ヒントその115. 屋外駐車でもバイクをきれいに保つ方法

カスタム&メンテナンス

決して”コンクールコンディション”ではないけれど

時々バイク仲間から 「屋外駐車なのに、いつもバイクきれいだよね。」と言われます。

褒められるのはうれしいですが、正直、僕のバイクはそこまでピカピカではありません。まあ汚くはないよね、という程度。

ただ、屋根も無い駐輪場なので、ほっとけばあっという間にみすぼらしくなります。

「どうやってんの?」と聞かれたので、「カバーをかけて、乗ったら『フクピカ』で拭いてるだけだよ」と答えました。けれど、そこにはちょっとした ”工夫” をしています。

これまでもこのサイトでいくつか紹介してきたのですが、今回、ちょっとまとめて書いてみようと思います。。(最近ずっと雨でバイクに乗れないので、ほかに書くことがないもので・・・w)

1.駐車中にバイクが汚れないように工夫する

一番大事なことは「保管中に汚れないようにすること」です。

一生懸命磨いても、次の週末に乗ろうと思ったら、ホコリだらけ。・・・これじゃキレイにする気も起きません。なので、駐車している間にバイクが汚れないようにする必要があります。

もちろん屋内駐車なら何の問題もありませんが、屋外駐車だとそう簡単ではありません。

バイクカバーの選び方

大事なのがバイクカバーの選び方とその使い方です。

屋外駐車では必須アイテムのバイクカバーですが、良いカバーを選ぶ必要あります。

バイクカバーで防ぎたいものは、主に次の3つです。

①紫外線

 ②湿気

 ③ホコリ

①紫外線

紫外線はお肌の大敵ですが、クルマやバイクも紫外線で大きく劣化します。

特にゴムパーツや樹脂パーツ、それに塗装も紫外線で劣化が進みます。樹脂パーツやゴムパーツが劣化すると柔軟性が失われ、硬化したり、割れたり、ひびが入ったりして必要な機能を失います。ゴムパーツであるタイヤも影響が大きいです。

なのでできるだけ紫外線は遮断したい。なのでバイクカバーは生地が厚くて光が透けないもの、そしてサイズはタイヤまですっぽりと覆い隠せるものが良いと思います。

②湿気

2つ目は「湿気」です。ポイントは「雨」ではない、ということです。

屋外駐車の場合、安物のバイクカバーや、劣化したカバーだと雨が浸み込んでバイクを濡らしてしまいます。

せっかくカバーを掛けているのに、雨が浸み込んでバイクが濡れると意味がないので、厚手で縫製のしっかりとしたカバーを選ぼう・・・と普通は考えます。

間違いではありませんが、僕はそれほど防水性を重視していません。それより大事なのは 「湿気が内側にこもらないこと」なんです。

以前、防水性はほぼ完璧!といえるバイクカバーを使っていました。材質が普通のバイクカバーとは異なり、生地はウレタンのような材質で、厚みは3~5mmぐらいありました。ずっしりと重く、生地が破れない限り雨水は全く通しませんでした。

これは究極のバイクカバーだ!と思っていたのですが、ひとつ致命的な欠点がありました。一切雨を通さないかわりに、一切内側の湿気が逃げないのです。雨が降った後カバーを外すと、数日たっていてもバイク全体がしっとりと湿っていました。

毎日バイクに乗る人ならこのバイクカバーは最高です。けれど週末しかバイクに乗らない僕にとっては、いつまでも内側が乾かないこのバイクカバーはかえってバイクを痛める可能性があります。

雨に濡れただけではバイクはそこまで痛みません。それがずっと湿気として残ったり、ホコリと混じったりすると、バイクが痛んだり錆びたりします。

つまり、防ぐべきは雨水より湿気。バイクカバーに関しては、「防水性」より「通気性」を重視すべきなんです。

本文で紹介した「全く雨を通さないバイクカバー」を使っていた時は、あまりに湿気がこもるので、自分で改造してこんな風に「換気ダクト」と取り付けていました。

③ ホコリ

3つめはホコリです。せっかく洗車したのに、翌週になったらホコリだらけ、では乗る気が失せてしまいます。また、ホコリが着くとバイクカバーと擦れて車体に傷がついたり、ホコリが湿気を吸うとずっと湿ったままになるので一気に錆びやすくなったりします。

