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ヒントその105.オリジナルの車載工具をつくろう!(その3)

で、僕の選んだ車載工具は・・・

オリジナルで組むことにした僕のハーレー向け車載工具。

いろいろ構想は練っていたのですが、考えてても始まらないので、おいおいバージョンアップしていくつもりで、まずは手持ちの工具を中心に組んでみることにしました。

工具バッグ

工具バッグは前回ご紹介したアストロプロダクツの「ツールロール Sサイズ」

サイズとコスパで選んだものですが、素材的にもかなり丈夫そうなツール入れです。

アストロプロダクツ ツールロール

ただ、これだと長さ215mmのソケットホルダーが入りません。いつも使っているシートバッグでもまだ少し余裕があったので、もう一つ大きなMサイズを選んだ方がよかったかもしれません。

差し替え式ドライバー

今回の車載ツールは出来るだけコストを掛けず、手持ちの工具orリーズナブルな工具で組むことにしたのですが、ドライバーだけは少し高くても良いものを入れようと思っていました。

プラスネジはどうしてもなめやすく、精度のいい工具じゃないといじり壊す可能性があります。言い方を換えれば、ネジをなめないよう、いい道具に助けてもらいたい。

にもかからわず、(特に国産車に付いてくる)車載工具では非常にチープなドライバーが付いてくることが多いです。

よってドライバーだけは奮発しました。(といってもたかだか2千円ちょっとですが。笑)

KTCの差し替え式ドライバーです。

プラスもマイナスも2サイズに対応。特にプラスは2番だけでなく、3番にも対応しているところがいいです。(バイクで使われているネジは2番が多いですが、3番もあるので。)

もちろん、ネジの規格もJIS規格なので、フィリップス規格のネジにも、日本のネジにもぴったり合います。

なにしろ先日、ハーレーのブレーキフルードキャップを開けようと思ったら、キャップを締めているネジがJISネジで、ハーレーの純正車載工具がハマりませんでしたから。

グリップの根元のボルスターは対角12mmの六角になっているので、メガネやスパナを掛けて回すことも出来ます。

ビットは単に差し込むだけですが、がっちりと固定され、グラつくような感じはありません。

長さもそこそこあるので、狭いところでの作業でも結構使えると思います。

コーケン製(ハーレーの以前の豪華な車載工具にOEM採用されていた)とどっちにするか、ちょっと迷ったのですが、コーケン製はプラスが2番だけなのと、グリップがやや太目だったのでやめました。おそらく今回の工具袋に収まらなかったと思います。(KTCでもギリギリでした。)

コーケン 差替エドライバー No.2×No.6 168C-2X6

KTCのドライバーグリップの太さでも収まるギリギリでした。

ソケットホルダー

ソケットを選ぶ前に、まずソケットホルダーを購入しました。

最初に購入したのは長さ215mmのDeenのソケットホルダー(税込み913円)。アルミレール製のものもありましたが、より軽く(?あんまり変わらないかも?)ブラックでカッコイイ樹脂製を選びました。

よくある金属製の簡易なものと違い、スタッドにボールが埋め込まれていて、ソケットをしっかり&スムーズにホールドしてくれます。

Deen ソケットレール

ところが、このホルダー。今回の工具袋にギリギリ収まりません(涙)。

樹脂製なのでカットしようかとも思いましたが、より短い(150mm)のものを買いなおしました。215mmの方は工具箱で使いたいと思老います。

ソケットホルダー

右が215mm、左が150mmのソケットホルダー。215mmの方はギリギリ今回のツールロールに入れられません。

ソケット

ソケットは手持ちのものを使います。上述の通りソケットホルダーが短くなって、収められるソケットの数が少なくなってしまったので、厳選する必要があります。

今回選んだサイズは「5/16”」、「3/8”」、「10mm」、「7/16」”の4つ。

5/16”と3/8”は以前購入したDeen製。10mmと7/16″は手持ちのデイトナ製インチ工具セットに入っているものを使いました。

Deen製はリーズナブルなわりに質感が高く、コンパクト&肉薄に作られているので車載工具向きだと思います。いずれ10mm、7/16”もDeen製に買い替えたいと思っています。

トルクス

トルクスも手持ちのデイトナ製インチ工具セットに入っているものを使おうと思っていましたが、収められるソケットの数が少なくなってしまったので、L字タイプを使います。

今回は以前中古工具屋さんのワゴンセールで買ったL字レンチ(新品。600円!だった。)を使うことにしました。いじり止め付きの必要はないと思いますが、買ったのがたまたまそれだったので。

ヘックスレンチ

この中から選んだのは「T25」、「T27」、「T30」、「T40」の4本。T30は省略しようかと思いましたが、トルクスは大した重さじゃないので入れておきます。

ヘックス

ヘックスもトルクスと同様の理由でL字型レンチを使う事に。

ただ、インチサイズのは持っていなかったので新たに購入。今回はリーズナブルなアストロプロダクツ製を新たに選びましました。

上記は「エキストラロング」ですが、僕はロングサイズを買いました。多分エキストラロングだと今回のツールロールに収まらないと思ったからです。

アストロプロダクツ ヘックスレンチ

この中で工具袋にいれるのは「8/16”」、「1/4”」、「5/16″」、「3/8”」の4本。

ただし「3/8”」はかなり太くて重いので、ソケットに置き換えたほうがいいかもしれません。

スパナ(コンビネーションレンチ)

