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インナーバイクカバーがほしい!

納品された新車用にバイクカバーを新調する

KTMの納車を待っている間に、いくつかの準備を進めていました。

ひとつは以前書いたウインタージャケットの購入。

RSタイチ オールシーズンジャケットを購入しました

もう一つは新しいバイクカバーの購入です。

とはいえ、先日もご紹介したAmazonで買った二代目格安バイクカバーはかなり色褪せてはきているものの、破れや水漏れもなく、まだしばらくは使えそうです。

ネット通販の格安バイクカバーはあり?なし?(その4)

Libzaki バイクカバー 超撥水UVカット【300D アップグレードした厚手生地】5L-6L まで対応 大型バイク車体カバー(黒)

では新しく買うのは何かというと、インナーカバーです。

インナーカバーの条件

こちらも以前書きましたが、僕はバイクカバーを必ず二重に掛けることにしています。

その方がバイクの汚れ方が圧倒的に違うからです。

紹介記事はこちら↓↓↓

ヒントその1.バイクカバーのオススメと効果的な使い方のコツ

内側に掛けるカバーは普通のバイクカバーでもいいのですが、よりインナー用に適しているのは

①内側が柔らかい素材で出来ていて、バイクに擦り傷などが付きにくいもの。

②出来るだけバイクにピッタリの大きさの物(風をはらむとほこりが入り傷つくから)。

③熱に強く、熱いエンジンやマフラーに触れても溶けないもの。

④内側に湿気が溜まらないよう通気性の良いもの。

などなど。逆に防水性や遮光性などはあまり関係ありません。

ところが、①②④は満たしていても、③をクリアできるものは殆どありません。

耐熱性を謳っているバイクカバーでも、エンジンやマフラーの当たりそうなところに熱に強い生地を貼り付けているだけのものがほとんど。カバー全体が耐熱性のるバイクカバーは殆ど見つかりません。

これまで使っていたのは、レイト商会製の「匠 バイクカバー」のインナー用としてオプション販売されていて布製のインナーカバーでした。

紹介記事はこちら↓↓↓

溶けないバイクカバーが欲しい!

ですが、これはもう販売終了で手に入りません。

レイト商会 匠 バイクカバー バージョン2 ULTIMATE BIKE BOVER ロードLLサイズ 国内生産製品 TA932-LL

これは現行の「匠 バイクカバー」。ポリエステルのアウターカバーと布製のインナーカバーがセットで販売されれているもので、内側のインナーカバーのみの販売はされていない。

このレイト商会製のインナーカバーですが、単なる布なので対候性に乏しく、アウターカバーからはみ出していた裾の部分は風雨と日光に晒されて文字通りボロボロになってしまいました。

挙句、スポーツスターが無くなってからは、カバーもない状態でずっと駐輪場に置きっぱなしにされていたため、いざ新車を購入して再び使おうと思った時にはもうすでにズタボロの状態になっていました。

そこで、代わりになりそうなカバーはないか?とあちこちいろいろ探しましたが、耐熱性を満たすカバーは見つかりませんでした。

「耐熱性」と似た言葉で「難燃性」というのがあります。これはエンジンやマフラーの熱で溶けない(=耐熱性)のではなく、火をつけられた時に燃え広がりにくい(=難燃性)素材(加工)です。難燃性の素材は放火などを防ぐ意味では効果がありますが、マフラーの熱で溶けるのを防ぐことは出来ません。通販サイトなんかではこの二つを混同して表記されている場合も多いです。

そこで仕方なく、耐熱性には目をつむり、それ以外の条件に合いそうなバイクカバー(インナーカバー)を探しました。

屋内用カバーから候補を探す

「バイクカバー」「屋内用」とか「バイクカバー」「インナー用」などで検索すると、いくつかの製品が出てきます。

例えばこれらの商品です。

モトスクード 屋内&インナー用密着型ソフトバイクカバー ストレッチ高伸縮裏起毛素材 塗装面保護 (黒, M)

モトスクードというブランドの屋内用バイクカバー。色は赤と黒があります。材質はポリウレタンと書かれています。裏起毛でバイクにキズがつきにくくなっています。写真で見る限りかなり伸びる素材のようで、引っ張って車体にぴったりと被せることが出来るようです。

Barrichello(バリチェロ) インナー&屋内専用 バイクカバー 傷つかない (Mサイズ)

バリチェロの「インナー&屋内専用カバー」です。

このバリチェロというメーカーは通販専門のバイクカバーのメーカーらしく、通常のバイクカバーも販売していますが、低価格の割にかなりこだわって作られた商品のようで、Amazonのレビューでも評価は良いようです。

DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) ストレッチバイクカバー2 【伸びるバイク用インナーカバー】 起毛ストレッチ素材 小キズ防止 被せるメンテナンスグッズ 収納バッグ付属 DCC533-GY グレー W166 ×L(D)50× H110cm(平置寸法)

ドッペルギャンガー製のインナーカバーです。

https://www.doppelganger.jp/product/dcc533-gy/

素材はポリエステルですが、とにかく伸びる素材らしく、HPを見ると「伸縮率160%の高強度ストレッチ素材」と書かれています。

レイト商会(REIT) 屋内専用バイクカバー 匠 MC Veil モーターサイクルベール スーパースポーツ系 一般ネイキッド TYPE-S TA93MCVS

先ほど紹介した「匠 バイクカバー」を発売しているレイト商会製の屋内用バイクカバーです。

https://www.reit-net.com/wppost/plg_WpPost_product.php?postid=2253

素材はサテン地で高級感があります。帯電防止処理もされていて良さそうですが、やはり耐熱性が無いのと、かなり高価なので、室内保管用ならともかく、屋外で使うにはちょっともったいない感じがします。

インナーカバーは伸縮性が必須!?

