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ヒントその109. ツーリング用防水バッグの選び方(その1)

ロングツーリング用にシートバッグを物色する

僕が泊りがけのツーリングで愛用しているシートバッグはラフアンドロード製のリアバッグです。もはやいつ購入したのか憶えていないほどでしたが、調べてみたら2002年に購入していたので、もう20年近く(!)使っていることになります。

左右の小物入れを含め、容量はおそらく25ℓぐらいだと思います。

特に不満な点もなく、まだまだ使えそうなのですが、3泊以上のロングツーリングとなると、少々容量不足な気がします(まあそんなロングルーリングには数年に一度ぐらいしか行かないのですが)。

また防水仕様じゃないのも、雨に遭いやすいロングツーリングではマイナスポイントです。(全体を覆うレインカバーが付いていたのですが、ボロボロになって捨ててしまいました。今は汎用のカバーを買ってきて使っています。)

(↓↓↓ はラフアンドロードの最新のシートバッグ。これは防水仕様です。)

***

話は変わりますが、実は私、今年勤続うん十年ということで、10年に一度の長期休暇を頂けることになっています。もちろん折角の機会なので、是非ロングツーリングに行きたい!と思っているのですが・・・。

(このコロナ禍でどうなるか判りませんが、希望は捨てていません。)

そこでロングツーリングに備えるべく、もう少し大き目のシートバッグを買い足すことにしました。

僕がツーリングバッグに求める要素

3泊~一週間程度のツーリングでの使用という想定で、ぼくがツーリングバッグに求める要素を挙げてみます。(なお、キャンプツーリングはしない前提です。)

① 大容量

② 防水

③ 小物入れがあること

④ ショルダーベルト

⑤ 着脱が簡単な固定用ベルト or Dカン

⑥ 固定したまま荷物の出し入れが可能な構造

⑦ 型崩れ防止

⑧ 安価

こんなところでしょうか。

それぞれ見ていきたいと思います。

① 大容量

ロングツーリングで荷物が増える想定なので、より大容量のバッグを、ということになるのでですが、これが難しい。

「大は小を兼ねる」という考え方もあるのですが、バイクに取り付けて走ることを考えると、それなりに限度というか、車体とのバランスを考える必要があります。

大きいと何でもかんでも詰め込んでしまいがち、ということもありますし。

今使っているバッグがおよそ25ℓほどなので、今回は30~50ℓの間で選びたいと思います。

ただ、実際にバイクに載せてみないと、大きさのバランスってイメージしづらいんですよね。そういう意味では、やはり通販よりバイク用品店で実物を見て選ぶ方が無難だと思います。

デイトナ ヘンリービギンズ バイク用 ツーリング シートバッグ BASIC LLサイズ(53~70L) ホテル5~6泊 荷物の多いキャンプ1泊 DH-724 97980

② 防水

日帰りツーリングの場合、降水確率が高ければ見送ることが多いので、雨に遭う確率は低いのですが、ロングツーリングだと一日ぐらいは雨に遭うことも覚悟する必要があります。

そんなとき、中の荷物が濡れると、特に着替えなんかが濡れると困りますよね。ロングツーリングならなおさらです。

レインカバーを掛けるという方法もありますが、つい被せるタイミングを逸したり、風で飛んで行ってしまったりという心配もあります。

バッグ自体が防水仕様ならこういう心配がありません。

DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) ターポリンデイパック【キャンプツーリングに必要な防水・確実な固定・シートバッグ兼用デイパック】 容量20L バイク用 ターポリンバッグシリーズ 脱着式ショルダーベルト ロールトップ エアバルブ仕様 固定用Dカン DBT420 W30×L(D)28×H48cm

③ 小物入れがあること

メインの荷室以外に、すぐに取り出したいものを入れておける小物入れがバッグに備わっているとなにかと便利です。たとえばレインウエアとか、ちょっとした防寒着とか、バイクを降りたら被るキャップとか。

