最初にお断りしておきますが、今回の話はフィクションです。
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連日の猛暑。でも走りたい!となれば、もう早起きして涼しい場所を目指すしかありません。
というわけで頑張って早起きし、けれど出発準備に少し手間取り、それでも何とか AM06:00過ぎには家を出発しました。
この時気温は26.5℃。まだ早朝というのに既に日差しがキツイです。
夏休みということもあってか、期待していたほどクルマは少なくなく、それでも国道246号線は比較的スムーズに流れていました。
AM07:10。幹線道路を離れ郊外の道へ。この時点で28.5℃。今日は山へ登っても30℃を超えるかもしれません。
すでに1時間ほど走り、ちょっと喉が渇いたので休憩しようかな、と思った時に、僕はある重大なミスに気づきました。
無い・・・。
いつも腰から下げている小さなバッグがありません。
そういえば、家の机の上に置いたままかも・・・
ということは、財布もなければスマホも持っていません。
げー!ここまで来たのにー!
コンビニの駐車場にバイクを停め、確認してみると、幸い小銭入れだけはポケットに入っていました。中身は500円玉1枚と10円玉が2枚。
ツーリングを続けるにはあまりにも心もとない金額です。
とりあえず、コンビニに入り、冷たいお茶を買って飲みました。
フー。
一息ついたら、ちょっと落ち着きましたが、ここでさらに重大なことに気づきました。
財布がないということは、免許証も持ってないじゃん。
これはもうこれは帰るしかありません。(ホントは帰るのもNGなんだけど。)
※注:この話はフィクションです。
せっかく早起きして涼しい山道を目指してきたのに。。。(涙)
いま走ってきた道を戻ります。この時点ですでに気温は30.5℃。信号待ちで止まるとうだるような暑さです。
間違っても事故ったり、捕まったりすることは出来ません。(もちろん普段からそうなんですが。)
とにかくゆっくり、とにかく慎重に運転します。
速い車には道を譲り、ゆっくり走るクルマをみつけては、その後ろについて走ります。
信号では決して前に出ず、すり抜けなんてとんでもない!!
スクーターに煽られても、とにかくペースを守ります。
暑いなあ・・・とにかく我慢我慢の走行でした。
***
家に着いたら08:30。気温は33℃。駐輪場に押しながらバイクを入れるだけで汗が噴き出ます。
うー。
家に入ってブーツを脱ぎ、汗で重くなったメッシュジャケットを脱いだら、もう、もういちど着る気力などすっかり失せていました。
腹減った。近所のスタバにでも行こう。
そう思い、バイクのではなく、車のキーを持って家を出ました。
そのとき、ようやく起きてきた家族が気づき、
「あ、いってらっしゃ~い」
とのんきな声で送り出してくれました。
こうして、今週の僕のツーリングは終わったのでした。
※繰り返しますが、この話はフィクションです。そういうことにしておいてください。
コメント
タイムリーで笑ってしまいました。ごめんなさい。
今はダメですよ!バイクも休ませてあげてください。
冬眠ならぬ、夏眠が必要な状況かと・・・
今年は本当に暑いですね。
ご自愛ください。お願いします。(笑)
中西さん
コメントありがとうございます。
笑って頂けたなら本望でございます。(笑)