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ショウエイ Z-8 インプレッション

事故で傷ついたヘルメットを買い替える

少し前の話になるのですが、バイクを乗り換えたのを機にヘルメットを買い替えました。

以前使っていたヘルメット(ショウエイ Z-7)は気が付いたら4年弱使っていました。事故った時のヘルメットなので当然交換なのですが、時期的にも買い替え時だったと思います。

事故の時は、立ちごけに近い感じだったので、特に頭を打った記憶はなかったのですが、後で見たら結構キズついていました。しっかりと役目を果たしてくれた、ということでしょう。ヘルメットとショウエイさんに感謝です。

ヘルメットの寿命は?

ちなみにヘルメットの寿命は3年です。これは「SGマーク」でおなじみ「一般財団法人 製品安全協会」の定めたSG基準によるものです。各ヘルメットメーカーはこのSG基準が定めたオートバイ用ヘルメットの耐用年数に則り、3年で買い替えを勧めています。

ただ、最近のヘルメットは高額ですから、出来れば長く使いたいですよね。3年という期間以外に交換の目安はないものでしょうか。

以下は各ヘルメットメーカーのホームページからの引用です。

アライ 引用元:https://www.arai.co.jp/jpn/support/faq.html

使用開始から3年を目途に交換を推奨しております。
たとえ、使用開始から3年以内であっても、転倒などで衝撃が一度でも加わった場合は使用しないでください。また、内装のへたり、あご紐のほつれ等で適正に装着できない場合や、発泡スチロール(衝撃 緩衝ライナ)の熱による膨れ等の変形は衝撃吸収性能の低下を招くため、交換の目安となります。

ショウエイ 引用元:https://www.shoei.com/contact/rider/faq/helmet_use/useful-life.html

ご使用開始から3年を目途に交換をお勧めしております。
また次のポイントをチェックして、1つでも当てはまるようならその時点での交換をお勧めします。1.転倒してヘルメット(頭)を打っている場合 2.使用頻度が激しく、あごひもや内装にほつれや擦り切れが見られるとき 3.内装のウレタンがへたり、ヘルメットがゆるく感じるようになったとき。ヘルメットを被って頭を軽く左右に振り、ずれるようなら交換時期といえます。4.発泡スチロールの内側の表面がボコボコとふくれあがり、黒く塗装されている表面に白く亀裂が入っている場合

OGK 引用元:https://www.ogkkabuto.co.jp/motorcycle/faq/faq.html

ヘルメットの使用期限は使用開始から3年を目安に交換をお勧めしております。
外観に問題がないようにみえても、シェルやライナーは経年劣化等により強度が落ちている場合があり、万が一の際に頭を十分に保護しないおそれがあります。

ヘルメットは外側の固い部分(シェル)、頭に触れる部分(内装)、そしてその間にある発泡スチロール(衝撃吸収ライナー)から成っていますが、ヘルメットの寿命というのは主にこの衝撃吸収ライナーの劣化具合で決まります。

もちろん、シェルや内装、あご紐などにも寿命があるのですが、シェルはライナーに比べればはるかに長持ちしますし、内装は自分で交換することも出来ます。

一方、ライナーは発泡スチロールなので、汗や皮脂、整髪料などの影響で劣化し、やがて表面がペタペタと溶けたようになってきます。こうなったら本来の衝撃吸収性能を発揮できません。

「転倒で強くぶつけたヘルメットは使うな」というのも、シェルより中のライナーがつぶれている場合に問題があるからです。

アライさんはHPで「オートバイのシートから、または、手に持っていた程度の高さから、不注意で落としたくらいでは、たとえ地面がコンクリートであっても大丈夫です。外観の塗装がはがれる程度なら、安全性能に問題はありません。ただし、走行中に転倒して衝撃を受けたり、故意に地面に叩き付けるなどしてシェルに傷を負うような衝撃を与えた場合には、使用しないでください。」としています。引用元:https://www.arai.co.jp/jpn/faq/fq_top.htm#q3

なので、メーカーの推奨は3年での定期交換ですが、各部、とくにライナーの劣化具合を見て判断するのが良いと思います。

発泡スチロールの表面がペタペタしてきた、表面がボコボコとふくれあがり、黒く塗装されている表面に白く亀裂が入っている、などの場合は寿命です。

ちなみにメーカーに送ればライナーも交換可能です(古いモデルなど、対応できない場合もあります)。あご紐も交換可能。その際、シェルもチェックされ、使用不可と判断されれば交換出来ません。このことからも、シェルの方が長持ちするということがわかります。