雨が降り出してから荷を下ろしてレインウエアを引っ張り出す、というのは大変ですからね。

タナックス(TANAX) ミニフィールドシートバッグ モトフィズ(MOTOFIZZ) ブラック MFK-100

④ ショルダーベルト

ツーリングで宿に泊まるとなると、バッグを降ろして部屋へ運ぶ必要が出てきますが、ヘルメットも抱えながら大きなバッグを持ち抱えて運ぶのはなかなか大変です。。

ロングツーリングならそれだけバッグの中身も重くなるので、肩に掛けられるしっかりしたショルダーベルトがついているバッグを選びたいところです。

タナックス(TANAX) バイク用防水バック MOTOFIZZ シートバッグ タフザックD50 (ブラック) 容量50ℓ MFK-247

⑤ 着脱が簡単な固定用ベルト

ロングツーリング用のバッグとなると、シートバッグ、またはサドルバッグということになると思うのですが、いずれもバイクにしっかりと固定できることが重要です。

走行中にズレてきてしまえば運転に集中出来ませんし、なにより危険です。

大昔、若かりし頃。大阪の環状高速でバッグを落としたことがあります。慌てて拾いに戻る(危険!マネしないでください)と、既にトラックにでも轢かれたのか、中に入れてあったU字ロックがぐにゃりと曲がっていました。さらには、借りてあったレンタルビデオ(VHS)がぐちゃぐちゃに。一応返しに行きましたが、定価で弁償となりました。(たしかAVだった気がします。はずかしい。笑)

というわけで、しっかりと固定できるベルトが付いている、あるいは装着できるバッグであることが条件となるのですが、しっかり固定できるとともに、できるだけ簡単に脱着が出来るものがベストです。

この脱着の簡単さが重宝するのがフェリーに乗るとき。船にバイクを乗せた後、駐車場には出入りできなくなるので、積んである荷物は全て卸して船内へ持ち込むのですが、脱着が面倒だとこのときに焦るんですよね。
あと、仲間と泊りがけでマスツーリングに行くときなんかも、朝出発間際に装着で手こずるとどうしても焦ることになります。
車体側に留めたベルトとバックルで脱着できるものが便利ですね。
タナックス(TANAX) MOTOFIZZ ミニフィールドシートバッグ (アクティブオレンジ) 容量 19-27L MFK-251 & MOTOFIZZ シートバック固定ベルト Kシステムベルト W-T20 【MFK-100 ・ MFK-251 等対応】 MP-317【セット買い】

⑥ 固定したまま荷物の出し入れが可能な構造

ツーリング途中でバッグの中身を取り出す時に、いちいちヒモを外したり、バッグそのものを降ろさないと開閉できない構造だとかなり面倒です。
ベルトで車体に固定した状態でもバックを開けて中のものを取り出せる構造になっているものがベターです。
ゴールドウイン ツーリングリアバッグ 32 ブラック K GSM27002

⑦ 型崩れ防止

大きなバッグをリアシートやリアキャリアに固定する場合、紐やベルトで縛るとバッグが型崩れすることがあります。見た目もカッコ悪いですし、固定する紐やベルトが緩む原因にもなり危険です。

できればバッグそのものが型崩れしないように、中にフレームや硬質のボードなどが入っているものが望ましいです。

タナックス(TANAX) MOTOFIZZ シートシェルケース カーボン柄 容量 25L MFK-266

⑧ 安価

予算は人それぞれかと思いますが、まあ安いに越したことはありません。

特に大型のバッグはロングツーリングの時にしか使いませんから、僕のように滅多にロングツーリングに行かない人間にとっては、あまり高価なバッグを買ってももったいない気がします。

(逆に、しょっちゅうロングツーリングに行く人にとっては、長く使えるしっかりしたものを選んだ方がいいと言えます。)

Amazonで防水バッグを探す

いきなりタイトルがこれまでの主張と矛盾していますが・・・(笑)

全ての条件を満たすバッグがあればベストですが、今回は①②⑧を最重視してバッグを選ぶことにします。「大容量」「防水」「安価」(笑) ですね。

というわけで「安価」を求めてAmazonで防水のツーリングバッグを探すことにします。

ぼくが選んだ候補は2つ

まずはコレ。↓↓↓

多機能キャリアバッグ ショルダーストラップ付き 反射テープ付き ワンタッチ装着 防水 軽量 丈夫 完全防水 ドラムバッグ ツーリングシートバッグ オートバイ アウトドア (40L)

