オヤジの象徴!?バイクライフの救世主!?
「 あんなもん着るようになったらバイク乗りもお終いだよ。 」
・・・僕も実際に言われた事がありますが、まあ、そう言わず。
電熱ジャケットはバイクライフを一変させる、と言っても過言じゃありません。
電気で発熱させる電熱ジャケット(ヒーティングウエア)。
そのメリットはただ単に「 暖かい」だけではありません。
メリット① 暖かい。
まず当然ですが、暖かい。
ほかのウエアが体温を逃がさない「保温」なのに対し、電熱ウエアは「加温」。
自ら発熱し、冷えた体を温めてくれます。この差は決定的に大きい。
いくら優れた保温性能をもつウエアでも、いったん体が冷えてしまうと、
動きの少ないライディングではなかなか暖かくなりません。
その点、電熱ジャケットは加温。冷えた体でも次第に温めてくれます。
保温の場合、熱を発するのはあくまで自分の体。熱を作るためにはどうしても体力を消耗しますが、加温の場合、はるかに体力の消耗が少ないのです。
メリット② 着ぶくれしない
僕が電熱ジャケットを買おうと思った最初のきっかけは、
胸部プロテクターを付け始めたことでした。
安全面で欠かせない装備である胸部プロテクターですが、着るとかなりかさばります。
夏はともかく、冬に厚みのあるウエアと合わせると、モコモコになって身動きができなくなります。
これでは本末転倒です。
電熱ジャケットを着ると、無理に厚みのあるウエアを着る必要がなくなります。
中にプロテクターを付けても動きが妨げられる事はありませんし、着ぶくれして「ビバンダム君」のようになる心配もありません。
メリット③ コーディネイトの自由度が高い。
たとえばライダーの正装、革ジャン。かっこよく安全で防風性も高いですが、保温性はほとんどない為、あまり暖かくはありません。
そんな時もヒーティングウエアを着れば、暖かくライディングできます。多少保温性に難のあるウエアでも、そこに暖かさを加えてくれるのが電熱ジャケットなのです。(ただし、防風性能だけはちゃんとしたアウターを着る事が必要です。)
メリット④ 温度調節が簡単。
ツーリングしていると、一日の中でも、走る場所によって、天候によって、寒暖差が非常に大きいですよね。
通常はもっとも寒いシーンを想定してウエアを選ぶと思いますが、山道から降りてきて暖かくなっても、走っている最中は簡単にウエアを脱ぐ事はできません。
そんな時も電熱ウエアなら、スイッチを切るだけ。
ツーリング先でバイクを降りて観光する時にも「(暖かすぎるウエアは)歩くと暑い!」なんてこともありません。
脱いだウエアがかさばって困ることもありませんしね。
メリット⑤ 安全
人間、体が冷えるとどうしても固くなります。
あまり体が固まると、咄嗟のときに動けなくなりますし、判断力も鈍るかもしれません。
かといって着こみすぎると身動きがとれない。
ヒーティングウエアで体を温めておくという事は、動きやすさを確保しておく事につながり、結果安全にもつながります。
メリット⑥ 疲れが残らない。
僕的にはこれが一番のメリットだと思います。
体が冷える、固まるというのは想像以上に体力を消耗します。前述のとおり、体は奪われた熱を補うために筋肉を動かして発熱しようとします。当然、長時間に及ぶと著しく疲れます。
まさに実感として、電熱ウエアを着るのと着ないのとでは、ツーリングの翌日の疲れがかなり違います。
社会人たるもの(学生もそうでしょうが)翌朝仕事に行くのにグッタリでは、折角の休日も思う存分楽しめないですよね。
メリット⑦ コストパフォーマンスが高い
電熱ウエアは決して安いものではありませんが、保温性の高い高機能ウエアというのはそれ以上に高いものが多いです。
「リーズナブルなアウターウエア」+「電熱ウエア」の組み合わせは意外にコストパフォーマンスが高いと思います。
アウターを買い換えたり、買い足したりしても、電熱ウエアは着回しできますしね。
メリット⑧ 秋口、春先にも大活躍!
電熱ウエアが活躍するのは真冬に限りません。
モノにもよりますが、ヒーティングウエアは厚みのある防寒着に比べると、ずっと薄く、軽くて小さく丸められます。
秋口や春先など、昼間は暖かくても、日暮れ後や山間では思いがけず寒い思いをする事も多いですが、そんな時、ツーリングバックに電熱ウエアを忍ばせておけば安心です。
どっちがカッコイイ!?
いかがでしょうか? ちょっと欲しくなりました?(笑)
” そんなもの着なくても、オレは真冬でも革ジャンで走りまくるぜ!”
という方は同じバイク乗りとして 素直に “カッコイイ!” と尊敬いたしますが、
”冬は寒いし、どうしてもバイクに乗る機会が減るヨね・・・”
なんて部屋でゴロゴロしているくらいなら、さっさと電熱ウエアを買って、冬でもどんどん走り回る方がずっとカッコイイ、と思うのですが。どうでしょうか?
では、ヒートジャケットの選び方のコツとは?
この項、続きます。