通勤帰りの電車の中。ちょっとバイクのことを調べていたら、
「ライダーなら覚えておきたいヤエーの仕方」
みたいな記事が目に入った。
「・・・ヤエーって何?」
長年バイク乗りをやっているけれど、ヤエーなんて聞いたことが無い。

・・・野営?
使われている文脈からすると、どうやら「ピースサイン」の事を言っているらしい。
ピースサインなんて、たぶん和製英語なんだろうから、ひょっとすると「ヤエー」っていうのが正しい英語なのか?なんて思って調べてみると、
「YEAH(イエー!)」の表記をだれかが間違えて「YAEH!」と書いたのが広まった、、、のだそうだ。
・・・なんじゃそれ。
しかし、そんな言葉が広がっているなんて、全く知らなかった。
ちょっとしたカルチャーショック(ジェネレーションギャップ?)である。
そういえば、最近、山道なんかを走っていると、やたらと元気に手を振ってくるバイカーが多い。あれが「ヤエー」なんだろうか。
(一応サインを出されたら出し返してますが。)
昔流行ったものが、名前を変えて再び流行る、なんていう事はよくある事だし、バイク乗り同士のあいさつ、という楽しい習慣が再び広がる、というのはウエルカム。
なので、ヤエーでもイエーでもいいのだけれど、
『昔、80年代にもヤエーが流行った事がありました。』(・・・ねえよ、昔はヤエーなんて。)
『このような文化が日本でも広まる事を期待する』(・・みんなやってたんだよ、昔から。)
なんていうネットの書き込みをみてると、なんだか「ピースサイン」という昔の自分たちの文化を無かったもののように扱われている気がして、ちょっと複雑な気持ちになった。
***
さらには「ヤエーは右手でやるべきか、左手でやるべきか?」なんていう議論があるらしい。
えーっ、そんなもん左手に決まっているだろう!?・・・と思って読んでみると、
「左側通行の日本では、左手でヤエーをしても相手から見えづらいので、右手でやりましょう」
なんて書いてあったりする。
・・・おいおい、ウソだろう? コイツ本当にバイクに乗ってるのか!??
前を走っている奴が、アクセルから手を離して急に減速なんかしたら、後ろはたまったもんじゃない。
「道中お互いに無事で!」という願いを込めて出してたのがピースサイン。
皆さん、どうぞご安全に。