ヘルメットを長持ちさせる方法

高価なヘルメットですから、出来るだけ長持ちさせたいですよね。

先に書いた通り、ヘルメットの寿命≒ライナーの寿命ですから、できるだけライナーを傷めないようにすればいいということになります。

ライナー(発泡スチロール)の大敵は、汗、皮脂、ホコリ、そして整髪料です。

あと、高温もNGです。(ドライヤーで乾かす、夏の車中に放置するなど。)

整髪料はかなりライナーを傷めるものらしく、ヘルメットメーカーの開発者がインタビュー記事で「(ヘルメットの寿命は3年ですが)整髪料を使わないという前提でなら、もう少し延ばしてもいいんですけどね。」と言ってました。

そこで僕の考えるヘルメットを長持ちさせる方法は・・・

使用したヘルメットは内側の汚れを絞ったぬれタオルなどでマメに拭く。(ただしライナーを傷めないように押し付けたりしない。ドライヤーの温風もNG。)

使用後は風通しの良い、直射日光の当たらない場所に置き、シールドは開けておく(あご紐を引っ掛けてつるして置くのがベストかもしれませんね。)

こんなのを使うのもいいかも↓↓↓

なるべくマメに内装を洗濯する。

ヘルメットを被る際は髪に整髪料はつけないようにする。

インナーキャップを被るのもいいかも。

バイクのミラーにヘルメットを掛けない(ライナーを傷める恐れがあるから)

ライナーがヘタってきたら、メーカーに依頼して交換してもらう。

などなど。

でも僕が実際やってるのは②④⑥ぐらいですけどね。(←ダメじゃん。笑)

もちろん、外装もマメに拭いたりワックスを掛けたりする方がいいと思います。

ヘルメットが売ってない!

ヘルメットの寿命は3年といいつつ、4年近くも引っ張っていたわけですが、本当は昨年(2022年 初旬)ヘルメットを買い替えようと思っていました。

ところが、なんとヘルメットが無い。

ネット販売からは一斉にヘルメットが姿を消し、バイク用品店の店頭でも在庫なし。注文しても半年待ちとか言われました。

原因は(メーカーのホームページなどを見ると)需要の増大。コロナ禍でバイクを見直す人が増え、注文が殺到。供給が追い付かないという。

確かにバイクが売れ、教習所も入所待ちとかいうニュースを見たのでそうなのかもしれませんが、正直、ここまでヘルメットが姿を消すほどなのか?と思いましたけれど。

ひょっとしたらコロナで外出が減るからヘルメットも売れなくなると読んで、生産を絞っていたのかもしれませんね。

2020年以降ぐらいから、世界的な樹脂の供給不足が問題になっていました。大手樹脂メーカーの工場火災だったり、米国の寒波影響だったりするらしいですが、ひょっとするとヘルメットメーカーもこうした樹脂不足が生産の足枷になっていたのかもしれません。(※もちろん僕の勝手な想像です。)

ただ現在(2023年4月)は供給問題はほぼ解消されているようです。

ヘルメットの値段が爆上がり

供給は安定してきたものの、ヘルメットの値段がすごく上がりました。(まあヘルメットに限りませんが。)

ショウエイ、アライのシンプルなモデルが軒並み5万円以上。グラフィックモデルは6~7万円します。以前はそれそれ3.5~4.5万、4.5~5.5万の円ぐらいのイメージでした。命を守る大事なものとはいえ、消耗品でもあるヘルメットで7万円は正直キツイです。

(OGKはこれより1-2万円安い価格設定です。最近人気なのもうなずけます。)

オージーケーカブト(OGK KABUTO)バイクヘルメット フルフェイス KAMUI3 ブラックメタリック (サイズ:L) 584689

原材料費高騰などが原因ですが、需要の伸びと品薄でメーカー側も上げやすかったんでしょうね。

値引きも以前は15~20%、セールなら30%引きぐらいが当たり前でしたが、最近はせいぜい5%程度になっています。

一部を除きWEB通販で販売しなくなった(出来なくなった)のも影響しているんでしょうね。(正規認定店にしか商品を卸さなくなったのが理由と言われています。)

昨年10月にアライ、ショウエイが値上げしたタイミングで買い替えようか悩んだのですが、その時はまだ次のバイクが決まってなかったので、決められませんでした。

(結局ずっと欲しかったヘルメットを買ったので、この時買っておけばよかったんですけどね。)