ホコリを防ぐには生地が厚くてバタつかず、裾をしっかり絞れるバイクカバーを選ぶことが大事。けれどもっと大事で効果的なのは「バイクカバーを二重に掛ける」ということです。

二重にしたところで単に厚みが増すだけでは?と思いがちですが、その効果絶大。外側の1枚が風でなびいても、内側の1枚がしっかり車体を保護してくれるので、ホコリの侵入がかなり少なくなります。ぜひやってみてください。

おすすめのバイクカバー

ここで、僕が使っているバイクカバーをご紹介しておきます。

アウターカバーはバリチェロのバイクカバーです

バリチェロの中でもっともベーシックな製品ですが、僕が今まで使ってきたバイクカバーの中では最高の逸品です。(高価なバイクカバーには、もっといいモノもあるかもしれませんが、1万円以下ではこれ一択。)

そして、インナーカバーもバリチェロの室内用カバーを使っています。

生地は厚みがあって、伸縮性もあるのでバタつきません。裏起毛で車体を傷つける心配もありません。もともと屋内用なので、屋外で使うとすぐボロボロになるかな、と思っていましたが、上記のアウターと組み合わせて使っているかぎり全然大丈夫です。

今のところ、この2つの組み合わせが僕にとって最強のバイクカバーです。

駐車時の工夫

僕がバイクを止めている場所は、屋根も無い屋外ですが、床はコンクリートで、かつ若干傾斜しているので水はけもいいです。その点では最高の駐車場所です(屋外としては、ですが)。

もしあなたの駐車場所が土の上だったり、砂利だったりする場合は、地面からの湿気や雨が降った時の泥はねを防ぐ手立てを考えたいところ。可能ならコンパネ(合板)を地面に敷いて、その上にバイクを停めれば、土の地面よりはかなり汚れにくくなります。

また、できるだけ風で膨らまないように、ゴムバンド(トラックの荷物を固定する用のもの)で裾を縛っています。

 

2.バイクが汚れるところへ行かない

バイクに乗れば、当然バイクは汚れるのですが、極力掃除はしたくないので、できるだけ汚さないようにしています。

具体的には・・・

① 雨の日にはバイクに乗らない

泊りがけのツーリングは仕方ありませんが、それ以外は、雨の日にバイクには乗りません。

朝から雨が降っているときはもちろんですが、降水確率が30%以上あるときもバイクには乗りません。

” そんな奴は本当のバイク乗りじゃねえ!” なんてお叱りの声もあるかと思いますが、屋外保管のバイクが雨で汚れてしまうと、次の天気の良い休日を洗車でつぶすことになってしまいます。

天気の良い日には洗車なんかしてないで走りたい! ・・・なので雨の日にはバイクには乗らないのです。

②冬は山へは行かない

これは凍結防止剤が撒かれている可能性が高いからです。凍結防止剤(塩化カルシウム)は塗装を痛め、金属パーツを簡単に錆びさせてしまいます。

③ 風の強い日は海沿いには行かない

できれば風の強い日は海沿いを走りたくないと思っています。潮風を浴びたくないからです。冬に海岸沿いを走るとバイクが塩分で真っ白になることもあります。塩分を浴びたバイクはすぐ水洗いしないと、すぐに錆びてきます。

しかしこう書くと、なんとも軟弱なライダーだなあ・・・私。

3.まめに手抜き掃除(?)をする

それでもバイクに乗れば、当然バイクは汚れます。

汚れたらできるだけ早くきれいにすることが大事です。放置した汚れほど、あとで落とすのが大変だからです。

ただ正直めんどくさい・・・

なので、できるだけ手間をかけず、ちょこちょこっと最低限の掃除をするようにしています。

帰宅後のルーティン

帰ってきて、バイクにホコリ(土埃)が付いていたら、まずハンディーモップでバイク全体を掃います。これをしないで拭き掃除をすると、塗装面を傷つける可能性があるからです。

