ああ、勘違い・・・

梅雨入り直前の貴重な晴れの日。いつものようにバイクを走らせていました。

信号待ち渋滞の列の中。まだ午前中というのにメーター内の気温計は28.5℃。

また今年も暑いんだろうなあ～

と思いながらギアをニュートラルにして、前の車が進むのをぼ～っと待っていました。

すると、前の車のリアウインドウ越しに、こちらを向いた小学校低学年ぐらいの女の子が、こちらを向きながら、手を振ってくれました。

お～！かわいい。

僕もヘルメット越しに満面の笑みを浮かべて、手を振り返しました。

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最近は後部座席のシートベルト着用が浸透し、チャイルドシートも普及したからか、あまりこういう経験は少なくなりましたが、昔は高速道路なんかをバイクで走っていると、前を走るクルマのなかから、子どもが手を振ってくれたりすることがよくありました。

もちろん、ちゃんとシートベルトを締めて座っている方が安全なので、良いことなのですが、ライダーとしてはちょっと寂しい気もします。

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ニコニコしながら手を振っていると、女の子が「ねえ、手を振ってくれてるよ！」と車内で言っている様子が見え、こんどは中学生ぐらいのお姉ちゃんが後ろを向いて、手を振ってくれました。

お～！かわいい～×2

更に喜んで手を振るオッサンライダー。でもまあ、フルフェイスで顔は見えませんから、さわやかなお兄さんぐらいに思われているかもしれません。

ところが、ふとバックミラーを見ると、僕の後ろに並んでいるミニバンの助手席にいる女の子が、ミラー越しにこちらへ手を振ってくれているのが見えました。

お～！×２かわいい～×２

更に更に喜んだオッサンライダー！

・・・・ん、なんかちがうぞ。

そうです。どうやら前後のクルマ2台は知り合いらしく、信号待ちで前後に止まったタイミングでお互いに手を振っていたのでした。

そして、それを自分へのサインと勘違いしたオッサンライダー。

はずかしい。恥ずかしすぎる・・・。

それから渋滞を脱するまでの数分の長かったこと。

フルフェイスの下で顔を真っ赤にし、うつむきつつ進み、信号のある交差点を通り過ぎてからはフルスロットルで走り抜けました。

皆さまも十分お気をつけて（？）バイクライフをお楽しみください。(笑)