このなかならどれがいいか。いずれも実物を見たことがないので判断が難しいです。

まず候補から外したのは「匠 バイクカバー」。単純に高価だからです。インナーカバーに¥17,600はちょっとなあ。せっかくの美しいサテン地も、屋内使用ならともかく、屋外のインナーカバーで使うのは宝の持ち腐れです。

残りは3つ。いずれもストレッチ素材が使われていますが、写真で見る限り、「モトスクード」「ドッペルギャンガー」はかなりの高伸縮生地らしく、引き伸ばしてバイクに被せるように作られているようです。

引き伸ばして被せることで車体との隙間をなくし、よりホコリが入りにくくなるのがメリットですが、一方で被せる際、小さなカバーを引っ張って被せるのはちょっと面倒な気がします。それに引き伸ばす時に力が加わることで、ネイキッドバイクだとミラーが曲がったりするかもしれません。「引っ張りすぎて縫い目がほつれてきた」といったレビューもありました。

それにくらべ「バリチェロ」のインナーカバーは生地に伸縮性はあるものの、割とゆったりと被せて使う想定のようです。たぶん被せるのは一番楽でしょう。色がブラックというのも、屋外使用を考えると汚れが目立たなくて良いと思います。

ドッペルギャンガーはデザインがカッコイイですが、屋外使用だとすぐ汚れそうですね。

というわけで、今回は「バリチェロ」のインナーカバーを買ってみることにしました。

バリチェロの「インナー&屋内専用バイクカバー」

バリチェロインナーカバー

届きました。バリチェロのインナーカバー。

同梱されていた販売者のこのカバー制作における熱い思いが込めらた手紙・・・・かと思いきや

ロック?施錠?注油?? どうやら別の製品の説明書きの使いまわしらしい。しかも製品レヴューを書き込め、という内容。なんかちょっと冷めるなあ。

バリチェロインナーカバー

製品と同素材で作られたか収納袋付き。

バリチェロのインナーカバー

今回購入したのはSサイズ。890デュークにぴったり!

バリチェロのインナーカバー

表生地は艶があり、さらっとした手触りの布。高級感もあり、汚れが付きにくそうな感じです。

裏面はこんな感じ。起毛というか、毛布のような質感。生地自体結構厚みがあります。

今回購入したのはSサイズ。Amazonのレビューの中に「KTM 1290 SUPER DUKE RにSサイズがぴったり」と書かれていたので、890DukeもSサイズで行けるだろうと思って選んだのですが、まさにドンピシャ! 特に引っ張って伸ばさなくてもジャストサイズで被せることが出来ます。

裾は少し短く、タイヤが露出しますが、インナーカバーなので問題なし。逆に大きすぎると地面に触れて汚れを拾ったり、雨水が染み込んだりするでしょう。

まるで890Dukeに合わせて作ってくれたかのようにフィットします。

(逆に言えば、ラバーマウントのスポーツスターだとちょっと前後が短いかもしれません。)

表地は織り目がきれいで艶があり、それなりに高級感があります。インナーカバーとして使うには関係ありませんが、屋内用カバーとしては大事なところ。

裏地は毛布のような質感。肌触りもやわらかく、車体を傷つける心配も少ないと思います。

生地自体は結構厚みがあります。伸縮性はそれほど大きくはなく、引っ張って伸ばすよりはジャストサイズのものを選んだ方がいいと思われます。

気になったのは静電気が起きやすいこと。袋から出して広げているとパチパチッと音が鳴ります。室内で使うとゴミを拾いやすいかもしれません。

上から防水性のあるカバーを掛けてやれば、雨もホコリも防げてバッチリです。

値段の割に質感が高く、屋内用に使ってもそれなりに見栄えがします。

生地の厚みもあって、耐久性もありそうです。

耐熱性はありませんが、裏地の質感からすると、ある程度は熱にも強いような気がします。

※メーカーは耐熱性を認めていません。

まあ、いつまでたっても熱が冷めないハーレーの空冷エンジンならともかく、水冷のKTMなら問題はないでしょう。

バリチェロ製のアウターカバーも耐熱性はありません。いわく「ちゃんと熱が冷めてからカバーを掛けることがバイクの為にも良いので、敢えて耐熱性を持たせていない」そうです。確かにエンジンが熱いままの状態でカバーを掛けるのはバイクに良くはなく、冷めるのをまってカバーを掛けた方がよいのですが、雨で帰宅したときや、すぐにバイクを離れないといけないときなど、すぐにカバーを掛けたいケースもあります。あえて耐熱性を省くぐらいなら、ちょっとぐらいコストが高くなっても、耐熱性をもったバイクカバーを作ってほしいなあ、と僕なんかは思ってしまいます。

というわけで、あたらしく購入したバリチェロのインナーカバー。今後耐久性がどうか見守りつつ、いずれまた使用レポートをお届けしたいと思っています。

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