ヘルメットを選ぶ

最近のヘルメットはグラフィックモデルに魅力的なものが多い(以前はレーサーレプリカばっかりでしたが、最近は各社独自デザインが増えました)のですが、ここまで高いとちょっと手が出ません(T_T)。シンプルなモデルから選びます。

候補に挙げたのは アライ 「RAPIDE NEO」、ショウエイ「GT-Air II」同じくショウエイの「Z-8」の3つでした。

僕自身はショウエイ派で、これまでのヘルメットは殆どがショウエイ製。ただ今回はアライと悩みました。

ラパイド・ネオが気になって被ってみたのですが、全体をバランスよく包み込む感じで、正直、ショウエイより被り心地は良かったです。以前は大きく見えた帽体も、今回はむしろショウエイより小さく見えました。

しかも価格はショウエイより少し安めです。

アライ(Arai) バイクヘルメット フルフェイス RAPIDE NEO 白 61-62cm

ただアライはシールドの開閉や脱着がやりづらいというイメージがあって、どうしても二の足を踏んでしまいます。エアインテークが少ないのも夏は暑いかな、と思ってしまいました。

(シールドが固いのも、エアインテークが少ないのも、安全性を最優先した結果、というのがアライのポリシーであり良い点でもあるのですが。)

ショウエイは「Z-8」「GT-Air II」が候補。Glamsterも考えましたが、ハーレーなら似合いそうですが、KTMだとちょっとイメージと合いません。(あくまで僕の主観です。)

ショウエイ (SHOEI) Glamster RESURRECTION TC-2(BLUE/BLACK) S(55cm)

「GT-Air II」はその流れるようなフォルムが魅力。インナーバイザーが好評のようですが、個人的には見た目があまり好きではありません。また、チンストラップについているマイクロラチェット機構も便利なんでしょうけれど、Dリングがないとヘルメットホルダーなどに引っ掻けることが出来ずかえって不便です。

・・・とここまで書いて、ショウエイのHPを見ていたら、なんとこのマイクロラチェット式のチンストラップには、ヘルメットホルダー用にDリングも付いているんだとか。知らなんだ。

Shoei(ショウエイ) GT-Air 2 ヘルメット S ブラック 0119-0105-04

Z-8はいままで被っていたZ-7の後継商品。ショウエイの中でもコンパクトかつ軽量なのが魅力。風洞実験を繰り返して開発したそのエアロフォルムは空力性能が高く、風切り音も少ないとされています。シンプルなモデルですが、基本性能に優れていると言えます。

SHOEI Z-8 ショウエイ z8 ルミナスホワイト M

悩みに悩みましたが、今回は(今回も)ショウエイZ-8を選ぶことにしました。理由はデザインとやっぱりシールドの使いやすさ。グラフィックモデルだったらアライもいいなあ、と思ったのですが、単色だとZ-8の方がカッコよく思えたからでした。

アライのこれなんかカッコいいんですけどね。↓↓↓

アライ(Arai) バイクヘルメット フルフェイス RAPIDE NEO NUMBER ブラウン 59-60cm

ナップスさんでヘルメット購入

頭を守る大切なものとはいえ、なかなか高価なヘルメット。

そこで、少しでも安くと今回はナップスさんのセールで「5%オフ+ポイント10倍」のタイミングで購入することにしました。

色は「バサルトグレー」という明るいめのグレーにしました。(最近クルマなんかでもこの手のグレーって流行っている気がします。)

モデル画像(1)

今までは単色でもグラフィックモデルでも黒がベースのモデルを選ぶことが多かった(帽体が小さく見えるから)のですが、どうも夏は暑い気がして、黒以外から選ぶことにしました。(黒とグレーでどの程度熱吸収に違いがあるか判りませんが。)

たまたま店頭に在庫がないということで取り寄せになりましたが、メーカーには在庫があり翌々日には入荷するとのこと。

お店の方曰く「人気の色で、去年はすごくお待たせしたモデルなんですけどね。」と言われました。無事購入できてよかったです。

購入の際「フィッティングサービス(内装調整サービス)はどうします?」と聞かれました。

「SHOEI Personal Fitting System」

以前アライを買った友人が「(サイズ調整は)絶対やったほうがいいよ。あんなにいいとは思わなかった。」と言っていたので興味はあったのですが、アライは購入時なら無料なのに、ショウエイは有料(ナップスさんの場合 購入時なら3300円)。

それにショウエイはこれまでも被ってきて問題無かったからなぁ、と思い見送ることにしました。

(これが後で後悔することに)

とにもかくにも新しいヘルメット。ワクワクでございました。

SHOEI Z-8をチェック!

