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ヒントその70.さび落としのちょっとしたコツとは

ハーレーに浮いた赤錆を落とす

鉄の塊であるハーレー。キレイに外観を保つには、ある意味サビとの戦いです。我がハーレー(XL1200CXロードスター)も、ちょっと気を抜いていたら、ステップの根本に見事に錆が浮いていました。

右ステップの根本に錆が・・・

僕はいつもバイクはピカピカじゃないと許せない!・・・というタイプではないので、しばらく見ては見ぬふりをしていたのですが、せっかくのGW。ようやく重い腰を上げ、これをなんとかする事にしました。



物理と化学?

錆を取る方法は大きく分けると二つ。

  1. 物理的に削る
  2. 化学反応でとる

物理的に削るのはワイヤーブラシで擦るとか、紙やすりやスチールウールなどで削る方法。比較的手軽ですが、母材にキズを着けてしまう可能性があるので、上から再度塗装する場合など以外は出来ればやりたくない方法です。

台所用のスチールウール「ボンスター」

化学反応でとるのはいわゆるさびとり液を使う方法。母材を痛める可能性が低く、力もいらないので楽ですが、効果はサビの状況と使うサビとり材次第。

頑固なサビの場合は1と2を併用する事もあります。

今回はケミカルでやってみます。

***

早速ホームセンターへ行って購入してきたのがこれです。

自転車売り場に置いてあったった商品です。

超強力サビ取り液

いかにも効きそうな名前です。よほど強力なのか「通常の錆には水で5倍に希釈して使え」とあります。

期待が高まりますが、さて如何に。

さびとり液を使う時のちょっとしたコツは、

「液は別の容器に移して使い、原液にサビを触れさせない」

という事です。

さびとり液はサビに触れると、どんどんその効力が落ちていきます。

なので、容器のふたに塗布用のブラシが付いているような場合でもそのブラシは使わずに、液を別の容器や小皿に移し、別に用意したブラシや刷毛などを使ってサビに塗るようにします。

今回は適当な小皿がなかったので、家に転がっていた空のプラスチックケース(歯間ブラシのケース)を使いました。

「通常の錆には5倍に希釈」とありましたが、ちょっと頑固そうなサビなので、水で2~3倍くらいに薄めます(適当)。

ボロ布で養生をし、歯ブラシでさびとり液をサビに塗りつけました。

最初のうちは全く変化が見られず、おや?効果なしか?と思っていたのですが、何度か液を塗り重ね、歯ブラシで擦っているうちに、気づいたら錆が薄くなってきました。

4~5分後、ボロ布でさびとり液を拭い取り、水をかけて洗い流すと・・・

おー、きれいさっぱり。

実際はよく見ると、まだ小さなポツポツが残っているのですが、パッと見はわからない程度になりました。

(あと何度か作業すると綺麗に消えるかもしれません。その場合はさっき使ったさびとり液に継ぎ足さず、いちど捨ててから新たに希釈液を作った方が良いと思います。)

マフラーステーのボルトの錆も・・・

Before

After

きれいになりました。

でもこういう部分はできればボルトを外して、分解してから処理した方がきれいになるんでしょうね。

サビ取した跡はまたすぐ錆びてくるので、なんらかの保護が必要です。

上から塗装するか、油分を塗るか。

今回は手近に錆止めがなかったので、とりあえずシリコンスプレーを塗布しておきました。

シリコンスプレーをシュッと。

本当に大事なサビ取のコツは?

ステップの根本の錆ですが、少し残っているのと、きれいに錆が消えた部分も、サビの跡が小さなクレーターのように凹み、ゆず肌のようになっています。もともとそうだったのかもしれませんが(よく覚えてない)、サビで腐食した部分をケミカルで消しても、腐食あとは残ってしまうようです。

これを避けるためには、サビを見つけたら出来るだけ早くサビ取をする事。そしてなによりサビないように手入れを怠らない事。これがサビ取の本当の”コツ”なのかもしれませんね。

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