ただし、塗装面やメーターパネルなどをササっとやるだけです。時間にすると30秒ぐらいでしょうか。

次に「フクピカ」を使って全体を拭き掃除します。

最初にタンクなどの塗装面、メーター周り、ミラー、ヘッドライトなどを拭きます。

次にフロントフォークのインナーチューブを拭きます。ここが錆びるとオイルシールを傷つけて、オイル漏れの原因になるからです。

同じように、リアサスのインナーロッドを拭きます。(ただ、 890DUKE のリアサスは拭きづらいので手抜き掃除ですが)

ステアリングダンパーのロッドも拭きます。

次にエンジン回り(ラジエター、エキパイ、マフラー)、足回り(ホイールやスイングアーム)を拭きます。

最後に各部を拭いたフクピカでチェーンを拭きます。( 順番は最後ですがこれは重要です。)

チェーンメンテナンスはいろいろな流儀がありますが、僕は走行後にチェーンを拭くというのが一番大事なメンテナンスだと思っています。これさえやっていれば、チェーンクリーナーが必要になることはめったにありませんし、チェーンオイルの塗布を少々さぼっても、そう簡単にチェーンは錆びません。

 

フクピカでの拭き掃除は、実際はかなりの手抜き掃除です。ホイールは手の届くところしか拭きません。チェーンも見えている部分しか拭きません。バイクを押してタイヤを回し、ホイール全周を拭くところまではやりません。

当然拭き残しがあるわけですが、基本毎週乗るので「来週はきっと反対側が拭けるだろう」と考え、見なかったことにします。(笑)

あんまり真面目にやろうとすると、面倒くさくなって、結局やらなくなるからです。

4.洗車は雨・泥・塩を浴びた時だけ

原則として水を使った洗車はしません。バイクは基本拭き掃除するもので、洗うものではないと思っているからです。(まあ、ほんとうは ”めんどくさいから” が本音なんですが。w)

ただし、雨の中走った時、泥が付いたとき、そして、塩(=海風や凍結防止剤)を浴びた時は必ず洗車します。拭き掃除だけでは落とせないからです。

ポイントは「早く洗うこと」です。方法は二の次。汚れたらできるだけ早く洗います。

凍結防止剤のまかれた道を走ったら、帰りにコイン洗車場に立ち寄って水を掛けます。ツーリング途中で雨に打たれたら、帰ってきてすぐに洗います。

雨が降りしきる中、カッパを着たまま洗車したこともあります(近所の人が見てびっくりしてました) 。泥が乾く前に水で落としたいからです。それをやっておくと、後日バイクが乾いた後に、いつもの拭き掃除をするだけで済みます。

ツーリングで疲れているのに面倒じゃん!って?・・・その通り。だから雨の日は乗らないのです。(笑)

ライダーズカフェリバティー

 

5.ワックスやコーティング剤は気が向いたら・・・

ワックスやコーティング剤は使わないの? 気が向いたら使いますが、基本はフクピカのみです。

以前、シュワラスターの「ゼロフィニッシュ」を使ったことがありますが、使い切ったものの、まだ新しいのを買っていません。

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 もちろん、ワックスやコーティング剤は使ったほうがきれいな状態を保てますし、汚れたあとの掃除も楽です。ただ拭き取りが面倒くさい。それに値段が結構お高いんですよね~。

あと、シリコンスプレーは時々使います。エンジン(特にブラック塗装エンジン)に吹きかけて布で磨いておくと退色を防げます。なにより安いのがいいです。(効果が短いのが難ですが。)

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6.重要なのは、毎週乗って毎回拭くこと

以上が、僕がバイクを(ある程度)きれいに保つためにやっていることです。かなりテキトーなやり方だと思いますし、毎回きっちり守っているわけではありません。

それでもまあ、そこそこきれいな状態は保てています。

大事なのはとにかく汚さないこと。そしてマメに乗り、マメに拭き掃除すること。汚れたらすぐきれいにすること。

そしてあまり生真面目に考えず、嫌にならない程度に止めておくこと。(笑) これが大事だと思います。

どうでしょうか。皆さんの参考になれば幸いです。(・・・・ならないか。w)

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