走行 約18000kmで6回目のオイル交換
我が愛車 KTM 890DUKEに、またサービスマークが点灯しました。
単にオイル交換時期を知らせるだけのものなんだけれど、毎回ドキッとして、なんか心臓に良くないです。もうちょっと控えめな表示にならんもんかなあ。
そろそろ自分でオイル交換しようかな、とも思いましたが、定期的にディーラーさんに見てもらうのも重要なことので、今回もディーラーでオイル交換してもらいました。
オイルをLIQUI MOLYに変更する
ディーラーで作業の順番を待っていると、メカニックの人が来て、こう言われました。
「KTM純正指定のモトレックスのオイルがすごい値上がりしたんで、今回からリキモリも選べるようにしたんですけど、どうします?」
リキモリ? たしかドイツのメーカーで、聞いたことはありますが、使ってみたことはありません。
https://www.liqui-moly.com/ja/jp/
聞くとモトレックスのオイルは1リットル5000円以上(!)するとのこと。
純正指定の安心感はあるものの、正直モトレックスに特別いい印象は持ってなかったので、今回はLIQUI MOLYを入れてもらうことにしました。
もし変えるなら別のオイルを考えていたのですが、LIQUI MOLYもかなりの有名メーカーですし、10W-50の100%化学合成油とこれまでのMOTOREXと遜色ないオイルです。ディーラーさんが勧めてくれるなら、一度試してみるのもいいかな、と思いました。(もちろん安いのが一番の理由ですが。w)
オイルが変わる事でフィーリングがどう変わるのか? ちょっと楽しみです。
オイルフィルター交換の理由
無事オイル交換を終え、お支払い。
請求書を見ると、オイルフィルターも交換されていました。
※ちなみにディーラーの価格は¥2150(税別)でした。
特に指定はしませんでしたが、前回もオイルフィルターを交換していたので、今回は不要なのでは?(オイルフィルターの交換はオイル交換2回に1回というのがわりと一般的)
ああ、オイルの銘柄を変えたから、できるだけ前のと混ざらないようにフィルターも交換なのかな、と思ったのですが、さにあらず。
メカニック氏曰く、このお店ではKTMは毎回オイルフィルター交換を推奨しているとの事。
DUEKのエンジン(LC8c)はオイルポンプとウォーターポンプが共通で、一つのポンプを共用しているそうです。で、オイルラインとウォーターラインはシールで仕切られているのですが、これが劣化してくるとオイルと冷却水が混じる事があるそう。
冷却水が混じるとオイルが乳化し、一気に劣化するので、すぐにオイル交換が必要になります。(もちろん冷却水漏れの修理も必要)
この乳化の兆候が真っ先に現れるのがオイルフィルターで、オイルフィルターに乳化したオイルの付着が見られたらすぐに対処しなければいけません。つまり、毎回オイルフィルターを交換することで、この異変にいち早く気づける、ということなんだそう。
確かに、KTMのエンジンで冷却水がオイルに混じるという話は、いくつかのサイトで見かけました。
なるほど。納得です。
ちなみに、ポンプのシール交換はエンジンを降ろすんですか?ときいたら、降ろす必要はなく、ポンプだけ外せるそう。なので、早めにメンテできれば、それほど大事にはならなさそうです。

真ん中のラジエターホースにつながっている黒いパーツがウオーターポンプカバーです
やっぱりメーカーディーラーさんはいろいろ情報を持ってますね。
LIQUI MOLYオイル インプレッション
オイル交換をしてから、約500kmほど走りました。
そこで、LIQYUMOLYオイルのインプレッションを・・・といいたいところですが、正直、何ら違いを感じとれません。
以前から気になっていたシフトフィーリングは、うーん、若干良くなったような、そうでもないような。まあほとんど違いはありません。ちょっと残念。
もっとも、ぼくはエンジンオイルにとってもっとも重要な性能はエンジンの保護だと思っているので、素人がちょっと使ったぐらいでオイルの性能を語れるものではないと思います。
ただ、モトレックスのオイルからLIQUI MOLYに変わってもっとも残念に思うのは、このステッカーを剥がさないといけないこと。この緑がカッコよくて気に入ってたんだけどなあ。
もちろんスポンサー契約してるわけでもなんでもないので(当たり前ですが)、そのまま貼ってても問題はないのでしょうが、違うオイルいれているのにステッカーだけって、なんかね。
あ、ブレーキフルードはモトレックスだからそのままでいいのか。(笑)