お店から入荷の連絡をいただいたので、早速その日の仕事終わりに引き取ってきました。

持ち替える時、あまりにしっかりと握りしめすぎて持ち手の穴の部分が破れてます。(笑)

箱を開けるとピンロックシールドが。付属してるとは知らず、買わなきゃと思っていたのでラッキー。この曇り防止効果を体験すると、もう無しではいられません。(でもシールドが曇らなくても、メガネが曇るんだよね~。w)

ヘルメット収納袋付。収納袋に入れている時は、必ずこのように紐を縛っておきましょう。思わぬひょうしにするりと中身が滑り落ち、ヘルメットを地面に落下させてしまうことがあります。(経験談)

ジャーン。SHOEI Z-8 バサルトグレー。流行りのいい色ですが、「バサルト」って何だろう?(調べてみたら、玄武岩のことだそうです。)

敷石 平板 庭 駐車場 天然石 バサルト 平板 黒 300角 40mm厚 石畳 置く 敷く ガーデニング 石材 10枚

新しいZ-8の特徴の一つが、このシールドセンターロックシステム。シールドの真ん中下部に引っ掛ける部分があり、アゴの部分にガッチリロックされる仕組み。アライのシールドは昔から開閉が固く「高速走行中に風圧で不意に開くと危険だから」と説明されていました。これは同じようにシールドが不意に開くことを防ぐシステムなんでしょうね。

シールドはこのように真ん中に引っ掛ける部分があり、アゴ部分にガッチリとロックされます。開く時はアゴの黒い台形のボタン(シールドロックボタン)を押すと解放されます。アゴのエア取り入れ口も大きく、開閉操作もし易そうです。(Z-7は左右のスライドレバーだったので、走行中だとどちらが「開」でどちらが「閉」なのか分かりづらかったです。)

ベンチレーションは両左右にスライド式のエアーインテーク。更に額の部分に大型のインテークがあります。従来のZ-7にもありましたが、アゴと同じく開閉はスライド式でした。この形状だと走行中でも片手で開け閉めしやすいと思います。

額から入ったエアは頭頂部を流れて、この後方のダクトから排出されます。デェフェーザーの下なのでエアの流れに吸い出されて素早く排気されると思います。

再度から見たフォルムがカッコイイですよね。シールドを止める機構の部分に出っ張りがなく、全体がフラットになっています。空力や風切り音の低減に優位な形ですね。

さらによく見ると、シールドの表面に小さな突起が並んでいます。これは「ボーテックスジェネレーター」というそうで、シールド横の走行風の乱れを抑え、風切り音を低減するんだそうです。

内装は全体に短起毛の滑らかな素材。すべりが良くて被りやすいです。前のZ-7に比べても質感が上がっている気がします。頬をしっかりホールドするのがショウエイの特徴ですが、そこが好き嫌いの分かれるところなんでしょうね。あご紐はオーソドックスなDカンの付いたタイプ。シンプルですがしっかりと締めることが出来ます。

インカムのスピーカーを取り付けるくぼみが設けられています。

付属品一式。右上はピンロックシールドのピン。その下が鼻からの息でシールドが曇るのを防ぐブレスガード。その下は風の下からの巻き込みを低減するチンカーテン。真ん中上の小さなボトルはシリコンオイルです。

ヘルメットを買うと付いてくるシリコンオイル。僕はこれはシールド保持機構のギアに塗るんだと思い込んでいたのですが、今回改めて取説を見てみると「シールドと窓ゴムとの密着性を保つために塗布する」ものなんだそうです。やっぱり取説はちゃんと読まないとダメですね。(←ぼくだけ? 笑)

外観も、被ってみても、以前使っていたZ-7と大きな違いはありませんが、細かな部分での造りや質感が全方位的に改善されている感じがします。正常進化っていうやつですね。

前のZ-7にもほとんど不満はなかったのですが、それがZ-8になってどのくらい違うのか。たのしみです。

SHOEI X-8 インプレッション

さっそく被ってみます。

うーん、きつい。

全体的に頭をしっかりと包み込む感じなのですが、耳たぶがかなり圧迫されます。というか、被ると耳たぶが折り曲げられてしまいかなり痛いです。なのでヘルメットを被った後、下から指を突っ込んで折りたたまれた耳たぶを広げてやらなければなりません。

もちろん購入前には店頭で試着もしています。その時もまあまあきつかったですが、ここまでではありませんでした。まだ新しいので、内装がへたっていない分、きつく感じるんでしょう。前のZ-7も最初はけっこうきつかった覚えがあります。

