オーナーズミーティング参加で浜名湖へ
ハーレーXL1200CXのオーナーズクラブである「ROADSTERS」の全国ミーティングにお誘いを受け浜名湖へ行くことになったのですが、当初は日帰り強行軍での参加を考えていたものの、せっかく浜松まで行くのだったら、一泊ツーリングしてこようか、と思い泊まりで出かける事に。
ちょうど有休もたまっている事だし、どうせなら月曜日に休みをとって、日曜日&月曜日の一泊二日の日程で考えていました。(土曜泊は宿代も高いしね。)
ところが、肝心の天気予報がイベントのある日曜日も翌 月曜日も雨。しかもかなりの本降り、との予想。一方で土曜日は快晴。
ミーティングはなんとか天気のもちそうな午前中で終える日程に変更になったし、月曜日休んでも雨じゃしょうがないので、前泊して土日のツーリングに切り替えました。(日曜日、雨に降られるのは覚悟して、翌月曜日の有休は一日寝てる作戦。(笑))
しかし、案の定、土曜日のホテルや旅館はどこも満員or超高額。
いろいろ探した結果、カワイイ外国人のおねーさんがコマーシャルしているあの比較サイトで見つけた格安料金(60パーセントOFF!の掲示)で、素泊まりのプランを予約しました。
高速道路乗り放題の「ツーリングプラン」を利用すると・・・
さらに少しでも旅費を浮かせようと、今年も実施された高速道路乗り放題の「ツーリングプラン」を申し込み。
申し込んだのは
「首都圏 東名・中央道コース」(2日間 ¥3000)
今回の旅の場合、対象となるのは東名 横浜青葉ICから清水ICまでの区間になります。
これを通常料金で走ると・・・
バイク(軽自動車等)、ETC、休日割引適用で¥2200。往復だと¥4400。
⇒ 差額¥1400のお得。
今回は土日ツーリングになりましたが、これがもし当初の予定通り日~月曜のツーリングだったら・・・
往路(休日)¥2200+復路(平日)¥2920=計¥5120
⇒ なんと差額は¥2120もお得になります。
(さらに往復ともに平日なら¥2840引き。ほぼ半額!)
ちなみに、今回は浜松まで走ります。
ならば清水ICより先もツーリングプランを申し込んだらどうなるのでしょうか?
「中京圏 東名・中央道コース」(2日間 ¥3500)
今回の旅で対象は清水IC~浜松西IC
通常料金だと・・・
バイク(軽自動車等)、ETC、休日割引適用で¥1490。往復で¥2980。
残念ながら赤字です。
(復路が平日なら ¥1490+¥2130=¥3620で¥120のお得になります。)
今回の「ツーリングプラン」は昨年のにくらべると若干高めの料金設定になっています。
よって、事前に通常料金を調べておかないと、コースによってはかえって多く支払う事になってしまいます。ご注意を!
旬の ”桜エビ” を目指す
前日は興奮して寝付けず(小学生か?)、当日の朝は寝坊(笑)。だらだらと準備して家を出たのは9時過ぎ。
東名高速に乗ったら既に渋滞でした。(駄目ダメのパターンですね)
海老名を抜け、渋滞も収まると、ようやく気分が盛り上がってきました。が、この時点ではまだノープラン。
駒門PAで小休憩しつつ、ツーリングマップルを眺めていたのですが、「そうだ、桜海老食べに行こう!」と思い付き、清水ICで一旦高速を降りることに。

駒門PA。最近リニューアされたようで、トイレなどめちゃめちゃキレイ!空いてて穴場かも。
ナビで最速の道を選んだのですが、地図で見ると東名を清水ICを降りて由比まで行くルートは、来た道をかなり逆行して戻る形になります。
本当なら手前の富士ICで降りて一号線を走る方が安く済むと思いますが、そこは「ツーリングプラン」。清水ICまで進んでもエリア範囲内なので、料金は変わりません!
人気のお店は・・・
ネットで探すと由比には実にたくさんの桜海老を食べさせる店が有ります。
どうせなら話のネタになるような店がいいなぁ、と思い、選んだのがここ。
ここは由比港漁協直営のお店。生の桜海老やかき揚げ丼を手軽な料金で食べられるとあって、連日大にぎわいらしく、テレビでも何度か取り上げられているのを見ました。
まあ、GWも終わったばかりだし、一人だし。ちょっと待てば食えるでしょ?と、このときは高を括っておりました。
ナビを頼りに進んでいくと、富士由比バイパス沿いの小さな漁港にその店はありました。
やはり人気店らしく、すでにたくさんのクルマとバイクが停まっています。が、そこはオートバイ。並ぶ車を尻目にバイク置場にすんなり止める事が出来ました。
小さいと言えど港には漁船がたくさん停まっていて、いやがおうにも期待が高まります。
ところが、バイクを止めてヘルメットを脱ぎ、店の方へ進んでいくと、そこには衝撃の光景が。

