RSタイチのライディングシューズ RSS016 インプレッション

KTM 890 DUKE

ドライマスターシリーズの最新作 「ストライカー RSS016」を購入

悩んだ末に購入した、RSタイチの最新ライディングシューズ「ストライカーRSS-016」

RSS-006というモデルの後継商品で、同社の多くのライディングシューズの中でも、もっともスタンダードなモデルという位置づけです。

今回はAmazonで購入しました。サイズが合わないときは返品が可能だからです。(諸々条件あり)

口コミを見ると、通常履いているシューズより0.5cm大きいサイズを買え、という声が複数ありました。僕は普段は25.0cmまたは25.5cmの靴を履いています。25.5cmにするか26.0cmにするかでちょっと悩みましたが、BOAシステムで絞め具合を調整できるし、大きい分にはインナーソールでも調整できると思うので、今回は26.0cmを注文しました。

在庫ありだったので、注文の翌日には届きました。

色はブラック/レッドを選びました。ブラックと悩んだのですが、少し色味が欲しかったのと、わが愛車のイメージに合わせてみました。

BOAシステムのダイヤルは側面にあります。前にあるモデルより、ダイヤルを回しやすそうです。

全体はのっぺりとした印象の合成皮革です。汚れた時の手入れはしやすそう。ソールはあまり厚みがないので、足つき性は期待できないかもしれません。

左足にはシフトガードがあります。つま先にはカップが入っていて、当て革で補強もされています。

つま先の側面にプロテクター(スライダー?)もついてます。ステップを擦りながら走るような人は、ココを路面に擦るんだろうなあ。(僕には無縁の世界ですが。)

踵にも樹脂製プロテクターがついてます。

RSタイチのライディングシューズはViblumソールを採用したモデルが多いですが、これはオリジナル。溝が多く、排水性の良さそうなパターンです。全体にフラットではなく、土踏まずがしっかりとあり、踵は斜めにカットされています。土踏まずをステップに乗せた状態でも、シフトチェンジの際はつま先を外に振り出しやすい形状です。

つま先側の赤い部分は、よりいっそう路面グリップに優れた素材になっています。

BOAシステムのワイヤーは、如何にも「ワイヤー」という感じのものが多いですが、これは細い紐のような質感になっています。

ダイヤルはスケルトンデザイン。ちょっと目立つデザインです。前面ではなく側面にあることで、転倒時にはダイヤルが壊れやすそうに思えますが、その分操作性はよさそうです。

BOAのダイヤルをカチッ!っと引っ張り出すとワイヤーが緩み、タン(ベロ)の部分が大きくひらきます。踵側がⅤ字状に切り込まれていることと、タンが大きく開くことで、開口部を大きく広げることが出来、足を入れやすくなっています。

かかと側。履く口の後ろ側が大きくV字にカットされているので、足を入れやすく、また、歩きやすいです。

0.5cm大きめの選択は正解!

早速履いてみました。BOAのダイヤルを緩めることで、履き口が大きく開きます。かかと側はV字にカットされていて、紐(ワイヤー)を緩めるとかなり足を入れやすいです。

ブーツアウトで履いてみるとこんな感じ。横から見ると、サイドや踵の赤が良いアクセントになっています。

正面から見るとほとんど赤い部分が見えないので、一見オールブラックに見えます。

今回は26.0cmを選択。普段履くスニーカーに比べると0.5から1.0cmほど大きいのですが、足を入れてみるとかなりタイト。

つま先は十二分に余裕があるのですが、足幅が狭く、特に足の甲の部分が左右からギューッと絞られている感じがします。

幅はタイトですが、つま先に余裕があるので、ツーリング先で歩くにも楽そうです。

結果的に0.5cm大きめのサイズを購入したのは正解だった気がします。もし足の幅が広い人なら、1.0cm大きめでもいいかもしれません。

ラインディングインプレッション

最近ずーっと雨続きで、全然バイクに乗るタイミングがなかったのですが、ようやくちょっと晴れ間があったので、このシューズを履いて走ってきました。

最初にちょっと歩いてみた感想ですが、後ろがV字にカットされているので、足先を下げるのはとても動かしやすいです。一方で足先を上げる方向にはガッチリ固められているので動きづらいです。極端に言えばスキーブーツをはいている感じがします。