「そのうち内装も適度にへたってちょうどよくなるだろう」と思っていたものの、1日、2日と被っても、そうすぐには馴染まないのでした。

あー、やっぱりフィッティングしてもらえばよかったかなあ。せっかく店頭で買ったんだし。

と思いましたが、もういまさらという気がして店に行くことはありませんでした。

(ナップスの場合、購入後一定期間内なら対応してもらえるようですが。)

現在、購入してから約2か月ほど経ちました。すこしづつ内装も落ち着いたいのか、耳たぶの痛さは問題ないレベルになってきました。

耳たぶ以外はしっかり包み込まれている感じがして快適です。重さは非常に軽く、首に負担がかかるようなこともありません。(SHOEI 歴代Zシリーズ共通の美点です。前のZ-7との差はわずかなので、そこまで大きな違いは感じませんが)

風切り音も相変わらず小さいですが、こちらもZ-7とはっきりと分かるほどの差は感じません。(Z-7をはじめて被ったときは感動しましたが。)

ただ、インカムから流れる音は、以前のヘルメットよりクリアに聞こえる気がします。風切り音が小さいのと、内装がフィットしているので、余計な音が入ってきにくいのかもしれません。

高速道路を走るとスクリーンの無い我が愛車(KTM Duke890)だとヘルメットにもろに風圧を受けますが、風洞実験を繰り返して決めた帽体のデザインは優秀で、ヘルメットが振れたり持ち上がったりすることもありません。おそらく高速道路を使った長距離ツーリングでの疲れ方に結構差が出るんじゃないかなと思います。

シールドの開閉ですが、今まではセンターよりやや左よりに有ったシールドの出っ張り(手でシールドを上げる時に引っ掛ける部分)がZ-8ではセンターになっています。

これが微妙に使いづらい。左手で持ち上げるのにちょっと意識しないと届かない感じです。(まあごくわずかな違いですが。)僕は割と信号待ちで止まるたびにシールドを上げるクセがあるので、微妙な差が結構気になったりします。すぐ慣れるとは思いますが。

センターに持ってきたのはシールドの歪みを防ぎ、ふちゴムとの密着性を上げるためなんだそうです。

シールドを持ち上げるのに、いちいちセンターのロックボタンを押さないといけないのかな?めんどくさいな、と思っていたのですが、カチッと鳴るまでシールドを押し込まない限りロックはされず、普通に開閉している分には従来と同様の使い方が出来ます。

いままで長年ショウエイのヘルメットを被ってきましたが、走行中に意図せずシールドが開いてしまったことはありません。このロック機構はよっぽど飛ばす人か、サーキット走行用なのかもしれませんね。

(カウル形状によっては走行風でシールドが持ち上がったりするんでしょうか。ぼくはノンカウル車ばかり乗っているので、そのへんのことはあまりわかりませんが。)

ヘルメットホルダーが無い

というわけで、バイク同様、ヘルメットも新しくなりました。

今までのヘルメットと大きくは変わりませんが、そのぶん使い勝手的にもいままでと変わらず、すぐに馴染みました。

ヘルメットの問題ではないのですが、KTMになって一つ困ったのがヘルメットホルダーが無いこと。スポーツスターも無かったのですが、タンデムベルトがあったのでヘルメットをシートの上に置き、ロック付きカラビナで結び付けておくことが出来ました。

890 Duke はシートベルトが無いのでこの使い方が出来ません。代わりにグラブバーがあるので、そこにカラビナでつなげて吊るすことは出来るのですが、シートの上に乗せることが出来ません。

横に出っ張るので駐車中にぶつけられる可能性があるのと、入口が上を向くので、万が一駐車中に雨が降ると内装が濡れてしまうのが難点です。

ベビーフェイス製のヘルメットホルダーがあるらしいのですが、値段が高いのと鍵が増えてしまう事、また、取り付け位置もちょっと気に入らないのでいまいち触手がのびません。

BABYFACEベビーフェイスヘルメットロック790DUKE

価格:6,600円
(2023/5/4 14:46時点)
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でもなあ、他に選択肢がないし・・・。

そのうち購入するかもしれません。

***

ハーレーの場合、シンプルなヘルメットが合います(あくまで主観です)が、KTMの場合、やはりもうちょっと派手なモデルの方が合ってたかな、という気もします。ただし、僕の愛車はKTMにはめずらしく真っ黒なモデルので、 まあそれなりに合っているんじゃないかなあ、と思っています。どうでしょうか。

これから3年間。こんどは傷だらけにならないよう、大切に使っていきたいと思っています。

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