはMサイズで40cm×40cm。フックは四隅とその間、計8個付いてます。

フックはこんな感じ。タナックスなどの高級品は中に金属の芯線が入っていますが、これはたんなるプラスチック。耐久性はあまり期待できません。まあ、598円ですからね。

愛用のデイトナ製シートバッグに被せてみたところ。ちょうど良さげに見えますが、実際はゆるゆるです。レインウエアを乗せたり、ツーリング先でお土産を買った時などは使えそうです。(開け閉めできなくなるので、使い勝手はかなり悪くなりますが。)

こちらが使いたかったケース。防水シートバッグとの組み合わせです。バイクに固定するには小さすぎるので、シートバッグのD環に取り付けてみましたが、ゆるゆる。走ったら落ちそうです。

使い方の想定。上部フラップにキャップを入れて、サッと被る。こんな風に使いたかったんですが、全然テンションがかかっていません。

仕方なく、フックをいったん取り外し、ネットの内側に取り付けてサイズを小さくして見ました。これならテンションはかかりますが、余ったネットがだらしない感じになります。
やはり、サイズ感がむずかしく、上手く荷物にテンションがかかりません。見た目もイマイチ。いっそネットを切って大きさを合わせるとか・・・ いずれにせよ一工夫が必要なようです。
ああ、高いの買わなくて良かった~。
というわけで、今回は(今回も)イマイチな結論ですいません。
でも、もうちょっと試行錯誤してみたいと思います。