1つは「‎IRON JIA’S」というブランドのドラムバッグです。Amazonで「バイク 防水バッグ」で検索してみると、これと似たようなバッグが沢山出てきます。

取手や固定ベルトの仕様が違ったり、大きさが微妙に異なったりしますが、上の口をロール状に巻いて止め、車体に固定したベルトとバックルでつなぐ構造はほとんどが同じです。

容量は40ℓ~70ℓ。価格も大体5~7千円位です。

ただ、50ℓだとか60ℓだとか言われても、正直なかなかイメージがわきません。もちろんバッグ単体の大きさは説明書きを見ればわかるのですが、自分の愛車に載せた状態でのバランスがどうか、というのは実際載せてみないとわからないところです。(← だったら店で買えよ。)

数ある中で上の商品を選んだのは、この手の中では比較的小さい40ℓだったから。キャンプツーリングするわけではないので、たとえ一週間のツーリングにいくとしても、40ℓあれば足りるのではないかと思います。

価格は5480円。バイク用品店で扱っている有名メーカー製に比べればかなり安価です。

もうひとつの候補がコレです。↓↓↓

DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) ターポリンツーリングドラムバッグ 【バイク専用の防水ツーリングバッグ】 容量30L 専用固定ベルト・ショルダーベルト付き DBT511 W50 ×L(D)30 ×H30cm

ドッペルギャンガーのツーリングバッグで、容量は少し小さい30ℓです。

構造としては前述のバッグと大きくは違いませんが、上部にフラップが付いていて、ちょっとしたものを挟んで運ぶことが出来ます。

また、シート固定用ベルトの脱着はバックルで行いますが、上部のフラップやサイドの留め具は独自のオリジナルGフックをつかって留めるようになっており、これが外観上のアクセントにもなっています。

価格はなぜか色によって異なり、グレーは 7,906円。ブラックは 8,327円でした。(@Amazon 2021年6月時点)

さて、どちらを選ぶか。主な違いは容量です。40ℓと30ℓ。大きさは40ℓのIRON JIA’S方が30cm×30cm×58cm。30ℓのドッペルギャンガーは30cm×30cm×50cm。横幅がわずかに8cm違うだけ、という微妙な違いではあります。

8cm程度なら大した差ではないし、万一容量が足りない、となったら困ります。それに価格は40ℓの方が安い。

というわけで、今回は40ℓのバッグを選んでみることにしました。

IRON JIA’S 防水多機能キャリアバッグ

早速注文。荷物が届きました。

いかにも怪しげな中国製、という感じの梱包。想像以上にコンパクトです。

中を開けると黒いバッグが。あれ?イエローを頼んだはずなのになあ。

どうやら黒いのは収納ケースのようで、中身はちゃんとイエローでした。それにしてもバッグ用の収納ケースっているんでしょうか?(中に衣装とか入れてバッグにいれるには重宝しそうですけれど。)

防水シートバッグ

広げるとやっぱり大きいです。

防水シートバッグ

送料を安く抑えるためか、ものすごく小さく折りたたまれていました。それはいいのですが、折りたたみすぎて折り皺が沢山ついてしまっています。僕はあんまり気にしませんが、嫌な人は嫌だろうなあ。

防水シートバッグ

中はこんな感じ。仕切りもポケットもなく、まさに ”シンプルイズベスト” です。

防水シートバッグ

こんな風に口の部分を3回ほど巻いて使います。これでようやくバッグの形になりました。

防水シートバッグ

口を締めた後に中身の空気を抜いてコンパクトにできるよう、エアリリース用の空気弁が付いています。

防水シートバッグ

入っていた取扱説明書。Amazonの商品紹介ページには日本語で載っていたのですが、同梱されていた説明書は中国語でした。まあイラストを見るだけで大体書かれていることはわかりますけれどね。

説明書

ちなみに商品紹介のページに乗っていたのはコチラです。入り口を閉じる時には「三回まわってください」と書かれています。何回も荷物を出し入れすると目が回りそうです (笑)。

バイクに装着してみると・・・

さて、では実際にバイクに装着してみましょう!