拡大してみてください。
どこまでも続く長い長い行列が・・・・。
人気店を甘く見ていました。(ToT)
気ままな一人旅。いくら時間があるとはいえ、これではいつ桜エビにありつけるか判りません。
泣く泣くここをあきらめ、再度ネットを検索。比較的近そうな場所で手ごろな店を探し、再びバイクを走らせる事約10分。
着いたのがここ↓

出典:http://www.sakuraebikan.com/html/page3.html
着いてみると、大型の観光バスが止まるような観光施設で、団体客の食事処と土産物屋があり、その建物の一角に個人客向けの食事コーナーがある、という施設でした。
ちょっと期待していた感じとは違いますが、腹も減ったし、もう店を変える気力はありません。まあ、立派な店構えの老舗店より、気楽ではあります。

桜えびの漁は6月6日まで。まさに今が漁期の真っ最中!
15分ほど待ってカウンターへ。
メニューには「生桜えび丼あります。おすすめです!」の文字が。
これは食べねばなりますまい。
しかし、かき揚げも食べたい!という事で、生桜えび丼にかき揚げを一枚追加オーダーする事に。
出てきた料理はこんな感じ。
まあ、観光施設だからなあ~、とちょっと期待外れな感じを抱きながら、とにかくいただくことに。
「ん?・・・うまい。」
期待していなかった分逆に、というのはありますが、さすが本場。甘みのある桜えびにご飯の上の海苔の香りがマッチして、シンプルながらなかなかいいお味です。
かき揚げもやや小ぶりながら、揚げたてサクサク。こちらもエビの甘みが口に広がります。
量的にはちょっと物足りない感じもしましたが、まずまず満足して完食いたしました。
ご馳走様でした!
あこがれの(?)薩埵峠へ
桜えびを食べたのち、再び東名高速へ乗ろうと東海道(県道396号線)を走っていると、「薩埵峠(さったとうげ)」と書かれた小さな案内板が目に入りました。
由比で峠?これって、ずっと見たかったあの風景じゃ・・・
そう、由比で有名な富士山の眺望スポット。名前は知らなかったのですが、位置的に多分それが薩埵峠。
以前から探していたその風景をめざし、ちょっと寄り道することに。
案内板を頼りに細い道を進んでいくと、道幅は車一台がやっと通れるほどに狭くなり、しかもものすごい急な上りに。
「こんな坂道で、対向車とか来たらどうしよう!?」とちょっとひるみましたが、逆にバイクじゃないといけない道、ともいえます。
今度いつ来れるかわからないし、えーいっ!、という事で狭い急坂をひたすら登って行きました。

こんな細い道が2kmも続きます。
そしてようやく薩埵峠へ。

峠にはクルマが三台ほど止められる小さな駐車場とトイレがあり、そこから先はハイキングコースになっていました。
やっぱりここが、僕の見たかったあの風景です。
(ちょっと角度がちがうけれど。)

富士山をバックに東名高速が・・・

本当はこの角度で見たかったのですが・・・ 出典:https://www.visit-shizuoka.com/gokuraku/content.php?t=8
そう、バイク好きならこの景色、わかりますよね!?
ここはあの「キリン」がデカ尻ポルシェとバトルして飛んだところ。(笑)
そしてココも。
こんな高さから海に落ちたら、いくらヘルメットしてても死んじゃうよなあ・・・。
(まあ、マンガですから。)
という事で、無事その風景を見られて大満足(笑)で由比を後にしました。
※長くなったので、この話、後半に続きます。