ただ、BOAシステムで簡単に緩めたり絞めたりできるので、バイクを降りて歩くときはちょっと緩めるだけでぐっと動きやすくなります。

次にバイクにまたがってみます。僕が愛車(KTM 890DUKE )にまたがるとかかとが浮き、つま先しか接地しないのですが、この状態での足つ性はあまり良くはありません。この「RSS016」は全体的にソールが薄く、底上げ効果はあまり期待できません。

もっとも、今まで履いていたショートブーツがかなりの厚底だったので、単に比較対象が悪いだけで、これ位が普通なんだろうと思いますけれど・・・。

ソールのつま先部分もアッパーもかなり曲げやすいので、つま先を曲げにくい、といったことはありません。

エンジンを掛けて走り始めます。このシューズはソールがフラットなタイプではなく、ヒールは比較的高め。足踏まずをステップの上に乗せ、ステップを踵を引っかけて固定できます。

(僕は今まで、底がフラットなシューズでバイクに乗ったことがないのですが、” フラットのほうが足の位置が固定されず動かしやすい”、と意見も聞いたことがあります。どちらがいいかは好みの問題なのかもしれませんね。)

加速し、シフトチェンジします。ステップが斜めにカットされているので、つま先を開いてシフトペダルの下に入れる操作も簡単です。

ただ、ソールのグリップが良すぎるのか、足を滑らすように動かそうとした時、ステップラバーに若干引っかかるような感覚がありました。まあこれも今までのエンジニアブーツばかり履いていたかららそう感じるのかもしれません。スポーティーなライディングシューズなので、アルミのステップバーだとちょうどいい感じなのかもしれません。

 街中を走り、シフトチェンジを繰り返すうちに、シフトフィーリングがすごく気持ちいいことに気づきました。つま先がプロテクターで固められているからなのか、それとも、ソールが薄目でシフトペダルの感触が足に伝わりやすいからなのか、シフトが ”カチッ” っと気持ちよく入ります。

ブレーキングも、ペダルを踏む感覚がダイレクトに伝わってきて、微妙なコントロールがしやすいです。

いずれも微妙な差ではありますが、明らかに感覚が違います。

” ああ、やっぱりラインディング専用のシューズって違うんだなあ~ ” と妙に感動してしまいました。

これは暑い・・・

もちろん、良い点ばかりではありません。

「 いや、これは暑い・・・。」

見た目からして通気性は望めないだろうと理解はしていたのですが、防水透湿素材である ”ドライマスター” を採用しているんだし、多少は蒸れを防いでくれるのかな、とちょっと期待もしていました。

ところが20分も走っていると、シューズの中が暑くて辛くなってきました。

うーん。想像してたけど、やっぱりか。

いくら透湿性のあるフィルムを内蔵しているとはいえ、表皮自体がほとんど通気性のない素材ですから、中の熱気を逃がせるわけないですよね。

もっとも、この日の気温は27.5℃。一時の猛暑に比べれば涼しいとはいえ、まあまあ高い気温です。

しかも僕の愛車はひざ下への排熱がすごいので、シューズにも相当熱風が当たっていると思います。それを考えれば暑いのも当然で、このライディングシューズの問題とは言えないかもしれません。

実際、バイクを降りて歩いているときにはそれほど蒸れを感じませんでした。(30分以上歩くと厳しいかもしれませんが。)

とはいえ、ツーリングで長時間履きっぱなしになることを考えると(少なくとも僕のバイクでは)気温25℃以上では履きたくないなぁ~と思ってしまいました。

 

オールマイティーを求めると、ちょっと違うかも

ツーリングの時の防水性に期待して購入したこのRSS016。言い換えればロングツーリングで、あらゆる場面での快適性を期待していたのですが、そのイメージよりは、やや守備範囲の狭いシューズなのかもしれません。

操作性に優れ、安全。暑くても蒸れず、雨にも耐え、バイクを降りたら快適に歩ける。そんなオールマイティーなイメージよりは、少しだけスポーツ寄りのシューズだと思います。快適性を主体で考えるなら、違うモデルを選んだほうがいいのかもしれません。

とはいえ、脱ぎ履きはしやすく、歩くのも問題はなさそう。通気性も夏以外なら問題なさそうですし、逆に冬は暖かいかもしれません。そしてライディング操作はバッチリ。なによりとってもカッコイイです。(←重要)

これからどんどん履きこなしていって、ツーリングにも使ったら、またインプレを書いてみたいと思います。

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