中身が無いとバッグの形にならないので、とりあえず5日分の衣類を入れてみます。

  • Tシャツや下着を5枚づつ。
  • 上に羽織るパーカーを2枚
  • ジーンズ1本。
  • ブーツから履き替えられるようクロックス×1足

まあ本当にツーリングに行くときはもっといろいろ入れますが、今回はお試しなので。

防水シートバッグ

リアシートに載せ、前後を付属のベルトで固定します。フロント側はタンデムステップの根元に通しました。

防水シートバッグ

リア側はリアウインカーのステーに巻き付けました。さらに左右のストラップハンドルを繋ぐベルト(本来はもう一回り小さいバッグを上に載せる場合に使う固定用ベルト)があるので、これをシーシーバーに通します。これで左右にずり落ちることはないでしょう。

防水シートバッグ

ところがこの固定用ベルト。ナイロン製のしっかりしたものですが、伸縮性がないのでどうもうまくバッグにテンションが掛かりません。まあ落ちることはないとは思いますが・・・。すこしでもしっかり固定されるようにと、すこしづつ締めこんでいくと、(バッグの中身がスカスカなので)どんどんバッグとしての形が崩れてきてしまいます。これじゃあなんだかカッコ悪いよなあ。

後ろから見るとこんな感じ。なんだかバッグに見えません。うーーん。

この手のバッグとしては小さめの40ℓのものを選んだのですが、スリムな我が愛車にははやりちょっと大きすぎるようです。写真だとわかりづらいですが、アンバランスなぐらいバッグが大きく見えます(膨張色の黄色なので余計に。)し、その割に中身がスカスカなので、バッグがつぶれてしまってカッコ悪いです。

荷物をパンパンに詰めればいいんでしょうが、キャンプツーリングするわけじゃないので、いくらロングツーリングといえども大した中身にはなりませんし、かりに満杯になるほど詰め込んだら、重くて走るのも持ち歩くのも一苦労、ということになりそうですしね。

大は小を兼ねると思ったんだけどなあ。

さて、どうしましょうか。

まあ明日からツーリング、というわけではないので、もうちょっと考えてみたいと思います。

というわけで、この話、「その2」に続きます。

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コメント

  1. 辰蔵 より:

    いつも、楽しく拝見してます。
    私は、キャンプするので、タナックスのキャンピングシートバック75Lを使ってます。デグナーの26Lのサドルバックを併用すると、数泊出来ると思いますが、大体、一泊止まりです(笑)
    そう言えば、バックステップは、まだなんですね。
    私と同じ様に、マフラーを変える時に一緒に変えたのかと勘違いしていました。
    883RにCXのノーマルサスペンションを付けていますが、大きな段差を越える時に、腰を浮かすのが楽です。ちゃんとしたサスペンションを買えばいいのですが、そこはお財布事情が・・・

    • kento-yoshida より:

      辰蔵さん お久しぶりです。コメントありがとうございます。
      75L+26Lですか。日本一周できそうですね。(笑) やっぱりキャンプツーリングとなるとその位必要になるんでしょうか。キャンプツーリングをやってみたい気持ちもなくはないんですが、僕はお腹が弱いので、安心してトイレに行ける環境じゃないと辛いんです。(笑)
      バックステップは未だです。先立つものがないからですが、最近はノーマルステップのままでいいかな?という気もしてきました。そのほうが踏ん張りがきく気がするので。でもいよいよ腰が辛くなってきたらバックステップに行くかもしれません。
      CXのノーマルサスってやっぱり883Rのノーマルよりはイイですか? あれもお値段は十分「ちゃんとしたサス」なんですけどね。

      • 辰蔵 より:

        CXのサスペンションは、883Rのノーマルより、段違いで良いです。でも、分解出来ないんですね。
        メルカリで、3万円!

        • kento-yoshida より:

          そうですか。やっぱりCXのサスペンション、従来型よりはいいんですね。オークションで結構いい値が付いているのは知っているので、僕も売ろうかなとも思ったのですが、今のサスペンションをオーバーホールする時に交換用に無いと困るので思いとどまりました。ノーマルサスペンションでもオーバーホールしてくれるショップもありますから、CXのサスペンションもOHしてくれたりしませんかね?どうせ作っているのはショーワですから、部品も何とかなる気がするんですけどね。