スパナは手持ちデイトナ製インチ工具セットに入っているコンビネーションレンチを使います。

特に問題はありませんが、かなりごつくて重いので、いずれ細身のいいものに買い替えたいところです。

サイズは「1/2”」と「9/16”」。これはクラッチワイヤーの遊び調整に必要なサイズです。

本当は10mmも欲しいところですが、そこはソケットで代用します。

バッテリー端子も10mm。ここにはソケットだと使いづらいのですが、そこはプラスドライバーで代用します。(長さが足りるか、ちょっと心配ですが。)

ラチェットレンチ

ラチェットは手持ち工具の中から、コンパクトで使いやすいデイトナ製のスイベルラチェットを選びました。

気に入っていますが、コンパクトな分、大きな力を加えるには向いていないので、いずれT型スライドハンドルなどに換えるかもしれません。

プラグレンチ

プラグレンチは以前買ったコーケン製。おすすめの逸品ですが、長い分やや重いです。

車載工具用の簡素なレンチでもいいかな、と思うのですが、今使っているブリスクプラグはちょっとサイズが特殊なため、これでないとダメな可能性があります。

まあそもそも昔のハーレーと違って、いまのインジェクションモデルのハーレーで、果たして出先でプラグを確認する必要があるのかな・・・とは思いますが。

その他の工具

エクステンションは家にあったKTC製の150mmです。かなり昔のもの。

もちろん使用に問題はありませんが、長く、太く、重いので、いずれもう少し軽量なものを探したいと思います。

タイラップは20cmのものを数本入れておきました。

My 車載工具 Ver.1.00

こうして完成した『マイオリジナル車載工具』がこちら。

車載工具

大きさは500mlのペットボトルよりちょっと大きいぐらい。コンパクトには収まりましたが、ぎっしり詰めたので、大きさの割に重いです。

測っていないのでわかりませんが、おそらく1.5kg前後はあると思います。

常に持ち歩くことを考えるなら、もうちょっと軽くしたいところ。各工具をより軽く、よりコンパクトな工具に置き換えていきたいです。

今回、トルクスやヘックスレンチはL字レンチでそろえましたが、ビットドライバーを購入し、ビットに置き換えれば、大きさや重さの点で大幅に軽量化できるかもしれませんね。

(ただ、個人的にはビットドライバーって使ったことがないので、精度や使い勝手の点でどうなんだろう?と思いますが。)

こうやってみんな工具沼にハマっていくんだろうなあ・・・(笑)

このセットで十分?

一通りそろえてみたセットですが、重さ以外にも不満があります。

まず「握りもの」が何も無い。

普段はKNIPEXのウォーターポンププライヤーを愛用していますが、車載するにはいかにも大きいし重いです。当然、今回の工具ロールには入りません。

クニペックス KNIPEX 8701-250 コブラ ウォーターポンププライヤー (BKJ)

ある程度割り切って小型のプライヤーを追加してもいいかもしれません。

出来ればサイズ調整できるモンキーレンチもほしいところ。

一方で、機能面で見ると、バイクの二大トラブル(?)である「転倒」「パンク」に対する備えがありません。

パンクはチューブレスタイヤなので、ガソリンスタンドでも応急処置は出来るし、ホームセンターへ行けば車用パンク修理キットが手に入ると思うので、よっぽど山奥の田舎道を走らない限りは何とかなるような気がします。(甘いかな?笑)

転倒については、まだスポーツスターで転倒したことが無いので、どこらへんが壊れるかわからないのですが、クラッチレバーが折れることを想定すれば、スナップリングプライヤーが必要です。(予備のレバーを持っておくことが前提ですが。)

あるいは、レバーの代わりになる(といわれている)小型のロッキングプライヤを持っておく方がいいかもしれませんね。(本当にレバー代わりになるのかな~?)

まあ、ミニマムのセット(という割に点数が増えてしまいましたが)として組みましたから、ロングツーリングに行くときは、これにプラスアルファで工具をつけ足せばいいや、ということにしようと思います。

最後に”テスト”が重要

最後に、車載工具で重要なのは ”普段から整備で使う事” だそうです。

どうしても簡易的な工具が多くなりがちな車載工具ですが、いざという時になって初めてつかってみたら全く使えなかった、では携行している意味がありません。

そのためには、普段の整備でも積極的に車載する工具を使ってみることが重要。多少使い勝手が悪い程度はしょうがないですが、使えないなら工具箱から外さないといけません。

ということで、実技テストを重ね、さらにバージョンアップしていきたいと思います。

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コメント

  1. 岩崎正宗 より:

    良いですね、オリジナルの車載工具セット。工具選ぶのも楽しいですよね。

    私はハーレー買ったときに付いていた工具袋を使用していますが、布製なので部分的にだんだん破れてきました。
    何だかんだで袋に工具を追加しているのでパンパンです。(自宅保管してます)

    今は車載工具としてはインチレンチとプラスドライバーだけ無造作にサイドバックに放り込んでます。
    でも使える工具を携帯していると安心感ありますよね。
    私もアストロプロダクツのツールロール買おうかな!?

    • kento-yoshida より:

      岩崎さん
      以前のハーレーは立派な工具セットがついてたんですよね。僕もハーレーを買った時、工具セットがついてくるものだとおもっていたら、十徳ナイフみたいなオモチャの工具だけだったのでガッカリしました。その後、なんどかハーレーの車載工具をヤフオクで狙ったのですが落札には至らず、自分で工具セットを組みました。幸か不幸かまだ出先で役立った経験はないんですけどね。アストロプロダクツのツールロール、高級感はありませんが、安くて丈夫なのでおすすめです。